格安SIMとはどんな【仕組み】【サービス】なのか、皆さんご存じでしょうか?
中身をよく知らず、ネガティブイメージがあるために手を出していない方もいらっしゃると思います。きちんと仕組みを理解し、格安SIMを効果的に使用することで、大幅に携帯料金が安くなるかもしれません!
この記事では、格安SIMに関する基本的な情報やメリット・デメリット、格安SIM業者の選び方などを紹介していきます!ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです!
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%ac%e3%83%bc-%e6%90%ba%e5%b8%af%e9%9b%bb%e8%a9%b1-%e3%82%aa%e3%83%95%e3%82%a3%e3%82%b9-336371/)
格安SIM(シム)とは?
詳しくない方に向けて、格安SIMをひとことで表すのならば、以下の通りです。
格安SIM=大手キャリア(docomo, ソフトバンク,auなど)に比べて、安価で通信を行えるSIMサービスを提供している通信業者
- あまりスマホを使わない人
- 限られた用途でしか使ってない人
- 通信費を安くしたい人
- スマホを2台持ちしたい人
このように用途や目的に合わせて、携帯料金を安くすることが可能です!
意外と知らない!格安SIMの料金が安い理由
なぜ格安SIMの料金が安くなるのかを解説する前に、SIM(SIMカード)について説明します。
SIM(SIMカード)とは
SIMカードは私たちがスマホを使用するうえで必要不可欠です。
スマホにSIMカードを入れることで、電話やインターネットを使用することができます。
docomoやソフトバンク、auといった大手通信キャリアは独自の回線を持っており、上記の3社で契約したスマホが使用できる回線は固定されています。
格安SIMの仕組みと安くなる理由
格安SIMの仕組みとしては、先に挙げた大手通信キャリアの回線を借りて通信サービスを提供するというものです。
また、安価な料金で通信サービスを提供できる理由は以下の通りです。
- 独自の回線を持たないため
- 実店舗を持たないため
- 人件費を抑えられるため
格安SIMの安さは、様々なコストを抑えたからこそ実現できるものとなっています。
格安SIMのメリット(強み)とは?
格安シムのメリットとして、「利用料金の安さ」「シンプルなプラン設定」「最低利用期間の短さ」の3つが挙げられます。それぞれ見ていきましょう。
利用料金が安い
何度も言っていますが、大手キャリアに比べて格安シムの料金はとても安いです!
- 1ヵ月の使用料金の差が1,000円ならば、年間12,000円の節約
- 1ヵ月の使用料金の差が2,000円ならば、年間24,000円の節約
このように、大手キャリアから格安シムに乗り換えれば料金面の効果は非常に大きいといえます!
シンプルな料金プラン
大手キャリアのプランは複雑でよくわからないという人も多いと思います。
比べて、格安シムはシンプルなプランが用意されており、細かいプラン設定も可能です。
契約プランがわかりやすいので、個人に適したプランを選ぶことができます!
最低利用期間が短い
最低利用料金はご存じでしょうか?最低利用期間が終わる前にスマホを解約しようとすると、違約金が発生する仕組みとなっています。
例えば、大手キャリアで契約すると、2年ほどの最低利用期間(契約縛り)があります。もちろん格安シムにも最低利用期間は存在するのですが、大手キャリアと比べて短くなっています。
大抵の場合は数か月~1年ほどとなっており、なかには最低利用期間が0のプランもあります。
必読!格安SIMのデメリット(弱み)とは?
当たり前ですが、格安シムだからこそのデメリットもいくつか存在します。格安シムを効果的に使用するには注意点の正しい理解が必要です。
不安定な通信速度
先ほど、格安シムは大手通信キャリアの回線を借りているといいましたが、この回線には限度があります。
そのため、回線を使用する人が多い時間帯(朝の通勤・通学時間やお昼の休憩時間帯など)は回線が混雑する可能性があります。
人によっては動画の再生やダウンロードなどで不便に感じるかもしれません。
手薄なサポート体制
格安シムには実店舗がほぼありません。つまり、なにか不具合があったとしても、店舗担当者に対応してもらうことが不可能です。
サポート体制として電話やチャットがありますが、大手通信キャリアのような手厚いサポートは期待できないでしょう。
キャリアメール&サポートが使用不可
大手通信キャリアで使用できる以下のサポートが格安シムでは使用できません。
- キャリアメール(docomo.ne.jpやau.comなど)
- 決済サービス
これらのサービスを日常的に使っている方は注意が必要でしょう。
初期設定は自分で行う必要がある
大手通信キャリアでは、初期設定は店舗で行うことが多いと思います。
格安シムの場合だと実店舗がないため、初期設定も自分自身で行う必要があります。
常日頃から扱いに慣れていない人は初期設定で苦戦するかもしれません。
人によって違う!!格安SIMの選び方とは
実際の使用目的や使用頻度に合わせて、格安シムの選び方を見ていきます!
とくに格安シムを選ぶ際には3つの大事なポイントがあります。これをしっかり理解しておけば、自分に合ったプランを選択することが可能です!
- 音声通話付きプラン or データ通信専用プラン
- データ通信量はどれくらいか
- 回線の通信速度
音声通話付きプラン or データ通信専用プラン
格安シムのプランには大きく分けて2つあります。それが「音声通話付きプラン」か「データ通信専用プラン」です。
2つのプランの違いとしては、電話を使えるか否かということです。データ通信専用プランのほうが月額800円ほど安くなっています。(UQモバイルの場合)
タブレットを使用する方や電話をあまり使わない方はデータ通信専用プランがおすすめです。
ただ電話が全く使えなくなるので、少しでも使う可能性があるなら音声通話付きプランがいいと思います。また、音声通話付きプランなら電話番号の引継ぎが可能です。
データ通信の容量
スマホを使う上でデータ容量は非常に大事です!例えば、YouTubeなど動画を見る人や高画質のスマホゲームをやる方などは、少ないデータ容量だとすぐに通信制限がきてしまいます。
格安シムのプランには30GB以上の大容量プランも用意されているので、自分の使い方に適したプランを選びましょう。
あまりデータ容量を使わない人が過剰な容量プランを利用するとなると、無駄な料金を払うことになります。自分が毎月どれくらいの容量を使うのか知っておくといいでしょう。
回線の通信速度
格安シムの回線速度は各社で異なっています。例えば、A社とB社を比較するとA社のほうが回線が速い可能性があるということです。
「回線は時間帯によって混むことがある」とデメリットのところで話しましたが、これは業者によっても差があります。
各社の回線速度を調べないで、プランを契約してしまうと、混雑する時間帯は重くて使えないという可能性が出てきてしまうのです。
対応策としてはWi-Fiの利用があります。家での使用を目的として、家にWi-Fi環境が備わっているなら、料金面やデータ容量の面を第一優先にして契約プランを考えていいと思います。
格安シムについてのまとめ
格安シムは個人の使用用途に適したプランを選べば、いつもの使い方ができる且つ毎月の料金を安くすることが可能です。しっかり仕組みを理解すれば、非常に便利なサービスとなるでしょう。
また、多数の業者&プランが存在するので、プラン内容や料金、回線速度などをしっかり比較するのが大事です。
大手通信キャリアに比べて回線速度など質の低下が見込まれますが、Wi-Fiなど対応策も様々あります。
毎月のスマホ料金が高かったり、料金の内訳をあまり把握できていない方などは、格安シムの利用を一度考えてみてもいいのではないでしょうか!?