「ブルーボタンインコってどんな小鳥なんだろう」「ブルーボタンインコとボタンインコって別の生き物?」と頭をかかえてはいませんか?
ブルーボタンインコがどんな動物で、どんな生態かを知っていないとペットとして飼うのは難しいですよね。
この記事ではブルーボタンインコの特徴や生態、飼い方などについても触れていきます。最後まで読めばすぐにでも飼育を始めることができる位の知識がつくはずです。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/827509?title=%E3%82%B5%E3%82%B6%E3%83%8A%E3%83%9F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B3&searchId=872023609)
ブルーボタンインコとは
ブルーボタンインコは、「ボタンインコ」の中でも頭部が「ブラック」で首回りと腹部が「ホワイト」、羽とお尻が「ブルー」のインコを指します。
色味が鮮やかで色彩のバランスがとても良いので「ボタンインコ」の中でも特に人気があるんです。
また、通常よりも濃い青色を持っている個体は「コバルトブルーインコ」と呼ばれ、ブルーボタンインコなのかでもさらに人気です。
ブルーボタンインコ以外にも「ルリコシボタンインコ」「キエリクロボタンインコ」「シロボタンインコ」などカラフルな色を持つボタンインコがたくさんいるので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
ブルーボタンインコとボタンインコは別?
結論、ブルーボタンインコとボタンインコは同じ鳥類です。毛・羽の色の違いにより「○○○(色名)ボタンインコ」と言う名前がつけられています。
ボタンインコとは、もともとアフリカ原産のオウム目インコ科の鳥類で、全長は大体10cm~15cmと、よく似ていると言われるコザクラインコよりやや小柄です。
パートナーへの愛情が大きいため英語では「Lovebird(ラブバード)」と呼ばれています。相性の良いペアで飼うとくっついている姿や毛づくろいしている仲の良い姿を見ることも可能です。
しっかり愛情を注いであげれば一匹で飼育しても飼い主をパートナーと認めてくれて甘えてくれることもあるようですよ。
ブルーボタンインコの特徴
すべてのボタンインコに共通する特徴は、コザクラインコに比べて比較的小さい体と、目の周りを囲っている「アイリング」と呼ばれる白い縁取りです。
そして、ブルーボタンインコは「ボタンインコ」の中でも頭部が「ブラック」で首回りと腹部が「ホワイト」、羽とお尻が「ブルー」のインコを指します。
ペアとは非常に仲良くすることから「ラブバード」と呼ばれるのは先ほどもお伝えしたとおり。ただ、相性の悪いペアを同じケージで飼うと両個体にストレスがかかってしまいます。
神経質で臆病な個体が多いので、同種での争いが無い環境で育ててあげないとストレスが原因の病気になることもあります。
ブルーボタンインコの鳴き声
ブルーボタンインコは基本「ピリリリ、ピピピピ」と高い声で泣きます。ただし、機嫌が良いときは「ブゥ、グゥ」、機嫌が悪いときは「グエッ、ギャギャ」と鳴くこともあります。
インコと言えば言葉を覚えておしゃべりするイメージですが、ブルーボタンインコは言葉を覚えてくれるのでしょうか?
実はブルーボタンインコに言葉を覚えさせるのはなかなかに難しいようです。ただし、飼い主が愛情を持って熱心に言葉を教えてあげればおしゃべりすることもあるそう。
そのほかにも口笛をしたり、単純な物音を真似たりすることもあるそうなので、一緒に暮らしていれば自ずと部屋は賑やかになるでしょう。
ブルーボタンインコの寿命
ブルーボタンインコは、およそ10年~15年で寿命を迎えてしまう個体が多いようです。
神経質で臆病な性格なので、餌やりや掃除がしっかり行き届いた環境で愛情を注いであげることが長寿の秘訣です。
掃除や餌やりが行き届いている環境で、愛情を込めて育てられたブルーボタンインコは20年以上元気だったこともあるそうです。
もし飼育を考えているのであれば、ブルーボタンインコの飼育に適した環境づくリから始めましょう。そしてできるだけ長く一緒に暮らせるように大切に育ててあげましょう。
ブルーボタンインコの販売価格と販売場所
ブルーボタンインコのおおよその販売価格と販売場所に関して以下に記します。
ブルーボタンインコの販売価格
ボタンインコの一般的な販売価格は8000円~20000円程度です。特にブルーボタンインコは人気のあるカラーなので、ほかのボタンインコに比べて比較的値段が高いことも。
また、個体によって値段には振れ幅があります。特に珍しい個体だと50000円以上することもあるようです。
ブルーボタンインコの販売場所
ブルーボタンインコはペットショップやホームセンター、ネットショップなどで販売されています。
ただし、ネットショップで購入する際は個体の状態を直接見れないため信頼あるネットショップで購入することをおすすめします。
ちなみに、ボタンインコは寒さに弱く温度管理が大変なため、お迎え時期は暖かい春頃がおすすめです。冬にお迎えする場合はペット用の暖房器具を用意してあげましょう。
ブルーボタンインコを選ぶ際の注意点
不衛生な環境で飼育されている場合、病気を持っていたり、荒々しい気性になってしまう可能性があります。
そのため、ブルーボタンインコを選ぶ際は(どのペットを選ぶときもですが)販売店の様子もしっかり観察しましょう。
また、健康なブルーボタンインコを選ぶコツとして、足をひきずっていないか、羽が折れていないか等はチェックするようにしましょう。
ペットショップで購入する場合は販売員の方にブルーボタンインコの体調は良いか聞いてみるのが大切です。
ブルーボタンインコの飼い方
ブルーボタンインコの買い方に関して6つのポイントがあります。以下のポイントに気をつけて飼育しましょう。
- ケージ
- 餌
- 餌入れ・水入れ
- 留まり木
- ヒーター
- 水浴び容器
ブルーボタンインコのケージ
ブルーボタンインコは神経質で臆病な性格なので、羽を広げたときに横の壁に羽が当たらない大きさのケージを用意してあげましょう。
ケージはペットショップやホームセンター、Amazonなどのネットショップで購入できます。
フン切りがしやすいものや掃除が楽なものなど飼育が簡単になるケージもあるので、インコも飼育する側も納得するケージを選びましょう。
ブルーボタンインコの餌
ボタンインコはセキセイインコより一回り大きくて噛む力が強いので多少堅い餌でも食べることができます。毎日の餌の量は体重の10%を目安にあげるといいでしょう。
ブルーボタンインコの主食はペレットと呼ばれる乾燥栄養食が好ましいです。ペレットは栄養バランスがとれており、消化がいいので胃腸にも優しいです。
ブルーボタンインコの餌入れ・水入れ
数日分の餌をまとめて餌入れに入れておくのは肥満の原因にもなりますし、餌入れにほこりが溜まってしまうので衛生的にもよくありません。
また、ブルーボタンインコはあまり水分を取りません。そのため、水が余っていることが多いですが、古い水は病気の原因にもなるので毎日交換するようにしましょう。
特に夏場は水が腐りやすくなるので、一日2~3回交換しましょう。
ブルーボタンインコの止まり木
小鳥は一日の大半を止まり木の上で生活しています。ケージについてくることもありますが、ブルーボタンインコの足のサイズも個体によって様々なのでサイズにあった止り木を選びましょう。
ちょうど良い止まり木の太さは、前と後ろの爪の感覚が止まり木の円周の1/3になっているときの太さです。
ブルーボタンインコのヒーター
ブルーボタンインコは元々アフリカ原産の鳥類で、本来は温暖な地域に住んでいるため寒さに弱いです。
そのため特に冬場はヒータを用意してあげることで体温調節してあげましょう。ブルーボタンインコに適切な温度は26~28℃です。
ブルーボタンインコの水浴び容器
ブルーボタンインコは水浴びしてリラックスします。体を清潔に保ったり遊びとしてストレスを発散する効果があるので設置するとなおよいでしょう。
ブルーボタンインコを飼う際の注意点
ブルーボタンインコを飼育する際の注意点を5点以下にまとめました。ブルーボタンインコにストレスを与えないためにも注意しておきましょう。
- ケージの掃除
- 噛む力に注意
- 日光浴もさせよう
- 放鳥時間の確保
- 複数飼うときの注意点
ケージの掃除
ブルーボタンインコはトイレを覚えることができません。そのため、ゲージを設置する前にシーツや新聞紙を敷いてボタンインコの糞を受けられるようにしましょう。
生活スペースが汚れているとストレスの原因にもなるので毎日掃除するようにしましょう。
噛む力に注意
ブルーボタンインコは噛む力が強いため、噛まれると流血する恐れもあります。
噛み癖をつけるとなかなか治らないので、もし癖がついてしまったらペットトレーナーや獣医師の指導の下、改善方法を探ってみましょう。
日光浴もさせよう
ブルーボタンインコは日光を浴びることで、カルシウムの吸収を助ける「ビタミンD3」を生成します。
日光浴をしないとカルシウム欠乏症を起こしてしまう可能性があるので、毎日30分を目安にさせてあげましょう。
外にゲージを置く際はケージのロックがしっかりかかっているかを確認ましょう(逃げてしまう可能性や、猫などの小動物に狙われる可能性があるので)。
注意点としては、窓越しではなく直射日光を当ててあげること。ただし、あまりに暑すぎる時は熱中症の恐れもあるので、時間を短めにしてあげるなどしましょう。
放鳥時間の確保
狭いケージ内にずっといてはストレスが溜まってしまうので、室内で自由に飛び回らせることでストレスを発散できます。
飼い主とブルーボタンインコとの貴重なスキンシップの時間にもなるので、たくさんかまって愛情表現をしてあげましょう。
放鳥の際は窓や扉が開いていないか、小鳥にとって危険な物が部屋の中にないかを確認してからするようにしましょう。
複数飼うときの注意点
ブルーボタンインコをペアで飼うと、カップル同士で仲がよくなりすぎて、飼い主に甘えなくなる可能性があります。
逆に、仲が悪いときはお互いのインコがストレスを抱えてしまいかねません。
ブルーボタンインコは神経質な個体が多く、ストレスが溜まりすぎると「毛引症」という自分の羽をむしってしまう症状が出ることがあります。
完治が難しい病気なので、複数飼う際はペアの相性を事前に確認した上で同じケージで飼うかを決めましょう。
ブルーボタンインコに関するまとめ
ブルーボタンインコは「ボタンインコ」の仲でも特に人気なブルーの羽を持つ個体です。
「Lovebird(ラブバード)」と呼ばれる愛情深さを持っており、飼い主がパートナーとして認められれば自分から甘えてくれることもあります。
ただ、ブルーボタンインコは神経質で臆病な個体が多いため飼育環境はとても大切です。掃除や餌やりは毎日欠かさず行いましょう。
愛情を注いで挙げることが長寿の秘訣ですので、大切に育ててあげましょうね!最後まで読んでいただきありがとうございました。