NURO光を含め、ネット回線を契約して自宅でWi-Fiを使いたい場合、必要になるのがルーターです。
「NURO光を契約した場合、ルーターはどのように入手すればいいの?」と悩んでいませんか?
そこで今回は、NURO光を契約した場合のルーターの入手方法や、自前のルーターを使う際の注意点についてまとめました。
回線契約後に思っていたような通信速度が出ず、後悔しないように、NURO光の契約を検討されている方は、ぜひ最後まで読んでください。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4326151?title=Wi-Fi%E3%80%80%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC&searchId=2981726318
NURO光はルーター機能付きONUが無料レンタル
NURO光を契約すると、無料でルーター機能がついているONUという機器がレンタルされます。
ONUとは、日本語で光回線終端装置と呼ばれ、Optical Network Unitの頭文字を取った略称です。回線からの信号をデジタル信号に変換する役割を持っています。
そして、NURO光でレンタルされるONUには、すべてルーターの機能がついています。
なので、別途ルーターを用意する必要はなく、この無料でレンタルされるONUのみでWi-Fiを使うことができます。
NURO光の7種類のONUのルーター機能を比較
NURO光からレンタルされるルーター(ONU)は全部で7種類あり、性能もそれぞれ違います。
そして、これらは自分では選ぶことは出来ません。光回線の工事日に業者の方が持ってきたONUがそのままレンタルされます。
しかも、最大通信速度はレンタルされるONUによって大きく異なります。
2021年9月現在、NURO光からは下記の7種類のルーターが無料レンタルされています。スペックを比較してみましょう。
機種 | Wi-Fi規格 | 最大通信速度 |
ZXHN F660T | 11n | 450Mbps |
HG8045j | 11n | 450Mbps |
HG8045D | 11n | 450Mbps |
ZXHN F660A | 11ac | 1300Mbps |
HG8045Q | 11ac | 1300Mbps |
FG4023B | 11ac | 1300Mbps |
SGP200W | 11ac | 1300Mbps |
表の色のついている4つの機種が、Wi-Fiの通信規格の11acに対応していて、通信速度も1300Mbpsと、早い通信速度が出せます。
一方、色のついていない3機種については、規格が11nで通信速度が450Mbpsと、11acの機種の三分の一ほどの速度しか出ません。
では、色のついていない3機種が届いてしまった場合、交換は可能なのでしょうか?次章で詳しく説明していきます。
ONU(ルーター)の交換は可能?
NURO光の無料レンタルルーターは、「通信速度が遅い」や「接続の調子が悪い」など、ONUに欠陥がある場合は、無料で交換してくれます。
https://twitter.com/kikkakekko_tomo/status/1381095156284157952
このように、ルーターの交換によって、実際に通信速度が改善される例も多いようです。
ただし、交換後のルーターもこちらから選ぶことは出来ないので、注意が必要です。
確実にNURO光の高速通信をしたいなら、次章で紹介する11ax対応のルーターを手配するのがおすすめです。
最新通信規格axのONU(ルーター)が欲しい場合
NURO光には「スマートセット」という、有料オプションがあります。月額770円で、11axに対応しているONU「NSD-G1000T」をレンタルすることができます。
11ax対応ルーターの最大通信速度は4.8Gbpsと、11ac機種の1.3Gbpsと比べて、かなり高速になります。
NURO光では、回線の最大通信速度が2Gbpsの為、それ以上の通信速度は出ません
より確実に自宅で高速通信をしたい方は、スマートセットを検討しましょう。
NURO光のONUに自前のルーターは接続可能?
NURO光のプロバイダは、ONUに別途自分で用意したルーターを接続して使用することは、推奨していません。
なぜなら、NURO光のONUは、ルーター機能をオフにできないからです。
ルーター機能をオフにせずに、もう一つルーターを繋いでしまうと、二重ルーターとなってしまい、通信速度が遅くなってしまう原因になります。
ただし、例外として自前のルーターを繋いでもよい場合があります。次章で詳しく解説します。
中継機として自前ルーターを使う場合
ONUに自前のルーターを接続することは推奨されていませんが、電波を遠くまで飛ばすための「中継機」として使うことは、NURO光のプロバイダからも、例外として推奨されています。
つまり、自前のルーターの方を、「ルーターモード」から、「ブリッジモード」または「アクセスポイントモード」に設定します。
これによって、ルーターの経路選択の機能を無くし、ONUとルーターによる二重ルーターを防ぐことができ、通信速度を落とすことなくWi-Fiを使用できます。
NURO光のプランを比較
続いて、NURO光の料金プランについて説明していきます。NURO光には下記の3つのプランが用意されています。また、第2章で解説した通り、全てのプランでONUが無料でレンタルされます。
プラン名 | 月額料金 | 契約期間 | 自動更新 | 違約金 |
G2 | 7,836円 | なし | なし | なし |
G2D | 5,700円 | 2年間 | 2年間 | 10,450円 |
G2T | 5,200円 | 3年間 | 2年間 | 10,450円 |
この3つのプランの大きな違いは、それぞれ契約期間が異なる点にあります。
G2プランには契約期間が無いため、いつ解約しても違約金が掛かりませんが、G2DとG2Tには契約期間があり、それより前に解約すると、10,450円の違約金が掛かります。
ただし、契約期間が長いプランは、それだけ月額料金がお得になるので、長く使う予定の場合は、契約期間が2年間のG2Dか、3年間のG2Tプランを選ぶと、お得になります。
下記NURO光の公式ページでは、希望する月額利用料や申し込み特典に合わせたプランを診断できる、「ピッタリ診断」ができます。ぜひ試してみましょう。
NURO光の対応エリアを確認しよう!
NURO光は、高速通信や、長期間の利用で月額料金がお得になったりと、魅力の多い回線業者なのですが、残念ながら対応エリアが限られています。
現在も対応エリアは随時拡大中ですが、下記が2021年9月時点での、NURO光が対応しているエリアの一覧となります。
- 北海道エリア … 北海道
- 関東エリア … 東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨木
- 東海エリア … 愛知・静岡・岐阜・三重
- 関西エリア … 大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良
- 中国エリア … 広島・岡山
- 九州エリア … 福岡・佐賀
また、対応しているエリアであっても、市町村によっては対応していないことがあります。下記の公式サイトで郵便番号検索ができますので、確認してみましょう。
NURO光は工事終了までポケットWi-Fiがレンタル可能
NURO光では、NURO光の回線の契約から、回線の開通までの期間、希望者に対して、有料でポケットWi-Fiのレンタルサービスを行っています。
1か月目は月額980円、2か月目以降は1日当たり32円で利用が可能です。
工事待ちの期間にもインターネットを使いたい方に、人気のあるサービスです。
利用後は、同封されている返信用封筒に入れ、コンビニや宅配で簡単に返却することができます。より詳しい内容は、下記NURO光のホームページより、ご確認できます。
NURO光は自分でルーターを用意する必要はありません!
今回は、NURO光を契約した場合の、ルーターの入手方法と、NURO光の料金プランについて解説しました。
NURO光では、無料で7種類のルーター機能付きのONUが、ランダムでレンタルされます。通信速度が速いルーターがレンタルされるかは、運次第となります。
確実に高速通信したいという方は、有料オプションの「スマートセット」を申し込んで、最新規格のルーターをレンタルしましょう。