ふと鏡を見た時に気づいたシミ。肌が汚く見えたり、老けて見えたりして悲しいですよね。実はシミの原因は普段の生活に潜んでいることをご存知でしょうか？
シミを見つけて「どう対策すればいいの？」とお悩みのあなたに、ぜひその原因とセルフケア方法を知っていただきたいです。
日常生活の中にあるシミの原因がわかれば、シミを作らないためにあなた自身ができることが見えてきますよ。
この記事ではシミができる原因とセルフケアについて紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
トップ画像出典：https://www.pexels.com/ja-jp/photo/1576848/
シミの種類は4つ、原因はさまざま
シミとは、皮膚の中にメラニンが蓄積され、地肌の色よりも濃く見える部分のことです。
実は「シミ」と一言で言っても4つの種類に分類することができるんです。
日光性黒子（老人性色素斑）
多くの人が「シミ」と言われて思い浮かべるのがこの日光性黒子です。年齢を重ねるごとにできやすく、濃くなる傾向があるので老人性色素斑とも言われています。シミの中で一番多いのがこのタイプです。
日光性黒子は境界線がはっきりした黒っぽいシミです。5～20mmほどの大きさで顔や腕、手の甲などの日光の当たる部分に現れます。
雀卵斑
雀卵斑とはいわゆる「そばかす」のことです。遺伝的な要因で発生するシミともいわれています。
欧米人に多く見られますが、日本人でも色白の方に多く見られます。幼少期からできはじめ、思春期にピークを迎えます。
肝斑
肝斑は頬骨のあたりに左右対称にできるシミのことです。30代後半から50歳くらいの女性にできやすいと言われています。
肝斑は淡褐色で左右対称にほぼ同じ形、同じ大きさで現れます。特に両頬骨に沿って現れることが多いです。
炎症後色素沈着
炎症後色素沈着とは、肌の炎症を起こした後にできるシミです。肌の炎症とはニキビや傷、虫刺されやかぶれなどによるものです。年齢に問わずできるシミですが、時間の経過とともに消えることが多いです。
炎症後色素沈着は炎症を起した部分に茶色いシミがぼんやりと現れます。
4つの種類に分類されるシミはそれぞれ原因が異なります。雀卵斑は遺伝的なものが大きく、炎症後色素沈着は肌の炎症を起した後にできるものなので原因がわかりやすいですね。
日光性黒子（老人性色素斑）と肝斑について日常生活でのさまざまことが原因となっています。それでは日光性黒子（老人性色素斑）と肝斑の原因について紹介します。
シミ（日光性黒子）ができる原因①：紫外線
出典：https://www.pexels.com/ja-jp/photo/3768/日光性黒子（老人性色素斑）は紫外線が主な原因となっているのが紫外線です。紫外線を受けてメラニンが活性化、色素沈着を起こしてシミができます。
紫外線の量が多いのは夏だと思われている方も多いですが、実は紫外線は春先から夏にかけてがピーク！
3月頃から増え始める紫外線は冬の乾燥で弱っている肌に大きなダメージを与えるので、紫外線対策は夏のみでは効果が薄いんです。もちろん秋冬も紫外線がなくなるわけではないので注意が必要です。
シミ（日光性黒子）ができる原因②：ターンオーバーの乱れ
出典：https://pixabay.com/ja/vectors/%E7%9F%A2%E5%8D%B0-%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0-%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%BB%E3%82%B9-2027262/肌には「ターンオーバー」という代謝の仕組みがあり、ターンオーバーの乱れがシミの原因となります。
ターンオーバーは正常な状態だと約28日間のサイクルで起きています。しかし、これが乱れると新しい細胞が作られず、シミが蓄積されてしまうのです。
肌の一番奥の基底層で新しい皮脂細胞が作らる→上へと押し上げられ肌の表面に出てくる→垢や古い角質となり剥がれ落ち、新しい細胞と入れ替わる
シミ（肝斑）ができる原因③：女性ホルモンの変化
出典：https://www.pexels.com/ja-jp/photo/3768582/肝斑の原因は女性ホルモンの変化によるものが大きいです。妊娠や出産、閉経、更年期を迎えるなどによって女性ホルモンが変化すると発生します。
女性ホルモンが変化するとメラノサイト刺激ホルモンにも影響を与えます。メラノサイト刺激ホルモンとはメラニンを出させるホルモンのことです。
メラニンが多く作り出されシミになって現れたものが肝斑というわけです。
低用量ピルの使用でホルモンバランスに変化があった時も同様にシミができることもあります。
シミ（肝斑）ができる原因④：ストレス
出典：https://pixabay.com/ja/photos/%E5%A5%B3%E6%80%A7-%E9%A1%94-%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%81-%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9-2696408/シミとストレスは一見繋がらないように感じる方も多いのではないでしょうか？しかし、ストレスもシミの原因になります。特に肝斑はストレスの影響を最も受けるシミです。
人はストレスを感じると自分の体を守ろうと特殊なホルモンを分泌します。そのホルモンというのが「ACTH（副腎皮質刺激ホルモン）」です。
ACTHにはメラノサイト刺激ホルモンが含まれていて、そのホルモンがメラサイトを活性化してしまうことでシミができてしまうのです。
シミ対策①：紫外線から肌を守る
出典：https://pixabay.com/ja/photos/%E5%A4%8F-%E5%A4%8F%E3%81%AF%E5%B9%B3%E7%BD%AE-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%A4-3490611/シミ対策として一番重要なことは紫外線から肌を守ることです。日傘や帽子、UV加工の衣類で紫外線をカットしてください。また、日焼け止めクリームを使ってのUVケアも大切です。
日焼け止めクリームを顔に塗る際はだいたい500円玉サイズの量を使用してください。多すぎると思うかもしれませんが、それくらいの量を塗らないと効果がありません。
また、曇りの日、秋冬も紫外線はありますので日焼け止めクリームは欠かさず塗るようにしましょう。また汗などで流れてしまうこともあるので、2～3時間ごとに塗りなおしましょう。
シミ対策②：正しいスキンケア
出典：https://www.pexels.com/ja-jp/photo/3754678/紫外線対策をしてもすべてを遮ることはできませんので、正しいスキンケアで補いましょう。
まずは保湿です。肌が乾燥するとバリア機能が低下し、メラニンの生成が活発になります。ですので、洗顔後には必ず保湿ケアをしてメラニンの生成を抑えましょう。
また自分の肌に合った洗顔料、化粧水を選ぶことも非常に大切です。肌に合わない洗顔料を使って肌をゴシゴシこすったり、刺激が強い化粧水を使って保湿したりするとシミができやすくなってしまいますよ。
シミ対策③：食べ物を見直す
出典：https://pixabay.com/ja/photos/%E9%87%8E%E8%8F%9C-%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3-%E9%A3%9F%E5%93%81-%E5%81%A5%E5%BA%B7-1085063/体内からシミ対策を行うこともできますよ。おすすめの食べ物を紹介していきます。
| 栄養素 | 食べ物 |
| ビタミンA | 人参、ほうれん草、小松菜、うなぎ、ブロッコリー |
| ビタミンC | レモン、パプリカ、トマト、キウイ、イチゴ、アセロラ |
| ビタミンE | アーモンド、ピーナッツ、かぼちゃ、アボカド |
ビタミンA・・・肌のターンオーバーを促し、メラニンの排出を高める。
ビタミンC・・・メラニンの肌への沈着を抑え、メラニンの還元を抑える。
ビタミンE・・・血行を促して肌のターンオーバーをサポート、抗酸化作用で活性酸素を抑える。
できてしまったシミへのケア
できてしまったシミは消えないと諦めてしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、すでにできてしまったシミでもケア次第で薄くすることができるものもあります。
薄くできるシミの種類は日光性黒子（老人性色素斑）、炎症性色素沈着、肝斑です。その方法は美白化粧水を使用すること。美白有効成分が配合されている化粧水を選びましょう。
特にビタミンC誘導体が含まれているものがおすすめです。ビタミンC誘導体はシミを薄くする効果と予防効果を兼ね備えているからです。
美白化粧水は継続して使用することで効果が得られますので、金額や使い心地も含め、使い続けやすいものを選んでくださいね。
まとめ 原因を理解すればシミ対策ができる
シミができる原因とその対策について紹介してきました。普段の生活を振り返って改善できそうなところは見つかりましたか？
シミはできないように予防することが最も大切です。日ごろのちょっとした対策で予防ができますので、ぜひ日々のケアに取り入れてみてください。
そして、できてしまったシミも諦めることなくケアしてくださいね。少し時間がかかるかもしれませんが、何もしないとどんどん濃くなり目立つようになってしまいますよ。
しっかりセルフケアをしてシミのないきれいな肌を手に入れてくださいね。
