Wi-Fiルーターっていろいろな機種が出ていて、どれがおすすめか見つけるのも大変ですよね。
今回、初めてWi-Fiルーターを購入するための、事前準備やおすすめルーターについて紹介しています。
ぜひ、一度目を通していただいてあなたのWi-Fiルーター選びの役に立ててみてください。
出典:https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=1225669&word=%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC&searchId=1731890771
Wi-Fiルーターを選ぶ際の事前確認
適切なWi-Fiルーターを選ぶには、あなたのインターネット環境を事前に確認する必要があります。
以下Wi-Fiルーターを選ぶ際の、事前確認項目を紹介しますので事前に確認してみてください。
- 部屋の間取りや建物の階数
- 現状の通信速度
- 同時に接続できる台数
部屋の間取りや建物の階数を確認
Wi-Fiルーターには、機種によって「どのくらいの広さまで対応可能か」「何回建てまで対応可能か」などの利用可能な範囲が決まっています。
ご自宅の環境に合ったWi-Fiルーターを購入するためにも間取りや建物の階数を確認しておきましょう。
現状の通信速度を確認
Wi-Fiルーターの購入する際は、現状の利用している通信速度を確認し、自分がどれぐらいの通信速度を必要としているのか考えましょう。
通信速度はSPEEDTESTボタンをクリックするだけで確認できますので、是非やってみてください。
同時に接続できる台数を確認
Wi-Fiルーターは同時に接続できる台数が機種によって決まっています。
Wi-Fiルーターの機種を選ぶ前に、現在接続している機器の台数と、これから接続したい機器の台数は確認しておきましょう。
接続台数は余裕を持たしたほうが、速度が低下しにくいので、現状と今後の接続台数を考え、ギリギリにならないような機種選択をおすすめします。
Wi-Fiルーターおすすめの通信規格
Wi-Fiルーターには、現在「Wi-Fi6」「Wi-Fi5」という通信規格(通信速度)があります。
Wi-Fi通信規格のなかで最も通信速度が速いのは、だんぜん「Wi-Fi6」のほうです。
しかし、Wi-Fi6は比較的新しいため、まだ対応していない機器が多いのが現状で、対応していない場合は、Wi-Fi5が適用されます。
Wi-Fi5でも最大通信速度は6.9Gbpsですので、動画視聴がメインの方には十分なスペックです。
Wi-Fiルーターおすすめのデータ通信方式
通常ネット通信にはIPv4というデータ通信の技術が利用されていることがあります。
IPv4は、決められた入り口からネットに接続するため、多くの利用者により混雑しやすく、速度低下を起こしやすい特徴があります。
一方、IPv6は最新技術でネット接続の入り口が決められておらず、混雑を回避できる、速度低下が起きにくいという特徴があります。
今後はIPv6が定番になっていくことが考えられるので、IPv6を利用するためにIPv6に対応しているプロバイダーのプランに契約しているか契約内容を確認しておきましょう。
Wi-Fiルーターおすすめ機能
Wi-Fiルーターには、あると便利な機能が3つほどあり、可能であれば選ぶ際に備わっているものを選んでください。
- ビームフォーミング
- MU-MIMO
- ストリーム数
ビームフォーミング
ビームフォーミングとは、接続機器に効率的な電波を狙い撃ちして飛ばせる機能です。
標準の備わっていないものに比べると、通信範囲が30~40%広がると言われています。
同時接続台数が多い方は、ビームフォーミング機能が備わっているWi-Fiルーターがあれば、安定した通信を利用できるでしょう。
MU-MIMO
MU-MIMOとは、複数の機器に異なるデータを同時に送信できる機能です。
通常、接続機器ごとに切り替えて通信するため、接続機器が多くなると安定した通信が見込なくなります。
ビームフォーミング同様、同時接続台数が多い方にオススメの機能になります。
ストリーム数
ストリーム数とは、ルーターについているアンテナの数のことで多いほど安定した通信が期待できます。
ストリームには内臓型と外付け型の2種類があり、電波強度に違いはありませんが、外付けの場合はアンテナを動かすことで電波を特定の方向に飛ばせるので、通信距離が遠い時効果が見込めます。
Wi-Fiルーターおすすめの設置場所
Wi-Fiルーターを購入した後、設置する場所により通信速度や安定性に影響が出ることがあります。
設置の際には、接続機器との間に障害物が少なくなるように工夫して配置しましょう。
家具の配置上どうしても障害物が多くなってしまう場合は、2.4GHz帯を利用することをおすすめします。
しかし、2.4GHz帯は、電子レンジなど多くの家電で利用されている周波数帯ため、電波干渉を起こし速度の低下につながることもあります。
Wi-Fiルーターには寿命があるのか?
Wi-Fiルーターの機械的な寿命は、通常5年前後だといわれています。
通信が途切れるなど安定しなくなったと感じたら、買い替えを検討するといいでしょう。
また、「通信規格や暗号化技術などの進化により時代遅れになってしまった」という意味での寿命もあります。
こちらの寿命は今後の進化状況によって変わりますが、できる限り新しい技術を使った製品を選んで購入するといいでしょう。
Wi-Fiルーターおすすめ6選
上記で解説した選び方を踏まえ、おすすめのWi-Fiルーターをご紹介します。
TP-Link-Archer 10
引継ぎ機能がないものの、価格が抑えられた製品で、Wi-Fiルーターの購入が初めての方や、現在多くの機器をつないでいない方におすすめです。
- 対応環境:3階建て・4LDK(目安)
- 通信規格:WiFi5(2.4GHz、5GHz)
- 同時接続:15台まで(MU-MIMO対応)
- セキュリティ:WPA3
- 機能:ワンタッチ接続、ビームフォーミング、IPv6
エレコム-WRC-1167GS2-B
暗号化技術は「WPA2」ですが、通信状況に応じて2.4GHzと5GHzを自動で切り替えられる製品です。
ビームフォーミング機能も備え、安定した通信を可能として、コストパフォーマンスに優れています。
- 対応環境:3階建て・4LDK(目安)
- 通信規格:WiFi5(2.4GHz、5GHz・バンドステアリング対応)
- 同時接続:16台まで(MU-MIMO対応)
- セキュリティ:WPA2
- 機能:ワンタッチ接続、引継ぎ機能、ビームフォーミング、IPv6
AirStation WSR-1800AX4/DWH
Wi-Fiルーターの人気メーカー「バッファロー」の製品で、「Wi-Fi6」に対応したルーターの中では、手の届きやすい価格です。
基本的な機能も充実しており、本体も比較的コンパクトで、コスパに優れたおすすめの製品でしょう。
- 対応環境:2階建て・3LDK(目安)
- 通信規格:WiFi6(2.4GHz、5GHz・バンドステアリング対応)
- 同時接続:14台まで(MU-MIMO対応)
- セキュリティ:WPA3
- 機能:ワンタッチ接続、引継ぎ機能、ビームフォーミング、IPv6
IO DATA-WN-DEAX1800GR
基本的な機能は充実していて、実に20台までの同時接続が可能です。
人数の多いご家庭でも、これなら余裕を持って使えることでしょう。
- 対応環境:3階建て・4LDK(目安)
- 通信規格:WiFi6(2.4GHz、5GHz・バンドステアリング対応)
- 同時接続:20台まで(MU-MIMO対応)
- セキュリティ:WPA3
- 機能:ワンタッチ接続、引継ぎ機能、ビームフォーミング、IPv6
NETGEAR-Nighthawk MK62-100JPS
「NETGEAR(ネットギア)」は、Wi-Fiルーターの日米シェア1位を獲得した米国のメーカーです。
ネットワーク機器を専門としており、優れた製品が数多くそろっています。
この「MK62」はコスパ・性能も優秀なため、初めてのメッシュWi-Fiとしておすすめです。
- 対応環境:3階建て・4LDK(目安)
- 通信規格:WiFi6(2.4GHz、5GHz)
- 同時接続:24台まで(MU-MIMO対応)
- セキュリティ:WPA3
- 機能:ワンタッチ接続、ビームフォーミング
ASUS-ZenWiFi AX (XT8) 2台セット
ASUSは、台湾を本拠とするPCメーカーでゲーミングPCに力を入れています。
Wi-Fiルーターもゲーマー向けのものがメインですが、高い技術力を生かした一般向け製品も販売しています。
こちらは家庭用としては最強クラスで、180台まで接続可能とし通信品質も抜群です。
- 対応環境:3階建て・4LDK(1台当たりの目安)
- 通信規格:WiFi6(2.4GHz、5GHz×2・バンドステアリング対応)
- 同時接続:180台まで(1台当たり90台、MU-MIMO対応)
- セキュリティ:WPA3
- 機能:ワンタッチ接続、ビームフォーミング
そもそもWi-Fiルーターを買う必要があるか
求める通信速度を実現するためにWi-Fiルーターは必要不可欠な物ではありますが、本当に今必要か見直してみましょう。
現在利用しているLANケーブルの規格や、契約しているサービスをもう一度確認してみてください。
購入予定のWi-Fiルーターのスペックを十分に活かせていない環境であれば、Wi-Fiルーターが宝の持ち腐れになってしまいます。
例えば、オンラインゲームのために通信速度を上げたい場合、フレッツ光でなく、独自回線のNURO光やau光を検討するのも良いでしょう。
おすすめWi-Fiルーターを選ぶためのまとめ
今回は、自宅のネット環境をグレードアップさせるための、Wi-Fiルーターの選び方を紹介してきました。
ルーターの機種によって、様々な機能がありますが最低限あなたのネット環境より少し上の余裕があるものを選ぶようにしましょう。
まずは、あなたの環境から把握しより良いルーターを選びネット環境を充実させてください。
また、ルーターを有効活用するためにも、あなたのプロパイダー契約をすることも視野に入れながら検討していきましょう。