今よりもスマートフォンの利用料金を節約したい、そもそも格安SIMとはどのようなものなのかよくわからないなどの悩みを抱えたことはありませんか?
この記事では、格安SIMについての説明はもちろんのこと、格安SIMを選ぶポイントや実際に使用できるようになるまでの流れを紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3419276?title=SIM%E4%BA%A4%E6%8F%9B&searchId=2001157853
格安SIMとは
格安SIMとは、大手携帯電話会社よりも格安の料金で利用できるサービスです。ほとんど電話を使わない人やインターネットをよく利用する人など、普段のスマートフォンの利用スタイルに合わせて料金を安くできます。
月々のスマートフォンの利用料を安くしたい人にとってはとても魅力的なサービスです。
また、格安SIMは大手携帯電話会社の通信設備を借りることでサービスが提供されます。
SIMカードとは
SIMカードとは、スマートフォンの中に入っているICカードのことです。契約した携帯電話会社から発行されるもので、電話番号を特定するための情報が記録されています。
多くのスマートフォンの場合、側面にSIMカードトレーあります。その中にSIMカードを挿入することで電話やインターネットの利用ができます。
つまり、SIMカードが挿入されていないスマートフォンは電話機として機能しないのです。
SIMカードの挿入作業はほとんどの場合、携帯電話会社や販売店が行ってくれます。
MVNOとは
格安SIMを提供している会社は「MVNO」と呼ばれており、数多く存在しています。
大手携帯電話会社のように、自前の通信設備を持つとメンテナンスなどでコストがかかってしまいます。そこで、MVNOは通信設備をレンタルすることによりコストを抑え、格安のサービス提供を実現しています。
また、できる限りコストを削減するために実店舗を持たない事業者も多く存在します。
申し込みやサポートについては主にWebサイト上で受け付けています。
格安SIMのメリット
格安SIMを使うメリットとして挙げられる以下の2点について詳しく見てみましょう。
- 月々の通信料が安い
- 「縛り」が少ない
月々の通信料が安い
格安SIMの一番の魅力は、なんと言っても月々の通信料の安さです。
格安SIMなら、大手携帯電話会社の契約条件とほぼ同じでも通信料を半額以上安くすることが可能です。
「縛り」が少ない
大手携帯電話会社だと、多くの場合は2年間の契約になっています。また、更新月を逃すと勝手に自動更新されたり解約金が発生するなどの特徴があります。
しかし、格安SIMでは契約期間が短かったり設けられていない事業者もあります。
プランの見直しや契約解除などが気軽に行えて利用しやすいですね!
格安SIMのデメリット
以下のデメリットもありますので、格安SIMを購入する前にこちらも詳しく見てみましょう。
- キャリアメール機能が使えない
- 店頭などでの対面サポートを受けづらい
キャリアメール機能が使えない
キャリアメールとは、@の後に「docomo.co.jp」、「ezweb.ne.jp」、「softbank.ne.jp」などがつくメールアドレスのことです。これらが使用できなくなります。
しかし、GmailやYahooメールなどのフリーメールを取得することでメールを利用することができます。設定も難しくなく、迷惑メール防止対策などキャリアメール同様の基本的な機能が揃っています。
店頭などでの対面サポートを受けづらい
月々の通信料を抑えるため格安SIMに対応した店舗がほとんどなく、対面サポートが受けづらくなっています。
しかし、Webサイトの解説ページが充実しているので、ネットで調べることにより店頭サポートと同等のことを解決することができます。
格安SIMを選ぶときのポイントとは
自分に合った格安SIMの種類やプランを選んでさらにお得に利用しましょう!
- 電話のデータ通信の多さ
- 利用スタイルに合わせる
- オプションの特色
電話とデータ通信の多さ
データ通信に併せて電話機能が必要ならば「音声通話SIM」、データ通信のみでよければ「データSIM」を選ぶと良いです。
利用スタイルに合わせる
SNSの利用が多い、動画サービスの利用が多いなど、格安SIMの種類によって様々なスタイルに合ったプランが用意されています。
オプションの特色
端末が壊れた際の修理や電話かけ放題など特色あるオプションが用意されており、好きなようにカスタマイズすることができます。
格安SIMの使い方とは
格安SIMを購入して実際にスマートフォンが利用できるようになるまでの流れを見てみましょう。
- MVNOを選ぶ
- スマートフォンを選ぶ
- 電話番号を決める
- MVNOと契約する
- SIMカードをスマートフォンに入れる
- 動作チェック
MVNOを選ぶ
月額料金やプランの種類をチェックし、契約するMVNOを決めましょう。疑問や問題が発生した時に備えて、実店舗が少ないMVNOではサポート体制も重要です。
スマートフォンを選ぶ
新しく購入したスマートフォンを使用する際は、格安SIMの契約と同時にスマートフォンをセットで購入する方法がもっとも簡単です。セットで購入できるスマートフォンはMVNOによって機種が異なります。
現在使用しているスマートフォンをそのまま使う際は、SIMロックが解除されている必要があります。SIMロックがされているかについては、そのスマートフォンを購入した携帯電話会社に確認しましょう。
電話番号を決める
格安SIMを導入後、電話番号を新しくする場合は特に作業は必要ありません。現在の電話番号を引き続き使用したい場合は、「MNP(モバイルナンバーポータビリティ)」に申し込む必要があります。
MVNOと契約する
MVNOの公式サイトまたは店舗にて格安SIMの契約を行います。契約の際に必要なものは運転免許証やパスポートなどの本人確認書類、クレジットカードなどの支払い手段です。
現在の電話番号を引き続き使用する場合はこのときにMNP予約番号が必要になります。
契約時に回線タイプや料金プラン、オプション、SIMのサイズなどを選択します。
SIMカードをスマートフォンに入れる
契約が成立すると2~10日ほどでSIMカードが送られてきます。現在の電話番号を引き継ぐ際はこのタイミングでMNPの手続きを行います。
SIMカードには使用開始に必要な手順について記された説明書が付属されています。SIMカードをスマートフォンにセットして、通信ができるように設定(APN設定)を行います。
動作チェック
これで格安SIMのスマートフォンが使えるようになったので、試しに電話をかけてみましょう。
さらにブラウザでWebサイトを開いてみたり、アプリを起動してインターネットの接続チェックも行います。
正しく動作していることが確認できれば、格安SIMスマートフォン開通成功です!
MNPとは
MNP(モバイルナンバーポータビリティ)とは、携帯電話会社からMVNOに変更しても電話番号を引き続き使用できる制度のことです。
利用中の携帯電話会社から聞いたMNP予約番号をMVNO申し込み時に伝えることで、電話番号を引き続き使用することができます。
MNPを利用する際は、元の携帯電話会社へ「転出料」、移転先のMVNOに「MNP新規契約手数料」を支払う必要があります。
また、MNP予約番号には15日程度の有効期限があるので、すみやかにMVNOへ申し込みをしましょう。
料金プランはさまざま
MVNOによってSIMタイプ、データ容量やオプションなどそれぞれにおいて多彩な料金プランが用意されています。
例えば、一か月あたりに利用できるデータ容量の上限を細かく選べると、無駄なく自分にぴったりなプランが見つかりやすいです。
SNSをよく利用する人に向けたプランが充実しているMVNOもあります。
自分に合った組み合わせやプランはどれなのかいくつか比較して検討するのも良いですね!
格安SIMを検討してみては?
格安SIMにはさまざまなプランが用意されており、自分の使い方に合わせて選ぶことでスマートフォンの利用料を今までより節約することが可能です。
MVNOによって特徴やサービスがそれぞれ違うので、自分のライフスタイルに合うものを見つけてみてください。
最近では大手携帯電話会社に負けないくらいのサービスをしているMVNOもありますので、この機会にぜひ検討してみてはいかがでしょうか?