ペットショップを訪れるとミニうさぎという名前で売られているのをよく目にしますよね?しかし実際はどういううさぎなのか、よく知らない方もいるかと思います。
そこでこの記事ではミニうさぎという種類についてや、ミニうさぎの飼い方・注意点などを書いて行きます。ぜひ参考にして下さい。
(出典元:https://www.photo-ac.com/main/detail/4783967?title=%EF%BC%93%E7%BE%BD%E3%81%AE%E5%AD%90%E3%82%A6%E3%82%B5%E3%82%AE&searchId=3439014348)
そもそもミニうさぎとは
そもそもミニうさぎというのは品種名ではなく、色んな品種が混ざった雑種で、その中でも小さいうさぎについた総称です。
ネザーランドドワーフやホーランドロップなどの血統種より安値で販売されているので、手軽で飼いやすいうさぎとして有名です。
ミニうさぎは色んな種類が混ざったうさぎなので外見的な特徴は様々で、立ち耳のタイプや垂れ耳のタイプ・片方だけ垂れ耳の種類もいるようです。
うさぎの寿命は7~8年と言われていますが近年長寿な子が増えてきており、10年を超える事が多いようです。
ミニうさぎの飼い方
続いてはミニうさぎの飼い方について紹介します。うさぎは基本ケージ飼いがオススメです。離し飼いをする方もいますが、そうするとどこででもトイレをしますし、コードなどをかじってしまい危険です。
しかしずっとケージの中ではストレスが溜まってしまうので、一日に1時間はケージから出して遊ばせてあげましょう。その際はうさぎに壊されたり汚されて困るものはうさぎの行動範囲外に出しておきましょう。
ミニうさぎは暑すぎたり寒すぎても体調を崩してしまいますので、夏や冬はエアコンが必須になります。うさぎの適温は18~24℃ですので、その辺りを保つようにしましょう。
ミニうさぎを飼う際の注意点
ここではミニうさぎを飼う際の注意点を紹介します。まずはかじり癖です。うさぎのかじるという行動は本能なので、かじらないようにしつけをすることは不可能だと思って下さい。
うさぎは鳴かない上、体調不良を隠す動物です。気づいた時には手遅れの場合もあるので、日頃からよく観察し検診なども定期的に行くようにしましょう。事前にうさぎを診てくれる病院も見つけておいて下さい。
そして何より飼う際に注意するべきなのは、どんな成長を遂げるかわからないという点です。ミニうさぎはどんな種類が混ざっているのかわからないので、1㎏程度の場合もあれば3㎏近くになる可能性もあります。
ミニうさぎと呼ばれていても大型になる可能性を秘めているので、その点には注意が必要です。続いては飼うために必要なものを紹介します。
ミニうさぎを飼うために必要なもの
ミニうさぎを飼うためにはケージは必須です。ケージは必ず用意しましょう。大きいものの方がうさぎにストレスを与えないので、出来るだけ大きいものを準備してあげましょう。
ある程度大きいケージだとおよそ1万円ほどで購入出来ます。そして餌入れや水入れ、牧草入れとトイレも用意しましょう。かじり木も準備してあげると良いでしょう。
うさぎを外で遊ばせ戻す際に中々うさぎが戻ってくれなかったり、捕まえられない時はサークルを準備してうさぎの行動範囲を仕切りましょう。
冬場はヒーター・夏場は鉄板などを敷いてあげるのもオススメです。続いては餌のあげ方や分量を紹介します。
餌のあげ方
ミニうさぎの餌は牧草とペレットの2種類をあげる必要があります。牧草で得られない栄養素をペレットで補う必要があるのです。うさぎの餌代は一ヵ月で平均2,000円~5,000円ほどです。
牧草は基本食べ放題の状態にしておきましょう。牧草入れが空になることが無いように気を付けてあげて下さい。
そしてペレットは一日に体重の3~5%の量を与えましょう。例えば1㎏なら30~50gが一日の目安になります。その量を朝と夕に分けて与えて下さい。
うさぎはどちらかと言うとペレットより牧草を多く食べさせてあげた方が健康に良いので、牧草を全然食べない場合はペレットの量を減らすなど工夫してあげましょう。
ミニうさぎの値段
続いてはミニうさぎの価格について紹介して行きます。ミニうさぎは約5,000円~10,000円ほどで売られています。
純血種のうさぎになると約30,000円~50,000円ほど、それ以上の価格になる時もありますので圧倒的に安値で飼うことが出来ます。
うさぎの値段は大きさや模様などで価格が決まりますので、高値で売られているうさぎは小さく模様のきれいな子、安値で売られているうさぎは大きくあまり模様がきれいではない子となります。
ミニうさぎの選び方
ここではミニうさぎを飼う際にどの子を選べば良いのか、その目安を紹介して行きます。子うさぎは突然死が多いので、体調の悪い子を選んでしまわないように気を付けて下さい。
まずはうさぎのお尻をチェックしましょう。お尻がきたなかったり汚れていたら調子の悪い可能性が高いです。
そして痩せていないかもチェックしておきましょう。うさぎは毛がふわふわなので目視では痩せているかは分かりません。抱っこして確認しましょう。
触って簡単に肋骨がわかるようなうさぎは痩せているのでオススメしません。続いてはうさぎの病気について紹介して行きます。
ミニうさぎのなりやすい病気①「うっ滞」
ミニうさぎがなりやすい代表的な病気にうっ滞と呼ばれるものがあります。簡単に病気を説明すると毛を飲み込みすぎ体内に毛が詰まってしまう病気です。
うさぎは毛ずくろいをしますが猫のように毛玉を吐き出すことが出来ないので、結果体内に毛が溜まってしまうのです。
予防としては定期的にブラッシングをすることです。それと青パパイヤのサプリメントは毛の消化を促進してくれるのでオススメです。
ミニうさぎのなりやすい病気②「不正咬合」
不正咬合もミニうさぎがなりやすい有名な病気の一つです。簡単に説明すると歯が伸びすぎたり変形することでなる病気です。
うさぎなどのげっ歯類は日々歯が伸び続けています。うさぎを不正咬合にしないためには歯を削る必要があるのです。
歯を削る手っ取り早い方法は牧草を与えることです。牧草を与えることで歯を削ってくれますし、健康的にもなるので牧草は多めに食べさせるようにしましょう。
ミニうさぎを飼う際は注意が必要
この記事ではミニうさぎについてや飼い方などを紹介しました。ミニうさぎは品種名ではなく雑種うさぎの総称です。
価格は約5,000円~10,000円と安値ですが雑種のためどんな成長をするかわからず、思いのほか大きくなってしまう可能性を秘めています。
飼う際はケージ飼いがオススメで、ストレス発散のために外で遊ばせる時間を1時間は取ってあげましょう。餌はペレットと牧草を与えてあげて下さい。
そしてうさぎはうっ滞や不正咬合と呼ばれる病気になりやすいです。飼う際はしっかり予防し、事前にうさぎを診てくれる病院を探しておきましょう。