ゴールデンハニードワーフグラミーを飼ってみたけど今の飼育環境はあってるのかな?他の熱帯魚に比べて飼育するのは簡単ってほんと?
ゴールデンハニードワーフグラミーは温和な性格で、他の種類の熱帯魚と混泳することも可能で初心者でも飼育しやすい熱帯魚となっています。
この記事では、ゴールデン・ハニードワーフ・グラミーの性格や飼育の注意点について詳しく解説していくので、参考にしていただけると幸いです。
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ゴールデンハニードワーフグラミーとは
まずは、ゴールデンハニードワーフグラミーについて知っていきましょう。主な生息地はインドやバングラデシュなどのガンジス川流域及びブラマプトラ川流域に生息しています。
グラミーの一種で、黄色い体色は品種改良されたものですが、水槽の中でひときわ目立つ存在なかわいい熱帯魚です。
価格
ゴールデンハニードワーフグラミーは養殖が盛んな為1匹あたり400円前後で購入可能です。
基本的にグラミーは300円~3000円の値段で販売されているので比較的安価で手が出しやすい種類となっていますね。
性格
グラミーという名の付く魚は大きくて攻撃的というイメージを持たれています。けれど、ゴールデンハニードワーフグラミーはとても穏やかな性格の持ち主です。
その為ほかの熱帯魚やエビ類との混泳に向いています。争いごとが苦手で臆病な性格でもあるので、水草や流木などで隠れるところを作ってあげましょう。
寿命
寿命は3年~6年ほどです。大型のグラミーと比べると短いですが、小型種としては比較的長いのが特徴です。
ゴールデンハニードワーフグラミーは初心者向け
ゴールデンハニードワーフグラミーは安価で入手ししやすく、ほとんどのショップで手に入れる事が可能です。
泳ぎ方や愛嬌のある表情も人気が高く、大人から子供までたくさんの方を虜にしています。その中でも特に女性の方に人気が高く水槽内も水草や流木などを配置すれば、水槽内で泳ぐグラミーにほれぼれとします。
水質や水温などに気を付けていれば病気にもなりづらく、長くペットとして一緒に居られる熱帯魚の一つとなっています。
ゴールデンハニードワーフグラミー 飼育の注意点
基本的にはネオンテトラなどの一般的な熱帯魚と同じような飼い方で問題はありません。
水槽環境
ゴールデンハニードワーフグラミーが生息している湿地は、ほとんど水流が無く、水草がたっぷり茂ったような環境です。
自宅で飼育する際も濾過の水流を弱め、水草を多く配置してあげると喜ぶでしょう。
水質・水温
理想は25℃を軸にして、20℃~28℃の範囲内に収めるように調整しましょう。水質は弱酸性がよく、PHは6.5から7程度です。
一般的な水道水ならあまり神経質に気を遣う必要はありません。環境が整っていればゴールデンハニードワーフグラミーの体色もあがり、特徴的で鮮やかな黄色を保つことが出来ます。
ゴールデンハニードワーフグラミーの餌について
ショップで扱っている餌なら何でも食べてしまうのでエサ選びはあまり困らないです。
しかし、口が小さいので大きな餌は食べらないので、与える場合は指ですりつぶしてから与えるようにしましょう。
ある程度大きくなったら、ひかりクレスト(カラシン用)も食べるようになります。ひかりクレストとは小型熱帯魚の健康を保ちつつ、魚本来の美しさを再現する専用飼料です。
臆病で神経質な性格なので買い始めたばかりだと警戒して食べない場合があるので、餌を与えたら水槽から離れ遠くから様子を見てあげてください。
ゴールデンハニードワーフグラミーの主な病気
白点病などの寄生虫による病気や、エロモナス菌の感染による病気が発生します。
エロモナス病とは発生すると完治は難しいとされています。症状は体に穴が開いたり、お腹がパンパンになったり、目が飛び出たり、うろこが逆立ったりと症状は様々です。
呼吸が荒い、体色が悪いくなっていたら初期症状を疑いすぐに隔離して様子を見ましょう。
対処方は水槽を綺麗にし薬浴による治療が効果的です。菌自体はそこまで恐ろしくないので、普段から水質管理をし熱帯魚がストレスなく過ごせるように環境を整えましょう。
病気になったら薬浴をさせる
薬浴とはその名の通り、薬の入った水槽で泳がせる事です。基本的には隔離した状態で行うので、別の水槽を用意して治療の対象となる熱帯魚をその中に入れてください。
薬浴の期間は4~5日。長くても1週間くらいだと考えてください。薬浴用の薬はニチドウのグリーンFリキッドがおすすめです。薬浴中は吸着ろ材と水草は取り除きます。
なぜかというと、吸着ろ材は薬を吸収し薬の効果を無くしてしまうからです。ほとんどの薬は水草を枯らしてしまうので入れないようにしてください。
体調が回復してきたら元の水槽に戻してみましょう。しばらく様子を見ていつお通り元気に泳いでいたら完治している証拠です。
混泳に向いてる熱帯魚
ゴールデンハニードワーフグラミーはグラミーの中では比較的混泳に向いている種類です。
臆病で神経質だけど温和な性格なので他の熱帯魚ともトラブルが起こらないのが特徴的です。
ネオンテトラなど人気の熱帯魚とも相性がよく、同じくらい大きさの熱帯魚同士なら問題なく混泳可能です。
エビとの相性は難しく、小さいエビだと食べてしまう可能性が高いので、エビと一緒の水槽で混泳させるのは避けましょう。
ラビリンス器官とは
グラミーと名前がつく熱帯魚や闘魚で有名なものはアナバスという種類の熱帯魚です。
これらの熱帯魚は、水面から口を出して直接空気中から空気を取り込めます。これはアナバス系の熱帯魚のエラの中にある特殊な呼吸器、上鰓(じょうさい)という機関が発達しているので出来る事です。
この構造は迷路のようになっているので、ラビリンス器官と呼ばれています。空気呼吸が出来るとても珍しい種類となってます。
ゴールデンハニードワーフグラミーの繁殖について
グラミーは婚姻色が出るとオスとメスの見分けがつきやすくなります。オスは顔の先から腹の真ん中あたりまで黒い体色が出るようになります。
ゴールデンハニードワーフグラミーなどのグラミーは、泡巣と呼ばれる小さな泡を吐いて巣を作り、メスが産み落とした卵を泡巣にオスが持ってくるという特殊な繁殖方法です。
泡巣は水面近くの浮草や温度計などに作られることが多いです。早ければ24時間以内、遅くとも2日以内には孵化します。
生まれたての稚魚は非常に小さいのでインフゾリアという微生物を発生させて餌を与えてましょう。インフゾリアの素は販売されているので手軽に入手可能です。
ゴールデンハニードワーフグラミーについて まとめ
ゴールデンハニードワーフグラミーの性格が温和で飼育しやすく、他の熱帯魚とも混泳に向いているのが分かったかと思います。
水槽を清潔に保ち水草などを配置して熱帯魚が好む環境を整えてあげれば、ペットのグラミーたちもすごく喜ぶと思います。
病気に関しても日ごろからよく観察し、元気に泳いでいるか、体色が悪くないかを気にしてあげれば大丈夫です。
餌のひかりクレストも上げると喜ぶと思います。下記の商品は水の汚れも気にならず食いつきもいいのでおすすめです。
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