「IIJmioの通信速度、通信環境はどんな感じなの?」「具体的に通信速度はどれぐらいのスピードが出るの?」などといった疑問を持たれてはいませんか?
IIJmioへの乗り換えを考えるにあたり、快適な通信環境であるのか、また通信速度はどうなのか疑問に感じてしまうことってありますよね。
この記事では、IIJmioの通信環境や通信速度などを知りたい。と悩まれている方に向けて「IIJmioの通信速度はどれぐらいなのか?」「どんな人におすすめできるのか?」などを詳しくお伝えしていきます。
出典:https://pixabay.com/ja/photos/iphone-%e3%82%b9%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%b3-410324/
IIJmioはこんな人におすすめ!
IIJmioは次のような条件に当てはまる人でしたら、おすすめすることが出来ます。
- 早朝や深夜にスマホを使うことが多い人
- アプリはLINEやSNSやメールなどの軽い容量のものを中心に使う人
- 自宅にWi-Fi環境がある人
回線が混雑していない朝や深夜であれば、比較的快適に通信を繋げることができます。そのため、平日のお昼や夕方にスマホを使わない方であれば問題なく使えます。
また、速度が低下してもLINEやSNSなどの軽い用途であれば支障なく使うことができます。
また自宅にWi–Fi環境があれば、動画の視聴やアプリ・ゲームなども自宅ですれば問題なく出来るので、そんな方にはおすすめできます。
IIJmioはこんな人には使いづらいかも!
IIJmioは次のような条件に当てはまる人だと、扱いづらいかもしれません。
- 平日のお昼や夕方にスマホをよく使う人
- 動画視聴やゲームなどを外出先でも頻繁に利用する人
- 自宅にWiーFi環境がない人
先ほども触れましたが、IIJmioは平日のお昼頃になると極端に通信速度が遅くなります。なので、この時間に頻繁にスマホを使う方にはおすすめ出来ません。
さらに、その他の時間帯も動画視聴やアプリのダウンロードは時間がかかることがあります。
また自宅にWiーFi環境がない場合、自宅に居てもIIJmioの4Gや3Gを利用することになるため、動画視聴やゲームなどを快適に楽しめない可能性が高まることが考えられます。
IIJmioと大手キャリアとの通信速度の比較
下の表は、IIJmioの通信速度と大手キャリア・携帯電話会社と比較してみた結果です。
格安SIM・キャリア名 | 平均Ping値 | 平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 |
IIJmio | 67.63ms | 41.42Mbps | 9.19Mbps |
ドコモ | 54.18ms | 110.34Mbps | 14.26Mbps |
au | 51.6ms | 97.55Mbps | 13.79Mbps |
ソフトバンク | 39.73ms | 71.07Mbps | 14.17Mbps |
IIJmioの平均Ping値、ダウンロード速度、アップロード速度は大手キャリアに比べて若干負けています。
Pingとは、インターネットの応答速度を表す数値のことです。
またPing値を調べると、回線の混雑状況などを確認することができます。
なお、数値は低ければ低いほど操作の時間が早くなるので、インターネットは快適になります。
しかし、スマートフォンを利用する上で問題のないPing値は60ms前後、ダウンロード速度は30Mbps程度あれば問題ないというデータが出ています。
そのため、大手キャリアと比べると通信速度は劣りますが、月額の料金的な面でいうと大手キャリアよりも安くで使えるので、コストパフォーマンスは良いと言えるでしょう。
IIJmio DプランとAプランについて
IIJmioには、ドコモの回線を使用しているDプランと、auの回線を使用しているAプランの2種類があります。
プランを選ぶときの基準として、Dプランはドコモ回線を使用しているため全国で繋がりやすく幅広いエリアで使用できるのが特徴になっています。そのため、こだわりがなければDプランを選ぶことをおすすめします。
もしAプランを選択するならauからの乗り換えで、IIJmioで使う時にはおすすめできます。なぜなら、au端末にDプランのSIMを入れて使うと本来の実力を発揮できずに繋がりにくくなることがあるからです。
結論として、auからの乗り換え以外の場合は、Dプランを選択することをおすすめします。
IIJmioの公式速度
ここでは、DプランとAプランの公式発表されている値から、それぞれのプランがどれぐらいの速度を出せるのか詳しく見ていきましょう。
- Dプランの速度
- Aプランの速度
Dプランの速度
IIJmioでは、高速通信が可能なデータ容量を「クーポン」と呼びます。クーポンには残量があり、クーポンの使用がオンになっていれば高速通信が活用できます。
簡単にイメージを持っていただくために、例を挙げるとキャリアの通信容量みたいなイメージを持っていただけると分かりやすいかと思います。
IIJmioでドコモの回線を使用するDプランは、クーポン使用時で下り最大1288Mbps、上り最大131.1Mbpsという速さになっています。
上り速度の意味としては「データを転送するスピード」と言われています。
下り速度の意味としては「ダウンロードできるスピード」のことを表しています。
Aプランの速度
IIJmioでauの回線を使用するAプランは、クーポン使用時で下り最大958Mbps、上り最大112.5Mbpsとなります。
格安SIMは利用者の増減で速度が頻繁に変化する
IIJmio以外の格安SIMも含めてですが、MVNOというタイプの格安SIMは大手キャリアからの回線地帯の一部を借りて、運営されています。
格安SIMの月額料金が安い理由は、自社で回線を管理せずに、大手キャリアから借りていることが理由です。
そのため、たくさんの人が一緒に使っていると回線がいっぱいいっぱいになってしまい、それに伴い通信速度が低下してしまいます。
なので、使用する時間帯によって通信速度にズレが生じてしまうのはそのためです。
IIJmioは通信速度が早いときと遅いときがある?
IIJmioにおいて通信速度が出やすい日は明確に決められてはいません。
ですが、ある程度時間帯によって決まっています。傾向としては深夜や早朝〜午前中などのスマホを使わない人が多い時間が速度が出やすくなっています。
反対に速度が出づらい時間帯は、お昼休みとなる12〜13時頃や仕事や学校が終わる17時〜20時が通信速度は遅くなりがちです。
IIJmioに限った話ではなく、全ての格安SIMに共通することなので、時間帯によって通信速度が速くなったり、遅くなったりするのは頭に入れておきましょう。
IIJmioの通信速度で快適に出来ること一覧表
具体的にIIJmioの通信速度で快適に出来ることの一覧表を作ってみました。乗り換えをご検討の人は、ぜひご覧になってみてください。
- Google検索などのネットサーフィン
- LINE、Twitterなどの文字主体のSNS
- 電子メールでの文字のやり取り
- ラジオや音楽のストリーミング再生
- 低画質〜標準画質程度の動画のストリーミング再生
- SkypeやLINEなどの無料通話
IIJmio(格安SIM)の通信速度は日や時間帯によって変動しますが、上記のリストに当てはまる場合なら一度に使用するデータ通信料が少ないので、基本的にいつでも快適に使用することができます。
IIJmioに乗り換えるメリット
ここでは、IIJmioに乗り換えるメリットについて解説していきます。乗り換えるメリットは3つあります。
- 大手フルMVNOならではの高い信頼性がある
- 契約者の名義だけで家族もまとめてMNP転入できる
- 「バースト機能」で低速状態でもページ読み込みが快適にできる
大手フルMVNOならではの高い信頼性がある
IIJmioを運用する「IIJ」は1993年に、日本で最初にインターネット接続の商用サービスを開始したインターネットサービスプロバイダーです。
サポート相談やユーザーのことを考えた操作検証を活発に行っていて、特にiPhoneの新機種やiOSの新バージョンが登場すると直ぐに動作確認を行い結果を公開するなど、安心感・信頼感は抜群です。
「フルMVNO」とは?
自社で無線通信回線網を持たずに、ドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天などから無線回線通信網を借りて移動体通信サービスを提供している企業のこと。
契約者の名義だけで家族もまとめてMNP転入できる
IIJmioは家族での利用に非常に適した格安SIMです。これまでは他社からIIJmioに乗り換える際は、代表者に名義を統一した上でMNP転入しなければなりませんでした。
ですが、2019年9月24日から契約名義が異なっていても名義変更の必要がなく、一括でMNP転入手続きが可能になりました。
なので、セットで購入できる端末台数も増えるため、他社への格安SIMに比べて家族での乗り換えが検討しやすくなっています。
バースト機能で低速状態でもページ読み込みが快適にできる
IIJmioの「バースト機能」はページを読み込んだ瞬間だけ高速通信を行う機能で、読み込みにかかるストレスを大幅に軽減してくれます。
また低速通信へ切り替えると当然通信速度は遅くなりますが、テキストベースのサイトやTwitterのタイムラインなどは問題なく読み込むことができるようになるでしょう。
IIJmioに乗り換えるデメリット
ここでは、IIJmioに乗り換えるデメリットについて解説していきます。乗り換えるデメリットは3つあります。
- 支払い方法がクレジットカードのみ
- 低速通信も使いすぎると利用制限がかかる
- 直営店がない
支払い方法がクレジットカードのみ
IIJmioの支払い方法はクレジットカードのみで、口座振替やその他の支払い方法には対応していません。またデビットカードにも対応していません。
低速通信も使いすぎると利用制限がかかる
IIJmioの高速・低速通信の切り替えは非常に簡単で、専用のアプリ(IIJmioクーポンスイッチ)からのオン、オフの切り替えだけで適用できます。
低速通信は下り最大200kbpss(ギガプランは300kbps)でデータはカウントされません。
ですが、この状態でも3日感の通信料が366MBを超えると、さらに通信制限がかかってしまうので、ご注意してください。
直営店がない
IIJmioは、他の大手の格安SIMのような専門のショップ(直営店)がありません。
なので、対面での申し込みを希望の方は直営店の代わりにIIJmio取り扱い店舗を利用しましょう。
ヨドバシカメラなどの家電量販店やイオンなどで店員さんに相談しながら申し込みを進めることができます。
【まとめ】IIJmioの通信速度は?
今回の記事では、IIJmioの通信速度はどれぐらいのものなのか?という点を中心にお伝えさせて頂きました。
IIJmioは大手キャリアと比べても、速度の速さはそこまで差はなく使用できます。ですが、使用する時間帯によっては遅くなってしまう時間帯もあるということは頭に入れておきましょう。
IIJmioは、いまの自分に合ったキャリアプランなのか?がご理解頂けたのでしたら幸いです。最後までご精読いただきありがとうございました。