「初めて犬を飼うけど何を準備すればいいの?」「犬のしつけはいつから始めたらいいのかな?」と悩んでいませんか?
初めて犬を飼うとなると、楽しみな反面、不安もたくさんありますよね。
この記事では、犬を迎える前の準備やしつけを始める時期、方法を紹介しています。また飼い主と犬が気持ちよく、安全に暮らすために優先してやるべき4つのしつけも紹介しているので、最後まで読んでみてくださいね。
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犬を飼う時はいつから準備すればいいの?
犬を飼う時は、犬を家に迎える前からするべき準備がいくつかあります。主に以下のような準備をしましょう。
- 階段や台所など危険な場所に入れないように柵を設置する
- 電化製品のコードなどにカバーをつける
- 犬が間違えて食べてしまいそうな物は手の届かない場所に移す
誤飲や電化製品のコードを噛んだりすれば、重大な事故に繋がります。犬にとって安全な環境を整えてあげてから、家に迎えるようにしましょう。
犬のしつけはいつから始めればいい?
犬のしつけは家に犬を迎えたら、すぐに始めるようにしましょう。
犬を飼う上で、しつけは必ずしなければなりません。中には「かわいそう」「ストレスかからないの?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、しつけをせずに周りの人に迷惑をかけたり、危険な行為をしてしまったりして不幸を招いてしまいかねません。しつけをすることは、飼い主と犬が気持ちよく、そして安全に生活する上で欠かせないのです。
最低限のしつけとそのやり方
「しつけって一体何から始めればいいの」という方もいるでしょう。ここでは、子犬を家に迎えたら、最初にするべき最低限のしつけをご紹介します。
- 「名前」のしつけ
- 「トイレ」のしつけ
- 「ハウス」のしつけ
- 「散歩」のしつけ
「名前」のしつけ
まずは愛犬に名前を覚えてもらいましょう。名前を覚えてもらうと、今後のしつけや飼い主との信頼関係の構築に役立ちます。
しつけ方は、名前を呼んであげて反応したり近づいてきたら、おやつをあげたり褒めたりしてあげましょう。これを繰り返すことで愛犬は名前を覚えてくれます。
「トイレ」のしつけ
室内の至るところで排泄をされては困ってしまうので、犬を迎えたらすぐにトイレのしつけをしてあげましょう。トイレのしつけの手順は以下のように進めましょう。
- 愛犬の生活リズムをチェックしてトイレの時間を把握する
- トイレの時間になったら、おもちゃやおやつでトイレに誘導する
- 上手にトイレができたら褒めたりご褒美をあげる
これを繰り返すことで、次第にトイレの場所を覚えてくれるようになります。
「ハウス」のしつけ
続いては、犬をケージなどに入れてあげるハウスのしつけです。「ハウス」には、犬の落ち着く場所を作るために非常に重要なしつけです。ハウスのしつけのポイントを見ていきましょう。
ハウスの場所
ハウスの場所は、飼い主の顔が見える場所、声が聞こえる場所など犬にとって安心できる場所を選んであげましょう。
ハウスの中
ハウスの中は水やお気に入りのおもちゃなどを用意してあげて、犬にとって居心地の良い環境を作ったあげましょう。
しつけ方
おもちゃやおやつでケージに誘導して、ケージに入る前に「ハウス」と指示してあげます。上手にケージに入ることができたら、褒めたりおやつをあげたりしましょう。
「散歩」のしつけ
犬自身の安全を守るのはもちろん、周りの人や環境に迷惑にならないようにするためにも散歩のしつけは欠かせません。散歩のしつけはどのようにすれば良いのでしょうか?
家の中で練習
外へ行く前にまず家の中で散歩の練習をします。首輪・ハーネスをつけて、おやつ等で誘導し飼い主の横を一緒に歩けるようにしましょう。
通行人に吠えないようにする
散歩中に警戒や興奮などから、通行人に吠えてしまう犬は多くいます。まずは何に吠えているのかを把握してあげましょう。
例えば他の犬が近づいてくると吠えると分かったら、他の犬が近づいてきたタイミングでおやつで気を引くなどします。これを繰り返しているうちに次第に慣れて吠えなくなってくるでしょう。
「待て」や「伏せ」などはいつから教える?
待てや伏せは、先に紹介した最低限のしつけよりも緊急性が低いため焦って教える必要はありません。
最低限必要なしつけをできるようになれば、ある程度犬との間に信頼関係が深まっているでしょう。それから「待て」や「伏せ」を教えてあげた方がスムーズにできます。
また犬も1度にたくさん教えられると混乱してしまいますので、あれこれ1度に教えるのではなく順番に教えてあげましょう。
犬のしつける時のポイント【マインド編】
次に、飼い主はどのような意識で犬のしつけをすれば良いのかを紹介していきます。
愛情をもって接する
時には厳しさも重要ですが、愛情をもってしつけることがしつけには最も重要です。愛情をもって接して信頼関係を築くことがしつけの第一歩です。
うまくいかなくても冷静でいる
しつけをしていく中で、何度やってもうまくいかないこともあるでしょう。そんな時に飼い主であるあなたがイライラすると、犬がそれを感じとり怯えてしまいます。
しつけの際は、冷静にうまくいくまで繰り返し練習してあげましょう。
犬のしつけのポイント【テクニック編】
犬のをしつける時にどうすればうまくいくのでしょうか。すぐに実践できるテクニックを紹介します。
褒める時・叱る時で声色を変える
褒めたり、叱ったりする時は、普段と声色を変えるようにしてみましょう。
例えば、褒める時はいつもより高い声で、叱る時はいつもより低い声でしつけをすると、犬も「褒められているんだ」「今は叱られているんだ」と理解しやすくなります。
しつけの時間は短く
犬の集中力はあまり長続きしません。一度のしつけは長くても3分程度にしましょう。短い時間でも毎日繰り返すことで身についていきます。
犬をしつけるときの注意点
スムーズに犬をしつけるために飼い主が知っておきたい注意点を2点ご紹介します。
しつけ方を統一する
家族で飼っている場合、しつけ方を統一しましょう。例えば、ケージに入る指示が家族の中で「ハウス」「お家」などが混在していると、犬も混乱してしまいます。
家族内でしつけのルールや指示の仕方は、統一するようにしましょう。
絶対に叩かない
しつけのために殴ったり、蹴ったりするのは絶対にやめましょう。犬の心身が傷つくとともに信頼関係が崩れてしまい、しつけに何の意味もありません。
【いつから何をどうやって?】初めての犬のしつけ まとめ
飼い主や犬自身が気持ちよく、そして安全に暮らすためにはしつけは欠かせません。そのため最低限のしつけは、犬を家に迎えたらすぐに始めるようにしましょう。
またしつけの時は愛情をもって接し、うまくいったらたくさん褒めてあげましょう。そうすることで犬と飼い主の間に深い関係を築くことができ、その後のしつけもスムーズに進みます。
必要なしつけをきちんとして、犬と一緒に楽しい生活を送りましょう!