「仕事や、会社での人間関係がうまくいかない」「仕事を辞めたい」、「でも、なんとかしてうまくやりたい」などと、悩むことってありますよね。
会社で働いていると、大かれ少なかれ誰もが一度は思うことだと思います。筆者も、同じように悩んだことがあります。
この記事では、仕事・人間関係がうまくいかないときにぜひ試して欲しいことを、そもそもの原因や本質を土台に解説して、どうすればうまくいくかを解決します。
ぜひ、最後まで読んでいただき、明日から一歩ずつうまくやっていくためのきっかけを作ってください!
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22152108?title=%E9%A0%AD%E3%82%92%E6%8A%B1%E3%81%88%E3%82%8B%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3&searchId=1566802075)
仕事・人間関係がうまくいかない原因5選
まず、仕事・人間関係がうまくいかない原因を5つご紹介します。大なり小なり、この5つが大きく関わっていることが多いです。ぜひ、ご自身のケースに当てはめてみてください。
- 仕事に情熱を感じていない
- 仕事の経験不足
- 優先順位をつけることが苦手
- 完璧主義
- 仕事仲間とのコミュニケーションが少ない
仕事に情熱を感じていない
あなたは、自分の仕事に情熱を持って取り組んでいますか?仕事とは、困っている人やそれを待っている人がいるからこそ存在するもので、誰の役にも立たない仕事というものは存在しません。
例えばお医者さんなら、患者さんから直接感謝されて、それが「人を助ける」という情熱とやりがいに直結するでしょう。
あなたの仕事も、必ず誰かの役に立っていますが、そうした感謝ややりがいを感じにくい仕事の場合、情熱不足で仕事のモチベーションが、そのまま仕事の出来に繋がってしまうことはよくあります。
仕事の経験不足
誰でも最初は初心者なので、はじめての仕事は「うまくいかない!」と感じることはあるでしょう。しかし、少し慣れてきたあたりで第二の壁が待っています。
実は、少し経験を積んで自信がついてきた時こそ、ミスや失敗などのうまくいかないことが起こりがちなのです。
これは、あなたが思う自分の実力と、実際の実力との間に、認識できていないギャップがあるからです。
あなたが本当の実力をつけるまでには、あなたが想定する以上の「時間と経験」が必要です。
優先順位をつけることが苦手
上司や同僚から、「その仕事まだ終わってないの?」と言われたことはありませんか?
仕事は、量や質以上にタイムリーさを求められることも珍しくありません。
例えば、3日後と1週間後に納期が迫った仕事があったら、3日後の方を先に終わらせなければならないことは明白です。
でも人間は、簡単な仕事を優先してしまう傾向があるので、優先順位がいい加減になってしまうことはよくあります。
完璧主義
任された仕事は、自分にとって満足できるものに仕上げたいと思うでしょう。
でも、完璧にしようとするあまり、納期や他の仕事を放置していませんか?
仕事仲間とのコミュニケーションが少ない
仕事は、一人で行うものではありません。どんな仕事も必ず他の人が関わっています。
会社であれば、上司や同僚、部下など、様々な人たちと協力して仕事を進める必要があります。
その人たちとコミュニケーションを十分に取らない状態で仕事を進めてしまうと、以下のような勝手な想定を立ててしまいます。
- あの人はきっとこう思っているだろう
- これをやっておけば大丈夫だろう
上記のように自分の想像で行動してしまった結果、あなたの思い違いで余計な仕事が増えたり、多くの人に迷惑をかけてしまう場合があります。
仕事・人間関係がうまくいかない時に考えてしまいがちなこと
仕事がうまくいかないと、どうしてもネガティブになってしまい、「どうせ自分は必要のない人間だ」とか、「自分はなにをやってもだめなんだ」などと思ってしまいがちですよね。
それが発展してしまうと、「どうせダメならダメなままでいいや」とか、「逃げてしまおう」と考えてしまいます。
人は、成功体験よりも失敗経験の方が記憶に残りやすいので、うまくいかなかったことを長くひきづってしまうものです。
これは大体全ての人に当てはまることなので、案外と他人は自分のことに精一杯で、あなたの失敗を覚えていないものです。
なので、うまくいかなかったことはあまりネガティブに引きずることなく、次に切り替えた方が吉ですよ!
うまくいかない仕事・人間関係の本質とは
「失敗をいつまでも引きずらなくてもいい」とはいえ、仕事・人間関係をうまくやっていきたいですよね。
次に、うまくいかない仕事・人間関係の本質について、3つの事実を説明します。
- 実はどんな人でも仕事がうまくいかない時がある
- 世の中は元々、うまくいかない仕事の方が多い
- 人それぞれに、違う価値観、考え方がある
実はどんな人でも仕事がうまくいかない時がある
どんなキャリア人間、キャリアウーマンでも、全ての仕事をこれまで完璧にやってきたかといえばそうではありません。
彼らも、多くの失敗を経験しています。例えば、発明王として有名なトーマス・エジソンは、以下の名言を残しています。
I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.
私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。出典:トーマス・エジソン
多くの「うまくいかないこと」を乗り越えた末に数々の発明を残しているエジソンだからこそ、この言葉には重みを感じませんか?
うまくいくためには、まずはうまくいかない方法を知ることが大切なのです。
世の中は元々、うまくいかない仕事の方が多い
エジソンの場合は白熱電球を発明するまでに、約2万回という途方もない失敗を繰り返したそうです。
ちなみに、もし、全ての仕事が一発でうまくいっていたら、世界は平和でみんな幸せでしょう。でもそうなっていないのは、うまくいってない仕事が世の中の大半だからです。
政治、民族間のいざこざ、戦争、全て人が仕事した結果、うまくいかないで起きたことです。どんなエリートでも元々上手くいかない仕事はこなせません。
なので、請け負った仕事内容によっては、どうしてもうまくいかないこともあると思っていた方がよいです。
人それぞれに、違う価値観、考え方がある
世界には、民族、土地柄、男女によって、さまざまな価値観や考え方がありますが、それはなにも国で決まっているものではありません。
民族的な傾向はあれど、日本人一人一人も、年代、生まれた環境、過去など、様々な要因で一人一人が異なる価値観、考え方を持っています。
他の人からしたら、一見非効率に見えても、その人にとってはその方法が一番しっくりきていて、うまくいっているケースがあるのです。
つまり、大前提として、あなたの周りには、考え方、価値観が異なる人ばかりがいて、そのような人たちと一緒に同じ仕事をしているのです。
×うまくいかないときにやってはいけないこと3選
では、そんな状況下で、仕事をうまくやっていくにはどうすればよいのでしょうか。まずは、仕事がうまくいっていないときに、特にやってはいけないことを3つ説明します。
- うまくいかなかったことを引きずり続けてしまう
- うまくいかないまま、仕事を辞めてしまう
- 自分の価値観、考え方を他人に押し付ける
うまくいかなかったことを引きずり続けてしまう
うまくいなかったことをいつまでも引きずっていては、また同じ失敗を繰り返してしまう可能性が高くなります。
失敗癖がついてしまうと、その仕事に対してのモチベーションが下がり、嫌々行うことで集中もできず、別の失敗も招きます。
うまくいかなかったことは、引きずらずに切り替えていきましょう!
うまくいかないまま、仕事を辞めてしまう
うまくいかず、失敗続きで仕事のモチベーションも低くなると、そんな仕事は辞めたくなりますよね。
でも、それだけで仕事を辞めてしまうのは、少し早すぎる可能性があります。
失敗癖と同じく、逃げ癖も存在し、今後あなたは別の仕事でも同じような状況がきた時に、また辞めることを繰り返してしまうかもしれません。
後述する「○うまくいかないときにやってみてほしいこと」をぜひ試してみてください!
自分の価値観、考え方を他人に押し付ける
一人一人に様々な価値観、考え方があることと同じく、あなたも他の人とは異なるものを持っています。
会社や仕事上のルールは、具体的な指標が統一されているため、間違いははっきりわかりますが、個人の細かい仕事のやり方などは、良い悪いが曖昧です。
それについて他人が頭ごなしに口を出すことは、その人の「考え方・価値観」を否定することに繋がります。
相手は、あなたのことが精神的に苦手になってしまい、それが「なんとなく話しにくい、相談しにくい」雰囲気を生み、コミュニケーション不足が加速してしまうでしょう。
○うまくいかないときにやってみてほしいこと4選
つぎに、仕事がうまくいっていないときに、ぜひやってみて欲しいことを4つ説明します。
- 小さなやりがいを見つける
- やりやすい仕事より、納期が近い仕事を優先する
- 仕事は80%で完了する
- 周りの人を頼る、聞いてみる、教えてもらう
小さなやりがいを見つける
どんな仕事も、必ず誰かの役に立っています。身の回りで、自分の仕事について「ありがとう」と言ってくれた人のために頑張ってみましょう。
代わりに雑務を請け負ってあげた同僚、急な休日出勤のお願いを聞いてあげた上司、急ぎの書類を届けてあげた別部門の人、どんな人でも構いません。
そうした小さなやりがいの積み重ねが、仕事に対する情熱を燃やすきっかけになるでしょう。
やりやすい仕事より、納期が近い仕事を優先する
どうしても簡単な仕事を優先させてしまいがちですが、第一に「納期が近い仕事」から取り掛かりましょう。
納期に迫られることで焦りの気持ちが生まれ、それが失敗を招く可能性があるからです。
納期にある程度の余裕を持って仕事ができれば、その仕事も質が高いものになります。
仕事は80%で完了する
請け負った仕事は、完璧に仕上げたい気持ちがあるでしょうが、その仕事ばかりに集中していては、他のことがいい加減になる可能性があります。
そこで、出来栄えをあなたの中で「80点だ!」と思った時点で一度完成として、提出しましょう。
きっとなんらかの修正が入るかもしれませんが、あなたが100点だと思ったものでも、人の価値観はそれぞれなので、なにかしらの理由で結局修正は入るはずです。
3つ仕事があるとしたら、100点、100点、40点よりも、80点、80点、80点の方が、総合的にはよいパフォーマンスとなりますよね。
周りの人を頼る、聞いてみる、教えてもらう。
コミュニケーションを十分に取らない状態で仕事を進めてしまうと、以下ようなの勝手な想定て行動してしまいます。
- あの人はきっとこう思っているだろう
- これをやっておけば大丈夫だろう
これらの思い込みで、無駄な仕事や要らぬ迷惑をかけてしまうかも知れません。それは、時間的にも人的にも損失です。
なので、少しでも相手の意図や考えが把握できなかったら、仕事を開始する前に相手にちゃんと聞きましょう。
「すいません、頼りにしたいので、もう一度確認してもよろしいでしょうか?」と言えば、大抵は引き受けてくれるはずです。
教えてもらった後は、「〜さんのおかげで明快になりました!どうもありがとうございます。」と感謝の気持ちをはっきりと伝えると、気持ちよく感じない人はいないでしょう。
それでも、仕事・人間関係がうまくいかなかったら
前述の、「○うまくいかないときにやってみてほしいこと」、「×うまくいかないときにやってはいけないこと」を実践しても、どうしてもうまくいかないこともあるでしょう。
そんな場合に、ようやく「転職」という選択肢が出てきますが、メリットとデメリットがあります。
転職するメリット
転職をした場合は新しい職場で、昔の経験はそのままに仕事も人間関係もリセットした状態になります。
前職の経験と、学んだ人間関係の構築方法をフルに使い、新しい職場でうまくやっていける可能性があります。
そこで、新しいやりがいや人間関係が構築できて、あなたの人生の幸福度も上がるかもしれません。
転職するデメリット
まず、あなたにとって希望する就職先に就ける保証がありません。
仮に就職できたとしても、新しい職場で、前職よりも仕事・人間関係をうまくやれるかは、仕事内容や周りの人間模様が大きく影響してしまうので、コントロールが難しいです。
そして、転職によって収入が下がってしまい、これが仕事のモチベーションを下げてしまう可能性もあります。
少しでも「やっていけるかも」と思ったら、続けてみよう!
あなたが、仕事・人間関係がうまくいかず、悩んでいるのであれば、前述した7つのことを試してみてください!
- うまくいかなかったことを引きずり続けてしまう
- うまくいかないまま、仕事を辞めてしまう
- 自分の価値観、考え方を他人に押し付ける
- 小さなやりがいを見つける
- やりやすい仕事より、納期が近い仕事を優先する
- 仕事は80%で完了する
- 周りの人を頼る、聞いてみる、教えてもらう
これらを一通りやってみて、それでも悩みが消えない場合は、「自分の努力ではどうにもならない環境」だったということなので、「転職」も一案です。
あなたが抱える仕事がうまくいかない悩みが、少しでも解決ことを願っております!