最近、格安SIM、格安スマホという言葉をよく耳にするようになりました。
「格安SIMとは、どんなものなの?」「少しでも通信料金を下げたい」「友達で使ってる人がいるけど、実際どうなんだろう?」そう感じている人も多いと思います。
格安スマホが安いのは知っているけど、どんなものなのか、使用する前に知っておきたいことが事前に分かれば後悔することなく手続きすることができます。
格安スマホは、どんな人が向いているのか、実際利用するためにはどうすればいいかを紹介しています。
出典:https://www.pakutaso.com/20160619174post-8205.html
格安SIMとは?
格安SIMとは大手携帯電話会社のスマホと比べて安い料金で利用できる携帯電話サービスのことです。
格安SIMカードを端末側面の差し込み口に挿入すれば利用することができます。
格安SIMを使用するには「SIMカード」のみを購入し自分が今使っている端末をそのまま使う方法と、「SIMカード」と「新しく端末」をセットで購入する方法の2通りあります。
今使っている端末が使用できるかどうかは格安SIM会社(MVON)によって違いますので確認が必要です。
SIMカードにはどんな種類があるの?
SIMカードとは電話番号を特定できるID番号があり、スマホに差し込むことによって、通話やインターネットの利用ができるようになります。
SIMカードの差し込みする場所はたいてい端末の側面にあり、ピンなどを使って開ける必要があります。
SIMカードには標準SIM・マイクロSIM・ナノSIMがあり、マイクロSIMがAndroidに多く、ナノSIMはiPhoneに多く使用されています。
また格安SIM会社で購入するときには、音声通話SIM・データ通信SIMなど自分の使いたい内容に合わせて選ぶことができます。
SIMフリー・SIMロックってなに?
他の通信会社のSIMカードは使えないようになっています。この状態がSIMロックになります。
たとえばdocomoの端末に他社のSIMカードを入れ替えて使用したい場合は、SIMロック解除をする必要があります。
格安SIM会社の場合そのまま使えるものもありますが、解除が必要な場合があります。解除するには今使っている通信会社に問い合わせして設定変更してもらいます。
手続きがめんどうな人には解除のいらない回線を選ぶといいでしょう。また、動作確認端末情報も合わせて確認すると安心です。また、家電量販店では、SIMフリーと呼ばれる元々ロックがかかってないものがあります。
格安SIMはなぜ安いのか?
大手通信会社は回線を繋ぐための基地局やアンテナを立て、通信設備投資をしています。また広告費や店舗、人件費が通信費に上乗せされています。
格安スマホ会社(MVNO)は、その回線を一部借りてサービスを提供しているので自社での設備投資が必要ありません。
基地局の設置や回線の維持費、管理費などにかかる費用がないため、料金を安くして提供することができます。
また、販売や手続きがネット中心となっているため店舗数も大手通信会社より少なめになっています。
格安SIMのデメリットってなに?
格安SIMのデメリットは3つあり、1つ目は、大手通信会社のキャリアメールが使えなくなることです。しかし、フリーメールがあるので仕事で使用しないなら問題ありません。
2つ目は、通話料金が高くなることです。仕事で通話をする人はかえって通話料金が高くなる可能性があります。逆に、通話の少ない方やLINEなどの通話アプリを使用する方にはオススメです。
3つ目は、初期設定を自分でする必要があることです。SIMカードの装着やデータ通信をするための設定(APN設定)を自分ですることになります。
主にネットでの申し込みや手続きになるので店舗が無いか、あっても少ないので自分で設定するのが心配な人には難しいかもしれません。しかしwebサイトや電話でのサポートがあるので利用することができます。
支払い方法がクレジットカードが主になっています。銀行の口座振替も対応している格安スマホ会社もありますが、契約内容によっては使用できない場合があります。
格安SIMはどんな人にオススメなのか?
まず、申し込みや手続きがネット中心になるためインターネットが使える人にオススメです。店舗に行く時間がなかったり待ち時間が苦手な人にはいいかもしれませんね。
次にほとんど通話しない人におすすめです。通話の少ない人には、大手通信会社のたくさん通話するプランでは思い通りのものがないかもしれません。
しかし格安スマホではデータ量や通話量で選べるので料金を抑えたい人にはオススメできます。
格安SIMはどこで買えるの?
実際に、格安SIMや端末を買うにはどうすればいいのでしょうか?
格安SIM会社は店舗がとても少なく、ネット販売が中心です。ネットでの販売になるのでSIMカードや端末が届くまで数日かかりますが、店舗のある格安スマホ会社なら当日の利用ができます。
他にはヤマダ電機やビックカメラなどの家電量販店が独自に提供している格安SIMもあります。家電量販店では大手格安SIM会社のものも取り扱っているので、店舗で買いたい人にはオススメです。
格安SIMに乗り換えるのに必要な費用とは
格安SIMに乗り換えるためには、利用中の通信会社でMNP予約番号を取得しないといけません。MNPとは今使っている電話番号をそのまま引き継いで利用することができる制度のことです。
予約番号を受け取ると有効期限内(大体15日程度)に新しい通信会社にMNP転入手続きをします。
新しいSIMカードを端末に挿入し、利用開始の設定をすれば使うことができます。
通信会社によりますが、大体3,000円程度の事務手数料がかかります。また転出する通信会社の解約金が必要な場合は解約金と、端末代の支払いが残っている方は残りを払っていく必要があります。
格安SIMでガラケー、スマホやタブレットの複数台使用するには
通話はガラケーやスマホで、タブレットはサブ端末として使いたい方や、子供にスマホが必要になった方にも格安SIMは料金を抑えられるのでオススメです。
スマホは自分の持っている端末を引き続き使用することもできます。SIM会社によって使える端末は違いますので購入する前に確認が必要です。
タブレットも引き継ぎできるものがありますが、ほとんど対応していないので新しく購入することを考えた方がいいかもしれません。
しかし複数台使用する場合、自分は通話が多くて大手通信会社を利用しても2台目は格安SIM会社にすることによって通信料金を格段に節約することができます。
設定方法や設定代行があるのか知りたい!
端末やSIMカードが自宅に届いたらSIMカードを挿しても自分で端末でデータ通信するための設定(APN設定)をしないと使うことができません。
大手通信会社は始めから設定されていますが、格安スマホを使う場合は自分でする必要があります。
しかし格安スマホ会社の店舗や家電量販店でも設定代行してくれるところが増えてきました。
有料になってしまいますが、設定が難しく感じる人は格安スマホ会社を選ぶときのポイントにしてもいいかもしれませんね。
まとめ
格安スマホのしくみとどんな人にオススメなのか、紹介してきました。
自分で設定することやネットで購入することに抵抗がない人には特にオススメです。
最近の格安スマホではオプションも充実しており、安く快適に過ごせるように改善されています。家族で使うことや2台目を持つことを考えると、通信費を格段に下げることができます。
解約手数料や端末代など最初に少しお金がかかってしまう場合もありますが、数ヶ月使用するだけで元が取れるので、格安スマホに乗り換えを検討している人は少しでも早く変えることをオススメします。