格安SIMと聞くと「携帯電話料金が安くなるとは思うけど詳しくは・・・」となる方がほとんどではないでしょうか。
日本では2022年現在において6割以上の方が大手携帯キャリアを契約していて、まだ格安SIMはなかなか世間的に普及しているとはいえない状況です。
この記事ではそんな格安SIMについて、どういったものなのか分かりやすく説明していきますので、乗り換えを迷われている・気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
(出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%83%91%e3%82%a4%e3%83%8a%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%ab-%e3%83%a9%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%88%e3%83%83%e3%83%97-1704339/)
SIMとは
始めにSIMとは「Subscriber Identity Module Card」の3文字の頭文字をとっています。意味は「加入者識別モジュール」です。
携帯電話を使用するにあたり、このSIMカードはどの携帯電話を購入する場合に誰でも必要になります。SIMカードには携帯電話の契約における重要な情報が記録されています。
- 契約番号
- 携帯電話番号
まずここを抑えておく事が大切です。この2つを理解しておけば、その後の手続きにおいてSIMカードの役割が明確になってきます。
なぜ格安なのか
これは単純に大手キャリアとは違って事業を運営する為のコストが掛からないからです。
通常の大手キャリアと呼ばれるdocomo・au・SoftBankは、自社の回線ネットワークを確保するため、基地局やアンテナなどを整備しておりその投資と維持を行う必要があります。
格安SIMの場合はその大手キャリアの回線の一部を間借りして使用する事でそのコストを抑える事が出来ているのです。
さらに大手キャリアは店頭窓口を設けてサポートを充実させているのは魅力の1つでもありますが、そう言った所にも人件費を確保したりと多くのコストが掛かってしまいます。
格安SIMの回線は安定してるの?
その大手キャリアから借りている回線ですが、「通話はちゃんと出来るのか」「インターネットの接続が遅いのではないか」など皆さん不安に思う事もあるのではないでしょうか。
結論として通話、インターネットどちらも問題なく使うことができます。格安SIMの電波は会社を契約する際に、大手キャリアの回線を選択する事が可能であり、そのキャリアが保有しているエリアに影響されます。
といっても現在繋がらない場所というのは、山奥やトンネルなどを除いて普段生活する上でほとんどないと言えると思います。
Web閲覧程度や動画を見るなど一般的な使用であれば支障が出るほどの遅延が発生することは無い。
格安SIMを実際に契約した際の料金とは
では格安SIMを実際に契約した場合の料金形態はどうなのか気になりますね。格安と言うくらいですので、大手キャリアと比べると基本的に安くなるのは間違いありません。
もちろん人によって使い方が異なりますので、通話やインターネットどのくらい使うかで料金が決まります。通話かけ放題のプランや通信が大容量のプランなど様々ですが、いくつか例を挙げますと…
- 通信量3GB+通話なし :850円〜(IIJmino)
- 通信量3GB+通話1日1回10分無料 :1078円〜(楽天モバイル)
- 通信量10GB+通話1日1回10分無料:2178円〜(楽天モバイル)
- 通信量20GB+通話なし :2000円〜(イオンモバイル)
現状競合他社も多く選ぶのも難しいですが、まず自身がどのくらい使用しているのか通話と通信量を数ヶ月さかのぼって調べて見ましょう。
そうすれば最適なプランが分かりますので、それをカバー出来る通話料と通信量を決めてプランを選択することをおすすめします。
格安SIMを契約する際の注意点とは
格安SIMは主要キャリアからすると割安でお得感を得られるため早く乗り換えたいですよね。しかし契約する前にもちろん注意点もありますので確認してきましょう。
- 現在使用しているキャリアメール(@docomo…@au…@softbank…)有無の確認
- インストールしているアプリの引き継ぎ
- SIMカードのサイズ
キャリアメールとはアドレス末尾が「@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jp」などのメールアドレスを指します。格安SIMではこれらが使えなくなります。
SIMカードは国際規格により標準SIM・microSIM・nanoSIMの3種類に定められています。区別については標準SIMが一番大きくnanoSIMが一番小さい形になります。
契約時はSIMを選ぶ必要があります。自身がどのSIMか事前に確認しておきましょう。ガラケーのまま格安SIMに変更も可能ですが、通信プランがないので通話のみでいいから試してたいという方に限ります。
格安SIMのまとめ
契約会社は複数あり不安を抱えている方もいらっしゃるかと思います。しかし最近は店舗を持つ会社も増えてきました。
「ネットだけではちょっと不安…」 という方は店舗を持つ楽天モバイル、Y!mobileなどの店頭で直接聞いてみるものもおすすめです。
1万5千円近く支払っている方からすると4分の1まで節約出来れば年間で10万円以上得をすることになります。この期に格安SIMを理解して乗り換えを検討してみましょう。