近年ではネットを使うために、Wi-Fiルーターが必須なものと変わりました。
しかし、どれがおすすめでよいものなのか。なにが自分の家に適しているかわからない。このように思う人は多いと思います。
実際にネットで検索しても様々な情報が出てきて比べるのが大変ですよね。
なので今回は、Wi-Fiルーターを選ぶ際の基準とおすすめのWi-Fiルーターについて紹介していきます!
(アイキャッチ画像出典:https://winnova.net/wp-content/uploads/2021/11/pexels-ron-lach-9794713-scaled.jpg)
Wi-Fiルーターを検討する前に
Wi-Fiルータを買う時は初めに家の間取りと、実際にほしい機能を考える必要があります。
Wi-Fiルーターは、それぞれに使う環境が想定されて作られているので、種類が多くあります。その豊富な種類から選ばなければいけないのです。
実際に何も知らないまま家電量販店に行ったら、多くのWi-Fiルーターで圧倒されてしまうでしょう。
そうならないためには準備が必要です。初めにWi-Fiルーターの大事な機能について書いていきます。
Wi-Fiルーターを選ぶときは必ず”これ”を意識しよう
Wi-Fiルーターには様々種類がありますが、一番初めに気にするべきことは無線通信規格です。無線通信規格とはWi-Fiルーターのモデルのことを指しています。
Wi-FiルーターにはiPhoneと同じように最新モデルが出てきます。現在の最新モデルはWi-Fi 6 (11ax)という無線通信規格です。一つ前の規格がWi-Fi 5(11ac)です。
もし、何も知らないで何世代前のWi-Fiルーターを買ってしまったら動作がとても悪いかもしれません。
なので、今のWi-Fiルーターの最新モデルを知っておくことは、ルーターを買う時の最低限の知識として押さえておくべきです。
また現在はWi-Fi 6が一番性能が高く、Wi-Fi 5と異なることが多いので特徴をしっかり押さえておきましょう。
- 最大通信速度が9.6Gbpsと高速
- 同時通信時の速度低下がしにくい(OFDMA)
- 接続するデバイスの消費電力を節約する(TWT)
- Wi-Fi 6に対応していないデバイス(iPhone10など)でもWi-Fi 5(11ac)やWi-Fi 4(11n)に接続できる
このような特徴がWi-Fi 6にはありますが、最新のiPhoneの値段が高いようにWi-Fi 6も値段が高くなります。
もし、値段を抑えたいと思うならWi-Fi 5にするのも一つの手としてあります。
広範囲に電波が届くWi-Fiルーターのおすすめ機能は?
Wi-Fiが届かない場所があるときは「メッシュ機能」を持っているルータがおすすめです。
メッシュ機能とは親機と中継機を網のように張り巡らせ、家中どこでも通信がつながるようなWi-Fiルーターのことを言います。
網目(メッシュ)状のネットワークを作ることで、2階3階でも電波が届くようになります。
メッシュWi-Fiは家のどこに移動しても、どれかのWi-Fiルーターに接続されるので移動しながらでも通信が安定します。
家中どこでも快適に使えるおすすめWi-Fiルーター
では、家中どこでも快適に使うためにはどのようなWi-Fiルーターがいいのか詳しく解説していきます。
- AX1800 メッシュWi-Fiシステム
- エレコム メッシュ WiFiルーター
TP-Link AX1800 メッシュWi-Fiシステム
通信規格 | Wi-Fi 6 |
---|---|
接続可能台数 | 150台以上 |
通信速度5GHz | 2400Mbps |
通信速度2.4GHz | 574Mbps |
通信範囲 | 最大460m2(2台接続) |
メッシュ機能を持っており通信範囲が2台で最大460m2、3台で最大650m2カバーしています。
「2018年度 フラット35利用者調査(※)」によると、一戸の平均面積は126.8m2なのでほとんどの家は十分におさえることができます。(※参考:https://www.jhf.go.jp/files/400350205.pdf)
またDecoシリーズは互換性があるため、他のDeco商品であれば繋げることができます。そのため電波が届かなかったら新たに加えることも可能です。
保護者の制限機能があるので、フィルターレベルや時間制限、子供の利用状況の把握もでき、Wi-Fiルーターには滅多にない3年間保証もあるため安心して使うこともできます。
家のどこにいても通信がスムーズに繋がり、安全で快適なインターネットを使うにはピッタリです。
TP-Link AC1200 メッシュWi-Fiユニット
通信規格 | Wi-Fi 5 |
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接続可能台数 | 100台以上 |
通信速度5GHz | 867Mbps |
通信速度2.4GHz | 300Mbps |
通信範囲 | 最大260m2(2台接続) |
こちらもtp-linkのDecoシリーズになりますが、上の商品とは違い、Wi-Fi 5のルーターとなっています。
上で紹介したものより性能は落ちますが、値段は半分以下で通信範囲も最低限確保できるので、こちらも検討の余地はあると思います。
さっきのは高すぎる。そこまでの性能は必要ない。と感じる人はこちらがおすすめです。
本当は違う種類のルーターを紹介したかったのですが、Decoシリーズが性能も保証もいいので、この種類だけ紹介しました。
通信速度が速いWi-Fiルーターの機能は?
スピードで選ぶなら周波数と通信速度、「MU-MIMO」を考慮して選ぶことをおすすめします。
- 周波数と通信速度…通信速度の数値が大きいほど早くなる
- MU-MIMO…多くのデバイスを同時に通信できる
これらに注意してみることで、今まで以上に通信速度を早く保つことができます。一つずつ詳しく解説していきます。
通信速度と周波数
通信速度と周波数はオンライン授業やテレワークなどがストレスなく使えるかどうか重要になるところです。
では通信速度と周波数はどのように変わってくるのでしょう。それぞれ説明していきます。
周波数とは?
周波数とは「5GHz」「2.4GHz」と表記されるもので、Wi-Fiを使う時はこのどちらかを接続することになります。(勝手に変更してくれる「バンドステアリング」という機能もあります。)
- 通信速度が速い
- 壁や天井は通れない
5GHzは速いですが、障害物などに弱いです。Wi-Fiルーターが置いてある部屋で使うとネット回線がスムーズに繋がり安定します。
- 通信速度が遅い
- 壁や天井を通れる
2.4GHz小回りが利き様々な場所に行けますが、速度が遅いです。
僕はWi-Fiルーターから離れている部屋にいるので2.4GHzを繋げていますが、安定した通信環境にできています。
通信速度の確認方法
通信速度は「○○Mbps」と書いてあり、この数値が大きいほど通信速度が速くなります。
5GHz | 2400Mbps |
---|---|
2.4GHz | 574Mbps |
このような表記で書いているので速度を特に意識したいという方は参考にしてください。
この表記は理論上の最大値となるので、環境によって通信速度が変化することがあります。
MU-MIMOとは?
MU-MIMOとはWi-Fiルータに複数端末を接続したときに、すべての端末に速度を落とさず通信できる機能のことを言います。
MU-MIMO非対応だと、最初に通信をした端末だけ通信がいってしまい、2台目以降はだんだん通信速度が落ちていってしまいます。
新米教師が1人の生徒にだけ見てしまい全体が見えなくなる感じで、一つのデバイスに通信が集中してしまうのですね。
しかし、MU-MIMO対応のルーターは複数の端末に対して、同時に通信を送れるので、安定したパフォーマンスを見せることができます。
通信速度が速いことを重視したおすすめのWi-Fiルーター
では通信速度と周波数、MU-MIMOを意識したうえで、どのようなWi-Fiルーターが遅れがなくおすすめなのか紹介していきます。
- LINKSYS E9450-JP
- TP-Link Archer AX73 AX5400
LINKSYS E9450-JP
通信規格 | Wi-Fi 6 |
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接続可能台数 | 40台以上 |
通信速度5GHz | 4,804Mbps |
通信速度2.4GHz | 574Mbps |
通信範囲 | 最大185m2 |
こちらのWi-Fiはアメリカを想定して作られたため最大185m2 という十分な範囲をカバーし、5GHzが4,804Mbpsと驚異的な速度を誇っています。
またMU-MIMO機能により40台以上の同時接続もできるので、スマホやパソコン・タブレットなど様々な機器に取りつけても遅延がありません。
スマートな形なので、家に来たお客さんにも自信を持って見せられる外見となっています。
TP-Link Archer AX73 AX5400
通信規格 | Wi-Fi 6 |
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接続可能台数 | 80台 |
通信速度5GHz | 4,804Mbps |
通信速度2.4GHz | 574Mbps |
通信範囲 | 戸建て:3階建/マンション:4LDK |
こちらのWi-Fiルーターは上のリンクシスと同じ5GHzが4,804Mbpsですが、アンテナがあるので通信速度はアンテナの方向によって変わってきます。
アンテナがあるので自分の好きな方向に電波を飛ばすことができますが、場所によっては電波の不安定さがあります。
またMU-MIMO機能により80台ものデバイスが同時に通信速度を落とさず使うことができます。
独特な外見をしていますが、高速通信をコントロールでき多くのデバイスと接続できるので、ストレスなくオンラインゲームやテレワークなどができるようになりますよ。
コストと手間を省くWi-Fiルーターの機能は?
複雑な設定やコストをかけたくない人におすすめ機能は「Wi-Fi5」や「無線引っ越し」、「セキュリティー面を考慮すること」が挙げられます。
ネットサーフィンするだけや、Wi-Fiについてよくわからないけど導入したいという人におすすめです。
- Wi-Fi5
- アプリで初期設定などができる
- 優れたセキュリティーを持っている
- ボタン一つで旧Wi-Fiルーターを引き継ぐことができる(無線引っ越し)
Wi-Fi 5は最新モデルWi-Fi 6の一つ下のモデルなので、安く済ませることができます。
ネットに詳しくなかったら、簡単にWi-Fiをセッティングできるものやセキュリティーでも安心できるものを選びましょう。
手軽に始めるためのおすすめWi-Fiルーター
では価格面と手軽さ、安全面を考慮したおすすめWi-Fiルーターを紹介していきます。
- バッファロー WSR-1166DHPL2
- エレコム WRC-2533GST2
バッファロー WSR-1166DHPL2
通信規格 | Wi-Fi 5 |
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接続可能台数 | 12台 |
通信速度5GHz | 866Mbps |
通信速度2.4GHz | 300Mbps |
通信範囲 | 戸建て:2階建/マンション:3LDK |
Wi-Fi 5のルーターで一般的に販売されているルーターより圧倒的な安さを誇っています。
安いから怪しいと思うかもしれませんが、バッファローのWi-Fiルーターは日本国内販売台数18年連続で第1位を受賞している(※)ので安心して使うことができます。(※)2019年 BCN調べ
MU-MIMOもあり、2台までなら同時通信可能なので、一人暮らしやあまりWi-Fiを使わない人にピッタリです。
最低限のお金で品質が良いWi-Fiルーターを使用することができます。
エレコム WRC-2533GST2
通信規格 | Wi-Fi 5 |
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接続可能台数 | 24台 |
通信速度5GHz | 1733Mbps |
通信速度2.4GHz | 800Mbps |
通信範囲 | 戸建て:3階建/マンション:4LDK |
こちらのWi-Fiルーターはサポートが手厚く、Wi-Fi初心者にも安心して使えるルーターです。
有料ですが訪問サービスや電話での対応もあり、もし設定できなかった場合は返品返金対応も行っています。あまり機械に自信がない人でも安心して買うこともできます。
また業界トップクラスのトレンドマイクロ社の「スマートホームネットワークTM」を搭載しているので、セキュリティー面でも心配ありません。
ルーターのセッティングやウィルスを心配せずに使うことができるのです。
おすすめのWi-Fiルータまとめ
Wi-Fiルーターには様々な種類があり、多くの便利な機能があることが分かったと思います。
今回紹介したWi-Fiルーターの機能をまとめましたので、今後Wi-Fiルーターを決める際に参考にしてください。
- 最新通信規格「Wi-Fi6(11ax)」
- 通信速度と周波数(5GHzと2.4GHz)
- 同時接続しても速度が落ちない「MU-MIMO」
- 広い家のどこにでも届く「メッシュ機能」
- Wi-Fiの設定を引き継ぐことができる「無線引っ越し」
Wi-Fiルーターに関しては僕は少し無理してでも性能がいいものを買うことをおすすめします。
Wi-Fiルーターは毎日の生活に影響を及ぼすもので、緊急時においても大切になってきます。
実際にオンラインでの活動が増え、重要性が上がりました。なので、よく調べて自分に合ったものを選びましょう!