Wi-Fiルーターを買い替えたいけれど、「おすすめが多すぎて、どれを使ったらいいかわからない…」「間違えた製品を選んでしまうかもしれない…」と頭を抱えていませんか?
近年のWi-Fiルーターは、メーカーも種類も多くて悩んでしまいますよね。
本記事では、用途別のおすすめWi-Fiルーターや、事前に確認すべきこと、あると嬉しい便利機能などを紹介しています。是非、最後まで読んでみてくださいね。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1843429?title=wifi%20%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC&searchId=2971158474
Wi-Fiルーターを選ぶとき確認したい3つのこと
Wi-Fiルーターを選ぶ際に確認しておきたい内容を3つ紹介していきます。
- 自宅の間取り
- 接続する台数
- 設置する場所
自宅の間取りを確認する
Wi-Fiルーターを設置する予定の部屋は、ワンルームなのか?戸立てなのか?マンションなのか?などの間取りを確認する必要があります。
部屋の数や階層によって、Wi-Fiルーターの選び方が変わってくるからです。電波の強さと間取りがマッチする製品を設置しましょう。
接続する台数を確認する
家族やシェアハウスなど複数人での使用を検討をしている方は、同時に接続する機器の台数を確認しておきましょう。
Wi-Fiルーターには、接続可能台数に上限があるからです。製品に負担がかかってしまうことを防ぐためにも、台数上限に余裕を持って接続するよう心掛けましょう。
設置する場所を確認する
Wi-Fiルーターは、なるべく自宅の中心に設置し、床から1~2m離すようにしましょう。通信速度の半減や不具合が生じることを防ぐからです。
また、家電製品や水槽の近くは電波の反射・吸収を起こしてしまうため要注意です。製品の周辺には障害物を置かないように気を付けましょう。
Wi-Fiルーターの周波帯は2種類!その違いとは?
Wi-Fiルーターの周波帯には、「2.4Ghz」と「5Ghz」の2種類があります。それぞれの特徴としましては、以下の通りになります。
周波帯 | メリット | デメリット |
2.4Ghz | 周辺に障害物があっても、比較的接続が安定している。 | ・5Ghzより通信速度が遅い。
・家電の電波と干渉し合い、電波が弱まりやすい。 |
5Ghz | ・2.4Ghzより通信速度が速い。
・電波干渉が起こりにくい。 |
障害物によって、電波が不安定になりやすい。 |
このように周波帯によって、良い点があれば悪い点もあることがわかるかと思います。
それぞれの特性を理解したうえで、Wi-Fiルーターをうまく活用していきましょう。
あると便利なおすすめWi-Fiルーター機能6選
ここからは、搭載されていると便利な機能を6つ紹介していきますね。
- MU-MIMO
- 引っ越し機能
- メッシュwi-fi
- ビームフォーミング
- デュアルバンド/トライバンド
- バンドステアリング/オートチャネルセレクト
MU-MIMO
MU-MIMO機能とは、1つのWi-Fiルーターに対して複数端末を接続した際、同時通信が可能になる機能です。
また、同時通信をしても通信速度が変化しないことも嬉しいポイントですね。安定した通信品質が保たれるため快適なネット利用が可能になります。
引っ越し機能
引っ越し機能とは、旧Wi-Fiルーターで設定された「SSID」と「パスワード」を、新Wi-Fiルーターへそのまま移行できる機能です。
製品によっては、ボタン1つで移行が完了してしまうものもあります。端末ごとの設定変更をする必要がないため、とても便利ですね。
メッシュwi-fi
メッシュwi-fi機能とは、中継機(サテライトルーター)を利用して網目状に電波を飛ばす機能です。
Wi-Fiルーターから距離のある場所へも電波が届くため、違う部屋やフロアでも安定したネット利用を叶えることができますよ。
ビームフォーミング
ビームフォーミング機能とは、Wi-Fiルーターの電波を特定の方向や端末へ向けて飛ばすことができる機能です。
同心円状に広がる電波を集中させることで、通信速度を維持させたい時に活用することでき、安定性を高めることが可能になります。
デュアルバンド/トライバンド
デュアルバンド・トライバンド機能とは、数種類の周波帯を使い分けることができる機能です。
デュアルバンドは「2.4Ghz」と「5Ghz」の2つが使用できます。一方でトライバンドは「2.4Ghz」「5Ghz」「5Ghz」の3つが使用可能です。
複数の帯域を使い分けることで、電波干渉が起こりにくくなります。
バンドステアリング/オートチャネルセレクト
バンドステアリング(オートチャネルセレクト)機能とは、混雑していない周波帯に自動的に切り替えてくれる機能です。
一方の周波帯にしか対応していないWi-Fiルーターには搭載されていない機能になりますので、確認をしておきましょう。
最新の通信規格「Wi-Fi 6」従来規格との違いは?
「Wi-Fi 6」は、第6世代のWi-Fi規格であり、最新の通信規格のことです。
従来の規格であるWi-Fi 5に比べて、約1.4倍の速さで通信が可能であり、ネット配信や高画質の映像を楽しむことができます。
また、Wi-Fi 5は複数端末の接続を順に振り分けるため、通信にタイムラグを生じることがあります。一方で、Wi-Fi 6は同時接続が可能になったため、常に安定した回線を使用することができます。
しかし、Wi-Fi 6に対応した機器の普及が少ないため、高額であるという欠点があります。購入する際は、対応端末と価格帯の確認が必要になるでしょう。
1人暮らしにおすすめのWi-Fiルーター3選
1人暮らしにおすすめなWi-Fiルーターを3つ紹介していきます。
- TP-Link 「Archer A6」
- BUFFALO「WSR-1166DHPL2」
- BUFFALO「AirStation WSR-3200AX4S」
Archer A6
本製品は、4本のアンテナを装備しており、電波を増幅させて広いエリアをカバーする仕組みとなっています。
ビームフォーミング機能と、MU-MIMO機能を搭載しているので、電波の安定感が非常に高いことも特徴です。
また、セキュリティ機能があり、抜き取られたデータを暗号化することで、ハッカーがデータを解読できないようにします。テレワークにも最適な製品になっています。
Wi-Fi6対応 | ✖:Wi-Fi5対応 |
---|---|
推奨利用環境 | 3LDK |
利用可能な周波帯 | 2.4Ghz 5Ghz |
搭載されているおすすめ機能 | MU-MIMO、ビフォーミング |
その他機能 | セキュリティ機能 |
WSR-1166DHPL2
本製品は、ビームフォーミング機能を搭載しているのが特徴になります。また、ボタンを押すだけで移行が完了するので、端末を再設定する必要がありません。
コンパクトなサイズなため、置き場所にも困らないことから、1人暮らしで機器の設定が苦手という方におすすめです。
Wi-Fi6対応 | ○ |
---|---|
推奨利用環境 | 2階立て・3LDK |
利用可能な周波帯 | 2.4Ghz 5Ghz |
搭載されているおすすめ機能 | MU-MIMO、メッシュWi-Fi、ビフォーミング、バンドステアリング |
その他機能 | 最大接続台数150台以上 |
AirStation WSR-3200AX4S
本製品は、Wi-Fi 6対応のWi-Fiルーターになります。実売1万円強のお手頃な価格も魅力であり、サイズも幅37.5×高さ160×奥行き160mmとコンパクトになっています。
また、どこに置いても馴染むシンプルなデザインであり、付属の台座は本体背面へ取り付けることで壁掛けとしても利用可能です。1人暮らしでコスパを重視したい方におすすめします。
Wi-Fi6対応 | ○ |
---|---|
推奨利用環境 | 2階立て・3LDK |
利用可能な周波帯 | 2.4Ghz 5Ghz |
搭載されているおすすめ機能 | MU-MIMO、引っ越し、ビフォーミング |
その他機能 | 1GBを超える動画や音楽のダウンロード、再生がスムーズ |
一軒家におすすめのWi-Fiルーター3選
続いて、一軒家におすすめしたいWi-Fiルーターを3つ紹介します。
- TP-Link 「Deco X20」
- NEC 「Aterm WG2600HP3」
- ELECOM 「WRC-2533GST2」
Deco X20
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本製品は、Wi-Fi 6に対応しており、接続可能台数が150台以上と複数端末の接続に最適なものとなっています。
また、メッシュWi-Fi機能に加えて、アプリとの連動をすることで、ルーターへのアクセスや本体のアップデートを簡単に行うことができます。
しかし、単体の使用だと上方向への電波が弱い傾向にあります。2台設置をし、メッシュWi-Fiを家中に張り巡らせることをおすすめします。
Wi-Fi6対応 | ○ |
---|---|
推奨利用環境 | 2階立て・3LDK |
利用可能な周波帯 | 2.4Ghz 5Ghz |
搭載おすすめ機能 | MU-MIMO、メッシュWi-Fi、ビフォーミング、バンドステアリング |
その他機能 | 最大接続台数150台以上 |
Aterm WG2600HP3
本製品は、内蔵されている4本のアンテナがそれぞれ前後、左右、上下の全方位をカバーできるようになっています。
端末の向きによって内部のアンテナの方向が変わってしまい、Wi-Fiルーターのアンテナの向きによって速度が低下する現象を発生しにくくします。
また、同梱のQRコードを専用アプリで読み込むだけで初期設定のための接続が可能になります。安定性に特化し、接続設定が苦手な方におすすめします。
Wi-Fi6対応 | ✖:Wi-Fi5対応 |
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推奨利用環境 | 3階立て・4LDK |
利用可能な周波帯 | 2.4Ghz 5Ghz |
搭載おすすめ機能 | MU-MIMO、引っ越し、ビフォーミング、バンドステアリング |
その他 | 同時接続可能台数:16台(6人) |
WRC-2533GST2
本製品は、6人家族を想定したつくりになっており、6人全員が複数端末を同時使用しても快適に通信が可能となります。
さらに、「こどもネットタイマー3(タイマー&スケジュール機能)」を搭載しているため、お子様のネットの使い過ぎを防止することも可能です。
使用する人数が多く、お子様のネット利用に心配がある方におすすめします。
Wi-Fi6対応 | ○ |
---|---|
推奨利用環境 | 3階立て・4LDK |
利用可能な周波帯 | 2.4Ghz 5Ghz |
搭載おすすめ機能 | MU-MIMO、引っ越し、ビフォーミング |
その他機能 | タイマー&スケジュール機能、同時接続可能台数:24台(6人) |
ゲーマーにおすすめのWi-Fiルーター3選
最後に、ゲーマーにおすすめしたいWi-Fiルーターを3つ紹介します。
- ASUS 「TUF-AX3000」
- Linksys 「AX5400 E9450」
- ASUS 「ROG Rapture GT-AX11000」
TUF-AX3000
本製品は、最新の通信規格Wi-Fi 6に対応しています。また、最大80台(推奨64台)まで端末を接続可能なのもゲーマーには嬉しいポイントですね。
メッシュWi-Fi機能には、最大5台まで対応しているため、より広範囲に電波を共有することが可能です。
背面に引っ掛ける穴がついてるので、壁掛けでの利用もできます。デスク上をスッキリさせた状態で作業するのに最適だと思います。
Wi-Fi6対応 | ○ |
---|---|
推奨利用環境 | 3階立て・4LDK |
利用可能な周波帯 | 2.4Ghz 5Ghz |
搭載おすすめ機能 | MU-MIMO、メッシュWi-Fi、ビフォーミング、バンドステアリング |
その他機能 | PS4、Xbox One、Nintendo SwitchやPCゲーミングを快適にするゲーミングLANポート機能 |
AX5400 E9450
本製品は、アンテナが内蔵されているタイプであり、縦置きが可能となります。縦置き型は空気と接する面積が大きくなるため熱がこもりにくく、処理速度の低下を防ぎます。
狭いスペースしかないけど高性能なルーターが欲しい方におすすめです。
他メーカーのハイスペックなゲーミングルーター比べて低価格であるため、2万円前後でゲーミングルーターを探している方は本製品を選んでもよいでしょう。
Wi-Fi6対応 | ○ |
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推奨利用環境 | 40台超え |
利用可能な周波帯 | 2.4Ghz 5Ghz |
搭載おすすめ機能 | MU-MIMO、メッシュWi-Fi |
その他機能 | 最新ファームウェアに自動でアップデート |
ROG Rapture GT-AX11000
本製品は、Wi-Fi 6に対応しており、周波数は5.0GHz帯で電波干渉に強く、安定した高速通信を実現しているゲーミングルーターです。
接続可能台数は36台であり、幅広いゲーム機と接続できます。3階建てや4LDKなどの広い間取りにも対応しています。
さらに、ゲーム通信を加速させる3つの機能が搭載されているため、快適なプレイを楽しむことが可能。本格的なゲーム環境を実現したい方におすすめのアイテムです。
Wi-Fi6対応 | ○ |
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推奨利用環境 | 3階立て・4LDK |
利用可能な周波帯 | 2.4Ghz 5Ghz 5Ghz |
搭載おすすめ機能 | MU-MIMO、ビフォーミング、バンドステアリング、トライバンド |
その他機能 | ホームネットワークセキュリティ対応 |
Wi-Fiルーターの寿命は?おすすめな替え時も!
Wi-Fiルーターの寿命には「機種本体」と「通信規格の寿命」の2つがあります。
機種本体は4〜5年、通信規格は2〜6年を目安としています。Wi-Fiルーターに不具合が生じた際は、買い替えを行うようにしましょう。
また買い替えのタイミングは、修理保証が切れた場合も適しています。保証期間を超えてしまうと修理代が発生し、買い替える場合の方が安くなるケースもありますよ。
高額や修理代や手間が必要となる場合は、新機種などへの買い替えを検討することをおすすめします。
重要視する機能を知って、快適なWi-Fi生活を!
ネットワークが急速に発達してきた近年において、Wi-Fiは生活に欠かせない存在となっています。
下調べをせず適当にWi-Fiルーターを選んでしまうと、設定に必要以上時間を掛けてしまったり、設置しているのに電波が弱いなど、快適にインターネットを利用することができませせん。
ネットを利用するにあたって、「どんな場面で、どんな使い方をするのか?」「特に重要視する性能は何か?」をしっかり考えたうえで、自分の環境に合った製品を選びましょう。