就職面接で、面接官から「最後に何か質問はありますか?」と聞かれ、どんな逆質問が正しいのか分からなくなることがありますよね。
逆質問は、面接官があなたがいかに企業に対する志望度が高いかを確認するために聞いているため、合否に関わる大事な質問です。
今から、逆質問対策とNGな逆質問を3つずつ紹介させていただきます。ぜひ、参考にしてみてください。 出典:https://pixabay.com/ja/photos/男-考え-疑問に思う-質問-5723449/
面接で逆質問をする意図
面接官は、逆質問であなたのコミュニケーション力と企業に対する志望度と意欲を確認しています。
逆質問で手を抜くと、落ちるといっても過言ではありません。それほど大事になります。
逆質問ができると、面接官から「この人は本気で会社のことを調べてきているな」「本当に入社してからやってくれそうだな」と思われます。
逆質問がないと、「この人はあまりウチ(会社)に入社意欲がないな」「やる気が見えない」などと思われ、採用にするつもりが、逆質問がダメだったことにより不採用になる恐れもあります。
面接逆質問対策①経験を聞く
面接官に業務の経験について聞きましょう。働いている方のお話を聞けることは貴重です。
- 営業を経験された中で、一番のやりがいと辛かったことを教えてください
- 営業をする上で、一番大事にされていたことを教えてください。*自分も営業をする上で大切だと思うことを言う
面接官もあなたが希望している職種を経験されている可能性もあります。仮に経験していなくても、同僚から話を聞いているため、知っているはずです。
面接官は、あなたの人間性と会社や業務に適している人物か見極めるので、面接官が仕事を知らないなんてことは有り得ません。
面接逆質問対策②入社前にすべきこと
これは聞いて損はないです。面接官が、入社後に会社の力になってくれそう・期待できるなどと思ってくれます。
ただし、自分は入社前にすべきだと思うこと、現時点で行っていることなども伝えるべきです。
例えば、事務職を受けるとすれば、「現在、ワードエクセルパワポの復習と簿記の勉強をしているのですが、何か入社前にすべきことがあれば教えていただいてもよろしいですか」など聞きましょう。
入社前に努力していると面接官も理解してくれるので、必ず評価は上がります。
面接逆質問対策③面接官の考えを聞く
これは、逆質問でもあり、会話のキャッチボールになりやすいと思われます。自分の意見も言いつつ、面接官のご意見も聞くことができます。
- 現在話題のニュースは、御社にも関連すると私は考えておりますが、いかかお考えでしょうか?
そこで、面接官が意見を言い、それにまた質問など相槌などをしていけば、コミュニケーション力も評価されます。
面接官からも、こんなに考えてくれているのか、興味を持ってくれているのかと評価しつつ、嬉しい気持ちになり、話に花が咲くこともあるでしょう。
聞く姿勢も大事
逆質問の内容にこだわりすぎて、面接官の話をあまり聞かないこともあると思います。
逆質問ができたことに満足せず、面接官の答えに興味を持ちながら聞きましょう。相槌をうったり、答えの中でもっと深く聞いてみたいことがあれば聞いてみましょう。
コミュニケーション能力も求められるので、このような姿勢は評価されます。
最後に、「貴重なお話ありがとうございました。非常に参考になりました」など言えば、面接官も嬉しい気持ちになるでしょう。
面接NG逆質問①調べればわかる質問
会社のホームページやリクナビなどの求人サイトを見て、調べればわかる質問は絶対にしないほうがいいです。
- 御社はどのようなサービスを提供されていますか?
- 経営理念は何ですか?
面接官から「全然ウチのことを調べてくれていない」と低評価を受けてしまいます。企業研究や業界研究をしているかは、逆質問で判断されることもあります。
会社のホームページ、求人サイトなどで調べてもわからない質問をすることをお勧めします。面接官の経験はインターネットで調べても載っていないので非常に貴重です。
面接NG逆質問②金・時間・休日関連の質問
これらの質問を聞きたい気持ちはわかりますが、聞くとしてもストレートに聞くことはやめるべきです。
- 年収はいくらですか?
- 月の残業はどれくらいありますか?
- 年間にどれくらい休日がありますか?
年収や残業・休日関連で退職をされた方もいるので、ストレートに聞きたい気持ちはわかりますが抑えましょう。
聞くのであれば、どの時期に残業が多いか?繁忙期はいつ頃か?など、給料・残業・休日と少し絡めた質問をするようにしましょう。ですが、これらの質問はあまりお勧めできません。
面接NG逆質問③特にありません
「特にありません」。これが一番OUTです。これだけは絶対言ってはいけません。
これを言ってしまった瞬間、確実に落ちたと思っていいでしょう。興味ないですという意思表示をしているものだからです。
面接の手ごたえがあったとしても、逆質問で「特にありません」と言ってしまえば、すべてが台無しになります。
事前の準備をしていれば、聞きたいことは間違いなくでてくるので、企業研究や業界研究などをしっかりしてから逆質問を考えましょう。
事前に2~3つは用意しよう
逆質問は、面接を受ける前に2~3は用意しましょう。4つ以上だと面接官も疲れてしまうので、多くても3つで大丈夫でしょう。
逆質問は、当日になかなかアドリブで出るものではないと思います。事前に面接官に聞きたいことを用意していれば、気持ちも楽になるでしょう。
面接官から「最後に何か聞きたいことはありますか?」と聞かれた後に、「お聞きしたいことが3つございますがよろしいでしょうか?」と返せば、面接官も聞きやすいと思います。
結論:逆質問は合否のカギを握る
逆質問は、面接のカギを握るといっても過言ではありません。企業に対する興味や入社意欲、コミュニケーション能力がそこで見られるからです。
企業研究と業界研究をしっかり行い、自分が気になることをまとめてから、どう聞けばいいかを考えましょう。
聞いていい質問とあまりよくない質問とありますが、特にありませんだけは絶対にやめましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。あなたの面接合格を祈っております。