「なぜ飼い犬が自分の足を噛むのか分からない」「どうすれば飼い犬が自分の足を噛むことをやめさせることができるだろう?」と疑問を覚えることもありますよね。
犬は成長するにつれて噛む力が強くなります。そのため、噛み癖を直してないと怪我をする可能性が生じますね。
この記事では犬が自分の足を噛む5つの理由と3つの対処法についてご紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/2408649/
犬が自分の足を噛む理由1:遊んでいる
1つ目の理由として「遊んでいる」という欲求から自分の足を噛みつくことが考えられます。特に犬は飼い主と遊びたい気持ちが大きいです。
ある日、犬が飼い主の足を噛み、飼い主から反応があったとします。すると、犬は「足を噛めば遊んでもらえる」と学習します。
そして、犬は飼い主と遊んでもらうため、飼い主の足に噛み付いてしまうことがありますよ。
飼い主さんに遊んでもらいたくて足を噛んだところ、面白い反応をしてくれたのでそれが癖になっているという事も考えられます。噛み癖になると怪我につながるため、しつけをしてやめさせましょう。
犬が自分の足を噛む理由2:本能的な習性
2つ目の理由として「本能的な習性」があります。犬には「動いているものに反応して噛みつく」という習性があります。
狩猟本能の強い犬は、動いているものがあれば反射的に噛み付きます。そのため本能により、目の前で動く足を見てしまうと、噛み付きたくなるでしょう。
狩猟を目的として作られた狩猟犬の種類は多いです。愛犬が狩猟犬に該当する場合は、本能的な習性が原因である可能性がありますね。
犬が自分の足を噛む理由3:自己防衛
3つ目の理由としては「自己防衛」をしようと噛み付くことが考えられます。
しつけの時に、ひどく叱りつけたり、体罰を与えたりすると、犬は飼い主に対して恐怖と不安をいだきます。この結果、自己防衛をしようと、噛み付いてしまうのです。
飼い主に対して、唸ったり、威嚇をしているようであれば、犬との関係がうまくいってない可能性があります。
この問題を解決するには専門的な知識が必要となるため、ドッグトレーナーや犬の訓練士などのプロに見てもらうことをお勧めします。
犬が自分の足を噛む理由4:威嚇
4つ目の理由として「威嚇」するために噛みつくことが考えられます。威嚇する理由としては、犬が嫌なものを避けようとするからです。
次のような例を考えてみてください。犬はブラッシングが苦手だとします。この場合、飼い主がブラシを持っていたら、犬はブラッシングを避けるため、噛み付いて抵抗することが考えられますね。
このように犬は嫌なものを避けようとして、飼い主の足をかみついてしまうということがあります。対策としては、犬が苦手なものを良いものだと思わせることです。
ブラッシングが苦手な場合はブラッシング後に、ご褒美のおやつを与えるようにしましょう。ブラッシングをすると褒めてもらえると感じ、噛み癖が治りますよ。
犬が自分の足を噛む理由5:相手にして欲しい
犬は「飼い主に相手にしてほしい」ときも足を噛むことがあります。これは飼い主のことが大好きで甘えている行為ともいえますね。
この場合は、「無視」をしてあげましょう。噛まれるたびに構ってしまうと、「噛めば相手にしてくれる」と学習します。
そうなると噛み癖が直るどころか、エスカレートしていきます。そのため、「飼い主に相手にして欲しい」場合は、無視することを心掛けましょう。
噛み癖をやめさせる方法1:過度に反応しない
噛み癖をやめさせるコツとして、犬が噛んできても過度に反応しないことが重要です。
犬が自分の足を噛んでくる理由として「飼い主と遊びたい」という習性があります。
犬に噛まれた際に飼い主が反応してしまうと、犬は飼い主を噛めば構ってもらえると認識します。過度に反応すると噛み癖がつく原因となります。
噛まれても反応しないことで、犬は「噛んでも構ってくれない」と感じ噛み癖も落ち着いてきますよ。
噛み癖をやめさせる方法2:主従関係を理解させる
噛み癖をやめさせる方法として、主従関係を理解させることも大切です。まずは犬に「家族のリーダーは飼い主」であると認識させましょう。
そのためには、褒めるときは思い切り褒め、ダメなことはダメというしつけを心がけてください。信頼関係を気づくことができれば、犬は飼い主に従ってくれますよ。
また、主従関係を理解させることができれば、犬は縄張りを守る責任から開放されます。そのため、他の人間に噛み付くようなこともなくなるでしょう。
噛み癖をやめさせる方法3:おもちゃを使ったしつけ
噛み癖をやめさせるにはおもちゃを使ったしつけをお勧めします。しつけにはボールとリードを使ってください。
- ボール
- リード
しつけの手順は以下の通りです。犬と息を合わせて挑戦してみましょう。
- 犬にリードを繋いで歩く
- おやつをあげるタイミングでボールに視線を向けさせる
- 視線を向けたら、おやつをあげて褒める
犬の視線を足元から逸らすことで自分の足を噛むことが少なくなりますよ。また、おやつをあげるタイミングで「賢いね」「偉いよ」などと褒めてあげることも大切です。
飼い主の顔を見たらいいことがあるよということを教えてあげることで、自分の足を噛むことをやめさせることができます。2日くらい集中して練習するとできるようになるので挑戦してみてくださいね。
やってはいけないこと:怒りすぎる
しつけのために叱ることがありますが、犬が恐怖や不安を抱くくらい怒ってしまうのはやめましょう。
叱ってばかりいると、犬と飼い主の信頼関係が薄くなります。特に犬を叩いてしまうと飼い主に対して「恐怖心」を強める傾向にあります。噛み癖が直らないからといって罰を与えるのはやめましょうね。
しつけのために叱った後は、犬と遊んであげることが大切です。遊んであげることで、犬は自信を取り戻すことができますよ。
犬が自分の足を噛むことの原因と対処法:まとめ
犬が自分の足を噛むことの原因と対処法についてお分かりいただけましたでしょうか?犬が自分の足を噛むことの原因には以下の5つが考えられます。
- 遊んでいる
- 本能的な習性
- 自己防衛
- 威嚇
- 相手にして欲しい
犬の噛み癖をやめさせる方法は以下の3つの方法を紹介しました。
- 過度に反応しない
- 主従関係を理解させる
- おもちゃを使ったしつけ
犬の噛み癖をやめさせるときに「怒りすぎないこと」が大切です。飼い主と犬の信頼関係を高めながらしつけをしましょうね。