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「犬も車酔いするの?」症状を知って楽しくドライブしよう!

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愛犬とのドライブは犬が好きが人なら誰でも憧れるものですよね。でもそんな中で愛犬が車酔いをしてしまったり車酔いと思しき症状が見られたらどうしたらいいのでしょうか。

楽しいはずのドライブが大変なものになってしまったり、何より愛犬が辛そうにしているのを見るとこちらも辛くなってしまいますよね。

この記事では犬の車酔いについて原因や症状、対処法などを紹介します。最後まで読んで、愛犬とのドライブを楽しみましょう!

アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b3%e3%83%83%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%91%e3%83%8b%e3%82%a8%e3%83%ab-%e5%ad%90%e7%8a%ac-%e3%83%9a%e3%83%83%e3%83%88-2785074/

初期症状は?

できることなら愛犬の車酔いは未然に防ぎたいですよね。そうでなくても重症化しないように、初期段階で気付いて処置してあげることが大切です。

犬の車酔いの初期症状には以下のようなものがあります。近い症状が見られたら注意して様子を見てあげましょう。

犬の車酔いの初期症状
  • 急に吠えたり鳴いたりする
  • 落ち着きがなくなる
  • あくびが増える
  • よだれを垂らす
  • 身体が震え始める

「急に吠えたり鳴いたりする」や「落ち着きがなくなる」といった症状は不安や緊張を感じて現れるものです。こうしたものが行動に出始めたら車酔いのサインと考えていいでしょう。

そしてこれらが続くと「あくびが増える」「よだれを垂らす」「身体が震え始める」といった症状が見られるようになります。感じているストレスが大きくなってきて、車酔いの症状が進行している可能性があります。

軽度の場合の症状

軽度の場合は初期症状の延長のような形で「呼吸が荒くなる」「大量によだれが出る」「鼻水が出る」「体が震える」などの症状が目立つようになります。

これらの症状があまり長く続くようであれば、感じているストレスが重くなってきて車酔いが進行している可能性があります。重症化しないように、初期段階で気付いてあげられるといいですね。

運転中でも鳴き声の変化に気を付けてみたり、信号待ちのタイミングで様子を見てあげるように心がけてみましょう。

重度の場合の症状

重度の場合にはぐったりして明らかに気分が悪そうになったり、嘔吐や下痢等の症状が表れます。こうした症状が見られたらすぐに運転を中断しましょう。

重症化した場合でも余計にストレスをかけてしまうことになるのであまり騒いだり慌てないで、事前に車内にペットシーツやウェットティッシュなどを用意することで落ち着いて対処できるようにすることが大切です。

余りに重症になってしまったり安静にするなどの対応をしても症状が改善しない場合は、獣医師に相談するなどの対策をとりましょう。

車酔いの症状を改善するには?

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車酔いの初期症状が見られたらその時点で対応してあげることで重症化を防ぐことができるので、可能な限り早いうちに対処してあげることが重要です。

運転中でもできることとしては、窓を開けての換気や揺れないようにいつも以上の安全運転空調の管理などがあります。可能であれば適宜休憩をとって様子を見てあげましょう。

重症化したような症状が見られた場合にはすぐに運転を中断して、しっかりと休憩の時間をとってあげましょう。どうしてもよくならない場合には帰宅して様子を見るか、病院に連れて行ってあげましょう。

犬が車酔いする原因は?

ここまでで犬の車酔いの症状について解説してきましたが、なぜ車酔いしてしまうのでしょうか。車酔いの原因をいくつか紹介しますが、人間の場合と同じようなものもあるので一緒に覚えておきましょう。

犬が車酔いする理由
  • 三半規管と前庭の刺激
  • 車内のにおい
  • 車に対する恐怖、不安

三半規管と前庭の刺激

犬にも人間と同じく鼓膜の奥に内耳という部分があり、内耳は三半規管と前庭という平衡感覚を保つための器官で構成されていて、普段は三半規管と前庭が正常に機能しているおかげで問題なく過ごせています。

この内耳が車の揺れによって刺激されると脳に異常信号が送られ、平衡感覚や自律神経の乱れを引き起こして車酔いの症状が表れるといわれています。

なので車に限らず船などの揺れの大きい乗り物に乗っているときや、普段より激しく動き回っているときなどにも同様の症状が出ることがあります。

車内のにおい

犬は人間と比べて100万倍も嗅覚が優れているといわれていて、においにはとても敏感です。なので犬にとっては周囲のにおいはとても重要な意味を持つことになります。

車の中には消臭剤や芳香剤、食べ物や飲み物、ガソリンのにおいなどが存在しています。さらに車内では整髪料や香水、たばこや制汗剤など普段から人間に染み付いているにおいが目立ちやすくなります。

人間にとっては気にならない程度の匂いでも、犬にとって刺激臭となって車酔いを引き起こす可能性があります。

車に対する恐怖、不安

過去に一度車酔いで嘔吐などの重度の症状を経験してしまうと、大して揺れがない場合でもそれがトラウマとなって精神的なストレスがきっかけで車酔いを引き起こすケースもあります。

車に乗り慣れていない犬にとっては車内の環境は普段と大きく異なるので、落ち着かない場所でもあります。苦手意識があると車に乗っただけで呼吸が荒くなったりすることもあるので十分なケアが必要です。

また、敏感で不安を感じやすい性格の犬は車酔いしやすい一方で、のんびりした性格の犬は車酔いしにくい傾向もあります。犬によって異なる部分もあるので、よく観察してあげましょう。

犬の車酔いを防ぐには?①【酔い止め薬】

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車酔いの症状と処置については解説しましたが、そもそも初めから予防しておくことができればその方がいいですよね。まず簡単にできることというと、酔い止めの薬を飲ませることでしょう。

市販のものでも悪くはありませんが、できれば事前に動物病院で処方してもらったものを服用するようにして、決められた方法で服用させてあげてください。

酔い止め薬には眠くなりやすい成分が入っているものも多いですし、抗不安作用のあるタイプのものもあります。こうすることで移動中のストレスを感じにくくすることができます。

犬の車酔いを防ぐには?②【事前の食事】

車酔いは空腹や満腹状態のときに起こりやすくなるので、出発前の食事にも注意が必要です。出発の2~3時間前には食事を済ませ、直前には何も与えないようにしましょう。

長時間の移動になる場合には、目的地に着いてからゆっくり食事を与えるか、移動中に少しだけ与えられるようなものを用意しておくといいでしょう。

複数匹と出かける場合でも空腹や満腹の度合いには個体差があるのでまとめて、それぞれに合ったタイミングや量を心掛けるようにしましょう。

犬の車酔いを防ぐには?③【クレート】

車内で自由にさせておくと急ブレーキや急発進の際に危険なうえに、そうでなくても揺れる車内でバランスをとろうとして酔いやすくなるとも言われています。クレートを利用して揺れにくいようにしてあげましょう。

三半規管の働きを正常にするためにも、車内で体を横にできるような状態にしてあげることで車酔いの予防になります。進行方向と同じ向きに固定するとさらに予防効果が期待できます。

また、クレートの中では静かに過ごさせてあげることや、何かあった際にすぐ気づけるようになるべく助手席にクレートを置くことも大切です。

犬の車酔いを防ぐには?④【症状に敏感に】

飼い主自身が犬の車酔いの症状に敏感になることで、重症化する前に症状の進行を止めることができる可能性が高くなります。

ドライブ中だけではなく日ごろから愛犬の様子を観察して、どのような時に調子が悪くなってどのような時に改善するのかを把握することで対処できるようになります。

家に迎え入れたばかりのころから愛情をもって接していれば愛犬について順調に理解することができますし、やはり普段からの接し方次第で防ぐことができるものもあります。

犬の車酔いを防ぐには?⑤【慣れさせる】

これは場当たり的にすぐできるものではありませんが、その分効果も大きいです。乗り物の感覚を体で覚えることで予防になるので、経験して少しずつ慣れていくことで車酔いしにくくなることができます。

車内の空間に慣れる

初めて車に乗るときは、犬にとってはそれだけでストレスになります。まずはエンジンをかけずに、車内の空間に慣れさせて安全な場所だということを教えましょう。抱きかかえながら席に座るだけでも十分です。

その際には窓を開けておくことも大切です。密室状態にしてしまうと、余計にストレスや不安を与えてしまうことになります。

そのまま車内にいても落ち着いたままで、ドアを開閉しても驚かずに緊張していない様子であれば初めのステップはクリアです。次の段階に行きましょう。

ドライブに出かける

まずは5~10分程度の短いドライブに行ってみましょう。出かけた先で遊んだりおやつをあげたりして、車に乗るといいことがあると覚えさせましょう。

車酔いの症状が出なければ徐々に時間や距離を伸ばしていきましょう。その際にも目的地についたらよく遊ばせたりして気分転換させることでドライブは楽しいものだということを教えていきましょう。

ただ、長距離や長時間の移動に慣れてきても目的地によってはストレスになることもあるので、適宜休憩をとって様子を見ることは欠かさないようにしましょう。

車に乗せる際の注意

実は犬は法律上は荷物扱いになってしまうので、犬を車に乗せる際は座席の指定やシートベルトを締める義務はありません。しかしある程度のルールはあるので、犬を車に乗せる際には注意が必要です。

まずシートベルトの義務がないとはいえ、車内で自由に移動できるようにするのは避けましょう。運転手の邪魔になってしまっては事故の危険もありますし、何より車酔いしやすくなってしまいます。

そして窓から身を乗り出してしまうのも実は違反になります。たまに目にする光景ではありますが、違反である以上に危険です。放り出されてしまう危険もあるので絶対にやめましょう。

愛犬に車酔いの症状が出たら【まとめ】

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犬の車酔いの症状はソワソワしたり急に吠えたり鳴いたりするなどの初期症状に始まり、重症化すると嘔吐などにまで発展してしまいます。心配ですし何より愛犬が辛い思いをしてしまうのでかわいそうですよね。

乗り物酔いは数を重ねれば克服できるようなものではなく、飼い主の支えや協力があって徐々に乗り越えられるものです。小さくてもできることから始めて、愛犬とのドライブを楽しめるようにしましょう!