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犬の目の充血は自然現象だった⁉︎原因と考えられる病気とは?

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愛犬の目が「赤くなっている」「充血している」のだけれども大丈夫なのだろうか。

目の充血の原因がわからないと「もしかして病気なのではないか」と思ったりして心配で不安になってしまいますよね。

この記事では犬の目が赤くなる、充血する原因をご紹介していきます。

本当に心配しなければいけない場合なのか、それともあまり心配はいらない症状であるのか、まずは原因をいくつか理解して知識をつけることで不安を解消していきましょう。

(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e8%8b%a5%e3%81%84%e3%81%a7%e3%81%99-%e3%83%a9%e3%83%96%e3%83%a9%e3%83%89%e3%83%bc%e3%83%ab-%e5%ad%90%e7%8a%ac-2293890/)

愛犬の目が充血している!?

愛犬の目が急に充血して赤くなっていると、「けがや病気をしたのではないか」と心配になってしまうと思いますが、犬の目が赤くなる、充血すること自体は決して珍しいものではありません

ただ、犬の目が充血しているときには何かしらの原因があると考えられます。犬の目が充血しているときに考えられる原因として多いものを3つ挙げました。

犬の目が充血する原因
  • 外傷
  • 心理的要因
  • 病気

この後、犬の目が充血するこの3つの原因についてそれぞれ深堀りして解説していきます。

犬の目の充血の原因①外傷

(画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e7%8a%ac-%e5%8f%af%e6%84%9b%e3%81%84-%e5%8b%95%e7%89%a9-%e3%83%9a%e3%83%83%e3%83%88-3162696/)

犬の目が充血しているとき、考えられる原因として多いのは外からの刺激や外傷によるものです。

人も目に異物が入ると白目の部分が赤くなることがありますが、犬も同じなのです。

普段の日常の中でも砂ぼこりやゴミなどの異物が目に入ったり、オモチャが目に当たったり、身の回りにある様々なモノによって目をぶつけて傷つけてしまうことになる機会が多くあります。

また目をぶつけるだけでなく、自分で目を引っかいたり、目の周りの毛やまつげが入ってしまったりして目を傷つけてしまうことも考えられます。

犬の目の充血の原因②心理的な要因

外傷によって目が傷つくことで目が充血することはもちろん考えられますが、心理的な要因から目が充血することもあります。

当然程度と個体差はありますが、過度に興奮したり緊張したりするだけでも犬の目が充血することも十分に考えられます。

こうしたストレスがかかっていたり、心理的な原因によって目が充血することは生理的な現象で一時的なものですので、平常に戻ると目の充血も自然と消えるので心配はいらないでしょう。

犬の目の充血の原因③病気

(画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e7%8a%ac-%e5%8f%af%e6%84%9b%e3%81%84-%e5%ae%b6%e7%95%9c-%e5%8b%95%e7%89%a9%e3%81%ae%e8%82%96%e5%83%8f%e7%94%bb-4080755/)

外傷や生理現象といった要因だけでなく、犬の目が充血しているときには病気の可能性も考えられます。

愛犬の目が充血していることに気付いた場合にはまずは少し様子を見るようにしましょう。様子を見てみて半日以上目の充血がひかない場合には、何らかの病気を発症していたりする可能性があります。

犬が目に何かをぶつけた、犬の目を見てみて傷が見当たらないのにずっと目が充血しているときには病気を疑いましょう。また、当然ですが高齢の犬になるほど、病気による充血の可能性が高いといえます。

犬の目が充血しているときにはどんな病気が考えられるのか。このあと目の充血が症状として表れる病気、多いものを3つご紹介していきます。

考えられる病気①結膜炎

結膜炎はまぶたの内側の組織である結膜に炎症が起きる病気です。

結膜炎には、感染性のものとそうではない非感染性のものがありますが、犬に多いのは非感染性の方の結膜炎になります。

結膜炎は目の周りの毛による刺激、寄生虫や細菌やウイルスによる感染症、アレルギー、外傷などさまざまなことが原因となって起こる炎症で、身近にも経験することの多い目の病気といえます。

結膜炎の代表的な症状が白目の部分が赤く充血するというものになります。また、涙っぽく見えたり涙が出たりすることもあり、通常より目やにが増えるという症状も見られることがあります。

考えられる病気②ぶどう膜炎

ぶどう膜炎は、目に入る光の量を調節する「虹彩」、ピントを合わせる「毛様体」、目に栄養を運ぶ「脈絡膜」からなる目のぶどう膜と呼ばれる部位に炎症が起こる病気です。

ぶどう膜炎は人の眼科では「内眼炎」ともいわれるもので、いわゆる目の中に炎症を起こす病気の総称となります。

ぶどう膜炎となる原因は感染、外傷、免疫性、腫瘍、他の眼の病気からの波及などさまざまなものがあり、また原因がよく分からない特発性である場合もあります。

ぶどう膜炎で見られる症状は、白目の部分が赤く充血する、涙が出たりするといったことの他に、典型的なものとしては瞳孔が小さくなる縮瞳という症状が見られることがあります。

考えられる病気③緑内障

緑内障は眼球内部の圧力が高まり、網膜や視神経を圧迫させることで、視力の低下を引き起こしてしまう病気で、失明につながってしまう病気です。

緑内障で見られる症状は、黒目の部分の表面である角膜が白く見えること、白目が赤く充血することなどです。また、緑内障は痛みを伴うので、涙が出る、目を閉じ気味にする、目をかく、こするなどの症状も見られます。

緑内障は進行性の慢性疾患となるので、発症してしまうと残念ながら完治させることはできません。

しかも慢性の緑内障の場合、初期段階では自覚症状が出ないことがほとんどになります。そのため、眼の病気がないか定期的に動物病院で眼科検診を行うことが重要となるでしょう。

犬の目の充血の対処法について

(画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/犬-可愛い-動物-ペット-3071334/)

愛犬の目が充血をしていることを確認したときにはまずはどうすればいいのでしょうか。まずは目の中に異物が入っていないかを確認するようにしましょう。

犬が目を触ると症状が悪化してしまうおそれがあるので、目を触らせないようにしてあげることも大切です。エリザベスカラーなどをつけてあげて触ることができないようにさせましょう。

犬の目が充血すること自体は決して珍しいものではありませんが、病気の可能性もありますし、目が酷く傷ついていて治療が必要となることもあります。

そのため、様子を見て半日以上目が赤く充血する状態が続いているとき、目が涙目になっていて痛そうにしているときはすぐにかかりつけの動物病院を受診するようにしましょう。

犬の目の充血の治療の注意点は?

犬の目が充血しているときの治療ですが、ご自身で治療をすることももちろんできますが、慣れない場合には無理にご自身で治療をせずに動物病院を受診した方が安全でよいでしょう。

犬の目が充血していてしばらく様子を見ても治らない場合にはまずは動物病院を受診するようにしましょう。

そこで原因や症状に応じた適切な対処法を教えてもらいましょう。病気の症状によって手術になる場合もありますが、大抵の場合は目薬が処方され様子を見ていくことになります。

目薬に関しても、ちゃんと犬用の目薬がありますので、必ず犬用の目薬を使用して治療をしていきましょう。人用の目薬は使用してはいけません

犬の目の充血を予防する方法はあるの?

お話してきたように、犬の目の充血は生理現象という場合もありますし、全く珍しいものではありません。そうはいっても犬の目が充血しなければその度に心配する必要はありませんよね。

犬の目の充血を予防する方法や気をつけておくべきことは何かあるのでしょうか。犬は人とは違って顔にもたくさんの毛が生えています。特に目の周りの毛やまつげは目が傷つく原因になりえます。

まつげが目に当たるところまで生えてきてしまっている場合にはまつげを抜いてあげましょう。また、涙や汚れが目の周りについてしまっているときには清潔なタオルで拭いてあげると良いでしょう。

あとは、これは目だけではありませんが、ケガでも病気でも何事も早くに見つけてあげることが大事ですよね。普段から何となしに顔や目を見て注意をしてあげられていると良い予防となるでしょう。

まとめ 犬の目の充血にはどうする!?

犬の目が充血する原因はさまざまに考えられます。ストレスなどの心理的な要因によっても充血することもありますし、犬の目が赤くなる、充血することは決して珍しいことではありません。

犬の目が充血しているのを認めたからといって過度に心配をする必要はありません。犬の目が充血しているのを見つけたときは、まずはしばらく時間をおいて経過を観察するようにしましょう。

病院にかかるのはそのあとでも遅くありません。なかなか目の充血がひかない場合、明らかに目に異物が入っていたり傷が確認できるという場合には動物病院を受診するようにしましょう。

また、時間をおいても目の充血がひかないときには炎症を起こしていたり病気の可能性も十分に考えられます。様子を見ても充血が治まらないときには必ずすぐに診てもらうようにしてください。