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子犬のしつけはいつから?1歳までに行うのが大切な理由とは

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初めて仔犬と暮らすうえで必要になるしつけ。「いつからしつけをしていいの?」「どんな風にすればいいの?」と悩んではいませんか?

簡単に飼うといっても、理想と現実は違うものです。簡単に出来るだろうと思ったら全く出来なくて困ったり不安になったりすることもあると思います。

この記事では、新しい家族として迎えた仔犬に行う基本的なしつけの仕方から接し方の心得、注意点などについて紹介します。是非、最後まで読んでいってください。出典元:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/8057575/

仔犬のしつけはいつから始めるのがいい?

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結論から言ってしまうと、お家に迎えたその日から始めましょう。仔犬のしつけは生後2~3ヶ月頃から始めるのが最適だと言われています。その理由は、下記の表(年齢換算表)をまずはご覧ください。

小型犬の月齢表(年齢換算表)
人間 1歳 3歳 5歳 7歳 8歳 9歳 13歳 17歳
小型犬 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 9ヶ月 1年

仔犬の1ヶ月が人間にとっての1年以上であり、1年経つ頃には人間はほぼ成人になってしまいます。仔犬にとってはあっという間の1年なのです。

生後4ヶ月位までの時期を「社会化期」と言われており、しつけや学習を最も吸収されやすい時期と一般的に考えられています。仔犬にとっての成長期にしつけを始めていくのがいいでしょう。

仔犬を迎える前に準備・用意しておく事

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仔犬にとって、新しい家族との生活環境は初めて見るものばかり。人間の小さな子供と同じで何が危険か分からず、近づいたり口に入れてしまったりします。それが原因で大きな事故になったりしては大変です。

そうならないよう、飼い主さんの方で安心できる環境作りを事前にしておきましょう。

安心できる環境づくりの一例
  • キッチンや階段など、危険な場所に入れないようゲートを設置する。
  • 誤食する恐れのあるもの・嚙まれて困るものは仔犬の近づく場所に置かない。
  • 電気のコードにはカバーをつける。

などがあります。ですが万全にしていても実際に飼い始めてから気付くこともあるので、その都度改善をしていけば大丈夫です。

仔犬の頃に習慣づいてしまったことは、成犬になってから修正するのはとても大変です。どちらにとっても大きなストレスになってしまうので、仔犬のうちに習慣づかないよう予防していきましょう。

しつけをいつから始める?その前に…

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仔犬をしつけるうえで、まずは家族間でのルールを決めていきましょう。家族の誰か一人でもルールを破った行動をしてしまうと、何が正しいのか混乱してしまいます。

ルールを守らなかった結果、覚えることに時間がかかったり、覚えなくていいことを覚えてしまい家族や周りに迷惑を起こしてしまうかもしれません。

しつけを始める前に「ゴハンをあげる時間」「ケージから出すタイミングや時間」など、家族間で事前に決めておきましょう。

仔犬のしつけをしよう~まず初めに~

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「さあ仔犬のしつけを始めよう!今日は何をしようかな…」と思ったならストップ!しつけをするにもある程度の順番があり、一度に教えると仔犬も混乱してしまいます。まずは基本的な事からしつけていきましょう。

まず初めにやること
  • 自分の名前を覚えてもらおう
  • トイレトレーニングをしよう
  • ハウスのしつけをしよう

自分の名前を覚えてもらおう

なんといっても、まずは名前を決めておきましょう。仔犬を家に迎え、新しい家族の名前を呼ぶ事がしつけの始まりです。家族全員が統一の呼び方をすることがポイントです。

初めのうちはそれに反応がなくても、それが「自分の事だ」と覚えるのに時間はかかりません。その際、アイコンタクトをしながら呼んであげると効果的ですよ。

自分の名前に反応して近寄ってきたらしっかり褒めて、今後のしつけの為にいいイメージをもってもらいましょう。なので、大声で名前を呼んで叱る事はしてはいけません。

トイレトレーニングをしよう

多くの飼い主さんが苦戦し悩むのが「トイレのしつけ」ですが、仔犬のうちなら簡単にしつけることが出来ます。方法としては、ケージ内と遊ぶ場所にトイレシートを敷き詰めます。

そうすることで、いつどこで排泄をしても失敗にはならず、ちゃんとトイレで出来たという成功経験を積めます。成功したら褒めることはしつけの基本です。

トイレシートで排泄をするようになったら、トイレシートを徐々に減らしていきトイレの面積を狭めていきましょう。そうすることで、段々と決まった場所で出来るようになります。

もし失敗しても叱ったりしては厳禁です。仔犬によっては排泄することに恐怖を覚えてしまい、排泄を我慢してしまうかもしれません。考えることは、どうしたら成功できて、失敗をしないようにするかです。

ハウストレーニングをしよう

仔犬にとって「ここは安心できる場所だ」と認識してもらう事をハウストレーニングといいます。囲われたタイプのハウスをクレートといい、クレートトレーニングともいいます。

留守番時やお出かけなどで仔犬だけで居てもらうなんてことも。そんな時でも落ち着いていられるために必要なしつけのひとつです。なので仔犬に「ここは嫌だ」と思わせないことがポイントです。

仔犬自身が警戒をせず、自分から出入りが出来るように扉を開け、ハウスでオモチャを使って遊ばせたり、おやつをあげたりして慣れさせてあげましょう。

仔犬のしつけをしよう~慣れてきたら~

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「名前を呼んだら近寄ってきてくれる!」「トイレもハウスもしっかり覚えてくれた!」と、徐々に基本的なしつけを覚えてきたら、次のステップに進みましょう。

慣れてきたらやること
  • ボディコントロールをしよう
  • 歯磨きやブラッシングをしよう
  • 「おすわり」「ふせ」等のコマンドや甘噛みの抑制を教えよう

ボディコントロールをしよう

健康管理やお手入れ、病院での診察など体に触れることが多くなっていきます。慣れていないと不安になり、抵抗をしたり攻撃的になってしまう事も。「体を触られることに慣れさせる」事も、大事なしつけのひとつです。

まずは触られても平気な頭などから初めて、徐々に苦手とする場所を触っていきます。声をかけてあげながら優しく撫でたり、マッサージをしてあげるのも効果的です。

くれぐれも無理に触ることはせず、仔犬が嫌がったり拒否を示したら触るのを止めましょう。そのまま続けてしまうと、触られることが嫌いになってしまいます。

歯磨きをしよう

人間と同じで、歯磨きを疎かにしていると虫歯や歯周病を引き起こしやすくなってしまいます。特にウェットタイプのゴハンは歯に付きやすく、歯石として蓄積されてしまいます。

ボディコントロールと同じで、口元を触られることを慣れさせていき、徐々に指や歯ブラシを入れられる事を慣れさせて、仔犬のうちから歯磨きの習慣を覚えさせておきましょう。

「おすわり」等のコマンド・甘噛みの抑制を教えよう

新しい環境になれてきたら、今度は「おすわり」や「ふせ」などのコマンドをしつけていきます。ここからがしつけの本格的なスタートでもあります。

コマンドには、勝手に遠くに走り出す・知らない対象に対して猛烈に吠えるなどの問題行動を制限するだけでなく、危険な行動を禁止させられるといった役割があります。

またコマンドと並行して甘噛みへのしつけも行うのもいいですね。仔犬のうちはまだ危険が少ないですが、成犬になってからの甘噛みは歯も生え揃い顎の力も強く、物や人を傷つけてしまう可能性が非常に高いです。

歯が手や足に当たったら一度かまうのを止め、優しくそのことを注意してください。少ししたらまた何事もなかったかのように遊んであげましょう。遊びの中でルールを覚えるので、甘噛みも徐々に減っていくでしょう。

仔犬のしつけをしよう~外でのしつけ~

出典元:https://www.pakutaso.com/20160127013post-6589.html

ある程度「お家での」しつけを覚えてきたら、今度は「外での」しつけに移っていきます。といっても難しく考えることはありません。公共の場に出るので新しくしつけていく事があります。

主に散歩に関することですが、仔犬はもちろん飼い主さんも身を守るうえで大切なことです。仔犬のうちにしつけておきましょう。

外でのしつけでやること
  • いきなり遠出はせず、家の周りで慣らしていこう
  • 散歩中にリードを引っ張ってきたら…
  • 危険回避の為のコマンドを教えておこう

いきなり遠出はせず、家の周りで慣らしていこう

「新品の首輪とリードをつけて、いざ散歩へ!」と飼い主さんのウキウキとは裏腹に、仔犬の方はとても緊張や不安でいっぱいかもしれません。

散歩は仔犬にとって、家とは違った慣れない環境なので、出来ていたことが出来ないかもしれません。初めての外ですから出来なくて当たり前です。

なので、最初のうちは遠出をせず庭先や家の周りからはじめて、慣れてきたら徐々に距離をのばしていくのが仔犬にとっていいですね。

大前提ですが、外に出る前にかかりつけの動物病院で混合ワクチンの接種は必ず済ませておきましょう。

散歩中にリードを引っ張ってきたら…

散歩が楽しくなってくると、グイグイとリードを引っ張って急かしてきます。そんな行動をとったら、飼い主さんはその場で立ち止まりましょう。

「先に行きたいのに、いけない。」という状態にして、飼い主さんの元に戻ってきたら歩き出す。という事を繰り返すことで自然とリードを引っ張ることを止め、飼い主さんの元に自然と戻ってくるようになります。

この時に、仔犬が引っ張るからと腕を伸ばしてはいけません。へその前で持つことを意識し、リードはたるむぐらいの長さにしてそこから動かさないように注意してください。

この散歩のしつけは、仔犬が急に走り出したりすることによる危険を未然に防ぐだけでなく、喉や器官・頚椎などを保護する目的です。

危険回避の為のコマンドを教えておこう

前述のコマンドでも記載しましたが、コマンドとは行動を制限・禁止させるしつけです。散歩でのコマンドは危険回避のもので「まて」や「おいで」などがあります。

散歩中に首輪が外れて道路に飛び出してしまい…なんて事が起こらないように、これらのコマンドも出来るようにしておきましょう。

仔犬をしつけるときのポイント

出典:https://pixabay.com/ja/photos/愛らしい-動物-犬-陽気な-3344414/

しつけを行うにあたり、ただったりすればいいという訳ではありません。キーとなるのは信頼関係を築くことです。よく犬は上下関係を作ったり、家族を順位付けをするといわれています。

ですが、近年の研究でそれらは正しくなく、親子関係に近いと考えられているそうです。なので叩いたり犬の鼻をつかみ続けたりといった、力で制圧するしつけ絶対にしてはいけません。

それを踏まえた上で、しつける上での大切なポイントを抑えておきましょう。

しつける上での大切なポイント
  • 焦らず、愛情をもって行おう
  • 失敗しても厳しく叱らないで
  • しつける時間は短くスパッとしよう

焦らず、愛情をもって行おう

しつけだからと厳しくするのは間違いです。まず何よりも大切なのは新しい家族との信頼関係を深めることです。愛情を注いだ分、信頼関係もグッと深まります。

早めのしつけが肝心だからと焦り、信頼を損なう行動をとってはその後のしつけがやりにくくなってしまいます。

成功したら褒めてあげて、失敗したら叱らずに優しく接するなど、愛情をもって触れ合いましょう。

失敗しても厳しく叱らないで

仔犬に限らず失敗はするものです。それに対して大声で怒鳴ったり、叩いたりすることは絶対にしてはいけません。しつけではなくそれは虐待といいます。

最低限のしつけはもちろん必要なことですが、仔犬の個性や性格もありますので、出来ないこと・失敗したことは決して責めずに温かい目で見てあげましょう。

しつける時間は短くスパッとしよう

長くても1回のしつけは5分前後を目安にしてください。長時間のしつけは仔犬にとってストレスになってしまい、嫌になってしまいます。短い時間でサッと行い、出来るまで根気強くやっていく方がオススメです。

しつけが上手くいかない…そんな時は?

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e7%8a%ac-%e3%82%b7%e3%83%a5%e3%83%8a%e3%82%a6%e3%82%b6%e3%83%bc-%e3%81%8a%e9%a2%a8%e5%91%82%e3%81%ae%e6%99%82%e9%96%93-1407324/

「ちゃんと教えているのに一向に覚えてくれない…」とうまくいかない時は、仔犬の能力や責任ではなく飼い主さんの接し方に問題があるかもしれません。

しつけていると、ついつい可愛さのあまり甘やかしたり…なんて事は思い当たりませんか?指示が統一されてなかったりも原因になりますので、一度客観的に見つめなおすことも必要です。

どうしてもしつけが上手くいかない時には、専門家の指導でしつけを改善出来ることも珍しくありません。トレーナーや獣医師さんにしつけに関して相談をするのもオススメですね。

性格は「いつから」「なにを」しつけたかで決まる!?

アイキャッチ画像出典元:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/1562983/

仔犬の頃の「社会化期」でも触れましたが、仔犬にとって多感で色々なことに興味をもち、学習しやすい時期です。この時期にどんな日常を過ごし、何をしたかが性格に大きく関わってきます。

留守番ばかりだったり、散歩の時間が短い・回数が少なかったりだと、成犬になってから色々なものを怖がるようになってしまい、今後の日常生活がストレスだらけになってしまいます。

そうさせないよう、仔犬のうちから沢山の新しいことを体験させましょう。関りを持つ人、例えばペットホテルの店員さんや獣医師さんと触れ合わせたり、ドッグカフェに行ってみるなどが良い刺激になるかもしれません。

まとめ しつけをはじめる時期はいつから

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飼い主さんも仔犬も、これから長い人生を共にしていくことでしょう。そのうえで生活を快適に営んでいくには、しつけをしっかりしていかなければなりません。

お家に迎えてその日からがしつけの開始。それが始める最適な時期です。思うようにいかなくても、焦らずじっくりと向き合っていきましょう。

信頼関係こそがしつけにおいて一番大切な事。それだけは必ず忘れないようにしてください。