自分におすすめのWi-Fiルーターはどれだろう?何を買ったらいいかわからない…と感じていませんか?Wi-Fiルーターの種類はたくさんあるので迷ってしまいますよね。
そこで今回は、あなたに合うWi-Fiルーターの選び方とおすすめ機能を紹介しています。この記事を読むことで、必要な機能が理解でき、スムーズに自分好みのWi-Fiが選べますよ!ぜひ最後までご覧くださいね。
(画像出典:https://www.pakutaso.com/20200132011lan-7.html)
Wi-Fiルーターを買う前に確認すること
Wi-Fiルーターを購入する前に確認してほしい内容が2つあります。この2つの確認を怠ってしまうと、購入する販売店で何を買えばいいかとても悩んでしまいます。
- 間取り
- 同時に接続する台数
間取り
まず家の間取りを確認しましょう。1人暮らしのワンルームの場合は気にしなくても良いですが、2階建ての家や部屋数の多いマンション、アパートでは壁や天井を挟むので、それなりのスペックが必要です。
部屋数の多い家にお住まいの方は、電波を遠くまで飛ばせるルーターや、アンテナ数の多いものを選ぶ必要がでてくるので、しっかり把握してくださいね。
同時に接続する台数
携帯電話やパソコン、ゲーム機など、一度にどのくらい同時に接続するかを確認しましょう。Wi-Fiルーターの製品説明には「同時接続可能な上限」が記載されています。
筆者のおすすめは、実際の接続台数よりも少し多めの台数に対応したWi-Fiルーターを購入することです。通信速度が遅くなりません。
使用する環境によって、買うべきWi-Fiルーターが異なります。事前に準備することで、Wi-Fiルーター選びが楽になります。
Wi-Fiルーター 基本の選び方3選
間取りと、同時接続する台数が確認でき、「さあ選ぼう!!」と思っても、これらの情報では選択が難しいな…と感じませんか?
この2点の情報にプラスして、基本の選び方を3つ紹介していきます。
- 通信速度
- 周波数帯域
- アンテナの数
通信速度
Wi-Fiルーターの通信速度は「アンテナ数」と「通信規格」によって異なります。アンテナが多いほど通信速度は速くなり、より遠くまで電波を飛ばすことができます。
規格(新名称) | 周波数帯域 | 最大通信速度 |
IEEE802.11ax(Wi-Fi6) | 2.4GHz
5GHz |
9.6Gbps |
IEEE802.11ac(Wi-Fi5) | 5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11n(Wi-Fi4) | 2.4GHz
5GHz |
600Mbps |
表の上から順に新しい規格となっており、最大通信速度も9.6Gbpsと速くなっています。
現在はIEEE802.11〇との記載ではなくなり、Wi-Fi〇との記載に変わっていますので、Wi-Fi5~6を選ぶと良いでしょう。
周波数帯域
周波数帯域は2種類あり、「5GHz」と「2.4GHz」があります。5GHzのメリットは、Wi-Fi専用の電波であるため、他の家電との干渉がありません。そのため安定した通信を行うことができます。
5GHzのデメリットとしては、壁や天井などの障害物があると電波が弱まってしまう点です。通信速度が弱まらない場所に設置するなどの工夫が必要です。
2.4HGzのメリットは、壁や天井に強いため隣の部屋や、階をまたいでも通信速度が弱まらない事です。
デメリットとしては、他の家電との干渉が起きるので、速度が弱まり、通信が切断されてしまうことがあります。
アンテナの数
Wi-Fiを選ぶ際にアンテナの数が多いほど通信速度がよくなります。アンテナは、外付けタイプと内臓タイプに分かれているので、アンテナが見えないから少ないというわけではありません。
Wi-Fiを同時接続しない場合は「2本」でも問題ないですが、接続数が多い場合は「4本」の規格を選択するとよいでしょう。
あると便利!Wi-Fiルーターのおすすめ機能3選
Wi-Fiルーターの基本の選び方に加えて、あると便利な機能を3つ紹介します。初心者でも簡単に使える機能がありますのでぜひ参考にしてください。
- ビームフォーミング
- メッシュWi-Fi
- ワンタッチ接続
ビームフォーミング
従来のWi-Fiは、放射状(全方向)に電波がでているため、家具や家電が邪魔をし、Wi-Fiが届きにくいことがありました。
ビームフォーミングは、接続するデバイスの距離と方向を検知して、特定方向に電波を飛ばす技術です。この機能によって、より高品質な電波を届けることができ、Wi-Fiがつながりやすくなります。
メッシュWi-Fi
メッシュWi-Fiは、「メッシュ(網目)」のようにWi-Fiが飛んでいるので、各部屋で安定したネット通信が可能です。
中継器を使用しなくて済む、階を移動するたびに新しいWi-Fiに接続しなくて済むので、余計な費用が掛かりません。
現在発売されているものは、簡単な設定と管理になっているものが多く、初心者でも利用しやすくなっています。
ワンタッチ接続
最初の接続がめんどくさい、機械が苦手…という方にもおすすめなのが、ボタン1つで設定が完了するWi-Fiです。
ネットワーク製品を購入したとき、身内や友人にWi-Fiを教える時など、ワンタッチで簡単に接続できるのは嬉しいですよね。
1人暮らしにおすすめのWi-Fiルーター
1人暮らしには、コンパクトで値段も安いものがおすすめです。ここでは、2つ紹介します。
Buffalo WSR-1166DHPL2
本体サイズは55(W)×159(D)×130(H)mmと小さく、本体重量も250gほどしかありません。無線通信速度が11ac(Wi-Fi5)に対応しているのも良い点です。
ビームフォーミング機能、ワンタッチ接続機能を備えています。アンテナ数は2本ですが12台の接続が可能なため、十分使えるでしょう。
I-O DATA Wi-FiルーターWN-SX300FR/E
本体サイズ126(W)×71(D)×132(H)mm、本体重量160gでこちらも比較的小さめで、ビームフォーミング、ワンタッチ接続機能搭載です。
11ax(Wi-Fi6)に対応し、接続台数20台と一人暮らしには大容量ですが、PC、ゲーム、スマホなどたくさん接続する方には、快適に使用できます。
一軒家暮らしにおすすめのWi-Fiルーター
複数人で生活する場合、多くの台数を接続しますよね。一軒家暮らしにおすすめなWi-Fiを2つ紹介します。
NEC Aterm PA-WG2600HM4
38(W)×129.5(D)×170(H)mm 、本体重量約500gです。メッシュWi-Fi機能、ビームフォーミング機能、MU-MIMO※、Wi-Fi暗号化最新技術の「WPA3」を搭載しています。
11ac(Wi-Fi5)に対応し、接続台数は18台です。「子供安心ネットタイマー」がついており、ゲームやスマホなどの端末ごとにWi-Fi接続時間を設定することができます。
※MU-MIMOとは、複数機器に同時に通信する機能で通信低下を防ぐもの
ELECOM WRC-X5400GSA-B
40(W)×140(D)×207(H)mm、本体重量530g、回線が混雑しにくいIPv6 IPoEインターネット接続に対応し、ビーフォーミング機能、らくらく引っ越し機能を搭載しています。
こちらも子供を守る「こどもネットタイマー3」機能を搭載しており、ネットの使い過ぎを防止します。
マンション暮らしにおすすめのWi-Fiルーター
マンション暮らしの方は部屋が縦方向にはありませんが、横にはたくさんの障害物がありますよね。1人暮らしや、一軒家暮らしとは少し構造が違うため、違うルーターの方が合うことも考えられます。
そこで、マンション暮らしにおすすめのWi-Fiルーターを2つ紹介します。
TP-Link「Archer AX20」
260.2(W)x135(D)x38.6(H) mm、本体重量450g、Wi-Fi6対応でビーフォーミング機能、メッシュWi-Fi、ワンタッチ接続機能がついています。接続台数36台とかなり多めです。
動画を見ながら部屋を移動しても接続が切れることがなく、ストレスがかかりません。Wi-Fiが弱い部分もカバーしてくれる万能な機種です。
エレコム WMC-2LX-B
141(W)×約36.5(D)×約160(H)mm 、重量460g、Wi-Fi 6、IPv6 IPoEにも対応しています。メッシュWi-Fi機能搭載で接続台数は、なんと50台つなげることが可能です。
「こどもネットタイマー3」があるため、スマホやゲームの使い過ぎを防止できます。またエレコムでは「とことん3大安心サポート(有料)」があるため、困りごとがある場合もすぐに対応してもらえます。
ゲーム好きにはゲーミングWi-Fiルーターがおすすめ
ゲーム好きなかたにはゲーミングWi-Fiルーターがあります。
おすすめは「ASUS ROG Rapture GT-AX11000」です。
240(W)×60(D)×240(H)mm、重量は1,717gとやや重めです。Wi-Fi6対応で8本の外付けアンテナを搭載していて、最大4,804Mbpsの高速通信が可能です。
接続台数は36台で、「ゲーミングLAN」「モバイルゲームモード」「WTfast」を搭載しており、ゲーム通信に特化しているWi-Fiルーターです。
Wi-Fiルーターの寿命はどのくらい?
Wi-Fiルーターの寿命が何年か知っていますか?寿命がないと思っている方も多いかもしれません。
Wi-Fiルーターの本体寿命は約3~5年です。通信速度の低下やつながりにくさを感じた場合は寿命を迎えている可能性があります。
また、通信規格はどんどん新しくなります。古くなったルーターは新しい規格には対応できません。
性能にこだわりがない方にとっては関係ないことですが、少しでも性能に不満を感じた場合は、乗り換えを考えてもいいでしょう。
環境に合わせて自分に良いものを買おう
Wi-Fiは種類がたくさんあり、選ぶこと自体が難しく感じるかもしれませんが、間取り、接続台数などの情報があれば、ある程度絞り込むことができます。
それ以外に、ゲーミングWi-Fiやこどもの見守り機能など、その家庭に必要な機能を合わせてWi-Fiルーターを選ぶことも重要です。
またワンタッチ接続は、Wi-Fi初心者でも簡単に設定できる機能なのでぜひ参考にしてくださいね。