「オレンジジュースが飛んでシミになった!でもシミの落とし方を知らない…」と困っていませんか?
お気に入りの服にオレンジジュースのシミができてしまったら、今後着れなくなりそうで不安ですよね。
オレンジジュースのシミは、簡単な方法で落とすことができるので心配はいりませんよ。
この記事では、オレンジジュースのシミの落とし方や注意点を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://unsplash.com/photos/pMO2vVIBbv0)
時間が経ったオレンジジュースのシミはクリーニングへ!
あなたの服にあるオレンジジュースのシミは、できてからどのくらい時間が経ったシミですか?
できたシミが2週間以上経過している場合、自力で無理にシミ落としすると、衣服を傷めてしまう可能性があります。
自宅でシミ落としできれば楽ですが、衣服を傷めないために、クリーニングへ出すことをオススメします。
できてから2週間以内のシミは、このあと紹介する方法で簡単に落とせますので、試してみてくださいね。
シミ落としに失敗しないための事前確認
オレンジジュースのシミ落としを始める前に、まずは衣服の洗濯表示や素材を確認しましょう。
衣服の洗濯表示や素材を無視してシミ落とししてしまうと、衣服を傷めてしまう可能性がありますよ。
「自力でのシミ落としは難しそう」と判断した場合は、無理せずクリーニングへ出すことをオススメします。
シミ落としする前の確認①洗濯表示
自宅でシミ落としする場合、最後に洗濯をします。そのため、水洗いできない衣服は、自宅でシミ落としできません。
水洗い不可のマークは、桶に✕が書かれているものです。シミ落としする衣服に表示があるか見てください。
洗濯表示について、以下ecolocoのホームページでわかりやすく説明されていますので、確認してくださいね。
シミ落としする前の確認②衣服の素材
シルクやカシミヤ、ニットなどのデリケートな素材の衣服は、自宅でシミ落としするべきでありません。
無理にシミ落としすると、生地が縮んだり、風合いが落ちたりしてしまいます。
また、刺繍やレースなどの装飾部分にシミができた場合も、無理にシミ落としすると、装飾を傷めてしまう可能性がありますよ。
以上のような素材の衣服の場合は、クリーニングに出してシミ落とししてもらうのがオススメです。
シミ落としする前の確認③色落ちテスト
色や柄のある衣服に洗剤を使用する場合、色落ちしないかどうかテストする必要があります。
色落ちテストのやり方は簡単で、衣服の目立たないところに洗剤をつけて擦ってみるだけです。
洗剤をつける時は綿棒などを使用し、つける洗剤の量は少量にしてくださいね。
オレンジジュースのシミの落とし方:ついてすぐなら水洗い
ここからは、オレンジジュースのシミの落とし方を紹介します。まずは、シミができてすぐに行うシミ落としの方法です。
シミができてすぐならば、水洗いのみでシミを落とせる可能性が非常に高いので、まずはシミ部分を水洗いしましょう。
水洗いする際は、洗濯表示を見て、水洗いができる素材かどうか必ず確認してくださいね。
もし水洗いしてもシミを落とせなかった場合は、次に紹介する方法を試してみてください。
オレンジジュースのシミの落とし方:食器用洗剤を使う
水洗いをしてもシミが落ちなかった場合は、食器用洗剤を使用してシミ落としをしましょう。
用意するものとシミ落としの手順は以下のとおりです。シミ落としを始める前に確認してください。
- 食器用洗剤
- 歯ブラシ(使い古しのものでOK)
- タオル
- シミ部分に食器用洗剤をつける。
- 衣服を裏返し、シミ部分と接するようにタオルを当てる。
- シミの裏側から歯ブラシで軽く叩く。
- シミが落ちてきたらぬるま湯ですすぐ。
- 普段どおりに洗濯する。
手順③で歯ブラシを使ってシミ部分を軽く叩く時は、シミの範囲を広げないために、シミの外側から中心に向かって叩きましょう。
手順④の時点でシミが落ちていなければ、手順①〜④を再度行ったり、次に紹介する方法を試したりしてみてください。
オレンジジュースのシミの落とし方:重曹ペーストを使う
水洗いしても落ちないシミには、重曹ペーストを使いましょう。重曹ペーストは、重曹と水を混ぜてペースト状にしたものです。
用意するものとシミ落としの手順は以下のとおりです。シミ落としを始める前に確認してください。
- 食器用洗剤
- 重曹
- 歯ブラシ(使い古しのものでOK)
- 重曹:水=2:1の割合で混ぜ、重曹ペーストを作る。
- 歯ブラシでシミ部分に重曹ペーストを塗り込む。
- 重曹ペーストを塗った部分に食器用洗剤をつけ、もみ込む。
- 30分ほど放置する。
- シミが落ちてきたらぬるま湯ですすぐ。
- 普段どおりに洗濯する。
重曹ペーストは、時間が経って乾くと固まってしまうので、使う分だけ、少量ずつ作りましょう。
重曹ペーストを使っても落ちないガンコなシミには、次に紹介する魔法水を使った方法を試してください。
オレンジジュースのシミの落とし方:最強の魔法水を使う
魔法水とは、食器用洗剤・液体の酸素系漂白剤・重曹の3つを混ぜて作った最強のシミ抜き剤のことを言います。
少々手間はかかりますが、どんなにガンコなシミでも落とせますよ。用意するものとシミ落としの手順は以下のとおりです。
- 食器用洗剤
- 液体の酸素系漂白剤
- 重曹
- 歯ブラシ(使い古しのものでOK)
- タオル
- 容器に重曹小さじ1杯を入れ、食器用洗剤3滴を加える。
- さらに液体の酸素系漂白剤を小さじ3杯加える。
- 歯ブラシを使って混ぜる。(魔法水の完成)
- シミ部分の裏にタオルを敷く。
- 歯ブラシに魔法水をつけ、シミ部分を軽く叩く。
- シミが落ちてきたらぬるま湯ですすぐ。
- 普段どおりに洗濯する。
液体の酸素系漂白剤には、花王「ワイドハイターEX」やライオン「ブライトSTRONG」などがあります。
また、重曹はドラッグストアや100円ショップなどで購入できます。重曹は掃除にも役立つので、ぜひこの機会に手に入れましょう。
オレンジジュースのシミの落とし方:外出先での応急処置
外出先でオレンジジュースをこぼしてしまった時、すぐには処置できず、焦ってしまいますよね。
そのような場合は、出先で応急処置を行い、自宅に帰ってから、先述した方法でシミ落としを行ってください。
外出先で行う応急処置は、乾いた布やティッシュを使って、シミ部分の水分を吸い取るのみにしましょう。
この処置だけでシミが落ちる場合がありますし、落ちきらなくても、自宅に帰ってからのシミ落としがかなり楽になりますよ。
オレンジジュースのシミの落とし方:注意点
今回紹介したオレンジジュースのシミの落とし方には、注意点が3つあるので紹介します。
- 手が荒れやすい方はゴム手袋をする。
- 金属部分に酸素系漂白剤を使用しない。
- 30〜40℃のぬるま湯を使用する。
日頃から洗剤などで手が荒れやすい方は、シミ落としをする時にゴム手袋を着用しましょう。
酸素系漂白剤が金属を腐食させてしまうので、金属のボタンやファスナーがある部分には、酸素系漂白剤を使わないでください。
また、ぬるま湯の温度が高すぎると、衣服を傷めてしまう可能性があるので、30〜40℃のぬるま湯を使用しましょう。
オレンジジュースのシミが落ちにくい理由
そもそも、なぜオレンジジュースがついてできたシミは落としにくいのでしょうか?
理由はオレンジジュースの果汁に含まれる糖分や酸、色素などの成分にあります。
糖分や酸、色素などの成分は、酸素と結合すると目立つシミになり、時間が経つと黄ばみや黒ずみに変化してしまいます。
そのため、先ほど紹介したように、できてすぐのシミは水だけでも落ちやすく、時間が経つほどガンコなシミとなるのです。
オレンジジュースのシミはすぐ水洗いが効果的!
今回は、オレンジジュースのシミの落とし方や使用するもの、注意点についてご紹介しました。
オレンジジュースのシミは、ついた直後ならば、水で洗うだけでも十分落とすことができます。
早めの処置を心がければ、道具を準備する手間が省けますし、洗剤などで衣服を傷める心配もなくなるでしょう。
オレンジジュースのシミができても、落ち着いて処置を行えば、お気に入りの服をまた楽しむことができますよ!