初めて自分でヘアカラーに挑戦するあなた、ちょっと待って下さい!カラー剤が服についた時の落とし方を知らず、気づいたらシミになっていた!という方は多いです。
最近はお家時間が増え、手軽にオシャレを楽しむ1つの方法として自宅でヘアカラーをする人が増えています。
初めて自宅でヘアカラーをするなら先に予防策や対処法を知っておくことで安心してオシャレを楽しめますよ。ぜひ最後まで読み進めて下さいね。
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服にカラー剤がつかないようにするための予防策
カラー剤は1度服につくとシミになり、なかなか取り除けません。そのため服や周囲につかないように気を配らなければいけません。
ヘアカラーをする時の衣類と環境について、それぞれ予防策をご紹介します。
服にカラー剤がつかないようにするための予防策 衣類編
ヘアカラーをする時はタオル、ラップを使用しましょう。服は可能であれば汚れても良い服で、前開きのものがおすすめです。
タオルは首が隠れるように巻いておくことで、カラー剤が肌や襟元に付着するのを防ぐことが出来ます。この時タオルの上にラップをしておくとタオルが汚れずに済みますよ。
服にカラー剤がつかないようにするための予防策 環境編
ヘアカラーを行う際は、すぐに洗い流せる場所か、汚れても良い場所で行いましょう。
お風呂場で行う人が多いですが、ヘアカラーは種類によって強いにおいがすることがあります。必ず換気扇を回して通気性を良くしてくださいね。
またヘアカラーをする時は髪の毛は乾いた状態で行いましょう。美容室と違い、濡れた髪で行うと垂れてしまい、目に入ったり、服や床に落ちやすくなってしまいます。
ヘアカラー剤が服についたらシミになる前に対処を!
自分でヘアカラーをしていると、気を付けていても思いもよらない所にカラー剤がはねて、取れなくなってしまったという経験がある方は多いです。
カラー剤は1度服につくとシミになり、なかなか取り除けません。もし服についてしまった場合は早めに対処する必要があります。対処法を事前に確認しておくと安心でしょう。
軽度のシミであれば、すぐに対処することで落とすことができる可能性があります。
軽度と言われても判断が難しいと感じますよね。カラー剤の種類や服の素材によって自分で落とせるもの、自分では落とせないものがあります。まずはカラー剤の種類について把握していきましょう。
カラー剤の種類について把握しておきましょう
カラー剤には「ヘアカラー」と「ヘアマニキュア」があります。こちらの違いを把握しておきましょう。
カラー剤の種類 ヘアカラー
ヘアカラーは酸化染毛剤に該当します。髪に元々ついている色を1度脱色して、そのうえで染色をするため強力です。時間が経つにつれて酸化し着色します。
1剤、2剤を混ぜて使用するものと、混ぜないで使用するタイプがあります。ちなみにヘアブリーチは脱色のみをするための製品です。
カラー剤の種類 ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは酸化染毛料に該当します。脱色はせず、元々ついている色の上から染色をします。
ヘアカラーより染色力は落ちますが、それでも日常生活で付くシミに比べると強力です。
ヘアカラー、ヘアマニキュアによる服のシミは落とせるのか?
ヘアカラーとヘアマニキュアについて把握したところでどのようなシミが自分で落とせる可能性があるのか、またクリーニング専門店を利用するべきかを見ていきましょう。
先述の通り、カラー剤のシミはとても頑固で、色が発色している状態(色が茶色、黒など染まっている)になってしまうとかなり落としにくくなってしまいます。
また服に付くと色を脱色させたうえで染色する為、染み込んでしまうと修復が不可能になることもあります。ですが発色が始まる前、服に汚れがついた直後であれば、シミを落とすことが出来る可能性があります。
ヘアマニキュアや1剤、2剤を混ぜないタイプの白髪染めなどは着色が時間を置かずにすぐ起こる為、自宅でシミを落とすのが難しいです。着色してしまった場合はクリーニング専門店を利用すべきでしょう。
ヘアカラーで服にシミがついた時の落とし方 準備
カラー剤が服に付いた直後であればシミを落とすことができる可能性がある。とお伝えしました。ここからは実際に自分でシミを落とす方法を紹介します。
シミを落とせる可能性があること、また、この次に紹介する注意点を確認してから実践して下さいね。シミを落とすために準備するものは以下です。
- 酸素系漂白剤
- 洗濯用洗剤
- ティッシュペーパーまたはキッチンペーパー
- 洗面器などの容器
酸素系漂白剤は、酸素の力で汚れを落とします。塩素系漂白剤のようなツンとした匂いがありません。また色柄ものの服に利用できるのが特徴です。
ヘアカラーで服にシミがついた時の落とし方 素材と注意点
自分で酸素系漂白剤を使用して、シミを落とす方法には注意すべき点がいくつかあるので、必ず確認してから行いましょう。
- 洗濯表示を確認し、水洗いが可能かをチェックする
- ウールやシルクなどデリケートな素材に漂白剤は使用不可
- 漂白剤の製品裏の説明と衣類の素材を確認する
- 衣類が痛む可能性があることを考慮して行う
洗濯表示と素材、製品裏の説明を必ず確認して自分でシミを落とすのが可能かを判断し、わからない場合は無理に自分では行わず、専門店を利用しましょう。
ヘアカラーで服にシミがついた時の落とし方 実践
上記の準備と注意点を確認したら、実際にシミの落とし方を見ていきましょう。
ポイントは洗う前に汚れた部分をこすらないこと、また汚れた部分を流水で流す際、汚れている範囲を広げないように注意することです。
- クリーム等の固形物が付いた場合はティッシュやキッチンペーパーでそっと取る
- 汚れた部分を静かに流水にあてて、液剤をできるだけ落とす
- 汚れた部分に直接、酸素系漂白剤を塗布する
- 洗面器などの容器に水を張り、漂白剤を直接溶かし込む
- 汚れた衣類を④の液剤につけ、20~30分放置する
- 洗濯用洗剤で全体を手洗いもしくは洗濯機で洗い仕上げる
強力な塩素系漂白剤を使う場合の素材と注意点
ヘアカラーはそもそも「染色の為」に使う液剤の為、衣類への付着力が非常に強いです。早めに対応しても酸素系漂白剤では落としきれないこともあります。
このような場合、一定の条件を満たす場合に限り、漂白力が強い塩素系漂白剤を使うのも手です。塩素系漂白剤は汚れた部分だけでなく衣類の染色も脱色させる力があります。
その為、酸素系漂白剤より注意点が多く、塩素系漂白剤を使用できる衣類が限られる為、必ず以下を確認して下さい。さらに万が一の時、服が傷んでも良いという場合にのみ実施して下さいね。
- 素材が綿、麻、ポリエステルである
- 平織である(ニット素材は×)
- 色が真っ白である(ベージュっぽい白等は×)
- 刺繍や柄、レースが入っていない
- 丈夫な素材である
塩素系漂白剤を使ったシミの落とし方
上記の注意点を見て塩素系漂白剤を使える衣類であることを確認したら、シミを落とすための準備、実施をしましょう。
- 塩素系漂白剤(液体のタイプ)
- 洗濯用洗剤
- バケツなどの容器
塩素系漂白剤を使用する際は、製品裏の説明を確認し、適切な量を使用しましょう。
またカラー剤や漂白剤が手に付かないようにゴム手袋などで保護するのがおすすめです。また使用中は匂いがこもらないように換気しましょう。
- バケツに水を張る
- 水に塩素系漂白剤を適量溶かす
- 汚れの付いた服をつけこみ、20分~30分程度放置する
- 汚れが取れていたら水で十分に洗い流す
- 洗濯用洗剤で全体を手洗い、もしくは洗濯機で洗い仕上げる
落とし方を実践してもダメならクリーニング専門店を利用する
上記の方法を実践しても落ちなければ、クリーニング専門店を利用しましょう。
その際、ドライクリーニング(機械洗い)のみ行っている店では対処できないため、「シミ抜き」「衣類の修復」をしっかり行っている専門店を選ぶと良いです。
また自分で漂白等、対処をした際はどのような対処をしたか専門店の方に伝えることが大切です。しっかりと状況を伝えてあなたの大切な服を預けましょう。
ヘアカラーで服にシミがついても落とし方を把握すれば怖くない!
カラー剤は染料である為、服に付いてしまうとシミになりやすく厄介です。
シミを落とす基本はとにかく早く対処することです。ですが服の素材によって対処が出来ないことがあります。
ヘアカラーをする時は服についてしまっても良いように、汚れても良い服を利用したり、カラー剤と一緒にシミを落とすために必要なものを事前に準備しておくと安心ですね。
対処法を把握、準備をしておけば怖くありません。安心、気軽に自宅でオシャレを楽しみましょう。