犬を初めて飼う人はいつからしつけをすれば良いのか、しつけの具体的な方法や必要なものなどが気になりますよね。
犬のしつけは飼い主と快適な生活をしていく上で欠かせないものです。しつけのタイミングを逃したり、間違った方法でしつけをするとトラブルになりかねません。
当記事では犬のしつけをいつから始めるべきか、必要最低限のしつけの内容や気をつけるべきポイントをまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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犬のしつけはいつから始める?しつけが必要な理由も!
犬のしつけは子犬を自宅に迎え入れたときから始めましょう!特に生後3ヶ月から6ヶ月の間は子犬の好奇心と吸収力が高いため、この3ヶ月間にしつけをすることが大切です。
犬は小型犬であっても子供の指を噛みちぎることができるくらいの力があり、しつけをしなければ危険な事故につながる可能性があります。
愛犬と気持ちよく時間を過ごすためにも、正しい時期に、丁寧に、根気強くしつけをしていくことで幸せに生活することができますよ!
犬のしつけの準備はいつから?必要なものも紹介!
犬にしつけをするためには少なくとも4つのものが必要です。犬を自宅に迎え入れるまでに準備をしておきましょう!
- トイレ
- ゲージ
- リード
- おもちゃ
上記の4つのものはペットショップやネットショップで簡単に手に入れることができます。何を買えば良いかわからない場合はペットショップの店員に相談をしましょう。
犬種によって必要なもののサイズが異なるため、適切なサイズがわからない方はペットショップでの購入をオススメします。
愛犬に教えたい3つのしつけ!トイレトレーニングはいつから?
愛犬に教えたい基本的・必要最低限のしつけは大きく3つあります。以下にそれぞれのしつけのポイントをまとめました。
- トイレトレーニング
- 散歩
- 吠え・噛み癖
トイレトレーニング
生後2〜3ヶ月の子犬はどこで排泄をすれば良いのかを覚えることができます。なので、子犬を迎え入れたタイミングでトイレトレーニングを始めることができます。
トイレトレーニングは散歩の後や食事の後にトイレに誘導し、子犬が正しく排泄できたらご褒美をあげたり撫でたりしてきちんと褒めて身につけさせます。
大切なことは「ここで排泄をしたら褒められる」と子犬が理解することです。排泄に失敗をしたとしても叱ることはせずに、褒めて伸ばしてください。
散歩
犬にとって散歩は運動や社会性を身につけるために大切なものなのですが、散歩中は飼い主以外の人間や犬に会うため、トラブルを避けるためにもしつけをする必要があります。
ワクチン接種が終わる生後3〜4ヶ月頃から散歩をすることができるようになりますが、ワクチンん接種前は自宅で首輪やリードに慣れさせることから始めましょう。
散歩はリードを犬に引っ張らせないのがコツです。飼い主が散歩の主導権を握り、犬は飼い主のそばに寄り添って歩くように根気強くしつけをしていきましょう。
吠え・噛み癖
犬の吠えは近隣トラブルの原因となりますし、噛み癖は怪我につながります。子犬が吠えたり噛んだりしたときには明確な姿勢を持って「ダメ!」と叱る必要があります。
叱った後に吠えや噛むことをやめた時にはご褒美を与えたり撫でたりしてきちんと褒めてあげましょう。こうすることで吠えたり噛むのをやめることは良いことと学習します。
また、子犬は甘噛みをしますが、甘噛みは人や噛んではいけないものにさせるのではなく、おもちゃにさせましょう。
おもちゃに甘噛みしたときにはきちんと褒めてあげれば、子犬は今後もおもちゃに甘噛みをしていきます。
犬のしつけのポイントやコツは?
犬のしつけをする上で押さえておきたいポイントやコツが3つあります。飼い主が意識するだけでも犬のしつけが改善するのでチェックしておきましょう!
- コミュニケーションを意識する
- 失敗して当たり前と思うようにする
- 反復練習を意識する
コミュニケーションを意識する
しつけをする上では犬とコミュニケーションをしていることを意識することが大切です。
犬がやってはいけないことをしてしまった場合、しつけでは怒らないことを意識しましょう。吠えたり手を噛んだりしたときには「ダメ!」と短く伝えるのがコツです。
飼い主の指示通りに犬が動いた場合はきちんと褒め、指示通りに動けなかった場合には根気よく丁寧に教えていく必要があります。
失敗して当たり前と思うようにする
愛犬の失敗が続くと残念に思ったり、怒りを感じたりするかもしれませんが、失敗を前提にしつけをしていきましょう。
1回のしつけで完璧に覚えて行動に移せる犬は存在しません。きちんと教えられたことが定着するためには時間がかかることを前提とする必要があります。
反復練習を意識する
しつけは根気よく何回も同じことを繰り返す必要があります。1つのことを身につけさせるためには反復練習が必要であることを意識しましょう。
特に子犬は集中力が長く続かないため、何度も同じことを反復練習をしてく必要があります。
【厳禁】やってはいけないしつけの仕方とは
愛犬にやってはいけないしつけの仕方が3つあります。事前にこれらを確認をしておくことでトラブルを減らし、愛犬と良い関係を築くことができます。
- 後になってから叱る
- 恐怖心を与えるしつけをする
- 名前を呼んで叱る
後になってから叱る
犬は時間が経った後に叱られても何に対して叱られているのかを理解することができません。
例えば、愛犬が留守番中にイタズラをし、飼い主が帰ってきてからそのイタズラに対して叱ったとしても犬は何に対して叱られているのかがわかりません。
犬の短期記憶は10秒に満たないと言われているため、イタズラはその場で叱らないと効果がないと考えられています。
恐怖心を与えるしつけをする
暴力や大声で叱ると愛犬に恐怖心を与えてしまい、かえって問題行動が増える可能性があります。
悪いことをしたときには低い声で「ダメ」と叱り、正しくできた時には高い声でオーバーなくらいに褒めることで犬は良いことと悪いことを区別できるようになります。
恐怖心で愛犬を支配した場合は、そのときは大人しくなるかもしれません。しかし、根本的な解決になっていないために同じ行動を繰り返す可能性が高いのです。
名前を呼んで叱る
犬は「〇〇ちゃん、ダメ!」と名前を呼んで叱ると、名前を悪いことをしたときに使われる言葉と学習します。
犬は自分の名前を呼ばれる度に叱られていると思ってしまうので、「ダメ!」や「こら!」など名前を呼ばずに叱るようにしましょう!
犬のしつけがうまくいかないときの理由と対処法
犬をしつけようとしていてもうまくいかない場合は、以下の項目に当てはまっていないかチェックをしてみましょう。
- 同じことをしても褒める日と褒めない日、叱る日と叱らない日がある。
- 体罰によって犬にいうことを聞かせようとする。
- 叱ることが多く、褒めることをあまりしない。
- 叱ることが少なく、甘やかすことが多い。
- 褒めるときと叱るときの声のトーンに差がない。
犬のしつけがうまくいかないときは、一度自分が行っているしつけに一貫性があるかどうかを確認してみましょう。同じことをしても叱る日と叱らない日があれば、犬は混乱してしまいます。
また、叱る回数と褒める回数のバランスが悪く、どちらかに偏っていてもしつけはできません。
どうしても自分一人ではしつけがうまくいかないと感じている方はしつけ教室に通うのも1つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
犬のしつけ教室に通うならいつから?
犬のしつけがうまくいかなかった場合はしつけ教室に通うことも検討してみましょう!
しつけ教室に通うのは早ければ早い方が良く、場所によっては生後6ヶ月までしか受け付けていないところもあります。近くのしつけ教室に連絡し、通える時期を確認してみましょう!
しつけ教室は基本的には飼い主が犬の扱い方を学ぶ場所であり、3ヶ月ほど通うプログラムを用意しているところが多いです。
しつけ教室を通して家庭では対応できなかった犬のしつけを根本から学ぶことができ、愛犬と快適に生活ができます。興味のある方は検討してみましょう!
まとめ:犬のしつけは焦らずに楽しくやろう!
犬のしつけは自宅に迎え入れたその日から始め、反復練習を通して少しずつ正しい行動を身につけていくのが理想です。
子犬は集中力が続かないため、同じように何度も叱らなければなりませんが、根気強く続けていくことで愛犬と快適な生活を楽しむことができます。
どうしてもしつけがうまくいかない場合はしつけ教室に通ってプロにアドバイスをいただくこともできますよ。
みなさんと愛犬との関係がしつけを通してより深くなっていくように応援しています!