仕事がうまくいかないなと感じていて、それを解決したいけどどうしたらいいかわからないと悩んでいませんか?人間関係や仕事のやり方などで仕事がうまくいってないと感じているかもしれません。
この先も仕事がうまくいかない状態が続くと思うと憂鬱ですよね。私も仕事がうまくいかないなと悩んでいる時があり、どうしたらいいかわからず仕事のやりがいがないときがありました。
この記事を読んで気持が軽くなったり、明日からの意欲につながったら嬉しいです。この記事では仕事がうまくいかない時に役立つ考え方や対処法を紹介します。ぜひ最後まで読んでくださいね。
出典:https://www.pakutaso.com/20210923257post-36550.html
仕事がうまくいっている状態とは
仕事がうまくいかない原因を見つける前にそもそも仕事がうまくいっている状態ってどういうことなんでしょうか?それがわからないと比較ができないと思いますので考えていこうと思います。
まず仕事がうまくいっているかを確認するには定量的なものと定性的な指標が必要です。前者は数字で測れるもので例えば売上や成約率などです。後者は数字では表せないもので例えば人間関係の良し悪しが挙げられます。
仕事がうまくいっている人はこの両方が満足いく結果となっているようです。どちらの要素が重要かは人それぞれですがうまくいっている状態とそうでない状態の何が違うのかという観点で原因を探すのも良さそうですね。
多くの人が間違える「うまくいかない時の」原因の見つけ方
あなたは仕事がうまくいかないと感じたらまず原因を見つけようとしますよね。実はその時にやってはいけないことがあるんです。それは「なぜ」と自分に問いかけることです。
「なぜ」を問いかけることは大事なことだと聞いたことがあるかもしれませんが、それは半分正解で半分間違いです。「なぜ」という質問はネガティブなテーマを考える時や自己理解には向いていないのです。
なぜ仕事がうまくいかないのかを自分に問い続けるとあることに気づきませんか?そうです、どんどん思考がネガティブな方向に引っ張られますよね。これが「なぜ」という問いの落とし穴なんです。
ある研究で知能テストに不合格になったイギリスの大学生になぜ今の気分になっているのかを書くよう指示したところ、指示されていない学生に比べ直後から落ち込みが大きく12時間後でさえも落ち込んでいたそうです。
whyよりwhatを問いかける
なぜを自分に問いかけると、もっともらしい答えに飛びついて深く思考しなくなったり、反芻思考に陥るため「なぜ」を自分に投げることは仕事がうまくいかない原因を探すのには向いていないとお伝えしました。
原因を見つけるにはwhyよりもwhatを自分に投げかけた方が効果的です。なぜなら「なに」を問いかけることによって反芻に陥らずに問題を明確にできるからです。他にも「どんな」も効果的です。
whatを使った質問例を下記ボックスに挙げていますので参考にしてみてください。
- 仕事がうまくいっていない原因は何だろう?
- どんな時に仕事がうまくいかないと感じるか?
- この仕事の何が得意で何が苦手なのか?
- この経験から学べることは何だろう?
比較と対比を使って仕事がうまくいかない原因を探す方法
比較と対比とはこれまでの経験や思考、感情、行動のなかで共通点や異なる点を探します。比較と対比も原因を考える良いツールになりますし、原因だけでなく思いもよらぬ解決策が浮かぶ事もあります。
いままさに起きていることと過去の経験を比較・対比することで過去に気づかなかったパターンに気づくことができ仕事がうまくいかない状態から脱却するためのヒントが得られる可能性があります
下のボックスに「比較」と「対比」を使った質問例を記しています。実際にご自身に投げかけてみてください。
※比較・対比対象をXとします
- Xは過去と比べて何が同じで何が違うだろう?
- Xの変化に伴って、ポジティブなものでもネガティブなものでも、自分の気持ちに変化はあるだろうか?
- Xがうまくいっているときは過去にあってだろうか、もしあるとすれば今と何が違うのだろうか?
仕事がうまくいかない時の原因3選
原因を探すための質問方法紹介してきました。しかし、いち早く原因を知りたい方もいると思いますので一般的に考えられる原因を3つ用意しました。自分に当てはまりそうなものを探してみてください。
今回ご紹介するものが全てではなく大きく分類するとこの3つかなという感じです。さらに仕事がうまくいかない原因は1つだけという訳ではなく色々なものが複合的に重なってその現象を生み出しています。
この3つを参考にしつつ、前に述べた原因を探す方法で自分なりの原因を見つけてみてください。
- 経験や知識量が足りていない
- 睡眠が不足している
- 職場の人間関係に悩みがある
原因1:経験や知識量が足りていない
そもそもその仕事の経験が少ないと仕事の進め方に慣れないので思うような結果が下ないと思います。また、知識量も足りないと解決策が浮かばないので仕事がうまくいかないループにハマりやすくなってしまいます。
原因2:睡眠が不足している
睡眠の質時間ともに低下すると、集中力や判断力が低下したりメンタルにも影響するので仕事のパフォーマンスが落ち結果仕事がうまくいかないということにつながります。
原因3:職場の人間関係に悩みがある
職場の人間関係に問題があると仕事をする上で同僚の協力が得られなかったり、仕事以外のことに脳のリソースを割かなければならなくなるので結果的にパフォーマンスが低下ししてしまいます。
仕事がうまくいかない時の対処法
では仕事がいまくいかない時の対処法をお伝えします。今回は主に考え方についてお伝えします。基本的に行動が考え方からくると思うのでいつもと違う考え方を意識するだけでも今の状態が楽になると思います。
- 本を読んだり、調べたりする
- 周りと比較するのではなく過去の自分と比較する
- 問題ではく解決策に焦点を当てる
- 失敗は学習の機会と捉える
- マインドフルネスになれるものに取り組む
本を読んだり、調べたりする
先ほど仕事がうまくいかない原因に知識量や経験不足が挙げられると話しました。本を読んだり知識をつけることで解決策を考えるヒントになるのでまずわからないことを調べてみることをお勧めします。
知識がついて行動していくと、今までできなかったことができるようになるのでまた知識をつけるようになります。そしてまたうまくいった体験が積み重なるとまた知識をつけたくなります。
周りと比較するのではなく過去の自分と比較する
仕事がうまくいっている人と自分の違いを比較して学ぼうとすることは良いことですが他人と比較することで却ってネガティブになるのなら周りと比較するのはやめましょう。
過去の自分と比較することで成長を感じられたり、今の課題に対して向き合えるようになります。
仕事がうまくいかないと感じていて、今の状態が周りの人にどう思われているか不安になってしまったら、「周りの人はこのことを私と同じくらい気にしている?」と自分にこの言葉をかけてみてください
問題ではなく解決策に焦点を当てる
問題ばかりに目を向けていても改善しないので、どうしたら解決できるかを考えていきましょう。問題をある程度把握したら、それを受け入れて解決策を考えることに集中しましょう。
失敗は学習の機会と捉える
実は仕事がうまくいくためには失敗は欠かせないものなんです。あの有名な企業や成功者と言われている方もみんな失敗を経験しているのです。
例えば企業が新製品をリリースする前は何度も試作品を作りますよね。あれもある意味失敗を経験していると言えます。試作品を作っては課題を修正しての繰り返しです。つまり成功するために意図的に失敗しているのです
失敗やうまくいかない状態から学ぼうとする人が成長していけるのです。
マインドフルネスになれるものに取り組む
マインドフルネスとは判断を下したり、反応せずにただ自分の思考、感情、行動に気づくことです。これをすることで集中力が高まったりメンタルが安定するため仕事のパフォーマンスが上がると言われています。
マインドフルネスは科学的な研究でも効果があると言われています。簡単な取り組み方としては3分間ただ自分の呼吸に集中するものがあります。呼吸に集中し呼吸から意識が逸れたら呼吸に意識を戻すそれだけです。
最初は効果があまり感じられないかもしれませんが長期的にとても効果のあるものなので続けてみてくださいね。
転職ってどうなの?今の仕事を辞める選択肢はありか
今の問題も解決したいけど、選択肢として転職を考えるのはどうなんだろうと気になる方もいると思います。結論を言うと、転職を選択肢に入れるのはありです。なぜなら、転職活動にはリスクがないからです。
転職活動にリスクがない理由は一般に転職エージェントのサービスを利用は無料です。さらに話を聞いて今は転職しなくてもいいかもと思い転職しなくても失うものはないからです。
昔は同じ会社で長年働くことが美徳とされていましたが近年では転職するのは普通になってきました。違う環境の方が自分の力を活かせると思ったら転職を考えるのは視野も広がっていいと思います。
あなたの仕事はどうしたらうまくいくのか まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。少しは心が軽くなっていたら嬉しいです。仕事がうまくいかないときはまずwhatを自分に問いかけて原因を見つけ、考えや視点を変えて解決策を見つけていきましょう。
仕事がうまくいかないときは、基本的には自分に矢印を向けて考え方や行動を変えていくと得られる結果も変わります。
とは言え、自分ではコントロールできないこともあるのであまり自分を責めすぎず、時には自分を認めてあげることも大切です。
参考:『insight〜いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力』ターシャ・ユーリック著/『失敗の科学』マシュー・サイド著