マンション経営で上手くいっている人がいる一方で、失敗してしまう人がいます。
副業ブームが巻き起こっているなかで、その差は顕著に開いています。今回はマンション経営で失敗してしまう5つの要因と、失敗しないためにやる2つのことについて紹介します。
マンション経営を考えている人や興味のある人は、参考になると思うのでぜひ見てみてください。
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マンション経営で失敗してしまう5つの要因
マンション経営で失敗してしまう代表的な要因は以下の5つです。
- 新築物件を購入する
- 節税目的で購入する
- 高利回りだから購入する
- 営業マンの言葉を鵜吞みにする
- 自分で調べることを怠る
もちろんこれ以外にもありますが、この5つを気を付けることでほとんどの失敗を回避、あるいは小さくすることができます。
マンション経営は、金額が大きいので一つの失敗を挽回するのにかなりの労力を要します。
一つずつ詳しく紹介していきますので、項目に当てはまらないように注意してください。
①マンション経営で新築物件の購入は失敗か?
マンション経営の失敗要因1つ目は、「新築物件を購入する」ことです。
不動産投資の初心者が、営業マンに言われるがままに新築物件を購入して、多額の損失を出してしまうことがあります。
新築物件は、初めこそ「新築」という価値をアピールできますが、2世帯目以降は当然中古になります。その際家賃は、周りの相場に合わせるため、下げざるを得ません。
売却するときは、良くて新築購入時の70%程度です。一度しか使えない「新築」という価値に惑わされないことが重要です。
②マンション経営で節税目的は悪手なの?
続いての失敗要因は、「節税目的で購入する」ことです。主にサラリーマンに対して紹介されることが多いです。
こんな風に営業マンから紹介されて購入する方が多いです。ただし、この場合は敢えて経費をかけていることになります。節税のためにわざわざ経費をかけて損失を計上するのはおかしくはないでしょうか。
最終的に売却して利益がプラスになれば、その不動産投資は成功したと言えますが、節税目的だと最終的にマイナスになることが多いです。不動産投資で利益を得るという目的を忘れないようにしましょう。
③マンション経営で「高利回り」に惑わされるな!
続いての失敗要因は、「高利回りだから購入する」ことです。郊外物件の紹介で言われることが多いです。
都心部の物件の利回りは、約5%程度に対して、郊外物件の利回りは高いところで20%くらいに及ぶところもあります。
高利回りは、あくまで理想の状態を指しているので、初心者が手を出すとほとんどうまくいきません。郊外なので入居者が付きづらく、想定収入を下回ることが多いためです。
高利回りな物件ということは、高利回りである何らかの理由があります。周辺物件と比べて高利回りな物件は、気を付けたほうが良いでしょう。
④マンション経営で営業マンを信用するとほとんど失敗か?
続いての失敗要因は、「営業マンの言葉を鵜呑みにする」ことです。
これらのように、購入を急かしたり、特別扱いしてくるようなら要注意です。不動産投資初心者に対して特別な物件を紹介することはほとんどないです。
営業マンの言葉を鵜呑みにして購入すると、思っていたものと違ったと後悔する初心者の方がたくさんいます。
営業マンを100%信じるのではなく、疑う気持ちを持って、少しでも分からないところがあれば納得するまで質問しましょう。そしてその内容を経験者に聞いて確認することが大事です。
⑤マンション経営する上で勉強不足は絶対ダメ!
続いての失敗要因は、「自分で調べることを怠る」ことです。不動産投資は、勉強することがたくさんあります。
- 不動産投資の基礎知識
- 税金の知識
- 簿記やファイナンス
- 経営、マーケティング
不動産投資で必要な知識は、家賃相場や物件選定などの最低限の基礎知識から、会社経営のような知識まで多岐に渡ります。
普段関わることのない内容ばかりなので、ついつい自分で調べることを怠って、不動産会社へ任せてしまう初心者の方が多いです。扱う金額も大きいため現実味が無いからかもしれません。
不動産投資をやる上で勉強は必須です。自分で調べて、専門家の方とある程度は話せるくらいにはなった方が良いでしょう。
マンション経営で失敗しないためにやる2つのこと
ここまでマンション経営で失敗した要因を紹介してきました。どれも一度陥ると損害が大きく、最悪の場合売るに売れず、毎月資金を持ち出さないといけないことになるので注意してください。
それではここからは、失敗をしないためにどうすべきかを紹介してきます。
- まずは自分で調べる
- 信頼できる人に聞く
もちろんこの2つをやったからといって成功できるとは限りませんが、少なくとも先に紹介した失敗をすることは回避できるでしょう。
マンション経営で失敗しないためにやること①まずは自分で調べる
マンション経営で失敗しないためにやること1つ目は「まずは自分で調べる」ことです。
失敗するケースだと、自分で調べずに営業マンの言うことを100%信じてしまうパターンがほとんどです。
営業マンが話す言葉で分からないところはしつこいくらいに聞くか、後で調べるようにしてください。分からないままで進めないようにしましょう。
最低限の用語を押さえておいて、ある程度営業マンと対等に話せるようになればまずはOKです。
マンション経営で失敗しないためにやること②信頼できる人に聞く
続いてやることは「信頼できる人に聞く」ことです。不動産投資経験者に聞くようにしましょう。
と言っても不動産投資家が周りにいない人もいると思います。その場合は不動産投資セミナーやビジネスセミナーに参加して、同じ参加者の中で探すようにします。
不動産投資経験者に聞くことは、直接的な利害関係が無いのでフラットな意見をもらうことができます。また、経験者から見た物件の良し悪しも教えてもらうことができるのでとてもやりやすいです。
まとめ
マンション経営での失敗要因を5つと失敗しないためにやること2つを紹介しました。
- 新築物件を購入する
- 節税目的で購入する
- 高利回りだから購入する
- 営業マンの言葉を鵜吞みにする
- 自分で調べることを怠る
- まずは自分で調べる
- 信頼できる人に聞く
まとめてみると、マンション経営の失敗のほとんどが購入時点であり、勉強不足が要因であると分かりました。
事前準備を万全にして、分からないまま進めずに、質問して理解した上で始めるようにしましょう。