最近チンチラのかわいさに注目が集まり、飼いたいと思う方も増えてきました。
しかし、「チンチラの飼い方ってどんなかんじだろう?」「飼う前に準備すればいいものってなんだろう?」と疑問に思いますよね。
この記事では「チンチラの飼い方」と「チンチラの飼育に必要なもの」についてご紹介してます。
この記事を実践すれば、チンチラのかわいさに魅了される毎日を送ることができますので、ぜひ最後までご覧ください。
出典:https://www.pexels.com/photo/a-person-petting-a-long-tailed-chinchilla-4547060/
チンチラの特徴は人懐っこいだけじゃない
チンチラはネズミの仲間であり、人懐っこい性格をしている小動物です。
飼い主にも甘えるため、そのかわいさに魅了されます。チンチラは他にもこのような特徴があります。
- カラーが豊富
- 匂いはほとんどしない
- 長生き
- 暑さに弱い
- 運動能力が高い
チンチラの一般的な色はスタンダードグレーと呼ばれる灰色です。
品種改良によって、白やベージュのような優しい色や、黒や紫のように上品な毛並みのチンチラもいるため、カラーバリエーションが豊富ですよ。
チンチラは他の小動物と比べると長生きで、「5〜20年」の寿命があります。チンチラは匂いがほとんどしないため、飼いやすいのも特徴的ですね。
しかし、暑さに弱かったり、適度な運動をする必要があったりと飼い方に気をつける必要があります。
チンチラの飼い方は基本的なお世話から
チンチラを飼うときに大切となる基本的なお世話について紹介しますね。
基本的なお世話には、「毎日する必要があるもの」と、「月に1回すればいいもの」があります。
毎日すること
毎日することには「餌やり」や「水の取り替え」など以下のものがあります。
- 餌やり
- 牧草・水の交換
- 床・トイレの拭き掃除
- シーツの交換
- 散歩
チンチラには1日1回ペレットをあげましょう。ペレットは硬くて栄養価が高いため、歯の伸び過ぎの予防にもなります。
おしっこが付着したものを食べてしまうと体調を崩すかもしれないため、「餌やシーツの交換」「掃除」は毎日しましょう。
本来、チンチラは活発に動き回る動物です。そのため、家の中を散歩させてストレスや運動不足を解消することが大切です。
1か月ごとにすること
月に1回することはケージを丸ごと洗うことです。毛や砂、おしっこなどが飛び散っていたりするため、水でケージを綺麗に洗いましょう。
チンチラの毛は軽く飛びやすいため、掃除の際はマスクの着用をお勧めします。
チンチラの飼い方で大切なのは「15℃〜22℃」の温度管理
チンチラは高温多湿に非常に弱いため、温度と湿度の管理を適切に行うことが大切です。
25度以上で熱中症になると言われており、熱中症になると最悪の場合、死んでしまうことがあります。
- 温度:15℃〜22℃
- 湿度:40%以下
チンチラの快適な温度は15〜22℃、快適な湿度は40%です。
ケージの近くに温湿度計を設置して、チンチラが暮らしやすい温度と湿度にしましょう。
エアコンで温度を調整し、チンチラが体調を壊さないようにすることが大切です。
夏は冷却グッズ、冬はヒーターを用意することで、温度調整がしやすくなりますね。
チンチラに合わせたスキンシップで飼い方マスターに!?
チンチラは警戒心が強いのですが、好奇心は旺盛です。そのため、過ごす時間が長くなればなるほど、飼い主に懐いてくれます。
しかし、過度なスキンシップは控えましょう。チンチラは過度なスキンシップによってストレスを感じ、体調を崩したりすることががあります。
チンチラは嫌なときや触ってほしくないときは手で払いのけるため、感情がわかりやすいです。
コミュニケーションがとりやすいので、チンチラの気持ちに寄り添ってスキンシップを取りましょう。
基本的な飼い方の次はケージのレイアウト
チンチラのケージは「幅60cm奥行き50cm高さ70cm以上」で網目状のものをお勧めします。
ケージのレイアウトを考えるときに、チンチラの安全性に配慮することが大切です。
- 牧草入れ
- 餌入れ
- 給水器
- ハウス
- ケージマット
- トイレ
- 砂浴び容器
インスタグラムに掲載されているレイアウトを参考にすると、快適な環境にできます。
チンチラが小さい頃はケージマットを敷くことで足の負担を軽減できます。
高いところからジャンプして降りてきたときにクッションとなるため、安全ですよ。
また、ハウスを設置することで、中に入ったり上に乗ったり身を隠すことができ、チンチラもリラックスできます。
チンチラが心地よくなるように、様々なレイアウトを参考にしながら作ってみてくださいね。
チンチラの散歩でストレス発散
チンチラのぽっちゃりした見た目からは想像できないのですが、速いスピードで走ったり、1mもジャンプしたりと、本来は運動量の多い動物です。
そのため、ケージの中から出して、部屋の中を自由に動かせてあげましょう。運動することでストレスを発散させることができますよ。
ケージの外に出すときは、誤飲や怪我をしてしまう恐れがあるものは片付けておきましょう。
チンチラが好きな人の中では、お部屋でお散歩することを「へやんぽ」と呼んでいます。あなたもぜひ、「へやんぽ」をさせてみてください。
チンチラの飼い方では砂浴びによる毛穴の掃除が肝
チンチラを飼うときに1日1回は砂浴びをさせましょう。砂浴びをすることで、毛穴のお掃除ができます。
チンチラの皮脂腺からは「ラノリン」という脂が出ています。余分な油を落としたり、汚れを取ったりするためにも、砂浴びは必要ですね。
砂を買うときは「できるだけ細かい砂」を選びましょう。皮膚に到達することができるくらいの細かさが砂に求められています。
砂浴びの容器は、「砂が飛び散りにくいもの」をお勧めします。砂浴びをすることで、チンチラの体をきれいにしてあげましょう。
餌はチンチラの体調を整えるための必須のアイテム
チンチラは「ペレット」や「牧草」、「おやつ」などを食べます。飼っているチンチラの好みに合わせて餌を選んであげましょう。
- 牧草
- ペレット
- おやつ
牧草
チンチラの主食は牧草です。牧草を食べることで、腸の中で食べ物や毛が詰まったり、ガスが溜まったりすることを防いでくれます。
摂取量は50g/日以上が理想ですが、個体差もあるため、まずは30g/日〜40g/日を目指しましょう。
ペレット
ペレットは牧草では補えきれない栄養素を補ってくれる副食です。
生後半年ごろまでは体重の3〜5%、それ以降は徐々に減らし、体重の1〜3%のペレットを与えましょう。
おやつ
おやつはチンチラにとって希少価値が高く、与えることで飼い主との距離が縮まります。
しかし、甘くて美味しいおやつを毎日食べてしまうと、主食である牧草を食べなくなってしまいます。
毎日おやつを与えることはせず、食欲がないときやご褒美のときなどに、少量のおやつをあげることが大切です。
- パパイヤの葉
- クコの実
チンチラの飼育に必要なアイテムを準備しよう
チンチラを家に迎える前に環境を整えておくと、チンチラが快適に過ごせますよ。
- ケージ
- ケージマット
- 砂浴び容器
- ペレット・餌入れ
- 給水器
- 回し車
- ハウス
ケージ
チンチラのケージは「幅60cm奥行き50cm高さ70cm以上」で網目は「メッシュまたは横目のもの」を選びましょう。
ケージマット
ケージマットを敷くことで、チンチラが高いところからジャンプした時に足の負担を軽減することができます。
砂浴び
チンチラの毛穴のお掃除のためにも砂浴びをさせましょう。砂浴びに必要なものは専用容器とチンチラ砂浴び用パウダー砂です。
給水器
給水器はペットショップで使っていたものをおすすめします。また、不良品があるリスクを避けるために、2個用意することをお勧めします。
回し車
運動不足にならないために、ケージの中に大きめの回し車を入れましょう。
ケージと回し車の間に隙間があると、その隙間にチンチラが入り込み、怪我をすることがあるため、設置場所はしっかりと考えましょうね。
ハウス
ハウスを設置することで、ハウスの中でくつろいだり、ハウスの上に乗ったりするので、チンチラに安心感を与えます。
チンチラの飼い方についておさらいしよう
チンチラの特徴や、心の距離感を縮めるためのチンチラの飼い方について理解できたでしょうか?チンチラには魅力的な特徴がたくさんあります。
- ネズミの仲間
- 人懐っこい
- カラーが豊富
- 匂いはほとんどしない
- 長生き
- 暑さに弱い
- 運動能力が高い
チンチラを飼うときに温度管理が大変だったり警戒心が強かったりしますが、飼い方を理解していたら安心して育てることができますよ。
- 基本的なお世話
- 温度管理
- スキンシップ
- ケージのレイアウト
- 散歩
- 砂浴び
チンチラと仲良くなるには、安心して暮らせるような環境づくりや好んで食べてくれる餌を用意することが大切です。
- ケージ
- ケージマット
- 砂浴び容器
- ペレット・餌入れ
- 給水器
- 回し車
- ハウス
- 牧草
- ペレット
- おやつ
チンチラは育てれば育てるほど愛着の湧く可愛い動物です。チンチラとの心の距離を縮めつつ、チンチラから癒されてくださいね!