ご存じですか?最近の格安スマホのカメラは、手ぶれ補正や高画素高画質などの高性能な機能を搭載しているんです。その性能はおそらく、あなたの想像以上。
格安スマホでも1眼カメラで撮ったようなきれいな写真が、だれでも簡単に撮ることができるんです。
この記事では、高性能なカメラを搭載した格安スマホの紹介や、1眼カメラで撮ったようなきれいな写真を撮るコツなどを解説しています。
この記事を読めば、ワンランク上の写真が簡単に撮れるようになります。あなたが撮ったきれいな写真をSNSにアップすれば、たくさんの「いいね」を集められますよ。ぜひ最後までご覧ください。
アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3023851
格安スマホの手ぶれ補正!どの機能が有効?
きれいな写真や映像を取るためには、手ぶれ補正機能は欠かせません。スマホのカメラの手ぶれ補正には、大きく分けて「電子式」と「光学式」の二つがあります。
確実に手ぶれを抑えたい場合は、光学式の手ブレ補正機能搭載の機種がおすすめです。
電子式:ソフトウェアを用いてデジタル処理で、補正効果を加えます。
光学式:レンズを機械的に動かすことで、手ぶれを補正します。
光学式の方が補正効果が高くなります。また電子式はその仕組み上、有効画素数をフルに使えません。そのため、画質面で光学式よりも劣ってしまうのです。
高画質の写真や動画を取りたいなら、光学式の手ぶれ補正機能がついたスマホをおすすめします。
電子式手ぶれ補正は、近年相当進歩しています。電子式の手ぶれ補正機能でも、他の機能が優れているなら、十分検討する価値があるでしょう。
手ぶれ補正対策はアクセサリーを使うという選択も!
スマホに手ぶれ補正がない場合や機能が弱い場合は、スマホに装着して使用するスマホ用スタビライザーを使ってみましょう。
スマホ用スタビライザーは手ぶれ補正が搭載されたアクセサリーで、ジンバルとも呼ばれます。
スマホ用スタビライザーを使用すると、スマホを動かしながら撮影しても手ぶれがおさえられ、きれいに撮影できますよ。特に動画の撮影などで、効果を発揮します。
自分のスマホカメラの手ぶれが気になる人は、スマホ用スタビライザーを使ってみましょう。
カメラ性能のいい格安スマホの選び方!手ぶれ補正以外もチェック
格安スマホのカメラできれいな写真や動画をとるためには、手ぶれ補正以外にもチェックしておきたい機能があります。
格安スマホを購入するさいに、おさえておきたいポイントを順に解説します。
- レンズの数
- 画素数
- F値
- ズーム機能
レンズの数
きれいな写真や動画を取りたいなら、撮影シーンにあったタイプのレンズを搭載しているかを確認しましょう。
最近のスマホは、複数のレンズを搭載しているものが多くなりました。中にはレンズを4つ搭載の、クアッドカメラを採用するスマホも登場しています。
複数のカメラの利点はポートレート撮影や、解像度を落とさずに遠い被写体を撮影するなど、さまざまなシーンに対応できるところです。
最近のスマホに搭載しているレンズのと特徴を、以下にまとめましたので参考にしてください。
広角(標準)カメラ | 標準のカメラ 画角が広く広範囲を撮影できる |
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超広角カメラ | 広角カメラよりもさらに広範囲を撮影可能 |
望遠カメラ | 遠くの被写体をより大きく撮影できる |
マクロカメラ | 至近距離の撮影が可能 |
スマホを購入するさいは、撮影したいシーンに合うレンズが搭載しているか確認しましょう。
画素数
スマホカメラの画素数は、1,000万画素を超えている機種を選びましょう。
画素数とは画像を構成しているドットの数のことで、ピクセルとも呼ばれます。画素数が高いほど、ドットがより細かくなり繊細な写真になるのです。
ただし、画素数が高ければ、きれいな写真が撮れるわけではありません。写真の表示には、ディスプレイの解像度も関係してきます。
スマホで表示できる画素数を考えると、1,000万画素を超えていれば十分でしょう。
画素数が高いと写真のデータ量が大きくなります。そのため、内蔵ストレージを圧迫してしまうことも注意したいところです。
対策として、大容量のストレージ容量を選ぶか、microSDカード等の外部ストレージを利用するのがおすすめです。
F値
F値とはカメラに取り込む光の量を表す値です。F値の数値は出来るだけ小さいものを選びましょう。
F値が小さいと「暗い場所で明るく撮影できる」「素早くシャッターを切るので、ブレにくい」等の利点があります。
F値の数値が小さすぎると、背景ぼかしが出すぎてしまいます。そのためF値は1.6〜2.4あたりがおすすめです。
ズーム機能
スマホカメラは、ズームが得意ではありません。ズームをすると画質が荒くなり、きれいな写真が取れなくなります。
そのためズーム機能を使いたいなら、レンズの種類で紹介した「望遠カメラ」搭載の機種が理想です。
スマホカメラのズームは、光学ズームとデジタルズームがあります。光学ズーム・デジタルズーム、それぞれの特徴は以下のとおりです。
光学ズーム | スマホカメラに搭載のズーム機能を使用。解像度を出来るだけ落とさずに写真撮影する。 |
---|---|
デジタルズーム | 撮影した写真を拡大して切り取るようなもの。手軽に高倍率のズームができるが、解像度は落ちてしまう。 |
最近は光学ズーム、デジタルズームの二つを組み合わせた、ハイブリッドズームというものがあります。
ハイブリッドズームを採用することで、より遠くの被写体を解像度を落とさず撮影できるようになりました。
ズーム機能を使って撮影したい人は、光学ズームやハイブリッドズームを搭載したスマホがおすすめです。
カメラ性能が高い格安スマホ【低価格帯】
ここではカメラ性能が高いわりに価格がおさえられた、コストパフォーマンスが高い格安スマホを紹介します。
いずれも価格は3万円前後ですが、カメラの性能は高い物ばかり。きっとあなたも満足する写真が、撮れるでしょう。
- OPPO Reno5 A
- サムスン Galaxy S10+
- AQUOS R2 compact
OPPO Reno5 A
6,400万画素のメインカメラと超広角カメラ,4cmの距離まで撮影できるマクロカメラの4つのレンズを搭載。
ビデオ手ぶれ補正は光学式の一つである、EIS(Electric Image Stabilizer)を採用しています。
Galaxy S10+
「Galaxy S10+」搭載のカメラはプロフェッショナル仕様。しかも1億以上の高品質な写真を分析したマシンラーニングが、あなたに最適な構図をガイドします。
手ぶれ補正は電子式の「スーパー手ぶれ補正」を搭載。電子式の手ぶれ補正ですが、画角やサイズ等の機能を抑えることで超強力な手ぶれ補正を実現します。
AQUOS R2 compact
2,260万画素の高品質カメラを搭載。またAIがシーンを判別し、自動できれいな写真が撮影できます。
手ぶれ補正は光学式を採用。片手操作でも手ぶれを抑え、鮮明で繊細な写真撮影が可能になりました。
カメラ性能が高い格安スマホ【ミドルクラス】
次にミドルクラスの価格(5万~10万以下)の格安スマホを紹介します。
低価格帯の格安スマホより、もうワンランク上の写真が撮りたい人におすすめです。
- Asus Zenfone Max Pro M2
- Galaxy S22 SCG13
- Google Pixel 6
Zenfone Max Pro M2
高度なAIシーン分析で、自動的に最適なモードで撮影。あなたの理想の写真を、簡単に撮影できます。さらに高解像度で感光性の高い、SonyIMX486センサーを搭載。昼夜問わずリアルな描写が楽しめます。
手ぶれ補正機能は、位相差オートフォーカスと電子手振れ補正を採用。ブレることなくビデオや写真撮影ができるので、どんな瞬間でもシャッターチャンスを逃しません。
Galaxy S22
新しくなったGalaxyのプログレードカメラ。高性能な光学式手ブレ補正機構(OIS:Optical Image Stabilization)を搭載
夜の撮影でも大型イメージセンサ―やスーパークリアガラスを使用したレンズで、日中のようなクリアな描写を実現します。
Google Pixel 6
大きくなったセンサーで光量をより多く(Google Pixel5の150%)取り込み、被写体を色鮮やかに写し出します。また光学式と電子式の手ぶれ補正で、スムーズな撮影を実現しました。
Googleのカメラといえば、消しゴムマジック。消しゴムマジックを使えば、不要な映り込みを素早く消去できます。大切な人やモノだけを、写真に残すことが可能ですよ。
カメラ性能が高い格安スマホ【ハイエンド】
最後にハイエンドクラス(10万円以上)の格安スマホの紹介です。
ここまでくるとスマホで搭載できるカメラの、極限を追及していると言っていいでしょう。機種によっては、1眼カメラにも引けを取りません。
- AQUOS R6
- Xperia PRO XQ-AQ52
- iPhone 13 Pro
AQUOS R6
カメラの歴史を築いてきたライカと、共同でカメラシステムを開発。ライカが生み出した傑作レンズ「ズミクロン」をAQUOS R6専用に再現。その歪みは従来のレンズの1/10。緻密な描写を可能にしました。
手ぶれ補正は電子式(EIS)ながら「電子式手ぶれ補正進化しすぎ」と、口コミでも評判です。
Xperia 1 IV
世界で初めて、85mm⇔125mm間での光学ズームに対応するモデル。また光学式手ブレ補正を搭載しているので、遠景の撮影もブレることなく撮影できます。
動画撮影機能には、Sonyが蓄積してきたノウハウを凝縮。プロレベルの動画を、あなたでも手軽に撮影できます。
iPhone 13 Pro
3つのカメラすべてに新しいセンサーとレンズを搭載。iPhone独自のセンサーシフト光学式手ぶれ補正を採用。さらにiPhoneの超広角カメラで初めての、オートフォーカス機能を搭載。
上記の他にもさまざまな革新的な技術が盛り込まれ「iPhone史上最も先進的なカメラ」との触れ込み通りのスペックになっています。
手ぶれ補正などカメラ性能が高いスマホメーカー
最近の格安スマホは、どれも性能が高い物ばかり。いずれも甲乙つけがたく、どれを選んでいいのか迷いますよね。
そこで格安スマホを選ぶ目安として「カメラの性能が高いと評判のメーカー」を、基準に加えてみましょう。
- アップル(Apple)
- グーグル(Google)
- ソニー(SONY)
- サムスン(Samsung)
アップル(Apple)
言わずと知れた、iPhoneシリーズを世に送るApple。クォリティの高さは他の追随を許しません。スマホカメラに関しても、ハイスペックなものを提供し続けています。
そして何と言ってもiPhoneの最大の利点は、そのユーザーの多さ。ユーザーの多さは、困ったときに力を発揮します。
操作方法が分からないときは、友達やSNSなどで相談するとすぐに教えてもらえるでしょう。スマホの操作に自信のない人にも、安心して利用しやすいと言えます。
グーグル(Google)
Googleの開発したスマホのOS「Android」は、ソニーやシャープ等の国内メーカーから、サムスンやファーウェイなどの海外メーカーまで、幅広い端末に搭載されています。
自社の純正スマホは2016年よりラインアップ。日本ではおサイフケータイの「FeliCa」に対応するなど、日本ユーザーを意識した仕様になっています。
ソニー(SONY)
国産の高品質なAndroidスマホを開発しているSONY。スマホブランドの「Xperia」は、液晶テレビやオーディオスピーカーなどで培った、デジタル機器の英知が盛り込まれています。
カメラ性能も極めて高品質。1眼カメラ並みに、自分好みの細かい設定が可能です。特にカメラにこだわりがある人は、SONYがおすすめです。
サムスン(Samsung)
世界のスマホ業界を牽引するサムスン(Samsung)同社を代表するスマホブランド「Galaxy」シリーズは、日本でもシェアを拡大しています。
ワイヤレスイヤホンの「Galaxy Buds」やスマートウォッチの「Galaxy Watch Active」といった、スマホ関連商品に数多くのラインアップがあるのも魅力です。
手ぶれ補正だけじゃない!スマホカメラ撮影の弱点と克服方法
「カメラ性能がいい端末を選んだのに、思ったほどれいな写真が撮れない」
あなたも、そんな風に感じたことがありませんか?暗いところでの撮影やズームアップしての撮影、素早く動くものの撮影などはスマホカメラが苦手としている部分です。
そんなスマホの苦手なシチュエーションでも、キレイな写真を撮るコツを紹介します。以下のコツをおさえるだけで、SNSで「いいね」がたくさんもらえるような、一つ上の写真が撮れますよ。
- 設定が画素を上げる
- 光が入ってくる方向を調整
- フラッシュはOFFに
- ズーム撮影はさける
- HDR機能を利用
- グリッド線を活用
設定画素数を上げる
撮影後は解像度を上げることはできません。なので撮影時の画質は最高に設定しましょう。Android携帯の解像度のあげ方を、順を追って説明します。
- カメラを起動
- 設定メニューを開く
- 「写真サイズ」を確認し、なるべく高いメガピクセルのサイズに設定する
iPhoneの標準カメラでは、解像度の変更は必要ありません。iPhoneの標準カメラは、もともと解像度の高い設定になっています。
光が入ってくる方向を調整
光の向きによって、写真の仕上がりは違ってきます。明るくはっきりした写真を取りたいなら順光で写真を取りましょう。
逆光だと対象が暗く映ってしまい、暗い印象の写真になってしまいます。
フラッシュはOFFに
フラッシュは、光が強くなりすぎる傾向があります。白飛びや不自然な色の原因になったりします。
フラッシュの多様は控え、自然光や間接照明などを利用しましょう。
ズーム撮影はさける
スマホカメラは、ズーム撮影が苦手です。ズーム機能では画質が悪くなるため、なるべく避けた方が無難です。被写体をアップで取りたいなら、被写体に近寄って撮影しましょう。
またズームを使わずに普通に撮影して、後でトリミングする方法もあります。この方法だとズームを使うよりは、高い画質がキープできますよ。
HDR機能を利用
スマホカメラで撮影する時は、なるべくHDR機能を活用しましょう。
HDRとは「ハイダイナミックレンジ」の略のこと。一回のシャッターで明るさが異なる3枚の写真を撮影し、自動で色鮮やかな写真に仕上げてくれます。
普通に撮影するよりも、広範囲で明るさを表現できます。暗くてぼやける所、明るすぎて色飛びする所などを、自動できれいに仕上げてくれますよ。特に風景写真や暗い場所での撮影に向いています。
スマホカメラで撮影するときは、HDR機能を使うことをおすすめします。
グリッド線を活用
スマホカメラ撮影で、簡単で効果が大きいのはグリッド線の活用です。ぜひグリッド線を活用してください。
グリッド線を表示すると、画面の縦横それぞれ3分割の線(グリッド)が表示されます。この線を基準にすることで、簡単に水平な写真や「3分割法」に乗っ取った写真が撮れますよ。
3分割法とは縦横の線が交わる点に、注目してほしいポイントを配置する構図のこと。3分割法を使うと、人物でも風景でもバランスの取れた写真になります。
グリッド線の表示方法を、iPhoneとAndroidに分けて解説します。
- 「設定」を開く
- 「写真とカメラ」に移動
- 「グリッド」をオン
- カメラアプリを起動
- 「設定」を開く
- 下にある「グリッドライン」をオン
このカメラアクセサリーでワンランク上を目指そう!
最近の格安スマホはどの機種でも、それなりにきれいな写真が撮れるようになりました。
しかしそれでは満足できない、もっと魅力的な写真が撮りたい。そんな人には、以下のカメラアクセサリーを試してください。きっといつも以上に、きれいな写真が撮れるでしょう。
- カメラレンズ
- リングライト
カメラレンズ
最近のスマホカメラは高性能で、簡単にきれいな写真が撮れます。しかしそれに飽き足らず、もっとクォリティーの高い写真を撮りたいなら、カメラのスペック以上の画角や倍率が必要です。
スペック以上の画角や倍率を得るには、レンズの追加が必須になります。
アクセサリーとして追加できるレンズには、マクロレンズや望遠、広角レンズなど種類があります。装着も簡単なので、お手軽に表現の幅が広がりまよ。
リングライト
特に自撮りの場合写りがイマイチだったり、暗くてうまく撮影できなかったりしますよね。そこでおすすめなのが、スマホ用のリングライトです。
リングライトはLEDライトの光で肌を美しく、目鼻立ちをくっきりと見せ、写真写りをよくしてくれます。
【まとめ】格安スマホカメラの手ぶれ補正問題はこれで解決!
格安スマホのカメラ機能を十分に活用したいなら、手ぶれ機能が付いたものは必須です。手ぶれ機能には電子式・光学式のものがありまが、光学式のものを選びたいですね。
格安スマホできれいな写真を撮るために必要な機能は、手ぶれ補正だけではありません。他のおさえたいポイントは、以下のものになります。
- レンズの数
- 画素数
- F値
- ズーム機能
格安スマホを購入するさいは、カメラ機能のおさえたいポイントをふまえて機種選びをしましょう。
格安スマホのカメラ機能は、当然高価格になるほどハイスペックのものを搭載しています。ですが低価格帯にも、高価格なスマホに匹敵するカメラを搭載している機種もありまよ。
またきれいな写真を撮るためには、高性能なカメラが欠かせません。しかしそれだけでは、不十分です。
高性能のカメラでも、コツを知らないと「思ったほどきれいな写真が撮れない」ということになってしまします。次の「きれいな写真を撮るコツ」を参考にしてください。
- 設定が画素を上げる
- 光が入ってくる方向を調整
- フラッシュはOFFに
- ズーム撮影はさける
- HDR機能を利用
- グリッド線を活用
高性能なカメラを搭載した格安スマホと「きれいな写真を撮るコツ」があれば鬼に金棒です。この二つで、数ランク上の写真が撮れること間違いなしですね。
あなたが撮った、他とは一線を画す写真をSNSにアップすれば、きっと「いいね」の嵐が巻き起こることでしょう。
さっそく高性能なカメラを搭載した格安スマホを、覗いてみましょう。