「格安スマホに乗り換えたいけど、データ無制限で使いたい!」とお考えの方は多いのではないでしょうか。月額料金は抑えたいけど、通信量を気にせずに動画やコンテンツをたっぷり楽しみたいですよね。
結論から言うと、格安スマホにもデータ無制限のプランは存在します。しかし、データ無制限と宣伝しているプランの中には、通信量が多いと速度制限がかかって使いづらくなるものなどが存在するので注意が必要です。
本記事では、格安スマホのデータ無制限プランの紹介や選び方について解説します!
- データ無制限で使える格安スマホ
- 速度制限や使用上限などの条件
- データ無制限のプランがおすすめの人
- テザリングの使用可否
最後までご覧いただき、市場にあふれかえっている格安スマホのキャリア・サービスから、ご自身に最適なデータ無制限プランを選ぶ参考としてみてください!
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【結論】格安スマホでもデータ無制限のプランがある
先述の通り、データ無制限プランがある格安スマホは存在します。後ほどご紹介しますが、楽天モバイルなどが有名です。
多くの格安スマホは、自分にあった料金プラン(毎月使用できる通信量)を選び、使用可能なデータ通信量内で利用する形が一般的です。使用可能なデータ通信量を超えると、制限がかかり通信速度が大幅に下がります。
データ無制限のプランであれば、データ通信使用量や速度制限を気にすることなく、Webコンテンツを心ゆくまで楽しむことができます!
- データ通信量を気にせず好きなだけ使用できる
- たまたまデータ通信量が多くなった月でも安心して使える
- 料金が定額なので月による利用料金の変動がない
- データ通信を利用する通話アプリ(LINEなど)も使い放題
⇨実質 通話し放題にもなる
格安スマホのデータ無制限はテザリングも使える
データ無制限で使える格安スマホには、テザリングが使用可能なキャリアも多数存在します。本記事で後ほどご紹介するキャリアは、すべて追加料金不要でテザリング使用可能です。
テザリングが使えると、PCやタブレット、ゲーム機などの周辺機器がネットにつながるので便利です。特に引っ越しなどでネット環境が整っていない方の一時利用などにおすすめです。
データも無制限で使い放題という大きなメリットがありますが、以下のデメリットもあるため注意が必要です。
- 通信速度が遅くなることがある
- 最大接続台数は5~8台程度と少ない(端末による)
- スマホのバッテリー消費が激しい
格安スマホのデータ無制限がおすすめの人
以下のような項目に該当する方は、データ無制限プランがおすすめです。
- 動画・音楽・SNS等をたくさん利用する人
- 家にWi-Fi環境やPCがない人
- テザリング専用機として使いたい人
- 単身赴任や引っ越しなどで一時的に通信使用量が増える人
反対に、以下に該当する方は、データ無制限ではなく毎月の通信量が決められたプランも視野に入れて検討することをおすすめします。
- ご自身の毎月のデータ通信利用量を把握していない
- 月によって通信量にムラがある(通信を全然使わない月がある)
- 家や職場にWi-Fi環境がある
データ無制限は通信量を気にせず使い放題という大きなメリットがある反面、月額料金は高めの設定になっています。無制限にすることでスマホ料金が今より上がってしまわないか、注意して検討してください。
データ完全無制限のプランは限られている
データ通信を完全無制限で使用できるプランは、実はごく一部しか存在しません。大手3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)以外だと、楽天モバイルだけが完全無制限で利用できます。(2022/03/20現在)
その他で「データ無制限」と呼ばれるプランは、「特定のWebコンテンツに限り使い放題」などといった条件付きのプランであることが多いです。
他にも、「月に◯GB以上使うと速度制限がかかるが、制限後も比較的高速で通信可能」といったプランにおいても「データ無制限」という表現が使われることがあるので、注意しましょう。
しかし条件がついている分、月額料金は完全無制限プランよりも安くなる場合があります。「データ通信をたくさん利用しつつ料金も抑えたい」方は、ご自身の利用状況に応じて複数のプランを比較すると良いでしょう。
格安スマホのデータ無制限プランの種類
「完全に使い放題のプランはごく一部」「使いすぎると速度制限がかかる場合がある」といった注意点を踏まえ、格安スマホのデータ無制限プランの種類を見ていきましょう。
- 速度低下や条件もなく完全使い放題のプラン
- 動画や音楽などのコンテンツに限り使い放題のカウントフリー
- 速度制限はあるが制限後も高速通信が可能なプラン
特に2番のカウントフリーオプションについては、完全使い放題ではないものの、Webコンテンツ利用におけるデータ通信量が多い方にはおすすめできるオプションとなります。
データ完全無制限の「楽天モバイル」
本記事で何度かご紹介している「楽天モバイル」は、データ完全無制限で使い放題となっている数少ないキャリアです。
とにかく無制限で通信を使い倒したい!という方は楽天モバイルを選べば間違いありません。以前までは対象エリアが限られていたのですが、今は人口カバー率96%と大幅に拡大されました。
楽天回線エリア外では5GB以上使うと速度制限がかかる点は注意が必要ですが、制限後も1Mbpsで利用できます。多くのキャリアは速度制限後128Kbpsとなるので、制限後の速度も高速といえるでしょう。
月額基本料金 | 3,278円/月 |
使用可能通信量 | 無制限(楽天回線エリア外は5GB/月) |
速度制限後の通信速度 | 1Mbps |
テザリング | 使用可能 |
動画・音楽がデータ無制限で使えるカウントフリー
カウントフリーとは、Yoububeなどでの動画視聴や、音楽系サブスクリプションサービスなどのエンタメ系Webコンテンツに限り無制限で利用できるオプションプランになります。
詳細は後述しますが、「OCN モバイル ONE」や「BIG LOBEモバイル」などにカウントフリーのオプションが存在します。
メールやWebブラウザの利用よりも、動画や音楽を利用する方がデータ量は多くなります。毎月の通信量が多い方は、こういったエンタメ系コンテンツをたくさん利用する方が多いのではないでしょうか。
カウントフリーは、データ通信量が多い方にはぜひ検討をおすすめしたいプランです。月額料金プランとの組み合わせ方によっては、完全使い放題のプランよりも月額料金をグッと抑えることも可能です。
カウントフリーの格安スマホおすすめ2選
続いて、カウントフリーのプランが存在する格安スマホの紹介です。どちらも月額料金プランのオプションとしてカウントフリーが用意されている形となります。
- OCN モバイル ONE(MUSICカウントフリー)
- BIG LOBEモバイル(エンタメフリー・オプション)
OCN モバイル ONE
OCN モバイル ONEには、「MUSICカウントフリー」というオプションが用意されています。音楽系のサービスに限り無制限に利用できるオプションで、なんと無料で利用可能です。(月額料金は別途必要)
音楽のサブスクリプションサービスが普及し、さまざまな楽曲をいつでもどこでもすぐ聴けるようになった昨今。音楽好きの方にはうれしいサービスですよね。
- Amazon Music
- ANiUTa
- AWA
- dヒッツ
- LINE MUSIC
- Spotify
- ひかりTVミュージック
楽曲のダウンロードは多くの通信量がかかるため、音楽をよく聴く方なら通信量を大幅に節約することが可能です。対応している音楽サービスの種類が豊富なのも嬉しいポイントです。
カウントフリー料金 | 無料 |
月額基本料金 | 550円〜1,760円/月(音声通話SIM) 858円〜1,628円/月(データ通信専用SIM) |
使用可能通信量 | 500MB〜10GB |
速度制限後の通信速度 | 200Kbps |
テザリング | 使用可能 |
BIG LOBEモバイル
BIG LOBEモバイルには、「エンタメフリー・オプション」が存在します。こちらは「動画」「音楽・ラジオ」「電子書籍」といった21種類のサービスが通信量無制限で利用できます。
ジャンル問わずWebコンテンツやエンタメを堪能したい方にぴったりのプランで、対応しているサービスの種類・数も強みです。
- 動画配信
(You Tube・U-NEXTなど計4種) - 音楽・ラジオ
(Apple Music・Spotifyなど計11種)
- 電子書籍配信
(dマガジン・楽天Koboなど計4種) - その他
(au PAY マーケットなど計2種)
エンタメフリー・オプションには追加料金がかかりますが、通信容量が少なめの基本料金プランを選択すれば、通信容量の多い基本料金プランを選ぶよりも大幅に料金を抑えることが可能です。
エンタメフリー料金 | 308円/月(音声通話SIM) 1,078円/月(データ通信専用SIM) |
月額基本料金 | 1,078円〜1,870円/月(音声通話SIM) 990円〜7,425円/月(データ通信専用SIM) |
使用可能通信量 | 1GB〜6GB(音声通話SIM) 3GB〜30GB(データ通信専用SIM) |
速度制限後の通信速度 | 200Kbps |
テザリング | 使用可能 |
速度制限後も高速!格安スマホおすすめ2選
最後に、データ無制限ではありませんが、速度制限後も高速通信が可能(1Mbps以上)で料金が抑えめのキャリアを2つご紹介します。
使い放題ではありませんが、「自分の毎月の通信量をざっくり把握している」「通信を使う月と使わない月がある」方は、自分に合ったプランを選ぶことでスマホ料金を節約できます。
Y!mobile
Y!mobileはソフトバンクグループの格安スマホキャリアです。通信速度の安定性や品質に定評があり、シンプルM・シンプルLプランであれば速度制限後も1Mbpsで通信可能です。
他のキャリアにない大きな特徴としては、家族割・親子割で基本料金が大きく割引される点です。お一人だけでなく、家族全員での乗り換えを検討している方ならば、家族全体のスマホ料金をグッと抑えられます。
月額基本料金 | シンプルM:3,278円(親子割適用で2回線目以降990円) シンプルL:4,158円(親子割適用で2回線目以降1,870円) |
使用可能通信量 | シンプルM:15GB シンプルL:25GB |
速度制限後の通信速度 | 1Mbps |
テザリング | 使用可能 |
最大25GB利用できる大容量プランがあるのも大きな特徴ですね。他にもシンプルSというプランがありますが、こちらは速度制限後の通信速度が200Kbpsとなるので注意してください。
mineo
mineoも通信品質で高い評価を受けている格安スマホキャリアです。大きな特徴としては、大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)全ての回線を利用することができる点です。
mineoは、「パケット放題Plus」という月額385円のオプションが用意されています。速度制限がかかると通常200kbpsになってしまいますが、1.5Mbpsで利用することができます。
月額基本料金 | 1,298円〜2,178円/月(音声通話SIM) 880円〜1,925円/月(データ通信専用SIM) +パケット放題Plus 385円/月(10GB以上のプランは無料) |
使用可能通信量 | 1GB〜20GB(音声通話SIM) |
速度制限後の通信速度 | 1.5Mbps |
テザリング | 使用可能 |
データ容量も20GBのプランまで用意されており、たっぷり利用できます。パケット放題Plusをつけても楽天モバイルより1,000円弱安くなるので、毎月の通信量が20GB程度の方はこちらがおすすめです。
まとめ:データ無制限以外の選択肢も視野に入れよう
データ無制限の格安スマホのご紹介と注意点について解説しました。
データ無制限はメリットが大きい反面、格安スマホ内に存在するプランの種類が少なく、利用する通信量や用途によっては割高になってしまうリスクもあります。
繰り返しになりますが、毎月の通信量が多い方はデータ無制限プランよりカウントフリーにする方が料金を抑えられるケースも多いため、ぜひ検討いただきたいオプションになります。
毎月の通信量や用途・目的を頭に入れながら、本記事を参考に、ご自身に最もマッチした料金プランを選んでくださいね。