犬を飼うことになったけど、いつからどうやってしつければいいの?と思う方はいませんか?
犬を新たに家族の一員として迎えるわけですから、家のルールを守れる犬に育てたいし、散歩中、他の人に吠えたり、ケガさせないようにしなければいけないですよね。
ちゃんとしつけを守ることができるようになってくれるか不安に思うことが多いでしょう。今回の記事では犬のしつけはいつからどうやって始めればいいのかを説明します。
記事を最後まで読んで、犬に対するしつけの仕方を学んでいきましょう。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/23329958
犬と共同生活をする上で必要なことが「しつけ」
犬にしつけをすることが必要なのはわかっていると思います。しかし、なんでしつけをしなければいけないのか分かっていますか?
しつけは新しくあなたの家に迎えた犬と共同生活をするために守るべきルールなのです。
あなたはこれから新しく迎え入れた犬と一緒に暮らします。来たばかりの犬は右も左もわからない状態なので一緒に暮らすためにルールが必要です。
子育てと同じです。犬に守ってもらいたいルールを予め決めておきましょう。そして犬を迎えたら1から優しくルールを教えてあげてください。
犬が暮らしやすい環境を作る
まず、犬を迎える前に犬にとって危険のない環境を整備することが大事です。
- 危険な場所に入れないようにゲートを設置
- 犬が誤食しそうなものを犬の届くところに置かない
- 電気ケーブルにカバーを付ける
以上のことをしておけばとりあえず安心でしょう。自分の犬が家の中で怪我でもしたらかわいそうだし、あなたも悲しい気持ちになりますよね。
犬の気持ちになって家の中のどこが危険なのか、どうしたら犬がストレスを感じずに生活できるか考えてみてくださいね。
犬のしつけはいつから?しつけるべきこと6選
さて、犬を迎える準備はできました。しかし、犬を迎えてから何をしつければいいのかわからない人も多いはずです。犬にしつけるべきことを以下にまとめました。
- 犬に自分の名前を覚えさせる
- 決められた場所でトイレをさせる
- お座り
- 待て
- おいで
- 歯磨き
犬に自分の名前を覚えさせる
犬の名前を覚えさせないことには犬とコミュニケーションをとることができません。まず最初に犬に名前を覚えさせることから始めましょう。
犬に名前を覚えさせるためには「名前=いいこと」と犬に認識させることが大事です。犬の名前を読んでご褒美を与えると名前はいいことだと犬が認識してくれやすくなります。
決められた場所でトイレをさせる
決められたところでトイレをしてくれないととても困りますよね。犬に決まった場所でトイレをさせるのは非常に重要なことです。
まず、最初のうちはケージ内にトイレを置くといいでしょう。犬がそこで排泄することができたら、たくさんほめて一緒に遊ぶなどのご褒美をあげましょう。
そうすることでトイレで排泄することがいいことだと認識してくれます。
お座り
「お座り」は犬の興奮を抑えることができる大事なしつけの一つです。
お座りができなければ、散歩中にいきなり道路に飛び出そうとしたときなどに発生する事故を防ぐことができます。お座りができることは犬を守ることにもつながるのです。
おやつを犬の頭の上くらいに近づけることで犬はおやつを見上げた状態となり、自然に腰を下ろしてくれるようになるでしょう。腰を下ろしたら、おやつを与えたり、ほめてあげたりしてあげてください。
そうすることで犬は喜び、「お座り=いいこと」だと認識してくれるようになります。
待て
「待て」を教えることで犬が散歩中に車の事故にあったり、犬同士がすれ違ったときに喧嘩をしたりすることを防ぐことができます。
また、来客があった際など、「待て」ができることでお客さんにも迷惑をかけることがないし、しつけが良くされているとあなたの印象もよくなります。
「待て」は手のサインを決めておくと便利です。どんな場面でも手のサインを出すだけで犬は従ってくれるようになるので、簡単な手のサインを決めてしつけてみてください。
おいで
「おいで」は散歩中に犬が遠くに行ってしまった場合、事故や事件に犬が巻き込まれないようにするために、あなたのそばに犬を呼ぶことができる大切なしつけです。
犬はあなたの家族の一員です。家族が事故や事件に巻き込まれたりしたらとても悲しいですよね。
おいでを覚えさせるためには、おいでと呼んで犬がこちらへ来ることができたら、ほめてあげたり、一緒に遊んであげましょう。そうすることでおいではいいことであると犬に認識させることができます。
歯磨き
最後は「歯磨き」です。ご飯を食べるときなど、歯がないと食べ物を細かくできず、消化不良の原因となり、犬が病気になる可能性があります。
歯磨きを慣らすためにはまず、口元に触れる時間を多くします。そして、歯や歯茎に触れる時間を増やしていき、指を口の中へ入れていきます。
まずは前歯から触れていき、徐々に奥歯に触れる時間を長くするようにしましょう。そのあ値、歯磨きシートや歯ブラシで歯を磨いていきます。
ここで大事なのは各ステップごとにご褒美をあげることです。ご褒美を上げることで歯磨きの印象をよくしましょう。
犬のしつけはいつから始める?
これまで解説してきたしつけについて生後3か月から始めてください。
生後3か月までは社会化期と呼ばれ犬の脳がまだ未発達であるため、しつけを教えても何をしているのか理解することができません。
知らない環境にさらされることは犬にとってストレスとなります。なので、生後3か月まではしつけより犬に対してしっかりと愛情をもって接してあげることが重要です。
愛情をもって接することで犬に安心感を与えて、ストレスを感じさせないようにしましょう。
しつけるときに大事なこと3選
犬にしつけをする際に非常に重要なことは以下の3つです。これらを守ることで犬にストレスを与えすぎずにしつけることができます。
- 愛情を持つ
- しつけを短時間で終わらせる
- 指示語を統一する
愛情を持つ
犬と接するうえで一番重要なことです。愛情を持つことで犬に安心感を与えます。
愛情を持つということは犬のことをよく考えることです。ただ甘やかしていいわけではありません。時には優しく、時には心を鬼にして接することが大事です。
しつけを短時間で終わらせる
しつけは1~3分程度の短時間で終わらせましょう。犬は集中力が長く続かないので、10分以上の長時間にわたりしつけを行うことは犬にとってとてもストレスになります。
犬がストレスを感じるということはそのしつけに対して嫌な気持ちを抱くことにつながるので、いうことを聞いてくれなくなる原因にもなります。
犬にしつけをする際は、短時間で素早く終わらせることを意識してください。
指示語を統一する
最後にしつけの際の指示語を統一しましょう。仮に犬の名前が「太郎」だとして、名前を呼ぶときに「たろう」「たろちゃん」など呼び方をかえると犬自身が混乱してしまいます。
犬に素早く、確実にしつけるためには、指示語を統一して犬にわかりやすくすることが重要です。
犬のしつけはいつから?しつけをする際の注意
次に犬へしつける際にやってはいけないことを3つ紹介します。これらをやってしまうということを聞いてくれなくなる原因になりますので注意してください。
- しつけの際に怒る
- 留守番の時間を多くしない
- しつけで焦らない
しつけの際に怒る
犬にしつける際に怒ってはいけません。怒ると犬がストレスを感じ、嫌な気持ちを抱いてしまいます。
嫌な気持ちを抱くと犬はその行動をとりたくなくなるため、指示に従ってくれなくなります。
しつけがうまくいかないときに怒るのではなく、できたときにとにかくほめてあげるといいでしょう。犬に覚えてほしい時はご褒美を上げてその行為がいいものであると認識させましょう。
留守番の時間を多くしない
犬を1匹にしておく時間が多くなると、犬はストレスになりますし、何よりも寂しくなりますよね。
しかも、1匹の時間が多いと社交性がなくなり、他の犬の前でも委縮したり、ストレスを感じてしまいます。
できるだけ、同じ時間を犬と過ごし、他の人や犬と触れ合う時間を作ってあげましょう。
しつけで焦らない
しつけで焦ってはいけません。焦りはあなたのイライラへつながり、犬を怒る原因になります。
怒ってはいけないことは先に話した通りです。長い目でゆっくりとしつけていきましょう。そしてできたときには思いっきりほめてあげましょう。
犬のしつけはいつから?しつけがうまくいかないときにすべきこと
どうしてもうまくしつけることができないときはプロに頼みましょう。
犬へのしつけがどうしてもうまくいかない人はしつけ教室に通ってください。そこでプロの意見を聞いてみるのも大事だと思います。
また、犬へしつける時間がない人は犬用の保育園に通わせましょう。そこで面倒を見てもらってしつけを教えさせるのも一つの手です。
人の手を借りることは決して恥ずかしいことではありません。犬に対して愛情を持っているからこそ、何とかしてしつけたいという思いを持っているはずなので、積極的に他人の力を借りましょう。
犬のしつけは家に迎え入れる前から始まっている
犬のしつけは犬を家に迎える前から始まっています。犬に危険がない環境作りから始まり、犬を迎え入れてから、実際にしつけをしていきましょう。
とにかく、できたらご褒美をあげてその行為がいいことだと犬に思わせることが大事です。
また、しつけ中に怒らないことも重要です。犬に対して嫌な気持ちを抱かせないようにすることでスムーズにしつけることができます。
犬は家族の一員です。愛情をもって大事に接してあげてください。