毎月の月額料金を安くできる格安SIMとはいったいどんなサービスだろう?と疑問に思った事があるのではないでしょうか?
しかし、インターネット、SNSは情報が多くて結局どうしたらいいのか分からない、周りの友人に聞いても理解できないなどと悩まれている方もいると思います。
そこで今回紹介する内容は、格安SIMとはどんなサービスなのか?使う事でのメリット、デメリットは何か?格安SIMに変える際の注意点はどんな部分か?といった内容を分かりやすく解説致します。
アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/iphone-%E6%89%8B-%E7%94%BB%E9%9D%A2-410311/
格安SIMとは?
スマホ本体に挿入しているSIMカードを変える事で大手3社より格安でスマホの利用料金を使う事が出来るサービスの事を言い、決して値段の安いスマホを買う事ではありません。
格安SIMのサービスを利用するには大手3社と契約するのと同様に格安SIMを提供している会社と契約する必要があります。
有名どころではYiモバイル、UQモバイル、LINEモバイル、マイネオなどが挙げられこれら格安スマホと契約するには大手3社同様に店舗窓口、電話、インターネットで申し込む3種類があります。
基本的にインターネットだけの申し込みに対応しているところが多いです。(この理由は後から書かせていただきます。)
SIMカードとは?
SIMカードとは個人のスマホに入っている金属チップで、これに記録されているID番号により誰がどの番号を使っているか判断しています。
この説明を聞いても良く分からない方はスマホ側面にあるトレーを開けて見て頂くと,その中に小さな金属チップが入っておりそれがSIMカードになります。
このSIMカードが携帯に挿入されている為、電話やインターネット、SMS機能が使えるようになまます。また、SIMカードを差し替えるだけでも電話回線がつながりスマホの機種変更も可能になります。
格安スマホはどうして安いのか?
初期投資や人件費を大きく削減しているからです。日本のスマホ通信網は基本的にソフトバンク、au、ドコモの3社が所有しておりこの大手3社にお金を払い通信網を借りているのが格安SIMになります。
簡単に言うと通信網を借りている為、通信事業に必要な電波塔といった設備にかける初期費用を抑える事が出来るのです。
格安SIMのCMは見るのに、実店舗をあまり見た事がない方が多いのではないでしょうか?
これも安くサービスを提供できる1つの理由であり、ネットのみに対応を絞り、契約の受付やサポートをインターネット内に集結させ費用を抑えています。
使っている携帯をそのまま使える?
結論から言いますと、そのまま使う事が出来ます。大手3社から格安スマホに乗り換えるには、今のスマホを解約して新規契約するかMNP(ナンバーポータビリティー)をするのかの2択になります。
MNPとは、携帯会社を変えた場合でも、電話番号を継続して使う事が出来る制度です。番号を変えたくない方はMNPサービスを選んで頂く方が良いと思います。
例としてUQモバイルの公式サイトを見てみます。公式サイトを開いたら1番左上にある[ご検討中の片へ]をクリック→[UQ mobileへの乗り換えガイド]をチェック→[機種編]→[動作端末一覧はこちら]
ここでUQ mobileに自分のスマホが対応しているかチェックでき、対応している場合はMNP番号を取得し乗り換えると携帯番号はそのままで格安スマホに乗り換える事が出来ます。
他のスマホ会社も動作確認端末を載せているので、自分のスマホが使えるかはチェックできると思います。
格安スマホに乗り換える注意点
乗り換える際に利用者が確認する注意点が、自分が使っているスマホの乗り換え先が同系列であるかどうかです。格安SIMの会社は大手3社のうち1~3社から通信網を借りています。
例えば、ahamoはドコモの回線を使用しUQmobileはまだ珍しいau回線を使用するといった感じにそれぞれ利用する回線が違ってきます。
このように格安SIMによって利用できる通信網が違う為、契約してから焦らないためにも事前に確認しておく必要があります。
SIMロックを解除しておく
また、大手3社から販売されているスマホは自社以外に使えないようにされていおり、例えばauで購入したiphoneにドコモのSIMカードを入れても使えないようになっています。
その為、格安SIMに乗り換えるには既存の携帯で使っているSIMロックを解除しておかないといけません。
また一部SIMロック解除したい端末が対応してない場合もありますので、解除をする際は端末が対応しているかどうかをチェックしてから行って下さい。
ロック解除を行うには電話、店舗で申し込む、またはインターネットで契約マイページから操作する3種類がありどの方法でも解除できます。
店舗と電話での申し込みは3300円の事務手数料がかかるので費用を抑えたい方は自分で解除する事をお勧めします。
通信速度は大丈夫?
格安SIMは安く使えるが大手3社と比べると、通信速度は大丈夫なのかと気になると思いますが、結論から言うと通信速度は遅くなります。
例えば、大手3社は沢山の道路を持っており利用者はその道路を使うために毎月利用料金を払っています。
その沢山の道路の1部をお金を借りて持つ事が出来るのが格安SIMになり、利用料金を下げたいと思っている方が少ない道路に沢山集まると道は混雑し通信速度が遅くなってしまいます。
特にお昼時は主婦、学生、サラリーマン問わずスマホを触るため通信速度が遅くなる可能性が高いです。
あまり速度が下がらない格安スマホ会社は?
YiモバイルとUQモバイルは昼時でもあまり通信速度が下がらない格安スマホ会社として知られています。
理由はYiモバイルはソフトバンク、UQモバイルはauと大手の傘下である格安スマホ会社なので他の格安スマホ会社よりも通信網が安定ています。
ですが、Yiモバイルの3GBプランは2,980円、UQモバイルの3GBプランは1,980と月額料金は他の格安スマホに比べると高いです。
値段が高くなっても昼も快適にしたい、通信速度は速い方が良いとお考えの方はこの2社がお勧めです。
格安SIMのメリットとは?
格安SIMを使う上で今よりもっと生活を豊かにするメリットを3つ紹介します。
格安SIMが安いのは分かったけど、大手3社と比べて月額料金以外にどこが優れているか分からないとお考えの方には、知っておきたい内容になっています。
また、格安SIMに変える際に間違ったプランを選んでしまったり、自分に合わないと感じた時でも無理して使い続けないといけないの?と疑問に思う方は覚えておいた方が良いと思います。
- 月額料金の安さが大手スマホ会社の半分以下の料金に抑える事ができる
- 余計なオプションを選ばなくて良いため、毎月の月額料金が安く抑えられる
- 自分に合わず1カ月以内に解約したとしても、解約手数料が発生しない
月額料金の安さ
格安スマホ会社によってプランが違いますが、自分のパケット利用料にあたったプランが選べる事で、割引なしで大手の半分以下の料金に抑える事が出来ます。
余計なオプションを選ばなくて良い
大手3社で機種変更をした時に店員さんにお得だからと進められ良く分からないままオプションを付けてしまった事はありませんか。
そのことを忘れ無料契約が終わった月から気づいたら携帯代が高くなっていることも良くある話です。
格安スマホもオプションを提供しているところもありますが、店員さんから勧められる事がなく利用者が自分で申し込みしなければオプションがつく事はありません。
とりあえず、安く済ませたいのであれば基本のプランだけ選べば余計な料金を払う事はありません。
解約手数料が発生しない
大手キャリアと契約を結んだ際は2年間以内に解約すると9,500円の解約手数料が取られるのが一般的ですが格安スマホはいつ解約しても基本的に手数料は取られません。
1カ月だけお試し期間で契約して、速度のサービスに納得できなければ解約する、という使い方も可能です。
注意点としては、MNPには手数料がかかるので、同じ電話番号で使いたい方はその分手数料が発生する事は覚えといてください。
格安SIMのデメリットとは?
デメリットは2つあり、メリットだけではなくデメリットを把握する事で買ってからの後悔や生活をする上でのストレスを最小限に抑える事ができます。
仕事をする上で個人の携帯を使いお客さんとやり取りする事が多い方や、色んなサイトを1つのメールアドレスで登録している方は知っておいた方が良い内容になっています。
またデメリットを把握する事で格安SIMを使う上で起こるトラブルやミスを未然に防ぐこともできると思います。
- 通話かけ放題サービスを提供しているスマホ会社がUQモバイルしかない
- 格安スマホに乗り換える場合、大手3社のメールアドレスが使えなくなる
通話かけ放題サービスを提供している格安スマホ会社が少ない
最近は連絡手段としてlineやSNSが普及してきましたが、そんな方に重要なのが通話かけ放題サービス。
しかし、通話かけ放題を提供している会社はUQモバイルしかなく何回かけても通話10分無料、月60分間は無料などのオプションを付けるところもありますが、通話を良く使う方には物足りないと思います。
通話サービスを連絡手段としてよく使う方にはUQモバイルだけに絞られてしまいます。
大手3社のメールアドレスが使えなくなる
[@softbank.ne.jp],[@au.com],[@dokomo.ne.jp]といったアドレスは大手3社と契約時に紐づけられているので、格安スマホ会社に乗り換えるとこのようなアドレスが使えなくなります。なので、大手のアドレスで通販サイトを登録していたりするとログインできなくなる可能性もあるので、事前にYahoo!メール、Gmailなどの無料のアドレスを取得しておくのがお勧めです。
格安SIMのお勧めはどこ?
利用者さんがどんなサービスを求めているかにより違ってきますが,Yiモバイル,UQモバイルは大手の傘下にある子会社なので、困った時のサポートは分厚いと思います。
Yiモバイルは、月額2,980円と高めですが通信速度が安定し、実店舗もあるため困ったときには良いと思います。
UQモバイルは、月額1,980円で、格安SIMの中で唯一かけ放題プランがある事が魅力的です。
また[@uqmobile.jp]のメールアドレスが使えるようにる他、セキュリティのオプションなど大手のならではの充実したサポートが受けられます。
まとめ
格安SIMの仕組みからメリットデメリットをしっかり把握した上で自分にあったプランを選ぶことができれば料金を安くすることは可能です。
しかし、自分でスマホの知識を学んだり、トラブルの対応がめんどくさいと考えの方は無難に大手3社を選らん方が良いと思います。
ですが、自分で各会社のプランを選び、乗り換える事ができれば毎月の携帯料金を大幅に下げる事ができ節約の大きな手助けになると思います。