2024年1月から新NISAも始まり、色んな銘柄の評判が気になりますよね。その中でニッセイJ REITファンドという銘柄は聞いたことがありますか。
最近ではますます色んな投資に目が向けられ、聞いたことないという方はもちろん、聞いたことあるという方もこの記事を読んでいただくことで、ニッセイJREITファンドがどういうものなのかを知ることができます。
そして理解することで、投資への一歩、もしくはさらに資産拡大をするために役立ちます。ぜひ最後まで記事をご覧ください。
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ニッセイJ REITファンドとは
まずJREITとはなんでしょうか。Japanese Real Estate Investment Trustの頭文字をとったもので、日本の不動産投資信託のことです。
そしてニッセイJREITファンドですから、運用会社はニッセイということです。ニッセイは日本生命グループの資産運用に特化した会社で、正式にはニッセイアセットマネジメント株式会社と言います。
また、ファンドとはいわゆる投資信託のことです。一般的にお金を広く集めて、その資金をそれぞれの投資対象に投資をして利益を得ることでその価値を上昇させます。
ですので、ニッセイJREITファンドというのは、ニッセイが運用をする日本の投資不動産投資信託のことです。
ニッセイ J REITファンドとその他の投資との違い
一般的にJREITは投資対象が全て不動産となっています。他のファンドはというと、基本的に株式や、債券などの有価証券が投資対象となっています。
実物に対しての投資であるということがJREITと他の投資との最も大きな違いです。
では、実物不動産投資との違いはというと、その手軽さにあります。実物不動産投資をするとなると、基本的にはローンを組まなければなりませんし、その頭金も必要となります。
ですがJREITであれば、ローンは必要ありませんし、証券会社によっては100円から投資ができるので大きな手間や、大きなリスクを背負わずに始めることができます。
ニッセイ J REITファンド(毎月分配型)のメリット3つ
JREITファンドの概要を掴めたと思いますので、ここではニッセイJREITファンド(毎月分配型)で投資をするメリットをご紹介します。
ニッセイJREITファンド(年一回決算型)もありますが、基準価格の上がり幅はほとんど変わりませんので、配当金もある毎月分配型をご紹介していきます。
ニッセイJREITファンドへ投資するメリットは大きく3つです。
- 少額から不動産投資ができる
- 売買しやすい
- 分配金の利回りが安定して高い
少額から不動産投資ができる
証券会社を選べば、ニッセイJREITファンドは100円から投資ができます。少額から始めることができるのは、非常に始めやすく、リスクも少ないところからできるので大きなメリットと言えます。
また実物の不動産投資から比べると、手数料も最低限の手数料で済むので、コストも実物不動産投資と比べると安くできるのがメリットと言えます。
売買しやすい
ニッセイJREITファンドは、投資信託ですので売買のしやすさも特徴です。いつでも気軽に証券会社からニッセイJREITファンドを購入をすることで不動産への投資ができるのも魅力です。
実物を自分で買おうとするとまず質のいい物件を見つけるのにも数ヶ月~数年、さらに購入、登記等の手続きでも数ヶ月かかるなど、非常に手間と時間がかかります。
分配金利回りが安定して高い
ニッセイJREITファンドは分配金利回りが高いのも良いところ。2023年12月12日決算時点で、基準価格は3303円、分配金は月40円、利回りは14.5%と驚異の数字。
また、40円という配当金は2015年の9月から2023年12月まで約8年間続いています。この先も40円という配当金が続く保証はありませんが、8年間継続しているのは良い実績の一つです。
この分配金を一度受け取るのではなく、再投資をすれば買付手数料の負担や、再度購入の手続きの負担を減らせるだけでなく、複利の力でより大きな利益を上げることができます。
ニッセイ J REITファンドのデメリット
大きなメリットがあるニッセイJREITファンドですが、デメリットもあります。ここでは4つのデメリットをご紹介します。
- 自然災害の影響を受ける
- 分配金の減額リスクがある
- 金融機関の融資を受けられない
- 節税メリットが少ない
自然災害の影響を受ける
ニッセイJREITファンド投資は基本的に実物不動産への投資です。投資する対象である、オフィスビルや商業施設などに台風や地震などの自然災害による被害を被ることで収益に多大な影響が出る可能性があります。
分配金の減額リスクがある
ファンドの収益状況によっては分配金が減額されるリスクがあります。直近では新型コロナウィルスの影響により、ホテルなどの施設が非常に大きな影響を受けました。
頻度は高くはありませんが、大規模なイベントにより不動産収益が減り、さらには分配金が減ってしまう可能性も考慮する必要があるでしょう。
金融機関の融資を受けられない
実際の不動産投資では、金融機関から融資を受けることで、レバレッジを効かせて投資を行うことができますが、ニッセイJREITファンドでは融資を受けての投資はできません。
投資をする金額は全て自己負担になりますので、資金が少ないうちは大きく増やすことは非常に難しいと言えます。
節税メリットが少ない
実物の不動産投資は節税できる方法がいくつもあります。物件取得にかかる費用や、賃貸管理に必要な費用を経費として計上できます。
また、事業規模になると青色申告もできるので、さらに税制上優遇が受けることができるようになります。
一方で、ニッセイJREITファンドはあくまで投資信託の括りです。投資で得た利益は雑所得という形で約20%の税金がかかります。
これからはNISAの枠も広がるので、NISAで投資をすれば非課税となりますので投資をするのであればNISA枠での投資をお勧めします。
ニッセイ J REITファンドはどこから買うのか
現在は下記にある国内11社の証券会社と8社の銀行から購入することができます。それぞれで購入の仕方が違っていたり、購入の申し込みを停止している会社もあったりするので問い合わせてみるのも良いでしょう。
- 株式会社SBI証券
- auカブコム証券株式会社
- ぐんぎん証券株式会社
- 十六TT証券株式会社
- 東海東京証券株式会社
- 西日本シティTT証券株式会社
- フィデリティ証券株式会社
- 松井証券株式会社
- マネックス証券株式会社
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
- 株式会社イオン銀行(委託金融商品取引業者:マネックス証券株式会社)
- 株式会社SBI新生銀行(委託金融商品取引業者 株式会社SBI証券)
- 株式会社SBI新生銀行(委託金融商品取引業者 マネックス証券株式会社)
- 株式会社香川銀行
- 株式会社紀陽銀行
- 株式会社群馬銀行
- 株式会社十八親和銀行
- 株式会社常陽銀行
この中でもおすすめはSBI証券です。一口100円から投資ができますし、売買手数料も業界最安。ログインもしくは口座開設からどうぞ。ぜひ使ってみてください!
投資はどのように始めるのが良いか
投資はまず、元となるお金がないと何もできません。さらに、生活資金で投資をしてしまうと、どうしても気持ち的にも余裕がなくなってしまいます。
今手元に余裕資金がない人はそのお金を貯めることから始めましょう。そのお金がなくても十分に生活ができるところまで貯金すれば、投資を始めてみても良いと思います。
また、投資を行う際には、一気に全ての資金を一つの銘柄だけにお金をかけるのはよくありません。一つの銘柄だけにするにしても、少しずつ。
なくなってしまってもいいと思えるぐらいからすると心にゆとりが持てるでしょう。可能であれば、いくつかの銘柄に分散させて、少額ずつ持てるとリスクヘッジもできてなお良いですね。
ニッセイ J REITファンドを始めた後は
投資銘柄にニッセイJREITファンドを組み込んだ場合、その後はどうしていくのが良いでしょうか。
大きな暴落でもない限り、基本的には少しずつ買い増しをしてほったらかすのが良いと思います。売買をするのは特に初心者の方にはお勧めしません。
分配金も利回りが良いですし、基準価額も大きく下げることがないのであれば、分配金という利益が得られるので長期保有にも向いていると思われます。
本命投資方法として適しているのか
投資の目的を何にするかということですが、資産を増やす、資産を守るとしても自分の資産の大半をニッセイJREITファンドに投資することはあまりおすすめはしません。
資産を増やす方向であれば、株式投資の方がその目的には向いていますし、資産を守るということであれば、債権の方が向いているでしょう。
ミドルリスクミドルリターンの商品であるので、基本的にはサブ的な投資が良いと思います。
リスクヘッジとして適しているのか
ニッセイJREITファンドはリスクヘッジとしては良い商品で、やはり実物投資であるので、通常の株式とは違う値動きをします。株式が暴落しても不動産は違った動きをする場合もあります。
また、分配金も毎月出ており、さらに基準価額も大きく変動していることもなく安定していると言えます。
以上のことから、ニッセイJREITファンドはリスクヘッジには適していると言えるでしょう。
投資への一歩を踏み出してみましょう
ニッセイJREITファンドは不動産に特化したファンドで、少額から投資ができるものです。特に不動産へ投資したいと思う人にとっては非常に投資しやすいものです。
また、ニッセイJREITファンド自体がどの不動産に投資するのかを決めているので、自ら選ぶ必要がありませんので手間もありません。
実物不動産への投資ということで株式など有価証券とは違う値動きをしますのでリスクヘッジにも適しています。
投資にリスクはつきものですが、リスクヘッジや資産拡大のためにも是非一度検討してみてください。