「格安SIMとは?、最近よく聞くけど、よくわからない。」「携帯料金にしては安すぎるから、なんか怪しいな。」
そう感じる方も多いかと思いますが、格安SIMは簡単に理解することができますし、全く怪しいものではありません。
この記事を読めば、格安SIMの概要や安い理由、メリットデメリットなどをざっと理解することができますので、ぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%aa%e3%83%95%e3%82%a3%e3%82%b9-%e4%bb%95%e4%ba%8b-%e4%bc%9a%e8%a8%88%e5%a3%ab-%e4%bc%9a%e8%a8%88-620822/)
格安SIMとは?
格安SIMとは、au,docomo,softbankの大手キャリア3社より安い料金で利用することができる通信サービスのことを指します。
Y!mobileやUQ mobile,mineoなどが格安SIMに該当します。
また、格安SIM会社ごとに料金設定を行っており、会社やプランによって料金がかなり異なってくるのも格安SIMの特徴といえるでしょう。
格安SIMと取り扱っている会社によって料金プランやサービス内容がかなり異なってくるのですが、それは後半のほうで触れていきますね。
SIMとは?
SIMとは、SIMカードと呼ばれる、契約者の識別番号や携帯番号などの個人情報が保存されているカードのことです。
このSIMカードを取り付けることによって、初めて携帯で電話が使用できたり、本人確認が実行できたりします。
携帯を契約するときに契約したキャリアのSIMが自動的に携帯の中に取り付けられますが、機種変更やキャリアの乗り換えをするとき以外はほとんど取り出すことはありません。
なぜ格安SIMが安いのか?
ではなぜ、格安SIMが安いのか、それにはいくつかの理由があるので見ていきましょう。
基地局を大手キャリアから借りている
基地局というのは、携帯を使用する際に絶対に必要である電波を発信している施設のことです。
格安SIM会社は自社で基地局を持っていないのですが、代わりとして、大手キャリアが所有している基地局を借りており、その基地局から電波を発信しています。
この基地局は借りているだけなので、維持費や整備費がかかることはありません。その結果料金が安くなるというわけです。
実店舗をあまり持っていない
大手キャリアは実店舗を全国に展開しており、そこで機種変更や乗り換えの手続きを行っています。
しかし、格安SIM会社は実店舗をあまり持っておらず、中には実店舗が0という会社も存在します。
その代わり、webサイトで機種変更や乗り換え、新規契約をすべて完結できるようになっています。
これによって土地代や維持費、人件費を抑えており、安い料金でサービスを提供できるというわけです。
格安SIMのメリット
ここからは、格安SIMにする、または乗り換えるメリットを2つ見ていきましょう。
- 料金が安い
- 料金プランが豊富
料金が安い
大手キャリアの料金は3,000~10,000円なのに対して、格安SIMは1,000~3,000円と圧倒的に安い料金設定となっています。
仮に月額10,000円の大手キャリアから月額1,000円の格安SIMに乗り換えた場合、月に約9,000円の節約となります。
月で最大約9,000円の節約になると思うととても嬉しいですね!
料金プランが豊富
料金プランが豊富であることによって、自分が1か月に使用するデータ量に合わせてプランを選ぶことができます。
ただ、格安SIM会社とプランの数が近年増加してきているので、気になるプランを徹底比較して、あなたが求める条件に合ったプランを出してみてください。
格安SIMのデメリット
一見格安SIMはメリットばかりのように感じますが、デメリットも存在します。ここでは、格安SIMにする、または乗り換えるデメリットを3つ見ていきましょう。
- 通信速度が遅い
- キャリアメールが使えない
- 対面のサポートが受けられない
通信速度が遅い
格安SIMは大手キャリアと比較して通信速度が若干遅い傾向にあります。
また、夕方から夜にかけて、携帯を利用する人が多くなる時間帯は更に通信速度が遅くなるので、人によってはストレスを感じることもあるでしょう。
キャリアメールが使えない
キャリアメールとは「@softbank.ne.jp」や「docomo.ne.jp」のように大手キャリアが自社の名前を付けて提供するメールアドレスのことです。
大手キャリアと契約した場合はキャリアメールが提供されるのですが、格安SIM会社と契約した場合、キャリアメールが提供されません。
そのため、GmailやEmailなど、自分でメールアドレスを持っておく必要があります。
対面のサポートが受けられない
先ほど、「なぜ格安SIMが安いのか?」という見出しのところで、安い理由に「実店舗をあまり持っていない」ということを記載しました。
確かに実店舗を持たないことで安さを実現しているのですが、実店舗を持たないことで対面でのサポートが受けられないというデメリットが存在します。
格安SIMで受けられるサポートの形態は基本的にwebや電話、チャットになるので、これらで我慢しましょう。
格安SIMに向いている人
今まで格安SIMの概要やメリット・デメリットを解説していきましたが、どのような人が格安SIMに向いているのでしょうか?
ここからは、格安SIMに向いている人の特徴を4つ解説していきます。
- 通信費を安くしたい人
- 通信速度が少し遅くても大丈夫な人
- キャリアメールを使用しない人
- 外出時に携帯をあまり使用しない人
通信費を安くしたい人
「格安SIMのメリット」でも触れた通り、格安SIMに乗り換えただけで月額最大約9,000円の節約になります。
年間で換算すると約108,000円というとても大きな節約になります!
通信速度が少し遅くても大丈夫な人
「格安SIMのデメリット」でも触れた通り、格安SIMは大手キャリアと比較して通信速度が若干遅い傾向にあります。
ただし、人の感じ方にもよりますが、明らかに「遅すぎる!」と感じるまで通信速度が遅いということはないので安心してくださいね。
キャリアメールを使用しない人
仕事やプライベートで「@softbank.ne.jp」や「docomo.ne.jp」などのキャリアメールを使用しない人も格安SIMがおすすめです。
GmailやEmailで十分代用できますので、心配はないと思います。
外出時に携帯をあまり使用しない人
プランにもよりますが、月に3GBまたはそれより使用しない人は大手キャリアより料金が安くなる確率が高くなります。
「外であまり携帯使ってないけど、料金高いんだよなあ・・・嫌だなあ・・・」
と、感じている方は格安SIMに乗り換えることで自分に合ったプランが見つかるかもしれません!
格安SIMに向いていない人
格安SIMに向いている人がどんな人か解説しましたが、その逆、格安SIMに向いていない人の特徴を2つ解説します。
- 通信速度の速さにこだわる人
- データ無制限で使用したい人
通信速度の速さにこだわる人
少しでも通信速度が遅かったらイライラする人や、パソコン並みにサクサク使用したい人には格安SIMは向いていません。
大手キャリアでも若干の差はありますが、格安SIMと比較すると大手キャリアのほうが速く感じるのは事実です。
データ無制限で使用したい人
格安SIMのプランのほとんどはあらかじめ1か月に使用できるデータ量が決められています。
いちいちデータ残量が気になってしまう人やデータ残量を気にせず好き放題に使用したい人にも格安SIMは向いていないでしょう。
格安SIMとは?:終わりに
格安SIMは多少のデメリットが存在するものの、それらを上回るメリットもたくさん存在することが理解できたと思います。
最近はいろんな商品が値上がりしたことによって固定費を節約する重要性が高まってきました。格安SIMに乗り換えると、固定費を簡単に、手っ取り早く節約できます。
少しでも格安SIMに乗り換えてみようかなと考えたら、格安SIM会社のホームページを閲覧してみてくださいね。