これからWi-Fiルーターを買おうと思っているあなた。何を買ったらいいのか迷っていませんか?この記事ではケース毎のおすすめWi-Fiルーターをまとめました。
無駄にハイスペックで高額なものは要らないですし、安すぎて失敗するのも嫌ですよね。この記事を読んで、自分に合ったコスパの良いルーターが見つかれば幸いです。
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Wi-Fiルーターのおすすめな選び方
Wi-Fiのルーターを買おうと思っても、種類が多すぎて何を基準に選べばいいのか分かりにくいですよね。ルーターを選ぶ基準は、以下のようにたくさんあります。
- 価格
- つながりやすさ
- 機能面
- 使用環境(マンション・戸建)
- 通信規格(WiFi6・WiFi5)
- セキュリティー
- 設定が簡単かどうか
- アンテナの性能
これら1つ1つにこだわると決めるのが難しいので、「家の中でつながって快適に使用できる事」を最優先に考えましょう。そのため選ぶ基準は家の間取りで考えます。
家が集合住宅であったり、戸建であったり様々だと思いますが、今回は大まかに、ワンルーム(1人暮らし)・マンション(2LDK程度)・戸建(3LDK~)の3パターンに分けて考えます。
知っておきたい最新の規格「Wi-Fi6」
Wi-Fiルーターには規格があり、2022年現在の最新規格は第6世代の「Wi-Fi6」です。
スペック次第ではWi-Fi5対応モデルでも快適に使えますが、Wi-Fi6対応モデルでも購入しやすい価格帯が増えてきました。手に入りやすくなった「Wi-Fi6」の特徴を押さえておきましょう。
- 高速
- 混雑に強い
高速
「Wi-Fi6」は、1つ前の第5世代(WiFi5)よりも約1.4倍高速となっています。
使用用途の1つであるインターネット動画は高解像度化が進んでおり、大容量のデータ転送が必要です。そのため通信速度の高速化は必須と言えます。
またWi-Fi6は5GHz帯と2.4GHz帯のどちらも使用でき、状況に応じて使い分けることができます。
混雑に強い
WiFi6は混雑に強く、多数同時接続でもストレスフリーです。近年、在宅勤務やリモート授業などで、家族が同時にインターネット接続をする機会が増えたので、大きなメリットと言えます。
使用人数だけでなく、接続したいデバイスの数も増えています。スマホ・パソコン以外にもテレビで動画を見たり、プリンターやIoT家電と接続したりする人は多いですよね。
ちなみに筆者の家でも、スマホ2台・テレビ・プリンター・ホットクック・パソコン・タブレット、と多数のデバイスを接続しています。常時接続していないものもありますが、それでも結構な数ですよね。
Wi-Fiルーターを選ぶなら知っておきたい用語
Wi-Fiの規格がWi-Fi6かWi-Fi5かに関わらず、ルーターを選ぶ際に知っておきたい用語があります。
- ストリーム数
- MU-MIMO
- ビームフォーミング
- IPv6
ストリーム数
ストリーム数とは、ルーターに搭載されているアンテナの本数の事です。「4×4」「3×3」などと表記されています。
単純に、数字が大きくなると通信速度が上がると覚えておきましょう。
MU-MIMO
MU-MIMOとは、Wi-Fiの通信を高速化するための技術で、Wi-Fi5から取り入れられています。
複数端末の同時通信を可能にする為、複数人で使用する場合や使用台数が多い場合はMU-MIMO対応のモデルを選ぶと良いでしょう。ただしスマホなどの端末もMU-MIMOに対応している必要があります。
ビームフォーミング
ビームフォーミングとは、子機の位置や距離を判別して電波を届ける機能の事です。転送速度と安定性が向上するので、ルーターより離れた場所・別室で使用するなら必須の機能です。
IPv6
IPv6とは、新しいインターネット通信規格の事です。従来のIPv4よりもIPアドレスの割り当て数が格段に増え、実質無限といえる状態となっています。
従来のIPv4と比較して通信速度が速くなるわけではありませんが、IPアドレスの割当数が増える事で、混雑する時間での速度低下がなくなり快適に使用することができます。
ワンルーム(1R)におすすめなWi-Fiルーター
ワンルームでルーターを選ぶ際、壁などの遮るものがないため、ルーターから短距離で接続する事を前提として考えます。この場合でおすすめなのが、NETGEAR「AX1800 (RAX20)」です。
Wi-Fi6搭載で5GHz帯の通信速度が速く、ハイエンドルーター(3万円以上のモデル)と遜色ない速度です。4ストリーム・MU-MIMO対応で、複数のデバイスでも快適に接続できます。
ただしビームフォーミングがなく、ルーターから離れると接続が不安定になりますが、ワンルームであれば問題ないでしょう。Wi-Fi6で価格が11,000円程度なのも嬉しいですね。
マンション(2LDK)におすすめなWi-Fiルーター
マンション(2LDK程度)で使用する場合、1~2部屋先でも電波が届く事が重要です。そこでおすすめなのが、BUFFALO「WSR-2533DHP3」です。
Wi-Fi5モデルですが、IPv6対応で快適に使用できます。同時接続もMU-MIMOで最大4台可能です。
またビームフォーミングにより、ルーターと壁を隔てた別室でも安定して接続できます。これだけの機能がそろって1万円以下で買えるのは、かなりコスパが良いと言えるでしょう。
戸建(3LDK〜)におすすめなWi-Fiルーター
戸建で2〜3フロアあれば、速度だけでなくどこでも均一につながる事を重視しましょう。戸建なら、メッシュモデルでどのフロアでも快適に使えるBUFFALO「WRM-D2133HS/W1Sがおすすめです。
Wi-Fi5ですがIPv6対応で快適に使用できます。もちろんビームフォーミング対応なので、家中どの部屋でもつながりやすいと言えます。
15,000円程度でコスパが良いですが、4LDKであれば、中継機は2個あったほうが良いので、中継機1個(約6,100円)の追加購入をおすすめします。
とにかく高速がいい!ゲーミングルーターのおすすめ
家の間取りと関係なく、とにかく高速がいい場合もありますよね。特にオンラインゲームが好きな方には、ゲーミングルーターBUFFALO「AX6000 WXR-6000AX12S」をおすすめします。
Wi-Fi6・IPv6対応、5GHz帯×8ストリームと2.4GHz帯×4ストリームの計12ストリームというフラッグシップモデルなのに、価格は33,000円程度。スペックを考えると安いと思います。
ゲーミングルーターと聞くとゲーム専用と思われそうですが、そうではありません。ルーター自体が高性能なので、通常のルーターの上位モデルくらいに捉えておきましょう。
スマホ・パソコン・テレビ・家電(IoT対応)と多数接続しても高速で安定します。もちろんゲームを同時にしても快適なので、ゲームをしない家族の満足度も上がりそうです。
Wi-Fiルーターと合わせて光回線も見直してみよう
Wi-Fiルーターと合わせて光回線の見直しをしてみませんか?
今すでに光回線を利用していても、より良いプロバイダに乗り換えられると節約もできます。乗り換えの場合は、更新月など違約金の発生しないタイミングを狙いましょう。
良いタイミングで乗り換えができるように、今からいくつかプロバイダをチェックしておくと良いでしょう。
- 料金が安い
- キャッシュバックがある
料金が安い
月額料金が安いのは魅力的ですよね。月500円安いプロバイダがあれば、年間6,000円の節約になります。
安いといえば、NURO光のマンションタイプは月額2,090〜2,750円から利用できます。引っ越し予定がなく3年契約が可能なら、乗り換えるのも1つの手かもしれません。
キャッシュバックがある
月額料金が同じくらいなら、キャッシュバックの有無で決めるのも良いでしょう。
auひかりなら、他社からの乗り換えで最大55,000円のキャッシュバックがあります。ただし期間限定であったり、条件があったりする為、乗り換え時期が近くなったらマメにチェックしておきましょう。
まとめ。Wi-Fiルーターは間取りで決めよう
今回は、Wi-Fiのルーターのおすすめと選んだ理由をまとめました。
- Wi-Fiのルーターを選ぶ際は間取りで考えよう
- Wi-Fiの通信規格とその他の機能も考慮しよう
- 間取り別、コスパの良いおすすめモデルの紹介
- ゲーミングルーターはゲームをしない家庭でも快適に使える
- 光回線のプロバイダを見直したら節約になるかも
Wi-Fiのルーター選びでおうち時間の満足度が変わります。おうちに合ったルーターを選んで快適なネットライフが送れますように!