最近「退職代行」がメディアで取り上げられる機会が増え、評判になっています。
きっとこの記事に辿り着いたあなたは、今の職場の環境がとても辛く退職代行を使っての退職を検討しているのだと思います。
この記事では、退職代行サービスの内容や評判を紹介し、オススメのサービスも紹介していきます。この記事を最後まで読んでいただければ、きっとあなたにぴったりのサービスが見つかりますよ。
もうつらい思いをしながら働き続ける必要はありません。退職代行サービスを使って憂鬱な毎日から抜け出してみませんか?
(アイキャッチ画像出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/23243113)
最近評判の退職代行ってなに?
まず最初に退職代行サービスとはどんなサービスかを簡単に説明します。仕事を辞めたいときに本人に代わって退職の処理をしてくれるサービスが「退職代行サービス」と呼ばれています。
2018年頃から急激に業者数が増えたことから、マスコミで取り上げられる機会が増え、評判となっているサービスです。
通常、労働者には退職の自由が保障されておりいつでも退職できます。しかし、一部企業では引き止めや脅し、嫌がらせなどで退職しづらいケースが存在しています。
そのような状況に陥っている人にスムーズな退職を提供するのが退職代行サービスです。
退職代行サービスの3つの種類
退職代行サービスは、そのサービスを提供している人や団体、企業によって、「弁護士」「労働組合」「民間企業」の3つに分けられます。
一言で「退職代行サービス」と言っても大きな違いがあるので、これから申し込みを検討される方は違いをしっかりと理解した上で、自分に合ったサービスを選びましょう。
具体的に「弁護士」「労働組合」「民間企業」のそれぞれが提供するサービスにどのような違いがあるのかを比較表で紹介します。
自分でできることと代行をお願いしたいことを明確にした上で、どのサービスがあなたにあっているかを考えてみましょう。
弁護士 | 労働組合 | 民間企業 | |
会社への退職連絡 | ○ | ○ | ○ |
退職届の代筆 | ○ | △ | △ |
退職手続サポート | ○ | ○ | ○ |
退職希望条件告知 | ○ | ○ | ○ |
退職条件交渉 | ○ | ○ | × |
費用相場 | × | △ | ○ |
会社への退職連絡
弁護士、労働組合、民間企業のいずれも退職者の代理として会社へ退職の意向を伝えることは可能です。この点においては違いはありません。
退職届の代筆
退職届のような公的な書類の代理作成は、弁護士のみが許されています。そのため、労働組合や民間企業による退職代行サービスを利用する場合には、退職届は自分で作成する必要があります。
ただし、労働組合や民間企業による退職代行サービスの多くは、退職届のテンプレートを用意しているケースが多いので、テンプレートに沿って記入するだけで書類が完成するのでそれほど手間はかかりません。
また、インターネット上でも多くのテンプレートが公開されているので、そちらを利用することもできます。
退職手続サポート
退職に当たってどのような手続が必要なのかを教えてもらったり、年金や社会保険などの手続のサポートを受けたりすることはどの種類のサービスであっても可能です。
ただし、退職届と同様に本人の代理で書類を作成するのは弁護士のみが可能です。労働組合や民間企業によるサービスはサポートやアドバイスのみです。
会社への書類の郵送や会社から指定される退職手続のための書類対応は本人が行う必要があります。
退職希望条件告知
本人に代わって、退職に当たっての希望条件を会社に告知することはどのサービスでも可能です。希望条件とは、「退職日」や「退職金」、「有給休暇の消化」などです。
もちろん、これは本人が希望する条件の告知であって、会社への強制力はないので、場合によっては会社が希望を拒否するケースはあります。
退職条件交渉
上記の会社への退職希望条件を告知した際に、会社側が条件を受け入れない場合には、会社との交渉が必要となります。
その場合、民間企業が会社と交渉することは弁護士法違反になるので不可能です。弁護士は弁護士法に基づき交渉が可能です。また、労働組合も憲法第28条及び労働組合法の規定により会社との交渉が可能です。
費用相場
一般的には、民間企業、労働組合、弁護士の順に費用が安価です。費用相場は概ね民間企業が1〜5万円前後、労働組合が3万円前後、弁護士が5〜10万円程度です。
できることの範囲が広い順に価格も高価になっていきますので、自分でできること、代わりにやってほしいことを明確にして、あなたにあったサービスを選ぶのがポイントです。
退職代行サービスを使うべき人とは?
では、どんな人が退職代行を使って退職すべきなのでしょうか。この項目では、退職代行を使ってでもすぐに退職すべき人を紹介します。
- ハラスメントを受けている
- 人間関係が悪い
- 働いている企業がブラック企業
ハラスメントを受けている
ハラスメントには様々な種類がありますが、代表格はセクハラ、パワハラです。その他、モラルに反する言動によるモラハラや退職を考えている人に対する慰留ハラスメントと呼ばれるものも増加傾向です。
どんなハラスメントだとしても、不快感を持ちながら働き続けることは精神的にも良くありません。もしあなたがハラスメントを受けているのであれば、すぐに退職することを検討しても良い状況です。
ハラスメントが原因で退職する場合には、会社に対してハラスメントの詳細を話さなければならないケースもあり、それが更なる精神的負担になることもあります。
その場合には、退職代行サービスを使うことで直接自分で会社と話をするのを避けることができます。
人間関係が悪い
仕事をしていく上で、良い関係を築ける人もいれば、なかなか打ち解けるのが難しい人もいます。それはどの会社であっても同じです。
しかし、極端に会社内での人間関係が悪く、その中に自分も巻き込まれてしまっている場合には、会社に行くこと自体がストレスになり、仕事を続けることが困難だと思います。
「退職したいということで余計に人間関係が悪化するのではないか」といった不安から、退職するべきかどうか悩んでしまい、辞めると言い出せなくなってしまう人も多いです。
人間関係を改善できる可能性があるならば、会社に残るという選択肢もありますが、もしあなたが人間関係について大きなストレスを感じている場合には、辞めることで解放されるということも考慮してみましょう。
働いている企業がブラック企業
もしあなたが働いている企業がブラック企業だということがわかった場合には、すぐに退職することをオススメします。
一般的にブラック企業とは、社会保険への加入手続が行われなかったり、給料の支払いが遅れたり払われなかったりするなど、雇用契約に問題がある企業がブラック企業と呼ばれます。
こうした企業との退職の交渉では、本来支払われるべき退職金や有給休暇の消化などが拒否されるケースが多いです。
退職代行サービスを使うことで交渉をスムーズに進めることができるので、もしあなたがブラック企業に勤めているという場合には一度退職代行サービスに相談することをオススメします。
退職代行を使ったらどう思われる?
この記事を読んでいる人の中には、「退職代行サービスを使って退職したいけど、実際に使ったら周りの人からどう思われるか不安…」という人もいるのではないでしょうか。
でも心配ありません。あるインターネットメディアの調査によると、「同じ職場の同僚が退職代行サービスを使って急に仕事を辞めたらどう思うか」という質問に対し、「非常識だ」と答えた人はわずか10%です。
むしろ「心配に思う」という人が40.4%、「特に何も思わない」人が18.6%、「無理もないと同情する」人が14.9%、「後悔や申し訳なさを感じる」人が7.1%などとなっています。
あなたがパワハラを受けていることを周りの同僚がみんな知っているというケースなどは特に、あなたに対して同情的に反応してくれる人が多いはずです。
退職代行の良い評判・口コミ
この項目では、Twitterから退職代行サービス全般についての良い評判や口コミを紹介します。
https://twitter.com/aoihitonoyume/status/1457514327892656135
https://twitter.com/Hinazukinako299/status/1285772304924864512
実際に退職代行サービスを使って良かったと言っている人は「ストレスから解放された」ことや「退職するまでの時間が短縮できた」ことを評価しています。
いざ退職を言い出すのは勇気がいりますし、退職手続の煩雑さや退職条件の交渉など、やはりそれなりの時間と労力がかかります。
そうした退職に関するネガティブな面を代行してくれるサービスは特に職場環境や人間関係で悩んでいて限界を感じている人にとっては救世主のような存在だと思います。
退職代行の悪い評判・口コミ
この項目では逆に退職代行を使った人による悪い評判や口コミを紹介します。
どんなサービスにもメリットとデメリットがあるので、使うかどうかを迷っている人は双方の評判を見て一度使うべきかどうか考えてみましょう。
https://twitter.com/jinsei_goronyan/status/1524361334070321152
退職代行サービスの悪い面として指摘されているのは費用面です。確かに安くても数万円の出費になります。それを高いと感じるかどうかは、本人の置かれている環境次第です。
「わざわざ数万円払って辞めるのはお金の無駄」という人もいれば、「数万円払ってでも辞めざるを得ない状況が問題」という人もいます。
もちろんお金をかけず直接会社と退職の手続を進められるのであれば、それは素晴らしいことだと思います。
しかし、どうしても退職を自分から言い出せない場合やトラブルになることが目に見えている場合に退職代行という選択肢は持っておくべきです。以下の項目では、実際にオススメの退職代行サービスを3つ紹介します。
労働組合と連携・顧問弁護士監修「退職代行Jobs」の評判
退職代行Jobsは労働組合と連携しており、顧問弁護士も監修しているので、全て適正かつ適法に行われるので、安心して依頼できるサービスです。
電話・メール・LINEでの相談が24時間可能なので、自分のペースやタイミングで悩んでいる今この瞬間に相談することもできます。
退職代行費用は一律27,000円(別途2,000円の労働組合費が必要)で、簡単な審査はありますが、費用を後払いにすることも可能です。退職ができなかった場合には、返金保証もあるので安心です。
ほんの一例ですが、実際に「退職代行Jobs」を使われた方の体験談を以下で紹介します。
会社の人間関係が悪く、毎日辞めたいと思っていたときに明日にでも辞めたいと感じる出来事があり会社の人と会ったり話したりしたくないので退職代行Jobsに相談した結果、本当に翌日に退職できました!
この他にも以下のリンクから実際の体験談を見ることができます。「退職代行Jobs」を使おうか迷っている人はぜひ参考にしてみてください!
労働組合法人「退職代行ガーディアン」の評判
退職代行ガーディアンは東京労働経済組合が運営しているサービスで、一律29,800円で追加料金が一切発生しないサービスです。
労働組合が運営しているので、労働組合法に基づく団体交渉権があり、退職に関する交渉も任せることができます。
ガーディアンは退職代行業者の中に弁護士法違反の行為を行う違法業者や料金だけ受け取りサービスを提供しない詐欺業者がいることから、注意喚起と合法で適切なサービスを提供するために設立されました。
こうした利用者が安心してサービスを受けられる環境作りに励んでいることから、ガーディアンが提供するサービスは信頼できると言えます。
失敗を避けて確実に辞めたい人にオススメの退職代行サービスです。以下で口コミを紹介します。
https://twitter.com/meiro_yumeiro/status/1515130629985251332
業界最長クラスの運営実績「退職代行ニコイチ」の評判
退職代行ニコイチは業界で最も古くから退職代行サービスを展開しており、2022年で創業17年目です。これまで退職を実現した人数は2022年5月現在で35,142人を誇ります。
これまでの退職成功率は100%、日本全国対応可能で退職代行費用は27,000円で追加料金はありません。弁護士監修で、退職後2ヶ月間の無料アフターフォローもあります。
ただし、ニコイチは一般企業が運営しているサービスのため、退職希望条件を会社が受け入れなかった場合の交渉はできません。
そのため、「とにかく会社を辞められれば条件は全て受け入れられなくてもいい」という人にオススメのサービスです。
公式HPに直筆の体験談が多数紹介されているので、相談しようかどうか迷っているという人はぜひ参考にしてみてくださいね。
明日の未来を変えよう。退職代行サービスまとめ
この記事では、退職代行サービスの内容、使うべき人、オススメのサービスを紹介してきました。
厚生労働省の雇用動向調査によると、2020年の日本全体での離職者数は727万人でした。多くの人がそれまでの仕事を離れ、新しい道へ進んでいます。
あなたがもし今の職場でハラスメントを受けていたり、劣悪な環境で心身ともに疲弊してしまっているのに、退職を言い出せないような環境に置かれているなら、退職代行サービスの利用をぜひ検討してみてください。
もうそれ以上我慢し続けたり、辛い思いをし続けたりする必要はありません。退職代行サービスを使うことで明日の未来を変えることができます。この記事が辛い毎日から抜け出すきっかけになると嬉しいです。