メダカを飼ってみたいけど、初心者なので飼い方が分からないし、何を準備すればいいのかも不明で困っている方はいませんか?
初めて飼うので本当に飼育ができるのか心配でなかなか行動できなかったりしますよね。
この記事では、初心者の方でもメダカの飼育がすぐできるように、飼育方法から必要なもの、飼育にあたっての予算など解説していきます。
初心者向けの記事になっており、メダカを飼うのに役立ちますので、ぜひ最後まで読んでください。
(出典:https://pixabay.com/ja/photos/グーフィー-熱帯魚-魚-水生-4351829/)
初心者こそメダカの生態を知ろう
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メダカを初めて飼う人こそメダカの生態をよく知っておく必要があります。メダカの生態や習慣を知っておくことで、飼育にあたっての注意点や適切な環境を用意できるためです。
特に飼育環境について理解を深めるのは大切で、隠れ家になる水草の設置であったり、メダカに最適な水温の調整といったメダカ飼育における基本的なことを知る必要があります。
また、メダカのみならず飼育者側がどう飼いたいかでも飼育方法は変わるため、自分の希望する飼い方を実現するためにも、生態を知ることは大切です。
メダカ初心者が飼うなら屋内がおすすめ
飼育環境が大事ということで、ここでは屋内でメダカを飼うのか屋外で飼うのかをまず決めておきましょう。初心者におすすめなのは屋内です。
メダカを飼う目的で屋内か屋外を選ぶ理由が変わります。鑑賞向けなら屋内で繁殖向けなら屋外になります。
今回は初心者にも飼いやすい屋内を推奨します。屋内が初心者にとっておすすめな理由を3点ご説明します。
- 温度調節が楽にできる
- 外敵トラブルの防止になる
- 鑑賞に向いている
温度調節が楽にできる
メダカにとって最適な水温を調節しやすいのは屋内になります。屋外だと直射日光や雨風の影響で温度が大きく左右され、メダカにとって適切な水温が保てなくなります。
屋内であれば、ヒーターや冷却用ファンを使って水温を管理することができるため、メダカに適した温度調節が可能になります。
ちなみにメダカに適した温度は20~25度です。屋外だと冬の季節などは調整が難しいので屋内がベストでしょう。
外敵トラブルの防止になる
屋外でメダカを飼っていると、野良猫や野生の鳥などの生き物に餌として認識され襲われてしまうケースがあります。
屋内なら安全なので飼い主からしても不安を払拭できるでしょう。もちろんメダカにとってもストレスなく安心して過ごすことができます。
鑑賞に向いている
屋外だとどうしても一旦外に出ないとメダカを見ることはできませんが、屋内であればいつでもメダカを見ることができます。
やはり飼育するからにはメダカをいつでも見れた方が良いですし、初心者の頃はメダカに何かあったときにすぐ気づいて対応もできるためおすすめです。
初心者におすすめのメダカ3選
一般的にメダカは初心者にも飼いやすいと言われています。しかし、メダカの中にも飼いやすいメダカと上級者向けのメダカで分かれています。
ここでは初心者向けに飼いやすいおすすめのメダカを3種類紹介します。飼いやすさ・値段を重視して紹介していきます。
- クロメダカ
- ヒメダカ
- 楊貴妃メダカ
クロメダカ
日本でも自然界で生息している原種のメダカです。原種とは品質改良される前の本来の種のことです。価格は1匹約50円で購入することができます。
とても丈夫なのが特徴で水質の変化にも強いことから、飼育に向いているメダカになっています。
初心者向けのメダカになっているので、とりあえずメダカを飼ってみるならクロメダカは選択肢に入ります。
一つ注意点があるとすれば、名前の通り黒みがかったメダカのため見映えを気にする人には向かないです。それでも鑑賞には十分適しています。
ヒメダカ
ヒメダカは、クロメダカの改良品種になっているメダカです。元々がクロメダカと同じ性質を持ったメダカなので、丈夫で飼いやすい種になっています。
色もオレンジ色に近い色になっており、鮮やかなメダカを飼いたい方におすすめです。1匹約40円で売られていることが多く、料金的にも安いので多めに飼うこともできますね。
楊貴妃メダカ
上記のヒメダカはオレンジ色でしたが、さらに濃く朱色のような見た目をしたメダカです。
見た目から高価に見えますが、個体によりけりで基本的に安く飼うことができます(高いもので1匹200円)。
その見た目から初心者のみならず上級者にも人気です。楊貴妃メダカも丈夫な個体で鑑賞用に向いてるため、飼う人にも楽しみを与えてくれます。
初心者に教えたいメダカを飼う際の注意点5選
メダカの飼育を初めて行う際には、気を付けなければいけないことがあります。
メダカの生命にもかかわることなので、注意点を把握して安心できるメダカライフを過ごしましょう。以下注意点を5点ご説明していきます。
- 水温の調節
- 水槽に入れる水
- メダカの水槽(容器)の大きさには余裕を持つ
- 餌の与えすぎに注意する
- 水換えを定期的にする
水温の調節
先ほども軽くご説明しましたが、メダカが生息するための温度調節が重要になります。20~25度前後を目安に水温を調節するようにしましょう。
メダカは日本の気候に順応しているので他の魚よりも育てやすいと言われています。極端な温度下で飼育しなければ、基本的に問題なく飼育できるでしょう。
水槽に入れる水
メダカの水槽に入れる水についても注意点があります。メダカは魚といっても熱帯魚です。
海水などでは飼育できないため、一般的な水を使っての飼育になります。地下水などがあればベストですが、一般家庭の場合は水道水を使うことがほとんどです。
水道水でも問題ないのですが、使う場合はカルキという塩素を抜いてから使用するようにしましょう。カルキは消毒薬ですがメダカにとっては毒になります。
屋外で24時間汲み置きしておけば塩素が抜けますので難しくありません。もしも時間がなく、すぐに水道水を使いたい場合は市販のカルキ抜きを使えば問題ありません。
メダカの水槽(容器)の大きさには余裕を持つ
丈夫なメダカであれば、水槽や容器はあまり選ばずとも飼育ができます。しかし、あまりに狭い容器で複数のメダカを飼うと酸欠になる恐れがあるのと、水が汚れてしまいます。
メダカにとってストレスになりかねませんので容器の大きさには余裕を持ちましょう。
目安として、メダカ1匹あたり1リットルの水を配分するのがベストです。ここはメダカを何匹飼育するかで判断していきましょう。
餌の与えすぎに注意する
餌を余分に入れすぎるとメダカが食べきれず、食べ残しが水槽に残ります。そうなると水が汚れる原因になるため結果的にメダカにストレスを与えてしまいます。
餌を与える際は、数分以内にメダカが食べきれる量を数回に分けて与えるようにしましょう。
水換えを定期的にする
水槽は1週間に1回ほど水換えをしましょう。どんなに注意を払っていても水は汚れてしまいます。水槽全体の3分の1ほどを目安に換えるようにしましょう。
定期的に水換えをすることで汚れを防ぎ、メダカに快適な生活空間を与えることができます。
メダカの飼育に必要なものと予算
メダカ飼育に必要なものとどれくらいの費用がかかるのか見ていきましょう。メダカ自体の購入費は、飼う数によって変わるためここでは設備などの解説をします。
全ての用品を揃えたとしても10,000~20,000円前後で収まります。飼育するのに金銭的にも優しいのがメダカのメリットですね。
- 水槽(容器)
- カルキ抜き
- 水草
- 底石・底土
- 餌
- フィルター
- ヒーター
- 水温計
水槽(容器)
メダカを飼育するための水槽は必需品です。前述した1匹ごとに1リットルの水が入れられる水槽を選びましょう。
初心者の方で選ぶのが難しい場合は30cm×30cm以上の水槽を用意するのがおすすめです。足らないくらいなら余るように余裕を持って選びましょう。
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カルキ抜き
中和剤のことです。水道水の塩素を抜くために用意しておくことをおすすめします。緊急で使用する機会があるかもしれないため念のため購入しておきましょう。
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水草
メダカの隠れ家として用意しましょう。また、産卵場所にもなるためゆくゆくは繁殖させたい場合にもおすすめです。まずはメダカのストレス対策に水槽に入れておきましょう。
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底石・底土
土や石であれば何でもいいのかというと違います。飼育目的で選ぶべき土・石も変わってきます。
今回は飼育しやすい土で選ぶので、粒が崩れにくく、水質が安定しやすいもの、それでいてメンテナンスもしやすい底土・底石を選びましょう。
底土は田砂か大磯砂がおすすめです。田砂は天然の砂で角がないことからメダカを傷つけることがなくて安心です。崩れる心配もないのでメンテナンスもしやすいです。
大磯砂は通水性に優れており、水質の悪化を防ぎます。こちらも崩れにくいことからメンテナスもしやすいです。水草のためにも底土は必要なのでどちらかは用意しておきましょう。
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餌
当たり前ですがメダカ用の餌を用意しましょう。餌については、後ほど少し細かく解説します。餌にもさまざまな種類があるため、飼育するメダカによって変化したりもします。
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フィルター
水槽の水をろ過するためにも用意しておくと便利です。水をきれいに保てるためメダカにとっても快適な環境を与えることができます。
水換えを定期的に行えば、設置しなくても問題はないですが、初めて飼うことも考えてより万全に飼育するなら設置した方が良いです。
その場合、水流が強くないフィルターを用意してください。メダカは本来水流の弱い場所で生活する魚なので水流が強いと弱る可能性があります。
あとは酸欠を防止するために、水の循環と酸素供給を行えるエアレーション効果のあるものを用意できるとベストです。酸素も水中に供給できるろ過フィルターがあれば完璧ですね。
ヒーター
主に冬用に使います。温度調節のために使用しますが、冬は特に冷えやすいことから、水槽全体を暖かくするために使いましょう。
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水温計
水槽の水温管理に必需品となります。アナログタイプでも問題ないですが、デジタルタイプの方が見やすいと思います。
メダカにとって最適な水温を保つために温度が測れるようにしておきましょう。
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初心者におすすめなメダカの餌
メダカを飼育するにあたって初心者におすすめの餌をご紹介します。メダカの餌は多種多様に分かれているため選ぶのも大変です。まずは与えない方が良い餌を紹介します。
それが金魚の餌と沈みやすい餌です。金魚の餌はメダカには大きすぎて食べずらいです。また、メダカは沈んだ餌は食べない習性があるため、水面に浮く餌を選びましょう。
吟味するとメダカ専用の餌を購入するのが最もおすすめです。メダカが食べられるように作られているため、初心者の方はまずメダカの餌を与えましょう。
慣れたらミジンコなど餌の範囲を広げていくことをおすすめします。
初心者にはメダカの飼育キットもある
上記でメダカを飼育するのに必要なものをご説明しました。しかし、予算を抑えたい場合や、全て自分で揃えるのが大変という場合にはメダカ用の飼育キットを活用しましょう。
飼育キットには、水槽に加えてフィルターや餌、さらに飼育ガイドが封入されているものまであります。
自分でレイアウトはできませんが、初めて飼育する人用に作られているので安心して使うことができます。
もし飼育設備が決まらないようなら飼育キットの検討をしてみましょう。いくつかピックアップしたものを載せます。安価かつ飼育用品が揃っているものを中心に選んでいます。
メダカの購入場所
メダカを飼ってみる決心がついたらメダカの購入する場所を決めましょう。購入場所は今やその数を増しており、メダカを購入するのに困ることはなくなっています。
購入場所を3点ご紹介します。自分が買いたいところから買うようにしましょう。
- ペットショップ
- 通販サイト
- メダカ専門店
ペットショップ
メダカを購入する際に真っ先に思いつく場所がペットショップです。ペットショップによっては取り扱う種類も豊富で実際のメダカを見て購入することができるのがメリットです。
一方でメダカのコンディションが悪く健康状態が良くないケースもあるため実際にメダカを見てみないと安心はできません。
また、メダカの費用が割高だったりするケースもあるので費用を抑えたい方には注意が必要です。購入するならセールを狙ってみるのもいいでしょう。
通販サイト
ネット通販でメダカの取り扱いをしているサイトは多く、楽天やヤフオクでも多くのメダカが販売されています。
料金も安いことが多いので費用をかけずに済む一番の購入方法でしょう。そのかわり、実物のメダカを見ることができないのと、届くまで死んでしまう可能性があります。
購入先の対応が悪いと補填もなかったりするので口コミや実績を見て安心できるところから買いましょう。
メダカ専門店
メダカを専門に扱っているので納得のいくメダカを見つけられます。また、店員も詳しいためアドバイスを聞きながら選ぶことができるのもメリットです。
メダカ自体のコンディションも良い状態で販売されていることが多いので良質な個体を購入できます。
ただ、メダカ専門店自体は上記2つと比べて取り扱い店自体が少ないです。お住まいの近くに専門店がある場合は大チャンスなので、一度行ってみましょう。
メダカ専門で扱っている販売店を探せるサイトを貼っておきます。お近くに行けるところがないか参考にしてください。
東京・大阪以外の県でメダカの販売をしているメダカ専門店をまとめたサイト
東京近辺にお住まいの方におすすめするメダカ専門店はこちらです。
上記販売サイトのアクセス・開店情報などをまとめたブログを紹介しています。
大阪近辺にお住まいの方におすすめするメダカ専門店はこちらです。
野生のメダカを捕まえる方法
上記にメダカの購入方法をまとめましたが、メダカは野生下で生息している生き物なので自分で捕まえて飼育することもできます。
出費を抑える一つの選択肢になるでしょう。野生下のメダカで多いのはクロメダカになります。
冬の時期はメダカが冬眠時期に入るため、4~11月の間に捕獲できます。近くの河川や水路にメダカがいないか確認してみましょう。
あくまで近所にメダカが生息している方向けの方法です。捕まえるのにも網が必要なので厳しい場合は、購入をしていきましょう。
【初心者必見】メダカの飼い方まとめ
ここまで初心者におすすめのメダカとそれに伴う飼育方法・準備するものを解説しました。飼育が初めてでもここまで挙げた最低限のことを意識して飼育すれば、問題ないでしょう。
おすすめした中で決められない場合は、丈夫で初心者に最も向いているクロメダカを選びましょう。最もポピュラーなので情報にも困りません。
飼育に慣れてきたら繁殖に挑戦してもいいかもしれません。メダカの魅力はたくさんあるのでいろんな種類を育ててみてもいいでしょう。
まずは早速メダカを飼ってみてその可愛いらしい姿に癒されてください。あなたが素敵なメダカライフを送れるよう祈っています