仕事を辞めたい…けどどうしたらいいかわからない、転職した方がいいのかどうかわからないと頭を抱えてはいませんか?自分も前まではずっと悩んでいて、うつ病になってしまいました。
でも転職するにも退職とかの事を調べるのって大変ですよね。自分も転職活動を始めた際にとても苦労しながら調べて挫折してしまった事があります。
この記事では、以下の事を網羅して説明しています。転職しようか悩んでいるのであれば、ぜひ最後までご覧ください。
- 仕事を辞めるべきタイミング
- 仕事を辞めた方がいい理由
- 転職活動をする際の主な流れ
- 退職前に行っておいた方がいい注意点
アイキャッチ出典元:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/7821715/
会社を辞めたいと思ういくつかの理由
実際に自分の周りや自分がどういった理由で辞めたいか?というのをまとめてみました。多くの方にも当てはまるかと思います。
- 職場の人間関係が悪かった
- 給与が低かった
- 会社の将来性、安定性に不安があった
- 会社倒産やリストラ・ハラスメント等の非自発的理由があった
- 仕事内容に不満があった
- 休日や残業時間などの待遇に不満があった
- 新しい事に取り組みたかった
これらの理由で最も多かったのが人間関係です。仕事を辞めたいと思ってたり転職している知人40人くらいに聞いたのですが、全員が人間関係を真っ先に挙げてます・
人間関係で仕事をやめたくなる人が多い理由
自分ではどうにもできない部分だからです。上司や仕事環境、同僚との相性は実際に働かないとわからないですしね。
学生時代までは付き合う友達やサークルなど、ある程度自由に選べましたよね。つまり人間関係についての自由度が高かったんです、社会人に比べて。
ただ社会人ともなるとそうとはいきませんよね。合わないと感じる人とも仕事はしていかなきゃいけないし、直属の上司の評価によって収入が左右されたりするのが実情です。
仕事を辞めたくなる人の多くは人間関係と答えてますが、主な理由はこれらが原因となってます。
誰にでも仕事をやめたいと思う瞬間がある
社会人生活を続けていくと、誰にでも仕事辞めたいなぁと思う事はあるんです。自分や自分の周りも辞めたいな~と思う事はよくありますが、以下のような場面でよく思います。
- 日曜日の夜、連休最終日の夜
- 月曜日の朝、連休明け最初の出勤日
- 嫌な事があった翌日の朝、もしくは嫌な事があった時
- 理不尽な事で上司に叱責された時、もしくは多くの同僚の前で叱責された時
- 自分の責任ではない事を自分の責任にされた
誰にだって仕事を辞めたいと思う事はありますし、辛いと思う事もあります。それがいつ来るのかは人それぞれですし、誰にだってそういった事は起きるんです。
仕事を辞めたい!と思ったらまず行うべきこと3選
いきなり今の仕事を辞めよう!というのは控えた方がいいでしょう。こういった場合、気分が落ち込んでいたりして冷静に物事が判断しにくい状態である事が多いんです。
いきなり辞めたら後悔してしまいますよ、まずは冷静になりましょう。もし冷静に判断しても「仕事を辞めたい!」と思うのであれば以下の順番にやってみてください。
- なぜ今の仕事を辞めたいのか、理由を全てメモなどに書く
- 書き出したことを嫌なもの順に並べ替える
- 自分で解決できる事と、そうでない事を分ける
物事を整理して現状を見つめ直してからでも遅くはないですよ、後悔する前にやってみてください。
なぜ今の仕事を辞めたいのか、理由を全てメモなどに書く
前述の通り、仕事を辞めたいと衝動的に思っている場合は一度冷静になる必要があります。まずは、職場に対する不満や辞めたい理由を全て書き出してみましょう。
その際、後から見返してもわかるような形にするのがおすすめです。もし自分の気持ちの迷いが生じたり、どう思っているか不思議になった時に見返したりすると落ち着けて行動する必要性が見えてきます。
書き出したことを嫌なもの順に並べてみる
理由を書き出した後は自分の中で嫌な事ランキングみたく並べてみましょう。ただ箇条書きにしていても何を解決していくかは見分けられません、まずは整理していくのが先です。
その際に自分が後から見てもわかるように書くことを意識していきましょう。転職活動の際にも使いますし、以下のメリットも受けられるのでかなりおすすめです。
- 自分の避けた方がいい会社・業界が可視化出来る
- 自分が絶対に妥協したくない条件が可視化できる
- 上記の条件を参考にしながら転職活動が出来る
自分で解決できる事と、そうでないことを分けてみる
これらを全て行った後に頭が整理されたのであれば、次は仕分け行為を行っていきましょう。その際に以下の二つに分けてみてください。
- 自分で解決できる事
- 自分では解決できない事
自分で解決できる事が多かったり、嫌な事や不満な事の上位が自分で解決できない事である場合、やるべき事は変わってきてしまいますのでまずはしっかりと整理していきましょう。
仕事を辞めたいなら書き出しの結果を見て行動する
先ほど記述した「仕事を辞めたい理由の書き出しと整理」は、いわゆる自己分析にあたるものとなります。実際にこれらを大きく分けてみると以下の3つに別れるかと思うので実践してみてください。
- 自分のスキルが足りない場合
- 自分だけでは解決できない場合
- 自分だけでは解決できない事が多すぎる場合
自分のスキルが足りない場合
嫌な事や不満などを書き出してみて、「自分で解決できる事」のうち、自分の能力不足が原因なのであれば、まずはスキルを磨いていきましょう。
現代の世の中ではネット上にて無料で学習できる教材はたくさんあります。更に、自分のスキルを磨いていけば今後昇給したり、転職に活用できたりしますよ。
嫌な事や不満な事を書き出してみて、「自分で解決できる事」のうち、明らかに自分の能力不足の場合は、まずは努力してみることです。
自分だけでは解決できない場合
「自分だけでは解決できないもの」に関しては、絶対に自分だけで解決しようとしないでください。誰かに一度相談してみるのがおすすめですよ。
自分だけで解決しようとした際、うつ病になってしまい現在休職してしまっています。誰かに相談して、解決出来そうなのであればまずは先にそれを意識してみませんか?
自分だけでは解決できない事が多すぎる場合
信頼できる人や上司に相談したとしても「自分だけでは解決できない事」が多い場合は、転職も視野に入れていきましょう。
ですが、何の対策もせずに転職を行おうとしてしまうと失敗に終わってしまう可能性が非常に高いです。
そういった事を防ぐためにもしっかりと自己分析をし、転職エージェントのアドバイザーにアドバイスをもらう事を意識してみましょう。
仕事を辞めたい!辞めていい理由は?
仕事を辞めたい理由は人それぞれだと思います。ですが、本当に会社を辞めていい理由や「こういった場合は仕事を辞めても問題ない」という。
石の上にも三年という言葉があるから辞めない方がいい…と思う方もいらっしゃると思いますが、自分の健康が損なわれている状態は耐えない方がいいです。
逃げるは恥だが役に立つという言葉を意識していきましょう、時には逃げて一時的に休む事も大事ですよ。
- 基本的に労働時間が長く、現状に嫌気が指してきている
- 職場の人間関係で悩んでいる
- 1年以上働いて、仕事が自分に合わない
- 会社の社風が合わない、経営が不安定
- いじめや正当な評価を受けれず、うつ病になってしまった
こういう場合は出来る限り早い段階で辞めてしまった方がいいです。しかし、結果を急ぎ過ぎると後悔してしまう場合がほとんどなので、一度落ち着いて判断する時間も確保しましょう。
基本的に労働時間が長く、現状に嫌気が指してきている
職場によっては繁忙期は凄く忙しかったりしますよね。ですが、常に時期関係なく忙しい会社ってあるじゃないですか。そういった場合、私生活に支障が出たり、睡眠時間が取れなくなったりするんですよね。
そうなってしまうとだんだん精神的に病んでしまい、体を壊してしまったりするんですよね。自分はそれが原因で睡眠障害になりかけました。
せっかく働くやる気はあるのに身体を壊してしまい、働けなくなってしまうのは勿体ないです。出来るのであれば一度上司に相談してみましょう。
もし改善されなかったり、働いていても現状が変わる事がないならすぐ退職して大丈夫ですよ。残業時間があまりに多い際は会社都合で辞めれますので。
人間関係で悩んでいる
冒頭で記述した転職活動をしたい理由の中に「職場の人間関係が悪かった」という理由があるように、どのような職場においても人間関係の悩みはついて回ります。
- 新人に対して仕事を教えようとしない
- 新人を孤立させようとしてくる
- 歳が下だからといってパワハラをしてくる
これらは実際に自分が受けたいじめなどの一部です。これらはどれだけ耐えようが変わらなかったので、出来る限り早い段階で辞めてしまいましょう。
1年以上働いても、仕事が合ってない
1年以上働いていても仕事が合わないって事、思いませんか?もしそう思うのであれば、その仕事はあなたに向いていない可能性があります。
1年以上こなしても仕事内容に不満があるのであれば、今後働いていく時にストレスが溜まりますよね。そんな状態で働いていても会社にも貴方にも損でしかありません。
石の上にも3年ということわざがあるから3年以上は働かなきゃ!と思う方はいると思います。ですが「時は金なり」という言葉がある通り、時間はとても貴重なものです。
現代では転職は珍しくないですし、自分にとって仕事内容が合わなかったりするのであれば早い段階で別業種に転職する事も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
会社の社風・経営が不安定
会社の社風が自分に合っていないなぁと感じたり、経営が不安定だなぁと思う事はありませんか?
例えば、営業出身の社長の場合だと営業部寄りの考えになってしまったりしまいますよね。そういった場合、自分のやりたい業務や部門の仕事が以前より疎かになってしまったりします。
そうなった場合、自分のやりたい事が出来なくなりモチベーションも下がっていく一方です。また、経営が不安定な会社の場合は以下のような事があります。
- 給料が遅れがちになる
- ボーナスがカットされてしまう
- 今まで支払われていた残業代がカットになってしまった
- 早期退職の募集がかかったり、リストラされてしまう
これらは全てこちら側にかなり不利な事です。会社の規則で今まで行われていたことが突如なくなってしまうという事は、会社に何らかの問題が起きているという事になります。
会社の為に働く事は悪ではありませんが、自分の為にもそうなった場合は出来る限り早めの転職を視野に入れましょう。
いじめや正当な評価が受けれず、うつ病になった
仕事上でのコミュニケーションは円滑な業務を行うにあたり、とても大事になってきます。ですが、職場にて無視を行ったり威圧をかけたりしてしまうと、それはいじめの助長になっていくんです。
厚生労働省によると、精神疾患により医療機関にかかっている患者数は近年大幅に増加しており、平成26年は392万人、平成29年では400万人を超えています(出典:https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000892236.pdf)。
一日の多くの時間を過ごす職場にて、いじめや正当な評価を受けれないとなってしまうと精神的な病気になってしまいますよね。僕はそれで精神的に参ってしまいました。
うつ病はすぐに治るものではありません。環境を整えて専門的な施設での治療をおすすめします。精神的に参ってしまっても、また頑張っていけば現状に戻れます。今はしっかり休養を取りましょう。
精神的に病んだ場合、転職活動は出来るのか?
精神的に病んだ場合、治療せずとも転職活動は行えるか?は気になりますよね。僕個人の感想なのですが、うつ病になった際の転職活動はおすすめ出来ません。
僕も一度精神的に余裕がない状態で転職活動を行ったのですが、以下のような状態になり本末転倒となってしまいました。
- 今の状態を繰り返す、または更にひどくなる
- 希望する職種や条件で転職が出来ない
- 行動しても途中で挫折してしまう
もし転職活動を行うのであれば、一度現状から脱して冷静に判断できる状態になってから行動しましょう。
冷静に判断できる状態ではないとは?
自分や自分の周りがうつ病になった際の状態なので全員に当てはまるわけではありません。ですが、基本的にうつ病の間は以下のような状態になってしまいます。
- 現状から逃げる事しか考えられない
- とにかく現状から逃げられるならそれでいい
- 余裕がないから些細な事ですらキャパオーバーしてしまう
こんな状態で冷静に判断できるわけがないんですよ、そんな状態で転職しても自分の望む結果は手に入らないというのはご理解してください。
傷病手当を申請する事も視野に入れた方がいい
もし本当にうつ病であるのであれば、一度会社と相談して傷病手当の申請を行う事も視野に入れておいた方がいいでしょう。
休職してる間の給料を傷病手当にて補填するなどもあるので、一度会社の上司と相談して判断してみてください。
例えうつ病だったとしても、家族が居たり同棲相手がいると少し給料が減る事は不安ですよね。もし出来るのであれば休職をした方がいいですが、一度家族と相談してみて以下の3つは決めときましょう。
- 今後のキャリアはどうするのか
- 今の自分がどうしていきたいか
- 金銭的な面はどうしていくか
特に金銭面の部分は揉めやすいので、しっかりとお互いが納得するまで話し合ってください。
仕事は辞めたい!でも辞めてはダメな理由は?
仕事を辞めていい理由があれば、辞めてはダメな理由もあるんです。先ほど記述した通り思い立ったから退職する!は代表的な例です。
- 結婚を機に寿退職してしまう
- 親族の介護を理由に退職する
- 現状の給料が安くて納得行かないから退職する
- 一時的に働きたくないから退職する
しっかりと辞めた後の事を考えているのであれば、基本問題はありません。ですが基本的に衝動的に辞めてしまう事がほとんどです。
取り返しがつかなくなった時に「あの時辞めなければ…」と後悔してしまう事は避けましょう。
結婚を機に退職してしまう
多くの女性にとって、結婚というイベントは人生最大のイベントと言えるのではないのでしょうか。結婚を機に退職を選択する女性は世の中に少なからぬ存在します。
この場合、寿退職をするという事が一概に悪いとは言えないのが現状です。更に、会社側としても結婚を理由に退職するというのは世間一般でも変わった事ではありません。
ですが、結婚を機に退職し長い間今まで働いて仕事から離れて時間が空いてしまうと以下のようなデメリットもあります。
- ブランクがあり正社員として復帰するのが厳しい
- キャリアが途絶えるので前と同じ立場には戻れない
- 仕事を続けてきた女性との差が出てくる
もし寿退職した後に再就職をしたい!と思うのであれば、資格取得のための勉強などは行っていきましょう。
介護を理由に退職すると無収入になるので危険
これから働き始めていく中、自分の家族の介護が必要となる場合もありますよね。そうなった時に、仕事と介護が両立出来ず仕方なく辞めてしまう…という人もいるのが現状です。
そうなってしまうと長期離脱によりキャリアが途絶えてしまうんですよね、そうなっては元の仕事に復帰するという事は厳しいです。
しかし、仕事をしながら介護をする人の為の法律もあります。厚生労働省では介護休業法が制定されてます。要介護状態にある家族一人につき、通算93日間の休業が与えられるという法律です。
一度上司と相談して仕事をしながら介護をするという事も出来る時代です、もし悩んでいるのであればまずは上司に相談してみてください。
給料が安い理由で辞めると失敗する可能性がある
給料が高い企業は魅力的に見えますよね、ですが現在働いてる職場を「給料が安いから」という理由だけで退職してしまうのは辞めておきましょう。仕事は給料だけではありません。
- 仕事内容
- 人間関係
- キャリアプランの構築
- 今後昇給した時の給料
上記のポイントも参考にしていかなくてはなりません。今は給料が低くても、将来給料が多いのであれば焦るべきではないです。
それにもし転職したとしても前職より給料が低い会社に入社したり、人間関係で悩んでしまうなんて事はザラにあります。給料以外に不満がないのであれば現状は資格取得やスキルアップに勤しんだ方が無難でしょう。
働きたくないから辞める
特に理由はないけど働きたくないから仕事を辞める、という行為は絶対に避けましょう。目的もなく退職してしまうと「あの時やめなければ…」という後悔を抱く事がほとんどです。
特に職場に不満がないのであれば、現状は辞めずに様子見するなりキャリアプランを考えるでいいでしょう。
仕事を円満に辞めるためにやるべきこと
退職するという事は、就職よりもエネルギーを使います。更に現在関わっている仕事の整理や引継ぎなど、自分も周りにも配慮しなくてはなりません。
円満に仕事を辞めたいのであれば以下の点は意識しておきましょう。基本これらを行っておけば揉め事は基本おきません。
- 自分の中で退職日を決め、次の進路活動に取り組む
- 繁忙期以外に退職の意思を伝える
- 退職日の1~3ヵ月前に上司に退職の旨を相談する
- お世話になった方や同じチームの人には自分から退職の旨を伝える
- スムーズに引き継ぎを行えるように手順書をまとめておく
- 社内手続きや公的手続きについて調べておく
- 退職理由は前向きな理由で話す
自分の中で退職日を決め、次の進路活動に取り組む
現在勤めている会社を退職する場合、新しい進路への活動も行う必要があります。計画を立てながら行動するにはいつ頃退職するかを決めなくてはなりません。
また期間を決めずにいた場合、退職時期や進路活動にずれが生じたりしてしまいます。まずは期間を決めましょう。
退職の意思を伝えるなら、繁忙期は避ける
退職時期は何月にしなくてはならないという決まりは特にありません。ですが、会社の状況を考慮して繁忙期を避けるのは賢明な判断でしょう。
会社の繁忙期に退職したり、その前後に退職する旨を伝えてしまうと周りからの印象が悪くなってしまいます。さらに今までお世話になった方々にしわ寄せが来たりしてしまいますので、閑散期などを選ぶのが無難です。
退職日の1~3ヵ月前に上司に退職の旨を相談する
よくドラマなどでいきなり退職届を上司に突き付けて辞めるというシーンを見ませんか?あれって実際にやってしまうと揉めてしまう事があるんですよね。
会社によりますが、就業規則に退職の旨を伝える期間が書かれています。円滑に退職する事を意識するのであれば、就業規則にのっとった行動を意識していきましょう。
お世話になった方や同じチームの人には自分から退職の旨を伝える
上司に退職の旨を相談し具体的な日程が決まったのであれば、先輩や同僚に自ら報告していきましょう。
誰かから聞く形で人の退職を聞くのはあまりいい気はしません。報告の際は電話やメールではなく、対面で直接伝えた方がいいでしょう。
まだ右も左もわからない状態のあなたに仕事を教えてくれた先輩や、苦楽を共にした同僚や同期など。関係性が深い人たちには対面にて直接伝えるのが最後に見せれる誠意でしょう。
あなたの退職はあなただけの問題ではありません。今までお世話になった方々への感謝の気持ちを大切にし、丁寧な対応を心がけましょう。
スムーズに引き継ぎを行えるように手順書をまとめておく
退職日が確定したのであれば、後任者へ業務を引き継いでいく運びになります。その際にスムーズに引継ぎを行い、自分が楽をする為にも引き継ぎ書を作っておきましょう。
仕事の引き継ぎ書を作っておけば、自分がいなくなっても後任者自身である程度は理解していただけるはずです。一度確認書類を見てもらい、わからない部分や伝わりにくい部分は相談しながら付け加えていきましょう。
退職するしないに関わらずに自分だけで仕事を抱え込まずに、自分と同じ仕事が出来る後輩を育てておきましょう。もし辞めるとなったとしても、スムーズに引継ぎがしやすくなり円滑に退職しやすくなります。
社内手続きや公的手続きについて調べておく
退職日が決まったのであれば、退職にあたりどのような手続きが必要なのか早めに把握しておく必要があります。
日本では「立つ鳥後を濁さず」という言葉があります。今までお世話になった会社には迷惑がかからないよう、必要な手続きを期日までに済ませておきましょう。
- 貸与されている物品
- 会社から受け取る物
- 会社に提出する書類
上記の事は出来る限り早い段階で人事担当者へ確認しておきましょう。転職先が決まってない場合、健康保険や税金関係を自分で行わないといけません。
もし辞めた後に自分でやらなくてはいけないので、スムーズに動けるよう必要となる行動をあらかじめ調べときましょう。
退職理由は前向きな内容を話す
円満に退職をするのが目的なのであれば、退職の理由は前向きなものにしときましょう。会社の不満を言ってしまうと以下の事が起きてしまいます。
- 相手に不快感を与える
- 改善策をもちかけられ、慰留される
- 辞める際に関係が気まずくなる
さらに退職理由はほかの社員へと広まりやすいです、その為「キャリアアップのためにやりたい仕事がある」など、前向きな退職理由を述べておくのが無難でしょう。
ただし転職先が同業他社の場合は答える必要がある事もあるので、その際に回答しやすい退職理由にしておくのが無難でしょう。
転職をする際の大まかな流れ
転職をするにあたって、どのような流れで転職するかは把握しておきたいですよね。実際に転職した方々の話をまとめると主に以下の手順となっております。
- 転職の期限から逆算してスケジュールを組む
- 直属の上司に退職の意思を伝える
- 退職日を伝え、退職届を出す
- 残務整理や引き継ぎ、書類整理を行う
人によってやる事は多少変わってしまいますが、これらは全員やっていたので要チェックです。
転職の期限から逆算してスケジュールを組む
まず転職をいつまでにするか決めて、そこから大まかなスケジュールを組んでいきましょう。一般的には以下の期間を意識しておきましょう。
- 転職には3ヵ月
- 退職には1~2ヵ月
ですが、業界によってまた違ってきます。まずは自分の行きたい業界の事は調べておきましょう。
行動してしているとどうしても迷いが生まれたりしてしまいます、なので退職する前にしっかり期限を決めましょう。
現職をしながらの転職活動を行おうとすると体力的にも精神的にも負担がかかります。出来るのであれば、繁忙期などもスケジュールに組み込みながら期限を決めていきましょう。
直属の上司に退職の意思を伝える
全体のスケジュールを組んだのであれば、まずは直属の上司に退職の意思を伝えましょう。法律的には退職日の2週間前までに申告をすれば問題なく退職が出来ます。
しかし、就業規則では退職の1,2ヵ月前までに退職の意思を伝える事を定めている会社がほとんどです。なので、退職の意思が固まったら早めに伝えるようにしましょう。
早ければ早いほど、会社側も人材確保などに時間をかけれるので揉め事にも繋がりにくく、円満退職に繋がっていきます
退職日を伝え、退職届を出す
直属の上司に退職の意思を伝えた後、直属の上司と相談して退職日が決まったのであれば「退職届」を提出しましょう。
退職願と退職届は「退職の意思を伝える」という意味合いは同じです。ですが、退職届は一度受理されれば取り消しは出来ません。
就業規則にて形式が指定されていたりするので一度就業規則を確認してみてください。もし指定されてないのであれば、インターネットや本から退職届の書式を参考に作成しましょう。
残務整理や引き継ぎ、書類整理を行う
退職届が正式に受理されたら次にやる事は残務整理や引継ぎ、書類の返却といった書類業務が主となってきます。ただ一方的に業務を教えるのではなく、自分が退職しても回るように業務の引継ぎを行っておきましょう。
その際に、対面で伝えるだけでなく写真やテキストなどで作ったマニュアルも作成しておくと伝わりやすくなります。後任者にも予定があるので、余裕を持ってスケジュールを組む必要があります。
さらに、退職するとなった場合は保険証なども返却する必要があります。会社の方に返却する書類なども把握して行動しておきましょう。
転職してもマイナスにはならない!?
次の就職先について退職したことがマイナスになるかどうがは不安ですよね。あまりに回数重ねていたり、転職までの期間が短すぎなければマイナス評価はされません。
実際に自分の元職場の方々にも転職を何回もされた方はいますが、問題なく就職出来たのでその理由を聞いたところ以下の二点を意識しておけばなんとかなると言われました。
- 20代のうちにある程度経験を積んでおく
- 履歴書を読みやすく書く
実際に自分の周りでキャリアアップしている方や人事を担当している方もこれらを意識してみているとの事です、意識してみてください。
20代のうちにある程度経験を積んでおく
出来るのであれば若い間に経験を積んでおきましょう。20代のうちであれば、若さを武器に他業界に入りやすいです。
今働いている業界で長く居たくない!と思うのであれば、出来る限り早い段階で他業界へ移りましょう。
履歴書を読みやすく書く
履歴書をきれいに書くというのは当たり前だ!と思うじゃないですか。ですが意外と世の中ではそれが当たり前ではなく、以下のような事もあるんです。
- 証明写真はプリクラや加工済写真などになっている
- 何を書いているか読めない
- 経歴の欄など埋まっていない
もし自分の字が汚いと思うのであれば、履歴書などを手書きではなくフォーマット入力で行っていきましょう。
もし自分にキャリアや経歴がないのであれば、資格取得などをし一度その業界で経験を積んでいきましょう。未経験でもしっかりと学習意欲がある事をアピールしながら、対策すれば転職は可能です。
仕事を辞めたい!どうしたらいいかまとめ
仕事を辞める時はまず辞めるべきかどうかを見つめ直しましょう。その際に必ずチェックしておきたい事を把握しておいてください。
これらに当てはまれば当てはまるほど辞めた方がいいでしょう。自分の為に働かなくてはならない状態なのに、そのままでは働けなくなってしまいます。
- 基本的に労働時間が長く、現状に嫌気が指してきている
- 職場の人間関係で悩んでいる
- 1年以上働いて、仕事が自分に合わない
- 会社の社風が合わない、経営が不安定
- いじめや正当な評価を受けれず、うつ病になってしまった
これらの理由で辞めてしまうと、キャリア形成も厳しく、後悔してしまいます。辞める事は悪くないんですが、辞める以外の方法で現状を変えられないか?は模索してみましょう。
- 結婚を機に寿退職してしまう
- 親族の介護を理由に退職する
- 現状の給料が安くて納得行かないから退職する
- 一時的に働きたくないから退職する