この記事を読んでいるあなたは、「これから犬と暮らすようになったけど、いつからしつけをすれば良いの?」「何から覚えさせれば良いの?」などといった悩みはありませんか?
犬と一緒に暮らしていくには、しつけは必要ですよね。ですが、犬を飼うのが初めての方は分からないことが多いと思います。
そこで、今回の記事では、そのような悩みを持つあなたに、仔犬の時期から覚えさせた方が良いしつけやしつけのタイミング、また愛犬との関係を築いていくための方法をお伝えしていきます!ぜひ最後までご覧ください!
(アイキャッチ画像出典元https://pixabay.com/ja/photos/子犬-犬-哺乳類-可愛い-5124948/#content)
いつからしつけをすればいいの?
まず、初めに仔犬にしつけはいつから始めるのが良いのでしょうか?仔犬にしつけをするのは大体生後2~3ヶ月頃、もしくは家に迎えたらすぐにしつけを開始するのが1番良いと言われています。
その理由として、この時期の犬は様々な物事やルールを飲み込みやすい時期となっており、しつけをさせるにはベストタイミングです!
また、少し成長した犬を友人やブリーダーから迎え入れることもあると思います。そのような場合は、しつけを元のいた家で行ってくれている場合が多いので心配することはないでしょう。
仔犬にしつけをする重要性
次にしつけの重要性についてお話をしていきます。仔犬を家に迎え入れた後「可愛い!」だけでは、一緒に暮らしていくことは出来ません。
しつけをすることで、時に愛犬の命を守ることにも繋がります。もちろん、”過度なしつけ“は良くありませんが、「しつけをするのは可哀想だから」「自由に生きて欲しいから」というのは少し違います。
“自由“に育てること自体、悪いことではありませんが、私たち人間と暮らしていく上で必要最低、愛犬自身が覚えておかないといけないこともあります。
万が一、他の犬と喧嘩をしそうになった場合、飼い主の「待て」の一言で、相手に怪我をさせる、もしくは怪我をしてしまうというリスクを防げることもあるのです。
仔犬にしつけをするための心構え
仔犬にただしつけをするだけではなく、飼い主も心構えが必要になってきます。
以前は、「犬は家族の中で順位を付けている」「上下関係を作る」などと言われいました。ですが、現在犬は人間に対して上下関係を作ったり順位を付けたりすることはないと考えられています。
犬と人間の関係は、上下関係ではなく”親子関係”に近いとも言われており、これから犬と一緒に生活をしていく上で、犬が安心して過ごせて信頼出来る飼い主になることを目標にしましょう!
仔犬が来てから最初に覚えさせたいしつけ3選!
ここからは、仔犬を家族に迎えてから最初に覚えさせるべきしつけを3つご紹介します!
- 自分の名前を覚えさせる!
- トイレトレーニングをさせよう!
- 飼い主とアイコンタクトを取れるようにする!
自分の名前を覚えさせる
最初に覚えさせることは「自分の名前を覚えさせる」ということです。出来れば、迎え入れる前までに名前を決めておくことがベストですが、急だった場合には出来るだけ早く名前を決めてあげるようにしましょう。
仔犬が家に来たら、決めた名前で呼んであげます。その際に、家族全員が統一した呼び方をするのがポイントです!
また、友人から譲り受けた場合、友人の家で呼ばれていた名前があるか聞き、あったらその名前で呼ぶようにしてあげてください。
トイレトレーニングをさせよう
次にトイレの場所です。飼い主からしてみるとトイレの場所も、出来るだけ早く覚えて欲しいですよね。
トイレを覚えていないまま、家のどこかでうんちやおしっこをしてしまうと自分の匂いに誘発され、同じ場所に繰り返ししてしまうことがあります。
ここで、トイレを覚えさせるポイントとして、仔犬の寝起き時・ご飯後・遊び終わった後にはトイレに連れて行くようにしましょう。また、以下の仕草をした場合には、おしっこやうんちの合図かもしれません。
- ソワソワしている
- しゃがんだり、グルグル回っている
- 床(地面)の匂いを嗅いでいる
もし、トイレでおしっこやうんちをすることが出来たら、褒めたりご褒美をあげるようにしましょう!
飼い主とアイコンタクトを取れるようにする
仔犬が自分の名前を認識し、反応するようになったら”アイコンタクト“を取れるようにしましょう!
アイコンタクトは、何か必要な時に飼い主に注目させることが目的となっていますが、名前を覚えさせることの次に大切なしつけです。
- 愛犬を見て、名前をはっきりと1回呼ぶ
- 呼んだ際、愛犬が飼い主の方を見たり、寄ってくるなどのリアクションをしたら褒める
ここでも出来たら褒めてあげる・ご褒美をあげるということはとても大切です!
仔犬が環境に慣れたら始めたいしつけ!
先程、説明した「アイコンタクト」までが取れるようになったら次のしつけに進んでみましょう!
もしくは、仔犬を家に迎え入れてから2~3週間、仔犬が家の環境に慣れてきた頃を目安に3つのしつけをスタートさせてみてください。
- ハウストレーニング
- 人間が体に触れること、首輪やハーネスに慣らす
- ブラッシングに慣らす
これは、お散歩をする時やトリミングにいった際にも必要なしつけとなっています。
ハウストレーニング
「ハウス」は、犬にとって”安心・安全な場所である“ということを認識させるためにも必要なことです。
ハウスができるようになれば、地震など突然の自然災害が起きた時に焦ることなく犬を待機させることが出来ます。
- 愛犬のハウスのドアを開けて、部屋に置いておく
- ハウスの中に、おやつやご飯を置く
- 愛犬が中に入ったら、「ハウス」と言う
- ハウスの扉を閉めて少し様子を見る
これをする際に、急いで勢いよく閉めてしまうと、愛犬が怖がってしまうので急がずにゆっくり閉めるようにしましょう。
人間が体に触れること、首輪やハーネスに慣らす
動物病院での診察や、トリミングは犬と生活をする上で大切なことと同時に、日常生活の中で人が犬の体に触れる機会はとても多いです。
犬自身が、自分から”抱っこをして欲しい“と来たりする時には触られることが平気でも、人の都合で触れたり抱き上げられるような行為は嫌がったり攻撃する子は少なくありません。
まずは、頭や背中などの触れられても大丈夫なところから慣れさせ、徐々に触られるのが苦手な場所に移りましょう。もし、とても嫌がる場合には触るのを一旦やめるようにしてください。
- 耳の先端
- 足の先・肉球
- 鼻先
- 尻尾
- 性器(オスの場合)
ブラッシングに慣らす
ブラッシングは、犬にとって健康や毛を保つためには欠かせないお手入れの一つです。最初は、短い時間のブラッシングから始め、手で愛犬を撫でながら少しだけブラシを当ててみてください。
次に大人しく出来るようなったら、少しずつブラシを当てる部分を広くして、当てる時間も長くします。
ブラッシングは、大きくなってから慣れさせようとしてもなかなか慣れてくれません。なので、仔犬のうちから慣れさせるようにしましょう!
仔犬をしつける時のポイント!
初めて犬を飼う方にとっては、最初の難関がしつけですよね。しつけは、犬を飼い慣れている人でさえも苦戦する人は多いです。
ここでは、仔犬にしつけをする時のポイントについてお伝えします。少しでもしつけをする際、参考にしてみてください!
- 望ましい行動をしたら褒める
- 対応や環境を変える
望ましい行動をしたら褒める
これは、人間にとって望ましい行動を愛犬が取った場合に褒めてあげるということです。
例えば、愛犬が興奮して飼い主に飛びついてしまった際に「おすわり」と指示をして、愛犬がおすわりをしたら褒めてあげてください。
この時に、飼い主側が大声で騒いだりしてしまうと愛犬ももっと興奮状態になってしまうので、大きな声を出したりせずに”落ち着いた態度“、”優しい声“で指示をしてあげましょう。
対応や環境を変える
例えば、愛犬が盗み食いをしたとします。愛犬が届く高さのテーブルの上に食べ物を置いてあった時に「食べてはダメ!」と叱るのではなく、愛犬が届かない場所に食べ物を置くようにしてください。
犬も動物です。近くに食べ物があるとどうしても食べたくなってしまいます。でも、それが届かない遠くにあると食べるのを諦め「これは食べられないんだ」と認識します。
なので、日頃から愛犬が届かないところに食べ物を置き「食べられるもの」と「食べられないもの」を区別をつけられるような環境を作りましょう。
仔犬のしつけがうまくいかない時はどうしたらいい?
仔犬と暮らしていく中で、上手くいくことばかりではありません。しつけをしているとなかなか言うことを聞いてくれなかったりして上手くいかないときもあると思います。
そんな時、仔犬とのコミュニケーションの取り方を見直すことをオススメします!
仔犬のしつけがうまくいかない時のコミュニケーションの取り方を下に記載するので、ぜひ実践してみてください。
- 良いことも悪いこともその場で伝えてあげる”タイミング”
- 叱る時は叱る声、褒める時は褒める声といった”声のトーン”
- 家族全員が仔犬に対して”同じ態度で接すること”
- 飼い主自身が焦らずに大体、半年~1年後くらいにしつけが終わるかなという”忍耐力を持って接すること”
もし、それでもうまくいかない場合は”ドッグトレーナー“や”しつけ教室“に通わせてみるのもオススメです!もしくは、一度専門の方にしつけについて相談をしてみると解決の近道が見えるかもしれません!
仔犬を迎える環境は整ってる?
あなたは、仔犬を迎えるにあたり家の中の環境は整っていますか?仔犬にとって、飼い主と生活をするということは初めてなことばかりです。
人間の小さな子供も、危険が分からず大きな事故に発展してしまうことがありますよね。それは、仔犬も同じです。ですので、仔犬が安全な暮らしが出来る環境を飼い主が作ってあげる必要があります。
では、仔犬が安全に暮らせる環境とは一体どのような環境なのでしょうか?
- 電気コードなどにかカバーを付ける
- 食べられない物など、誤飲してしまったら危険な物は届かないところに置く
- 階段といった段差がある場所、高い場所には入れないようにゲートを付ける
また、「ゴミ箱の中にあるものを散らかす」という行為も、飼い主にとっては大きなストレスとなり部屋を散らかされてしまう原因となります。ですので、ゴミ箱なども仔犬が届かない場所に置くようにしてください。
おすわりやお手はいつから覚えさせればいい?
犬の定番といえば“おすわり“や”お手“ですよね!早く覚えさせたいという気持ちも分かるのですが、おすわりやお手を覚えさせるのは「愛犬と暮らし始めて、色々なことが“落ち着いてから“」で大丈夫です。
仔犬の時の方が覚えやすいですが、何歳になってもトレーニングをすることは出来るので、焦らずにその子に合ったペースで覚えさせてあげましょう!嫌がっているにも関わらず無理矢理やらせるのはダメです。
甘噛みはいつから直させる?
仔犬は、“甘噛み”をしてしまう子がとても多いです。これは、「構ってほしい」などといった意味があるのですが、甘噛みは仔犬のうちに必ずやめさせるようにしてください。
仔犬の頃であれば、歯がまだ乳歯なので甘噛みをされても痛くありませんが、成犬になり歯が犬歯に生え変わっても甘噛みの癖が残ってしまうと、飼い主や身近な人、周囲の物を傷付けたり壊してしまいます。
そういうことをしない・させないためにも甘噛みの癖は、仔犬のうちにやめさせるようにしつけましょう。
お散歩いつから出来る?
犬と一緒に暮らす醍醐味といえばお散歩!愛犬と少しでも早くお散歩に行きたいですよね!
ですが、残念ながら犬を飼ってからすぐにお散歩には行けません・・・。また、「いつからお散歩に連れて行ってもいいの?」と思う方も多いと思います。
ここでは、お散歩デビューはいつからが良いのか、またお散歩デビュー前に必要なことについてまとめました!
お散歩デビュー前に必要なこと
お散歩デビューをする前に必要なこと、それは「動物病院でのワクチン接種」です。
生後1~3ヶ月の子は、母犬からの免疫が減り、様々な感染症にかかるリスクが上がります。
これを予防するために、生後6~8週目に1回目のワクチン、そして生後16週以降までに2~4週間隔で追加のワクチン接種をすることを勧められてい合計で3回接種することになります。
大体の方は、生後3ヶ月くらいで仔犬を迎えることが多いと思いますが、仔犬を迎えたら早めに病院へ行き、病気になっていないか、寄生虫に感染していないかなどを調べてもらってください。
実際に外に出られるのはいつから?
実際に、外に出てお散歩ができるのは”ワクチンを接種し終わってから2週間後くらい“となっています。
ですが、病院に行った際、一応獣医さんにお散歩に行っても良いタイミングを聞いてみてください!その時にお散歩の仕方なども教えてくれると思います!
これから仔犬と良い関係を作っていく方法4選!
最後に、あなたがこれから愛犬と暮らしていく上で良い関係を作っていく方法を4つお伝えします!
- 愛犬を信頼してあげる
- 人間の気分によって態度を変えず、一貫性があること
- いつも優しく穏やかであること
- たくさん撫でてあげること
愛犬を信頼してあげると、愛犬も飼い主を信頼してくれ良い関係を作ることが出来ます!。
逆に、愛犬への態度に波があると、愛犬側も戸惑ってしまいどうしたら良いのか分からなくなってしまい良い関係を作ることは出来ません。
たくさん愛犬と遊んだり撫でてあげたりしてください!愛犬は、飼い主と遊んでいる時がとても幸せな時間です。いっぱい可愛がってあげましょう!
仔犬のしつけはいつから?基本は?良い関係を作る方法4選まとめ
今回は、初めて仔犬を迎え入れる方向けに、しつけとは何か?また、しつけをする際のポイントやNG行動、そして愛犬との良い関係を作る方法についてお伝えしてきました。
これは、犬に限らず動物と暮らす時にはとても大切なことなので、覚えておくことをオススメします!
愛犬にとっては、飼い主であるあなたしか頼れません。また、愛犬の寿命は人間よりもずっと短いです。
なので、この記事を参考にこれから、愛犬と楽しくて幸せな時間をたくさん過ごして良い思い出を作ってあげてくださいね!