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水槽を立ち上げたら白濁り?!4つの原因と最も確実な対処法4選

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「立ち上げた水槽が白濁りした」と困っていませんか?ようやく水槽を立ち上げて、ひと段落した矢先の出来事。原因が分からず対処すべきか放置して良いのか迷いますよね。

本記事では、水槽を立ち上げたときに起こる白濁りの原因について詳しく解説していきます。現状の白濁りを放置しても問題ないのか、対処すべきかが判断できるようになるでしょう。

また、水槽の白濁りに正しく対処する方法も紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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水槽の立ち上げ時に白濁りする原因

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水槽の立ち上げ時に白濁りするのは、水槽内の「ろ過バクテリアの働きが安定していない」ことが主な原因です。

通常は、生体の排泄物や餌の食べ残しなどから発生する有害物質(アンモニア)を分解しながら水を浄化する「ろ過バクテリア」の働きによって水質が安定します。

しかし、水槽を立ち上げた直後は「ろ過バクテリア」が水槽内に定着していないので、水槽内の有害物質を分解できず水が汚れやすくなるのです。

水槽内で浄化されていない水が循環することで、汚れた水が水中に舞い「白濁り」が発生します。水槽の立ち上げ時に「ろ過バクテリアが安定しない」ことから起こりうる白濁りの原因を4つ具体的に解説していきます。

白濁りの原因4選
  • 【白濁りの原因①】ろ過バクテリアの数が少ない
  • 【白濁りの原因②】ろ過フィルターの機能が低下しゴミが浮く
  • 【白濁りの原因③】ソイルの養分と洗浄不足
  • 【白濁りの原因④】水の交換が足りない

【白濁りの原因①】ろ過バクテリアの数が少ない

水槽の水質を安定させるために必要不可欠な「ろ過バクテリア」。このバクテリアの数が少なく働きが安定していないと水槽が白く濁ります。

水槽を立ち上げた直後は、ろ過バクテリア数がもともと少ないので白く濁りやすいのです。ろ過フィルターの目詰まりがなく白濁りが起こるときに一番多い原因でしょう。

「ろ過バクテリア」とは:魚の排泄物や餌の食べ残しなどから発生する有害物質(アンモニア)を分解しながら水を浄化する細菌のこと。水槽内の安全な環境をつくり出す役目を果たしている。

水槽の立ち上げ後から2〜3日経つと「ろ過バクテリア」が増え始め白濁りが改善されることがあります。

一般的に、「ろ過バクテリア」の定着には10〜14日かかります。2週間経っても白濁りが改善されない場合に、後述する対策を行うとよいでしょう。

【白濁りの原因②】ろ過フィルター機能が低下しゴミが浮く

「ろ過フィルター」の機能が低下し、水槽内のゴミが水中に浮いて水が白く濁ることがあります。

「ろ過バクテリア」の働きで分解しきれなかった水中の小さなゴミが原因で「ろ過フィルター」が目詰まりし、次第にフィルター自体の機能が下がるからです。

「ろ過フィルター」の機能が下がると「ろ過バクテリア」の働きが鈍くなり、ゴミが水中に浮く状態が続き、水槽内が白く濁っていく悪循環が生まれます。水槽内のゴミの例は以下のものです。

水槽内のゴミ
  • 魚のフン
  • 餌の食べ残し
  • 砂利の汚れ

また、水槽に敷く砂利を十分に洗わないまま使用すると、砂利に残った汚れが水中に舞い上がり白く濁ることがあります。

「水洗い不要」以外の天然砂利を使っている場合、にごりが取れるまで水洗いをしないと白濁りが起こる原因につながるでしょう。

【白濁りの原因③】ソイルの養分と洗浄不足

ソイルとは、水槽の底に敷く専用の砂のこと。水中の物質を吸着するタイプと栄養分を含んだタイプがあります。

水草の育成やエビの繁殖をするための水槽を立ち上げている場合、栄養分を含んだタイプを使うので要注意。

水草が水に溶け出したソイルの栄養分を吸収しきれない場合に、水中に栄養分がそのまま残り水が白く濁ってくるからです。

また、ソイルが十分に洗われていない場合は、細かい粒が水中に舞い上がり白濁りを起こすことがあります。しかし、この場合は「ろ過フィルター」の働きでしばらくすると落ち着いてくることが多いです。

【白濁りの原因④】水の交換が足りない

水槽の立ち上げが完了するには、2週間〜1ヶ月ほどかかるといわれています。立ち上げ期間中に、水槽内の水の交換が足りないと水槽内の有害物質が減らず白濁りが起こります

繁殖途中で数が不十分な「ろ過バクテリア」の働きだけでは、有害物質を減らすことはでききません

立ち上げ期間中は水の交換を適度に行うことで有害物質を物理的に減らし、限りある「ろ過バクテリア」の働きを助けることが必要不可欠でしょう。

水槽の立ち上げ時の白濁りはいつまで続く?

水槽の立ち上げ時の白濁りは、「ろ過バクテリア」が繁殖して働きが定着するまで続きます。

水槽の大きさや水槽内のゴミ、有害物質の質や量によって白濁りが続く期間は異なりますが、白く濁った状態から綺麗な水になるまでには、最低でも2週間ほどかかるでしょう。

一般的に水を浄化する「ろ過バクテリア」の働きが定着するのは、早くても10〜14日かかるからです。2〜3日の間に少しずつ白濁りが落ち着いていれば、引き続き2週間ほど様子をみましょう。

「水の交換」や「ろ過フィルター」など水槽の管理に問題がなければ、1ヶ月のうちに水槽の白濁りはなくなります

水槽の白濁り!?立ち上げから放置OKな2つの事例

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水槽の立ち上げ時に、白濁りにみえても実際は違うことがあります。よくある2つの事例を紹介しますので、これらに当てはまる場合は、様子をみてもよいでしょう。

【放置してOK①】サンゴ砂による白濁り

水槽にサンゴ砂を使用しているときに白濁りにみえる可能性があります。サンゴ砂自体が白いので、水槽の立ち上げ時に粒子が舞い上がり白く濁ったように見えることがあるからです。

しばらくすると、サンゴ砂の粒子は沈殿するので放置していても問題ありません。

【放置してOK②】光と砂利の色の影響による白濁り

「ライトの光が白い」「砂利の色が白系」の場合、水槽が白く濁ったように見えることがあります。一度ライトを消して、光の反射が原因か確認してみるとよいでしょう。

光の反射が原因の場合は白濁りではないので、見た目で気にならなければ放置して大丈夫です。

水槽を立ち上げたときの白濁りに対処する方法4選

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水槽が白濁りしている状態で、生体を入れたままでもすぐに死んでしまうことはありません。しかし、水槽の白濁りが改善されなければ、次第に生体へ悪影響を及ぼすでしょう。

水槽内の「ろ過バクテリア」がなるべく早く繁殖し定着させるための対処法を4つ紹介します。

白濁りの対処法4選
  • 【白濁り対処法①】立ち上げた水槽内の水を交換する
  • 【白濁り対処法②】「ろ過フィルター」を見直す
  • 【白濁り対処法③】立ち上げた水槽内のバクテリアを増やす
  • 【白濁り対処法④】水質調整剤を使用する

【白濁り対処法①】立ち上げた水槽内の水を交換する

水槽の白濁りを簡単かつ確実に除去するには「水槽内の水を交換する方法」が一番。「ろ過フィルター」と「ろ過バクテリア」だけでは処理しきれない有害物質を取り除けるからです。

新しく交換する水の量は水槽の3分の1程度で、交換の頻度は2週間に1回にするとよいでしょう。

「水を早く綺麗にしたい」という気持ちから全ての水を一度に換えたり水の交換が頻繁だと、水槽の水質が大きく変わり生体や「ろ過バクテリア」に悪影響を及ぼしかねません。

水の交換をして2〜3日経過すると再び白濁りが起こるときには、ろ過バクテリアの繁殖を待つしかないので、まずは2週間様子をみるとよいでしょう。

【白濁り対処法②】「ろ過フィルター」を見直す

「『ろ過フィルター』の機能が低下している」「『ろ過フィルター』がうまく作動していない」といった不具合でも水槽の水は白く濁ります。「ろ過フィルター」が水槽の大きさに対して適切なものか確認しましょう。

また、水槽を立ち上げてから数日様子をみても白濁りが改善されないときは、「『ろ過フィルター』を付け足す」「『ろ過フィルター』を性能が優れているものに替える」とよいでしょう。

購入したばかりで、「ろ過フィルター」を買い換えることに抵抗がある場合は、フィルター内のろ材を変えることもおすすめです。

【白濁り対処法③】立ち上げた水槽内のバクテリアを増やす

水槽の立ち上げ時にバクテリア剤を使い「ろ過バクテリア」を物理的に増やすことで、水質を安定させ白濁りの問題を解消しやすくなります。おすすめなのは「GEX サイクル」。

ろ過バクテリアが凝縮されている高濃度タイプ。少しの量で「ろ過バクテリア」の数を一気に増やせるので、働きを促進させられるでしょう。計量カップが付いているので、適切な量を測ることができて扱いやすいです。

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また、「ろ過バクテリア」の繁殖と働きを促進させるために「エアーレーション」を行うこともおすすめ。

「エアーレーション」とは水槽内の水に酸素を送ることです。酸素が水中で泡立つ様子から「ぶくぶく」が別名。有害物質の分解を促進させたり、ろ過バクテリアの繁殖や働きを助けたりしています。

エアレーションを行うにはいくつかのアイテムが必要ですが、一つ一つ選ぶのは大変なので、初めて使う場合はセットのものを選ぶとよいでしょう。

【白濁り対処法④】水質調整剤を使用する

水槽の立ち上げが初めての人でも簡単に白濁りに対処するには、水質調整剤を使用することもおすすめ。

ろ過バクテリアの自然増殖を待つには時間がかかるため、水質調整剤を使うことで比較的すぐに水槽内の水質が安定するからです。水質調整剤の中でおすすめなのが『テトラ ニゴリブロック』。

約6時間で白く濁った水を綺麗な水へと改善し、発生すると対処が面倒なアオコも取り除く働きがあります。

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ただ、「飼育している生物によって使用できない」「使用時間の間隔を空ける」といった注意事項があるので、使うときには注意事項を必ず確認するようにしましょう。

立ち上がり後に水槽が白濁りしない状態を維持する方法

立ち上げ時の水槽の白濁りの原因と対処方法について先述しました。その後、立ち上げた水槽が白濁りしない状態を維持するためには「適度な水の交換と掃除」が重要。

水の交換や掃除を定期的に行うことで、水中の有害物質やゴミを取り除き水質を安定させられるからです。

簡単ですが、白濁りをおさえるためには一番確実な方法です。白濁りが気になったら、2週間を目安に水の交換と掃除をするようにしましょう。

水槽を立ち上げた時の白濁りは1ヶ月様子をみましょう

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水槽の立ち上げ時の白濁りの主な原因は「水槽内の『ろ過バクテリア』の働きが安定していない」ことです。

具体的な原因は以下の4つで、それらを解決させる対処法について4つ紹介しました。

白濁りの原因4選
  • 【白濁りの原因①】ろ過バクテリアの数が少ない
  • 【白濁りの原因②】ろ過フィルターの機能が低下しゴミが浮く
  • 【白濁りの原因③】ソイルの養分と洗浄不足
  • 【白濁りの原因④】水の交換が足りない
白濁りの対処法4選
  • 【白濁り対処法①】立ち上げた水槽内の水を交換する
  • 【白濁り対処法②】「ろ過フィルター」を見直す
  • 【白濁り対処法③】立ち上げた水槽内のバクテリアを増やす
  • 【白濁り対処法④】水質調整剤を使用する

水槽内の「ろ過バクテリア」が繁殖して定着すれば、白濁りは次第になくなります白濁りが起こる4つの原因を把握して、まずは2週間様子をみてください。

2週間後に紹介した対処法を実践しながら水槽管理が順調にいけば、約1ヶ月後には透き通った水槽を見て楽しむことができるでしょう。

 

 

ABOUT ME
Akiko Uehara
2021年12月よりWeb+のライティングコースに入会をしライティングスキルを学び始めました。 2歳、0歳の子供を育てながら毎日コツコツと学んでいければと思っています。 分かりやすい記事を書くことを目標に子育てと両立しながら記事作成に努めています。