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成功への近道!熱帯魚も大喜びの水槽の立ち上げ手順を解説!

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「水槽の立ち上げは正しい手順じゃないと熱帯魚が死んじゃうって聞いてとても不安。」「初心者は水槽の立ち上げにトラブルが起こりやすいと聞いた。」など、こんな悩みをお持ちの方はいませんか?

初めて水槽を立ち上げるのに、トラブルなしに成功する自信なんてなかなかありませんよね。愛情をたくさん込めている熱帯魚たちにもしものことがあってからでは遅いです。

そうならないために、この記事では水槽の正しい立ち上げ手順やその注意点など、初心者でもトラブルなく立ち上げられる方法を解説しています。

正しい手順で美しいアクアリウムを完成させ、毎日の生活に癒し彩りを増やしていきましょう!

(アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/20130926263post-3297.html)

【あると便利!】水槽の立ち上げに必要なもの一覧

(出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/24173883#goog_rewarded)

水槽の立ち上げ手順を確認する前に、必要なものが揃っているかを確認しましょう。

水槽の立ち上げに必要なもの
物品名 用途 必要度
水槽 購入前に配置場所を確認すること
水槽台 水槽の高さが30cm以上ある場合は必要
マット 水槽の下に敷き、水槽を保護するもの
照明器具 水槽内の照明(LEDが主流)
ろ過フィルター 外部ろ過フィルターがおすすめ
ヒーター 水温を上げたり、保つ装置
サーモスタット 水温を管理する装置(オートヒーターがあれば不要)
水温計 水温の管理
水質測定用試験紙 変化に気づきやすく、水質を調整しやすい
底床材 砂、砂利、ソイルなど水槽底に敷くもの
水草、流木、岩など 既に水槽内で使われているものが手に入ると良い
ろ過バクテリア剤 人工的に立ち上げをサポートする薬
塩素中和剤(カルキ抜き) 水道水を水槽内の水として使えるようにするもの
ピンセット 水草を植えるときなど、細かい作業用
魚用ネット 魚を傷つけない目の細かいものが良い
バケツ 水の入れ替え時などに使用
水平器 水槽は必ず水平に設置する
※必要度:◎=必須、○=あった方が良い、△=なくても良い

以上の17点があると、初心者でも水槽の立ち上げがうまく行きます。

最低限水槽、塩素中和剤(カルキ抜き)、ろ過フィルター、照明、底床材、水草などのレイアウト素材、ヒーターの7点があれば立ち上げは可能です。

しかし、失敗のリスクを軽減するためにも全て揃えると初心者でも安心して水槽の立ち上げに取り掛かることができます。

水槽の立ち上げ手順①設置場所を決める

(出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/24173883#goog_rewarded)

まずは水槽の設置場所を決めていきます。水槽の設置場所を決める際のポイントは下記の通りです。

設置場所のポイント
  • 電源や水道の位置(近さ)
  • 台の耐荷重、安定度
  • 水槽が水平に置けるか
  • 鑑賞しやすい位置か

この4つのポイントに加え、水槽の下にはマットを必ず引くようにしましょう。

また、水槽を設置する前に水槽自体を水洗いしておく必要があります。

水槽に付着しているゴミやほこりがろ過フィルターの詰まりに繋がり、本来の性能を発揮できなくなる可能性があるからです。

落としきれなかった洗剤が熱帯魚たちに悪影響を及ぼすため、水槽を洗うときに洗剤を使う必要はありません!

水槽の立ち上げ手順②底床材を入れていく

(出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2837992#goog_rewarded)

次に水槽内に底床材を入れていきます。底床材とは、水槽の下に敷き詰められている砂利のことです。

底床材にはデザイン性だけでなく、ろ過バクテリアの住処という役割もあります。これはろ過バクテリアを効率よく増やすことができ、水質の安定化にも繋がります。

底床材を入れるときのポイント
  • 入れる前に水洗いをする
  • 水槽の前側を低くし、後ろ側に向かって傾斜をつけて高さに変化を出す

底床材にもゴミを混ざっている可能性があるので、こちらも一度水で洗い流します。この時に穴の空いたシャベルのようなものがあると便利です。

また、底床材に傾斜をつけて変化を出すことでレイアウトに奥行きを演出でき、おしゃれなデザインに近づけることができます。

底床材によっては水洗い不要のものもあるのでパッケージを確認しましょう!

水槽の立ち上げ手順③機材を設置する

(出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2838050)

底床材を入れ終わったら、ろ過フィルターやヒーターなどの器材を設置します。配線の仕方もこの時に決めましょう。

ろ過フィルターは水を循環させるだけでなく、ろ過バクテリアの住処となる「ろ材」を入れる装置です。

ろ材には、ろ材自体が物理的に水をキレイにする効果と、住みついたろ過バクテリアによって水をキレイにする効果があり、二重構造で水質を良くしてくれます。

ヒーターは熱帯魚が好む26度で保つことができるオートヒーターがあるととても便利です。

水槽の立ち上げ手順④レイアウトアイテムを設置する

(出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2838111#goog_rewarded)

機材の次はレイアウトアイテムを設置していきます。アクアリウムの醍醐味とも言える工程なので、自分の表したい世界を全力で表現しましょう!

水草や流木、岩などのアイテムは水を入れる前に設置します。背の高い水草は水槽の半分くらい水を入れてから設置するとやりやすくなります。

気に入った配置ができたら写真をとって残しておくと、候補を記録しておくだけでなく客観的にもみれるのでおすすめですよ。

すでに水槽内で使っていた水草、流木、砂などを入れることによって、ろ過バクテリアが活動してない空白の期間をなくし、立ち上げをスムーズにするという方法もあります!

水槽の立ち上げ手順⑤水を入れる

(出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2838067#goog_rewarded)

レイアウトが決まったら水槽内に水を入れていきます。水槽に水を注ぐときは、落水地点に手を添えて水が広がって注がれるように入れるのがポイントです。

勢いよく入れてしまうと折角こだわったレイアウトが崩れる原因となりますので注意してください。

そして、水道水にはカルキが含まれているので塩素中和剤(カルキ抜き)を。さらにはろ過バクテリアを含んだバクテリア剤を入れていきます。

この2つの薬剤により、熱帯魚にとって過ごしやすい水質を人工的に早く作り上げることができます。

水槽の立ち上げ手順⑥水合わせをし、熱帯魚を入れる

(出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/24173883#goog_rewarded)

水を入れたら熱帯魚を早く入れたくなる気持ちは分かりますが、その前に水槽を立ち上げる上で最も重要な「水合わせ」という作業が必要です。

水合わせとは、今と異なる環境の水の水質、水温に慣らしていくことを指します。

熱帯魚たちは環境の変化に弱いので「水質」「水温」の差をできる限り少なくしてあげなければなりません。

水合わせをする最初の手順として、水槽内の水を「空回し」という作業があります。空回しとは、水槽内に魚を入れずにろ過フィルターなどを作動させることです。

これには水質の調整だけでなく、設備の初期不良チェックや水の循環を安定させるという効果もあるのでしっかり行いましょう。

水合わせのやり方
  1. 3〜7日ほどの空回しを終える
  2. 水槽内に購入時の袋のまま20分以上浮かべる(水温を合わせる)
  3. 袋の中に水槽内の水を少しずつ入れる(水質に慣れさせる)
  4. 30分ほど置いたら水槽内に魚を放す

実はバクテリア剤の効果が発揮されるには、ろ過バクテリアが底床剤やろ材に住みつかなければなりません。それには1週間ほどかかるため最低でも3日、理想は7日ほどの空回し期間が必要です。

水合わせをしっかり行うことこそが、熱帯魚のストレスの軽減、そして水槽の立ち上げ成功への近道となります。

ちなみに、立ち上げ直後は「パトロールフィッシュ」と呼ばれる比較的ストレスに強い種類を入れるのがおすすめです。

よくあるトラブルとその対処法①水がすぐに濁ってしまう

よくあるトラブルの1つ目に「水がすぐに濁ってしまう」というものが挙げられます。

せっかく水槽の設置が終わったのに、熱帯魚を入れる前に濁りが取れないなんて嫌ですよね。ここで原因と対処法をしっかり確認しましょう。

考えられる原因
  • 底床材にソイルを使用→注水時やレイアウトを動かした時に撒き散らしてしまった
  • 底床材に砂や砂利を使用→洗浄不足

考えられる原因としては上記の2つが挙げられます。ソイルとは水草などを育てる際に敷く底床材で、粒状の栄養価の高い土のことを指します。

一度ソイルの粒子が散らばるとなかなか濁りを取り除くことができません。そんなときの対処法はシンプルで、水を全て入れ替えるのが最も効果的です。

この際、ろ過フィルターの水流が底床に当たって撒き散らしていないかも確認してください。

ソイルに細かい粒子の底床を使用している場合は、少しの水流でも水が濁る原因となるため注意しましょう。

よくあるトラブルとその対処法②藻がすぐ生えてしまう

水槽を設置して熱帯魚を泳がせるとこまで出来たけど、藻がすぐに生えてしまって困るというトラブルもよく起こります。

藻が生えてしまうとこだわりのレイアウトが見づらくなるし、見た目も最悪です。そんな藻の発生原因は以下の2つが考えられます。

考えられる原因
  • ろ過バクテリアが完全に定着していない
  • 水中の栄養が多すぎる

原因としては水質を維持する環境が出来上がっていないか栄養分が多すぎて藻が発生しやすい状況になってしまっていることが考えられます。

効果的な対処法
  • 水槽の設置から1週間経過(空回し)したのち、魚を徐々に追加する
  • エサの量を1分程度で食べ切れる最小限の量にする
  • 栄養系ソイルを使用している場合は毎日水換えをする

水槽を立ち上げたばかりのときは、汚れを分解するろ過バクテリアの数が少なく、水槽内に有害物が蓄積しやすくなっています。

有害物は残ったエサや魚のフンから発生し、これらが藻が生えやすい環境を作る正体です。

また、栄養系ソイルは水草を育ちやすくするものですが、藻も同じように育ちやすくなります。初心者には栄養系ソイルではなく「吸着系ソイル」をおすすめします。

まとめ:水槽立ち上げの手順で大切なのは「水合わせ」

(出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4775360)

今回は水槽の立ち上げの手順について紹介しました。水槽の立ち上げはアクアリウム初心者にとって最初の関門です。

しかし、自分の好きなようにデザインし、世界に1つだけの作品を作る大切な工程でもあります。この記事を見ながら正しい手順で水槽の立ち上げを行っていきましょう。

水槽立ち上げのポイント
  • 空回しをしっかりして、水質を安定させる
  • 水合わせをしっかり行う

水槽を立ち上げる上でこの2つの作業をしっかり行えば失敗する可能性を大きく減少させることができます。

水槽の立ち上げには1ヶ月ほどかかると言われていますので、少しずつ魚を増やすなどゆっくりと水槽内を盛り上げていきましょう。それでは、素晴らしいアクアリウムライフをお楽しみください!

ABOUT ME
大竹 優輝
Webライターとして2年以上活動しており、これまでに100記事以上の執筆に関わってきました。 ライティングスクールで学んだ確かなスキルにより、正しい日本語で、読者の悩みをしっかりと解決できる記事を書くことができます。また、画像編集サイトを活用し、図解や挿入画像の作成も可能です。 SNS、不動産、ファッション、グルメ、金融系メディアでの執筆経験があり、5,000文字相当の記事であれば、月に8記事執筆することができます。 誠心誠意、魂を込めて執筆致しますので、よろしくお願いいたします。X(旧Twitter)のDMにて、ご連絡お待ちしております。