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子犬のしつけはいつから始める?効果的な時期と5つのコツ

子犬を家に迎えたとき、しつけは何から始めれば良いのでしょうか?いつから始めれば良いのかもよく分からないですよね。

きっと子犬との生活にワクワクしながらも、「ちゃんとしつけられるかな」と不安でいっぱいだと思います。

大丈夫、子犬のしつけは決して難しいものではありません!正しいしつけの方法が分かれば、子犬も飼い主さんもストレスを感じることなく進めることが出来ますよ。

この記事では、しつけを始めるのに適した時期から、しつけを成功させるコツまでまとめています。読み終わるころには、自信をもって子犬のしつけができるようになっているはずです!

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子犬のしつけはいつから始める?

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子犬のしつけは、一般的に「社会化期」と呼ばれる生後2〜4か月に始めるのが良いと言われています。

生後8週齢※までは親犬や兄弟たちと社会性を学び、そのあとはパートナーとなる飼い主と暮らすためのルールを学んでいきます。

この頃の子犬は好奇心が強く順応しやすいので、新しい環境や人との暮らし方を学ぶのに適した時期といえるでしょう。しつけは家に来たその日から始めるのが理想的です。

※改正愛護法により犬猫の販売は生後8週齢以降となりました。【参照ページ】環境省_令和元年に行われた法改正の内容

子犬のしつけを始める前に知っておきたい大事なこと

20年ほど前までは、犬のしつけに叩くなどの暴力を用いる例が多く見られましたが、最近では「暴力によるしつけはデメリットが多い」と考えられています。

しつけのときに叩いたり鼻先を強く握ったりする暴力行為には、下のようなデメリットがあります。

暴力によるしつけのデメリット
  • 飼い主への不信感から反抗的(凶暴)になることがある
  • 叩く人にだけ服従し、叩かない人に攻撃的になる
  • 飼い主が見ていないところで問題行動をする

暴力で言うことを聞かせるのは根本的なしつけにならず、後々のトラブルにつながります。

正しいしつけの方法を知って、家族として暮らしていく犬との信頼関係を築くことが大切ですね。

子犬のしつけで最初に教える3つのこと

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家に迎えたばかりの子犬には、「お手」や「おすわり」の前に教えるべき大切なことがあります。

これから先のしつけの基礎にもなるので、まずはこの3つから始めてみましょう。

しつけで最初に教えるべき3つのこと
  • 名前を認識させる
  • トイレトレーニング
  • 環境に慣れさせる

名前を認識させる

子犬が自分の名前を認識することでコミュニケーションが取れ、しつけがしやすくなります。名前を呼んだときに反応したり寄ってきたりしたら、たくさんほめてあげましょう。

名前を呼ばれる=良いことがある(おやつがもらえる・ほめられる)と覚えさせるのが、名前を認識させる近道です。

「タロウ」「タロちゃん」など呼び名がバラバラだと子犬が混乱するので、しつけのために呼び名は統一しましょう。

まったく名前に反応しない場合は、耳に問題がある可能性もあるので、早めに動物病院で診察を受けてくださいね。

トイレトレーニング

子犬にトイレを覚えさせるのは難しそうですが、犬の習性を理解して適切な環境にしてあげるとスムーズに進みます。

最初のうちは、トイレシートは一か所ではなく多めに配置してみてください。トイレの場所ではなく、まずはシートで排泄をするということを覚えてもらいましょう。

おしっこの匂いをシートにつけておくと成功しやすくなりますよ。

トイレトレーニングで押さえたいポイントは下の3つです。それぞれ確認していきましょう。

子犬のトイレトレーニングのポイント
  • 失敗させない工夫をする
  • 排泄のタイミングを知る
  • 失敗したときに叱らない

失敗させない工夫をする

犬は匂いや触感でトイレの場所を探します。トイレシートとやわらかい布は触感が似ているので、カーペットなどで排泄してしまうことがあります。

カーペットや畳の上で排泄すると、匂いがつくため同じ場所で失敗をくりかえす原因になってしまいます。

トイレをしっかり覚えるまでは「カーペットなどを敷かない」「和室には子犬を入れない」など失敗させない工夫が必要ですね。

排泄のタイミングを知る

子犬の排泄のタイミングを知って、トイレに誘導してあげましょう。

トイレに誘導するときは抱きかかえたりせず、おやつなどを使って自分からトイレスペースに行くようにします。

子犬が排泄しやすいタイミングは、下のように大きく分けて3回あります。

排泄しやすいタイミング
  • 寝起き
  • 遊んだ(興奮した)あと
  • 食事のあと

上記のタイミング以外でも「床のにおいを嗅いでグルグル回る」「ソワソワと落ち着きがなくなる」などの行動が見られたらトイレに連れて行ってください。

誘導した先で排泄をしたら、おやつをあげてすぐに褒めてあげましょう。何も出なかったときは焦らず次のタイミングを待ってくださいね。

失敗したときに叱らない

トイレの失敗を叱ると、排泄自体を我慢したり、見つからない場所に隠れてするようになったりします。

食糞(糞を食べてしまう行為)の原因にもなるので、トイレの失敗は叱らないようにしてください。

環境に慣れさせる

これから生活をしていく中で、耳にする生活音や人から触られることなど、子犬が慣れておいた方が良いことはたくさんあります。

下の例は一部ですが、なるべく早く慣れさせたいことをまとめています。

慣れておきたいことの例
  • 人に触られる
  • 病院の匂い
  • リードやハーネスを付ける
  • 車や電車の走行音
  • ドライヤーや洗濯機の音
  • クレートの中で寝る
  • 他の犬

生後5か月をすぎると警戒心が強くなってくるので、その前に音や人に慣れておくことが大切です。

ワクチン接種の後は他の犬と触れ合える場所に連れて行くのも良いですね。

しつけの時間が長いと犬が嫌になってしまうので、しつけは短く何度も繰り返すことがポイントです。

子犬のしつけでコマンドはいつから教える?

子犬がしつけに慣れてきたらコマンドを教えていきます。コマンドとは、飼い主が犬に出す指示のことで、犬のしつけにおいて重要なものです。

コマンドを覚えると、走りだしたときに止らせたり、呼び戻したりすることができます。

子犬を危険から守るためにも、少しずつで良いので覚えさせましょう。

基本的なコマンドの例(英語) 意味と使う場面
おすわり
(sit)
食事の前など、座らせたいときに使います。最初に覚えさせたいコマンドですね。
まて
(stay)
興奮しているときや食事の前など、落ち着かせたいときに使いますす。
おいで
(come)
遠くから呼び戻すなど、リードを付けていなくても一言で戻ってくるようにしつけておきたいですね。
ハウス
(house)
留守番をさせるときなど、自らケージに入るよう指示します。
よし
(OK/GO)
止まっている状態から動いても良いときに出す指示です。
だめ
(NO)
犬に「いけない行動をした」と知らせるコマンドです。

コマンドを教えるときも、言葉は統一してください。犬は意味ではなく音で覚えます

そのため「おすわり」「すわって」「sit」などバラバラの音で指示をすると犬が混乱してしまいます。

また「だめ(NO)」と一緒に名前を呼ぶと、名前も含めて「だめ(NO)」の意味だと覚えてしまうので、叱るときは名前を呼ばないようにしましょう。

子犬のしつけを成功させる5つのコツ

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子犬のためにも飼い主のためにも、なるべくストレスのないしつけをしていきたいですよね。

しつけを成功させるために必要なコツをおさえて、お互いに余計なストレスが生まれないようにしましょう。

成功させるための5つのコツを下にまとめました。それぞれ詳しく見ていきましょう。

しつけを成功させる5つのコツ
  • とにかくほめる
  • 叱るときは現行犯
  • とにかく成功させる
  • しっかり誘導する
  • 犬の性格を理解する

とにかく褒める

子犬は褒められるのが大好きです。最初はごほうびのおやつをあげながら褒めて、できると良いことがある!と覚えさせます。

おやつを減らしながら続けていくと、おやつなしでも同じことが出来るようになります。すでに出来ていることでも、出来るたび何度も褒めてあげてください。

叱るときは現行犯

時間をおいて子犬を叱ることは何の効果もありません。たとえばゴミ箱の中身が散乱していても、落ち着いてその状況を指さし「ダメ(NO)」と言う程度にしておきましょう。

騒いだり、子犬に話しかけながら片づけると「飼い主が喜んでいる」「遊んでくれる」と勘違いさせる原因になります。

冷静に叱ったあとは、静かにさっと片づけるようにしてください。

とにかく成功させる

子犬が失敗すると叱らなくてはいけない場面が出てきます。このときに叱り方を間違えると、せっかく築いた信頼関係を壊してしまうかもしれません。

新しく始めるトレーニングでは、失敗しそうな原因を先回りして取り除き、成功するしかない状況にしてから始めてみましょう。

しっかり誘導する

トイレを覚えさせるときも、コマンドを覚えさせるときにも重要になるのが「誘導」です。

たとえば子犬の鼻先におやつを入れた手を持っていき、ゆっくり頭の上にあげて子犬に見上げる姿勢をさせます。するとお尻が落ち、自然に「おすわり」のかたちになるのです。

誘導の仕方を知れば、子犬の体をおさえつけたりする必要もなくスムーズに覚えさせることができます。

犬の性格を理解する

犬にもそれぞれ違った性格があります。子犬の性格を把握することも、しつけの成功につながりますよ。

集中力が長く続く子もいれば、すぐに飽きてしまう子もいますよね。どちらが良いということではなく、それぞれに合ったしつけ方法を見つけることが大切です。

臆病な子には大きな声で指示しない、落ち着きのない子には大きな声ではっきり指示をするなど、効果のありそうな方法を考えてみましょう。

子犬のしつけに役立つアイテムはいつから使う?

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子犬のしつけに役立つアイテムと、使うタイミングを紹介します。上手にアイテムを使うことで、しつけの時間も子犬が楽しく過ごせますよ!

低カロリーおやつ

しつけを始めるときには「おやつ」も用意しましょう。誘導のときに飼い主の手の中に隠したり、教えたことが出来た時のご褒美として与えたりと「おやつ」の出番がとても多くなります。

この時にカロリーの高いものを与えすぎてしまうと肥満の原因になるので、食事とのバランスも考えつつ低カロリーのおやつを少しずつあげるようにしましょう。

ジャーキーなど、噛み応えがあって小さくカットできるものがおすすめです。

好きなものの方がご褒美としての価値が上がるので、子犬のモチベーション維持のためにおやつの好みを知っておくと良いですね。

おもちゃ

おもちゃも最初から使っていきましょう!大好きなおもちゃで飼い主が遊んでくれると、子犬のストレスや不安が軽減します。

トレーニングの合間には、犬用のボールや綱引きロープでたくさん遊んでリフレッシュさせてあげましょう。噛んだり引っ張ったりするおもちゃは、あごや歯の健康のためにも欠かせません。

トレーニングの間はおもちゃを隠して気が散らないようにするなど、メリハリをつけて遊んであげてください。

壊れたおもちゃは誤飲やけがの原因になるので、遊んでいる間はなるべく目を離さないようにしてくださいね。

しつけがうまくいかないときはどうする?

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子犬のしつけをしていると「頑張ってもうまくいかない」「ついつい甘やかしてしまう」など、壁にぶつかるときがあると思います。そんな時は専門家に相談することも考えましょう。

ドッグスクールを探すときは、カウンセリングが受けられて飼い主も一緒に指導してくれるスクールがおすすめです。決める前に体験レッスンに参加してみるのも良いですね。

またドッグトレーナーの情報も事前に確認しておきましょう。ネットの口コミや、訓練士の資格の有無などもスクール選びの基準になりますよ。

スクールで出来るようになっても、家で飼い主が習ったことを実践できなければ、また元通りです。スクールに行ったとしても、犬のしつけは飼い主しだいだと心にとめておきましょう。

【まとめ】子犬のしつけはいつから?何から始める?

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子犬のしつけを始めるのに適している時期は、生後2~4週齢からと言われています。家に子犬を迎えたら、その日からしつけを始めましょう。

まずトイレなどの生活に欠かせないことから少しずつ教えていきます。子犬を混乱させないよう、呼び名や指示の言葉は統一しましょう。

どうしても子犬のしつけがうまくいかない場合は専門家の手を借りるのがおすすめです。飼い主も一緒に通えるドッグスクールを探してみてください。

スクールで習ったことは、ぜひ家でも実践してくださいね。正しいしつけをして、今よりもっと楽しく子犬と暮らしていきましょう!

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テラシマユキ
アウトドアとボードゲームと美味しいものが大好きなシングルマザーです。 誰にでも読みやすい、分かりやすい文章を心がけています。