「家にWi-Fiルータが欲しいから、おすすめを知りたい」と思ったことはありませんか?
でも、Wi-Fiルーターを選ぶ時は、通信速度、つながりやすさ、価格、など比較検討する項目が多くて大変ですよね。
この記事では、Wi-Fiの予備知識や自分に合ったWi-Fiルーターの選び方を紹介しています。ぜひ最後まで読んで購入の参考にしてくださいね!
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/vectors/wi-fi-%e7%b9%8b%e3%81%8c%e3%82%8a-1989627/)
これを知らないと選べない!予備知識①
Wi-Fiルーターを選ぶ時に必要な予備知識は二つ。「Wi-Fiの通信規格」と「周波数」です。まずはWi-Fiの通信規格についてです。以下は各規格の特徴のまとめです。
世代 | 規格名 | 最大通信速度 | 周波数 | 呼称 |
第4世代 |
IEEE 802.11n |
600Mbps |
2.4GHz帯/5GHz帯 |
Wi-Fi 4 |
第5世代 |
IEEE 802.11ac |
6.9Gbps |
5GHz帯 |
Wi-Fi 5 |
第6世代 |
IEEE 802.11ax |
9.6Gbps |
2.4GHz帯/5GHz帯 |
Wi-Fi 6 |
Wi-Fiという呼称がつけられたのはWi-Fi4からで、末尾の数字が大きくなるほど新しく、通信速度も速くなります。
但し、Wi-Fi6をこの通信速度で使うには、ルーター、デバイス、共にWi-Fi6に対応している必要があります。
これを知らないと選べない!予備知識②
2つ目は「周波数」です。Wi-Fiに使われている2つの周波数の特徴は以下の通りです。
5GHz | · 機器の間に障害物があると電波が弱まる
· Wi-Fi専用に用意された周波数帯なので、電波干渉が少なく、安定した通信ができる |
2.4GHz | ・壁や床を抜けるので、部屋やフロアを超えて通信ができる
・一般的な家電にも使われているので、干渉が発生して通信速度の低下や接続不良を起こす原因にもなる ・電波を遠くまで飛ばせる |
例えば、Wi-Fiルーターとデバイスが壁や床を挟んでいる場合は2.4GHz帯が必要ですし、電子レンジなどの干渉を受ける環境では5GHz帯のほうが安定した通信ができます。
他にも、ワンルームなら、5GHz帯のみでも良いので、Wi-Fi5に対応した低価格のルーターを選ぶ、という選択肢も出てきます。
このように、Wi-Fi規格と周波数について知っていると、自分に最適なWi-Fiを自分で選ぶことができます。
Wi-Fiルーターの選び方
Wi-Fiルーターを選ぶ時は、使用環境や自分の優先順位を把握しておくことで、その性能を十分に発揮できます。
Wi-Fiルーターを選ぶ時に確認しておきたい事を3つご紹介します。
- 使用環境
- 通信速度
- 価格
使用環境
戸建ての場合、壁や天井を挟んで電波を届かせる必要があるので、壁やフロアを超えて通信できる周波数が必要です。
通信速度
速さを求めるならWi-Fi6がおすすめです。Wi-Fi5までは、同時接続台数が増えれば増えるほど、通信が不安定になり回線の速度が低下していました。
しかし、Wi-Fi6には、OFDMA(直交周波数分割多元接続)という技術が使われていて、複数の機器で同時接続しても安定した通信が可能です。Wi-Fi6はこの技術を使い回線の速度低下を防いでいます。
価格
最新規格に対応していたり、快適に使える機能があるとその分値段も高くなります。
自分が欲しい通信速度はどれくらいなのか、自分にとって優先順位が高いのはどんな事なのか、などを把握しておけば、低価格でも満足度の高いルーター選びができます。
つながりやすくする便利なおすすめ機能2つ
Wi-Fiルーターには、便利な機能が搭載されています。ここでは、Wi-Fiがつながりやすくなる機能を2つご紹介します。
- ビームフォーミング機能:デバイスを追いかけてつながりやすくする
- バンドステアリング機能:周波数を自動で切り替えてつながりやすくする
ビームフォーミング機能
ビームフォーミング機能は、持ち歩いて使うスマートフォンを追いかけ、集中してWi-Fiを飛ばすことで電波強度を高め、安定した通信を可能にします。
但し、ビームフォーミング機能を使うには、デバイス側も対応している必要があります。
バンドステアリング機能
バンドステアリング機能は状況に応じて自動で周波数帯を切り替える機能です。
例えば、Wi-Fiルーターから離れた2階にいて、障害物が電波を遮りやすい状況では2.4GHzに接続され、干渉が発生する電子レンジの近くでは5GHzに切り替わります。
おすすめのWi-Fiルーター:Wi-Fi6対応部門
【Amazon.co.jp 限定】NEC WiFi ルーター AX3000 Aterm AM-AX3000HPは、最新規格のWi-Fi6に対応したWi-Fiルーターです。
電波状況の良いチャネンルへ自動的に切り替える「オートチャンネルセレクト機能」で、電波干渉が少なく混雑していないチャネルを使用します。これによりWi-Fi6の高速性をより有効に活かすことができます。
おすすめのWi-Fiルーター:つながりやすさ部門①
【Amazon.co.jp限定】NEC WiFi ルーター AX3600 Atermシリーズ AM-AX3600HPは、「バンドステアリング機能」で自動で周波数帯が変わります。
所有しているデバイスが多い場合や、Wi-Fiルーターから離れた場所でWi-Fiを使う場合に向いています。
また、通信の優先順位の設定ができる「QOS機能」で、優先させたい端末に順位をつけて通信を安定させます。
おすすめのWi-Fiルーター:つながりやすさ部門②
アイ・オー・データ WiFi 無線LAN ルーター WN-DAX3600XRは、内蔵するアンテナで通信を安定させ、ノイズによる速度低下を防ぐ「ビームフォーミングW」技術に対応しています。
このWi-Fiルーターは、子機がビームフォーミングに対応していない場合でも、安定した通信が可能です。
さらにWi-Fi 6の技術の一つである「OFDMA(直交周波数分割多元接続)」に対応。Wi-Fiが混みあった環境でも安定した通信が可能です。
おすすめのWi-Fiルーター:低価格部門
Wi-Fiルーターには便利な機能がありますが、必要かどうかは場合によって異なります。
- Wi-Fiを使うのはSNSやネットサーフィンくらい
- ワンルーム
- 所有しているデバイスは5台以下
上記なような場合は、不要な機能を省いて価格を安く抑えるという選び方もあります。
エレコム Wi-Fi6 無線LANルーター WRC-X1800GSA-Bは、価格を抑えつつWi-Fi6に対応しているので、高速通信を実現し、テレワークも快適に行えます。
Wi-Fiルーター選び方のまとめ
Wi-Fiルーターを選ぶ時は、「Wi-Fiルーターの通信規格や機能」と、「自分の使用環境」「Wi-Fiルーターに求めるもの」が合っているか、が重要になります。
この記事では、Wi-Fiの予備知識、選び方や便利な機能についてまとめました。
あとは自分と向き合い、優先したい事を明確にすれば、自宅に合ったWi-Fiルーターが選べます。この記事を参考に自分にぴったりのWi-Fiルーターを選んでみてください。