「格安simは海外で利用できるか知りたい」、「格安simを海外で利用する場合そのまま持ち込んでもいいの?」と悩んでいませんか。
格安simは料金が安い反面、海外でも利用できるか不安になりますよね。
何も知らずに海外に持ち込んで、スマホが利用できないとなるのは避けたいもの。
そこで本記事では、格安simは海外でも利用できるかどうか、利用する際の注意点や必要な設定方法を解説していきます。ぜひ、最後まで読んでみてください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22905745)
格安simは海外でも利用できる?
結論、利用できます。しかし、利用できる格安simには条件があり、この条件をクリアしていないと海外で格安simを利用することは出来ません。
その条件は、契約回線のタイプが海外に対応しているかどうかです。そもそも格安simはお手キャリアから電波を間借りしています。
この大手キャリアの電波が海外にも対応しているか否かで、海外でも格安simが利用できるかが決まります。
また、スマホ本体も海外に対応していないモデルがあるので、利用している携帯通信会社の電波だけ対応していても利用出来ません。
格安simを海外で利用する際の注意点3つ
格安simを海外で利用する際の注意点を3つ紹介します。ぜひ参考にしてください。
海外使用に対応しているスマホが必要
前項で解説した回線タイプが海外使用に対応していたとしても、スマホ本体が海外利用に対応してなければ使うことは出来ません。
事前にそれぞれの携帯通信会社に問い合わせて確認する必要があります。
事前申し込みが必要な場合がある
格安simを海外で使うことを国際ローミングといいます。この国際ローミングは事前に申し込みが必要な場合が多々あります。
国内で使用することを前提に、携帯通信会社は大手キャリアから電波を間借りしています。
そのため、国際ローミング自体をオプションとして設けている携帯通信会社がほとんどです。
また、すぐに利用できるわけではなく「BIGLOBEモバイル」の場合だと最大で1日程度は申し込み完了まで時間がかかります。
料金プランや料金体系が変更になる場合がある
前述した国際ローミングの申し込みをすると、オプションを申し込んだことになるため、追加料金が発生します。
そのため、通常の月額料金よりも高額になります。また、携帯通信会社によっては、プランごと変更をしなければ、国際ローミングが出来ない場合もあるので注意が必要です。
格安simを海外で利用するメリット2つ
この2つのメリットは、国際ローミングに対応している格安simであることが前提条件にあります。
国際ローミングに対応していない格安simは、当てはまらないので注意してください。
- スマホ本体を変えなくてよい
- 電話番号をそのまま利用できる
普段、使い慣れているスマホ本体と電話番号を変えなくてよいのはメリットですよね。
国際ローミングい対応していない格安simであれば、simカードの変更に伴って電話番号を変更しなければなりません。
格安simを海外で利用するデメリット2つ
海外で格安simを利用する場合のデメリットを2つ紹介します。どちらも大きいデメリットなので、出発前に把握しておくことをおすすめします。
- 通話とSMSしか利用できない
- 3Gか2Gの通信になる
データ通信が出来なくなるので、インターネットが使えなくなります。
また、3Gか2Gの低速での通信になるため、国内と同様の速度でスマホを利用するのは難しいでしょう。
このデメリットはデータローミング機能を使うことで解決できます。しかし、データローミング機能には欠点があるので、次項目で説明しますね。
データローミング機能の設定方法
海外で格安simを利用する場合「データローミング機能」をオンにすることで、国内と同様に利用することが出来ます。
しかし、この「データローミング機能」をオンにした状態で、海外で格安simを利用すると高額請求されてしまう可能性があります。
そこでおすすめなのが「データローミング機能」をオフにすることです。ここで「データローミング機能」をオフにする設定方法を紹介します。
通信キャリアのサービスエリア外で通信しようとしたとき、提携する現地キャリアの通信網を代わりに利用する機能
Androidの場合
Androidの場合は以下の手順で「データローミング機能」をオフにすることが出来ます。
- 「設定」を開く
- 「その他」を開く
- 「モバイルネットワーク」を開く
- 「データローミング」を開く
- 「データローミング」をオフにする
iPhoneの場合
iPhoneの場合は以下の手順で「データローミング機能」をオフにすることが出来ます。
- 「設定」を開く
- 「モバイル通信」を開く
- 「通信のオプション」を開く
- 「データローミング」をオフにする
データローミング機能オフでもスマホを快適に利用する方法3つ
前項で「データローミング機能」をオンにすると高額請求されてしまうことを説明しました。
しかし、高額請求はなるべく避けたいですよね。そこで、海外で格安simを使う際に高額請求を避ける方法を3つ紹介します。
「データローミング機能」をオフにして以下の方法で格安simを利用すれば、高額請求されてしまうことはないので、ぜひ参考にしてください。
- フリーWi-Fiスポットを利用する
- ポケットWi-Fiをレンタルする
- プリペイドsimを購入する
フリーWi-Fiスポットを利用する
「データローミング機能」をオフにすると、データ通信は行えなくなります。しかし、カフェや駅、ホテルなどにあるフリーWi-Fiに接続をすればデータ通信を行うことが可能です。
デメリットとして、その場所にいなければデータ通信を行うことが出来ないことが挙げられます。
次の目的地への経路やお店の情報を調べる程度であれば、時間もかからないのでフリーWi-Fiスポットを利用するのがおすすめです。
ポケットWi-Fiをレンタルする
ポケットWi-Fiを持ち歩くことで、海外でもデータ通信が可能になります。
出発前に空港でレンタルすることも可能ですが、出発当日に時間がない方は大手キャリアの店舗でレンタルすることをおすすめします。
国内空港17拠点、海外200の国で対応可能なポケットWi-Fiを取り扱っている「グローバルWi-Fi」がおすすめです。
空港でレンタル出来るのはもちろん、定額制なので使いすぎても追加請求がなく、安くポケットWi-Fiをレンタルすることが出来ます。
プリペイドsimを購入する
プリペイドsimとは、予め決められている容量や時間を使い切ると、自動的に解約される契約不要のsimカードのことです。
格安simの通信会社によっては、プリペイドsimを販売している場合もあります。問い合わせて確認してみてください。
また、現地でもプリペイドsimは購入することが出来ます。しかし、simフリーのスマホが必要だったり、自分のスマホのsimロックを解除しなければならなかったりするので面倒です。
プリペイドsimを購入する場合は、出発前に購入することをおすすめします。
海外利用でおすすめの格安sim①ahamo
ここから、海外利用でおすすめの格安simを紹介します。まずは、ドコモのサブブランドであるahamoです。
申し込み | なし |
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利用できる国の数 | 82か国 |
料金(国内使用時) | ¥2,970 |
料金(海外使用時) | ¥2,970 |
ahamoは国際ローミングがプランとして月額料金の中に含まれています。
基本的に国際ローミングがプラン内に含まれている格安simはほぼありません。
そのまま国内と全く同様に使うことが出来るので、海外利用するうえで最もおすすめの格安simです。
海外利用でおすすめの格安sim②楽天モバイル
次は楽天モバイルです。自社電波のため最も回線が安定している格安simといえるでしょう。ahamoと同様に表でまとめました。ご覧ください。
申し込み | なし |
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利用できる国の数 | 66か国 |
料金(国内使用時) | ¥1,078(2GBまで) |
料金(海外使用時) | ¥1,078(2GBまで) |
楽天モバイルの500円で1GB買い足せるプランは海外でも対応しています。そのため、海外でのネット検索や動画視聴も出来ます。
海外利用でおすすめの格安sim③ワイモバイル
ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドなので、申し込みやプランの変更はソフトバンクの店舗で行うことが可能です。
申し込み | あり |
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利用できる国の数 | 250か国 |
料金(国内使用時) | ¥1,980~¥3,780 |
料金(海外使用時) | ¥980(24時間プラン)~¥2,940(72時間プラン) |
ワイモバイルは「世界対応ケータイ」に変更するための申し込みが必要になります。
プランの種類も多いため、滞在日数や使用頻度で適した容量、時間を選べることも魅力です。
格安simは海外で利用できる!注意点のまとめ
格安simは海外でも利用することが出来ます。ですが、データ通信が出来ないことや、通信が低速であるデメリットもあります。
まずは「データローミング機能」をオフにすることから始めてみましょう。「データローミング機能」こそが格安simを海外で利用した際の高額請求の主な原因です。
「データローミング機能」をオフにしていても、フリーWi-Fiスポットを利用したり、ポケットWi-Fiをレンタルしたりすることでデータ通信は可能です。
自分に合った方法で海外でも快適に格安simを利用しましょう。