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ペットにする前に必見!ヤモリの特徴と飼育の方法を徹底解説

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その可愛らしい見た目から、近年ヤモリをペットとして飼う人が増えています。しかし、まだヤモリを飼ったことがない人であれば、飼育方法が分からずに不安になりますよね。

この記事では、ヤモリの特徴と飼うために必要な飼育アイテム、飼う際に気を付けるべき注意点などをまとめて解説しています。

最後まで読めば、きっとヤモリをペットとして飼うことに対する不安が解消されるので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%83%9e%e3%83%80%e3%82%ac%e3%82%b9%e3%82%ab%e3%83%ab%e3%83%92%e3%83%ab%e3%83%a4%e3%83%a2%e3%83%aa-%e3%83%a4%e3%83%a2%e3%83%aa-587413/

ヤモリの特徴とは?

ヤモリの最大の特徴は、手足の裏に趾下薄板(指下板)と呼ばれる無数の毛が生えているため、壁面や木を上手に登ることができる点です。

この毛が多い種類のヤモリの場合、天井やガラス面も難なく移動することができるため、ペットとして飼う際はケージから逃げ出さないように注意しましょう。

また、ほとんどの種類が夜行性となるため、夜型の生活をしている人には特にペットとして飼うことをおすすめしますよ。

ヤモリの体長は小さいものだと2cm未満、大きいものだと40cm以上となり、大体10cmから20cmのものが飼育しやすくなります。

ヤモリの性格は?ペットとして懐く?

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ヤモリの性格は種類により異なりますが、総じて臆病で繊細な性格のヤモリが多く、最初のうちは餌を食べてくれないこともよくあります。

もし食べてくれない場合でも、急に手を近づけて怖がらせたり驚かせたりしないよう、根気強くじっくりとヤモリと向き合いましょうね。

ヤモリが環境に慣れると、ハンドリングというヤモリを手の上に乗せる触れ合いを楽しめます。ただし、ハンドリングはやり過ぎるとヤモリのストレスになるので気をつけましょう。

中にはヒョウモントカゲモドキのような飼い主に慣れやすい種類や、トッケイヤモリのような気性の荒い種類もいるので、ペットとして飼う前には見極めておきましょうね。

ペットのご近所トラブルは大丈夫?ヤモリの鳴き声や臭いは?

ヤモリの鳴き声は「キュウッ」という小さなもので、高い声なのでそこまでうるさくはありません。

複数のヤモリが一斉に鳴いた場合は多少うるさく感じるかもしれませんが、近所迷惑になるレベルではありませんよ。

また、ヤモリの体臭はあまり強くありませんが、糞尿と食べ残しの餌は強く臭います

飼育する際はなるべくケージやエサ入れはこまめに手入れをしましょう。また、室内に空気清浄機を設置することもおすすめしますよ。

ヤモリの価格相場と入手経路は?

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e8%b2%a1%e5%b8%83-%e7%8f%be%e9%87%91-%e3%81%8a%e9%87%91-%e6%9c%ad%e5%85%a5%e3%82%8c-669458/

ヤモリの価格相場は、1,000円から100,000円と幅広いです。

ニホンヤモリのようなメジャーなものは比較的安いですが、珍しい種類や模様のヤモリの場合は、数万円となることも多いですよ。

また、ホームセンターで販売されているヤモリもいますが、海外産のヤモリであれば爬虫類専門店で購入すると、種類も選べるのでおすすめです。

爬虫類は対面販売が義務付けられているため、インターネット通販で購入することはできませんので注意してくださいね。

ペットといつまで寄り添える?ヤモリの寿命は?

一般的にはヤモリの平均寿命は5年から10年ほどと言われています。

トッケイヤモリのように平均寿命が5年となる短命のものや、ジャイアントゲッコーのように平均寿命が30年となる長寿のものもいますよ。

また、ヤモリは寒さに弱いため、長生きさせるためにも、室温を18度から30度に保ちましょう。

肥満も短命の原因となるため、餌をやり過ぎないようにしたり、大きめのケージで飼育してヤモリの運動量を増やしたりすることもおすすめですよ。

ペットとして飼うためのヤモリの飼育アイテム6点

ここまでヤモリの特徴などについて説明してきましたが、実際に飼育するには具体的にどんなものが必要になるか気になりますよね。

以下にて、ヤモリを飼うために必要な飼育アイテム6点をまとめましたので、ぜひ読んでくださいね。

飼育アイテム
  • 蓋つき飼育ケース(ケージ)
  • シェルター・流木
  • 床材
  • 水飲み場・餌入れ
  • 保温器具
  • 紫外線ライト(昼行性のヤモリのみ)

蓋つき飼育ケース(ケージ)

ヤモリは脱走しやすいので、蓋つきのケースを用意しましょう。大きさは飼育するヤモリより一回り大きいものを選ぶといいですよ。

また、ヤモリには木の上で生活する種類もいますが、その場合は枝をケージ内の縦方向にたくさん入れる必要があるので、高さのあるケージを用意しましょう。

一番手頃な価格のケージはプラケースで、1,000円から2,000円程度で購入できます。

鑑賞性や環境を整えたい場合は、爬虫類専用ケージのグラステラリウムもおすすめです。こちらは3,000円から10,000円程度で購入できますよ。

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シェルター・流木

ヤモリは夜行性のため、日中に隠れることのできるシェルター流木などが必要となります。

また、ヤモリは臆病な性格のため、狭くて薄暗い隠れ場所となるシェルターなどがないと、ストレスが溜まってしまいますよ。

シェルターを購入する場合は、湿度を保つウェットシェルターや、脱皮に役立つような表面がざらついたものがおすすめです。

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床材

ヤモリを飼育するためには、ケージの床に敷物が必要になります。

見た目を気にしないのであれば、キッチンペーパーペット用のトイレシート使いましょう。糞尿の掃除の際はシートを交換するだけでいいのでお手軽ですよ。

また、ヤモリは湿度の高い環境を好むので、保湿効果の高いヤシガラマットもおすすめです。マットの上にヤモリが糞尿をしたらこまめに取り除きましょうね。

水入れ・餌入れ

水は霧吹きで、餌はケージ内にそのまま入れるだけでもヤモリは飲食できますが、水入れ餌入れを用意し品良く育てるといいでしょう。

特に、ヤモリは水浴びが好きなので、全身の浸かる大きさの水入れは用意しておくべきですよ。

また、水は入れっぱなしにしておくと傷みますので、毎日取り換えましょう。

保温器具

ヤモリに適している温度は20度から30度となるため、特に冬場は保温器具が必要となります。

木の上で生活するヤモリの場合はケージの上部から温めるヒーターを、地上で生活するヤモリの場合はケージの下から温めるヒーターを使いましょう。

また、昼行性でないヤモリを飼う場合は、明かりの出ないヒーターを選びましょうね。ヒーターはヤモリが直接触れないよう、ケージの外に設置しましょう。

温度管理も必要となりますので、温度計のようなケージ内の温度が計測できる機器も設置してくださいね。

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紫外線ライト(昼行性のヤモリのみ)

多くのヤモリは生活のためにライトを必要としていませんが、昼行性のヒルヤモリ属のヤモリには紫外線ライトが必須となります。

夜行性のヤモリにはライトは設置不要ですが、鑑賞しやすくなるので、熱帯魚用の蛍光灯を入れておくといいですよ。

飼育する際の注意点3点

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ヤモリを飼育する際の注意点としては、湿度の管理と温度の管理を徹底すること、そしてケージを掃除する時間帯に気を付けることが挙げられます。

飼育する際の注意点
  • 湿度の管理
  • 温度の管理
  • ケージを掃除する時間帯

まず湿度の管理ですが、ヤモリは脱水症状を起こしやすい生き物です。水やりはもちろん、一日に1、2回はケージ内を霧吹きで濡らして湿度を保ちましょう。

次に温度の管理ですが、ヤモリは特に寒さに弱く、あまりに室温が寒すぎると冬眠して餌を食べなくなります。

冬眠をしてしまうと、栄養の貯蔵不足でそのまま亡くなってしまう可能性もあるので、ヒーターでケージ内を温めるよう気をつけましょう。

また、ケージを掃除する時間帯ですが、ヤモリが睡眠中に掃除するとストレスが溜まってしまいます。できるだけヤモリが起きている時間帯に掃除しましょうね。

ペットに美味しい食事を摂らせたい!ヤモリの餌とは?

ヤモリは基本的に生きている虫しか食べません。ペットショップやインターネット通販でコオロギミルワームを購入しましょう。定期購入以外にも自分で育てることもできますよ。

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どうしても虫が苦手という場合は、ヤモリによっては人工飼料を食べる種類もいるので、飼育に慣れたタイミングで挑戦してみましょう。

ただし、基本的にはどのヤモリも昆虫が好きで、そのうち人工飼料に飽きて食べなくなる可能性もあるため、通常は昆虫を食べさせると思っておいた方がいいでしょう。

また昆虫食だけではカルシウムが不足し、くる病になりやすいので、餌となる昆虫にサプリメントを塗して食べさせましょうね。

ヤモリのかかりやすい病気4点

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ヤモリを飼育する上で、発症しやすい病気について知っておけば、対策もしやすくなりますよね。

以下にてヤモリのかかりやすい病気を4点にまとめましたので、参考になれば幸いです。

ヤモリのかかりやすい病気
  • くる病
  • 脱皮不全
  • 脱水
  • 自切

くる病

くる病とは、カルシウムが不足することで、骨に異常をきたして足腰が悪くなる病気です。

ヤモリは一度くる病になると運動不足や食欲不振となり、壁や天井に登ることもできなくなってしまいますよ。

前述しましたが、昆虫食だけではカルシウム不足になり、くる病になりやすいため、サプリメントを使って栄養を補いましょう。

脱皮不全

脱皮不全とは、ケージ内の湿度が不足していることが原因となり、脱皮の皮が最後まで剥けなくなる病気です。

脱皮不全をそのままにしておくと、その部分が腐ってしまい元に戻らなくなってしまいます。

脱皮不全を見つけたら、30度程度のぬるま湯につけて、手で優しく皮をこすり落としてください。

また、こまめにケージ内に霧吹きをかけるなど、湿度を高めて予防しましょうね。

脱水

ヤモリは水分が不足すると脱水症状が現れ、衰弱して食欲が不振となります。

ヤモリによっては、水入れの水を飲まない場合もあるので、こまめにケージ内に霧吹きをかけて、水分が不足しないように気をつけましょう。

自切

自切とは、ストレスなどの外的な要因により、ヤモリが自分で自分の尻尾を切ることをいいます。

ヤモリは身の危険を感じると自切しやすくなるので、あまり刺激を与え過ぎないようにしましょう。

また、ヤモリの尻尾には栄養を蓄える機能もあるので、もし自切してしまった場合は、通常より多めの餌を与えましょうね。

ヤモリをペットとして飼うには?まとめ

一般的にヤモリは臆病で繊細な生き物となり、慣れないうちは餌やりにも苦戦するため、ペットとして飼う場合は、根気強く向き合う必要があります。

また、触り過ぎたり追いかけ回し過ぎたりすると、ヤモリはストレスを抱えやすくなるので、慣れてからも適度な距離感を心掛けましょう。

実際にヤモリを飼う場合は、まずはケージなどの飼育環境を整えましょう。ヤモリが病気にならないように、特に湿度と温度はきちんと管理してくださいね。

また、ヤモリの種類によって、価格や飼育に適した環境も異なりますので、飼育する前にどのヤモリが飼いやすいか調べたうえで購入するようにしましょう。