格安SIMについて何となく理解はできているけれど、乗り換え方がわからないと頭を抱えてはいませんか?
手順やら、準備するものやらを1から調べるのは面倒ですし、大変ですよね。
この記事では、格安SIMに乗り換える手順や注意するべきことなどを全てまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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格安SIMに乗り換える方法
ここでは格安スマホの乗り換える方法について紹介します。乗り換える方法は2つあります。
- MVNOから新しくスマホを購入してSIMカードを契約する方法
- スマホは自分が現在使っているものでSIMカードを契約する
MVNOから新しくスマホを購入してSIMカードを契約する方法
MVNOから新しくスマホを購入することで、スマホの対応ができるかできないかを気にする必要がないことや、SIMカードを使用できないといったトラブルがありません。
また、接続の設定など基本的な設定が終わっている場合など、安心で楽ができる点がメリットです。
しかし、スマホの機種が制限されることにもなるため、高機能なスマホを使用したい方は不満が残る可能性があるというデメリットがあります。
スマホは自分が現在使っているものでSIMカードを契約する方法
スマホは自分が使っているものが良いという場合は、まず乗り換え先がMVNOで対応しているかを調べる必要があることや、SIMロックの解除など、事前準備が必要であることが多いです。
しかし、自分のスマホをそのまま使うことによって、端末代がかからないことはメリットとなりますのでどうするのかをよく検討しましょう。
格安SIMに乗り換える準備とは?
格安SIMに乗り換えるのは難しいイメージがありますよね。ですので、ここでは格安SIMに乗り換えるための準備に何をすればいいのかをお伝えします。
必要なもの
まずは、格安SIMに乗り換えるために必要なものをご紹介します。
- 身分証明書
- クレジットカード
- webメールアドレス(Gmail、yahooメールなど)
- MNP予約番号
- スマホ(SIMロック解除済み)
身分証明書
どの会社でも契約時には身分証明書が必要になりますので準備しておきましょう。
クレジットカード
店舗の場合は現金でも支払えるところもありますが、基本的にクレジットカードで支払うところが多いため用意しておきましょう。
webメールアドレス(Gmail、yahooメールなど)
大手キャリアから移行するとキャリアのメールは使用できなくなるため、webメールアドレスを準備しておきましょう。
よく利用しているアプリなどでメールアドレスの変更をすることを忘れないようにしましょう。
MNP予約番号
MNP(Mobile Number Portability)番号とは電話番号はそのままで移転先の携帯電話会社のサービスを利用できる制度のことをいいます。
10桁の桁の番号なのですが、この番号がなければ電話番号の引継ぎができません。
MNP番号の発行に料金は発生しませんが、携帯を乗り換えるときに手数料が発生します。詳しくは費用の項目で説明しますね。
電話番号を買い替えと同時に変更したい場合はこの作業は不要です。
スマホ(SIMロック解除済み)
現在使用しているスマホを引き継ぎたい場合SIMロックがかかっているかを確認し、ロックがかかっている場合はロックを解除する必要があります。
この作業ができていない中で格安SIMを契約してしまうと、SIMロックの解除が終わるまでインターネットと電話が使用できなくなってしまうので注意が必要です。
契約更新月を調べる
現在使っている回線契約の更新期間がいつなのかを確認しておく必要があります。大手キャリアは通常2年契約のため更新期以外で解約するには解約金が発生してしまうからです。
移行するなら、解約金がかからない更新期間に行うのがおすすめです。
LINEやその他利用しているアプリの引継ぎ
自分のスマホをそのまま格安スマホとして使用する場合は写真などのデータは残っていますが、機種変更をする場合は移行が必要になります。
あらかじめバックアップを取ることや、アプリに登録しているパスワードなどを確認しておきましょう。
格安SIMに乗り換える手順①スマホを購入して乗り換える
MVNOからスマホを購入して乗り換えるときの手順を紹介します。
1購入する機種を選ぶ
乗り換え先で販売している機種からお好みのスマホを選びましょう。
2申し込みをする
お好みのスマホを選ぶことができたら、申し込みの手続きを行います。
申し込み手続きでは、回線タイプやSIMカードの種類、データ量などを選択していきます。
3スマホ本体とSIMカードの確認
申し込み完了後1週間程度でスマホ本体とSIMカードがと届くので、内容を確認しましょう。
4MNPの切り替え手続きを行う
MNPを利用する場合の続きを行いましょう。切り替え手続きには通常1~4時間程度で完了しますが、その間一時的に携帯電話回線が利用できない時間が発生するため、注意が必要です。
5SIMカードをスマホに装着する
取扱説明書を参照にSIMカードをスマホ本体に装着してください。
6通信接続の設定を行う
スマホの電源をつけて通信接続の設定を行います。新規契約と同時にスマホを購入した場合は設定が完了している場合もあります。
格安SIMに乗り換える手順②自分のスマホで乗り換える
ここでは、スマホ本体は自分のものを使い、SIMカードのみを契約する場合の手順を紹介します。
ここでのポイントは、自分の今使っているスマホがMVNOで使用できるのかをきちんと確認しておくことです。
基本的な流れは、先ほどのスマホを新規で購入する場合と同じです。
1動作確認状況を確認する
乗り換え先のMVNOで自分のスマホの動作確認が済んでいるかをサイトなどで確認しましょう。動作確認をしておかないと、トラブルに見舞われる可能性が高くなってしまいます。
2SIMロック解除が必要か確認する
SIMロックが必要かどうか確認します。大手携帯会社のスマホには通常SIMロックがかかっているため、他社の通信回線を利用できません。
通信回線が利用しているキャリアと、MVNOが異なる場合はSIMロックの解除が必要になることがほとんどです。
SIMロックの解除が必要な場合は、利用中の携帯会社でSIMロックの解除の手続きをしましょう。
3申し込みをする
1と2の作業が完了したら、次に申し込みをしていきましょう。ここで注意したいことがあります。
それは、回線タイプの選択です。自分のスマホが利用できる回線タイプを選ぶようにしましょう。
SIMカードのサイズの選択にも注意が必要です。自分のスマホで使えるSIMカードのサイズを確認しましょう。
4SIMカードが届く
申し込み完了後1週間程度でスマホ本体とSIMカードがと届くので、内容を確認しましょう。
5MNP切り替え手続きをする
MNPを利用する場合の続きを行いましょう。切り替え手続きには通常1~4時間程度で完了しますが、その間一時的に携帯電話回線が利用できない時間が発生するため、注意が必要です。
6SIMカードをスマホに逢着する
取扱説明書を参照にSIMカードをスマホ本体に装着してください。
7通信接続の設定を行う
スマホの電源を入れて通信接続の設定を行います。設定方法はMVNOや使用する回線タイプによって異なるため、利用サイトで確認して設定をしましょう。
格安SIM会社の選び方
格安SIMの会社は一つではなく複数存在しており、この会社選びが重要になります。そこで、格安SIM会社の選び方を紹介します。
- 店舗があるかどうか
- どこの回線を使用しているか
- どのようなプランを使用したいか
店舗があるかどうか
格安SIM会社はネットで完結できるところも多いため、店舗を持たない場合もあります。対面での手続きを希望する場合は、店舗の有無をあらかじめ確認しておく必要があります。
どこの回線を使用しているか
現在使用中の回線がドコモで、契約を検討中の格安SIM会社の回線がソフトバンクだった場合、SIMロック解除が必要になります。
このように、SIMロック解除の手続きの有無にもかかわってくるため、どこの回線を使用しているのかの確認が必要です。
どのようなプランを使用したいか
電話をよく使うのか、それとも電話は使わないけれどSNSをよく使うのか、家族全員で割引できるプランはないのか、など自分の使用用途を明確にして、格安SIM会社を検討するとよいでしょう。
格安SIMに乗り換える費用はどれくらいかかるの?
格安SIMに乗り換えるときにかかる費用がどれくらいか気になりますよね。ここでは初期費用でかかるお金がどれくらいあるのかを紹介します。
スマホを新規で購入するのか、しないのかなどでも変わってきますが、基本的にかかる初期費用は、4,000円程度です。
これは、格安SIM会社への申し込み手数料と、新しいSIMカードの料金です。
他にかかる費用として、SIMロック解除の手数料、MNP転出手数料、スマホを購入する場合は端末の代金、携帯会社の違約金があります。
SIMロック解除の手数料
SIMロック解除が必要な場合、携帯ショップでSIMロック解除を行った場合、手数料で3,300円ほどかかります。しかし、ウェブ上でも解除を行うことができ、その場合、手数料がかかりません。
MNP転出手数料
MNP転出手数料は各携帯会社3,000円としています。今後変更がある可能性も考えられますので、要確認してください。
スマホを購入する場合は端末の代金
スマホ端末代金は平均で15,000~35,000円です。中古品やその他特典により、7,000円などの価格もあります。
携帯会社の違約金
以前までは、基本的に大手携帯会社では「2年単位での自動更新」が基本となっており、契約更新月を含む前後3か月以外での解約には9,500円(税別)がかかりました。
しかし、2019年10月1日からソフトバンクでは0円、ドコモとauは1,000円(条件あり)に変更になりました。
不要なスマホはどうすればいいの?
不要なスマホを処分したいときは、SDカードやSIMカードを抜いて初期化をしましょう。データを消しておかないと情報漏洩につながる恐れがあるからです。
自分でデータの消去を行っても良いですが、不安な方はリサイクルショップにもっていくことや、利用していたキャリアで処分してもらうのがおすすめです。
もちろん、必ずしも捨てなければいけないものではないので、家で保管しても良いです。
格安スマホに乗り換えた人の声
格安スマホに乗り換えてよかったことは何か気になりますよね?ここでは、実際に格安スマホに乗り換えた人の声を紹介します。まずは、良い意見から見てみましょう。
良い意見
自分に適した格安SIMに変えた多くの人が、利用料金が減ったと話していますね。利用料金が減ることによってほかのところにお金を使えるようになりますから、嬉しいですね。では、次に悪い意見を見てみましょう。
悪い意見
このように、利用料金は減ったけれど、そのほかの機能に不満を感じたとの意見です。プランを選ぶ際に自分はどのように使っていきたいのかを明確にしておく必要があるようですね。
また、自分で調べて確認することも重要であることがわかります。
まとめ
今回は、格安SIMに乗り換える方法や注意などをお伝えしました。どれだけの手間や費用がかかるのか、自分の手元に格安スマホが来た時のイメージが湧きやすくなったのではないでしょうか。
まずは、乗り換える方法からこの記事の順に考えていくとスムーズに乗り換えることができるでしょう。
今回の記事の内容をふまえて、格安SIMに乗り換えるかどうか、どういうプランで乗り換えようかをもう一度検討していただければと思います。