「今まで犬を飼ったことがない」、「いつからしつけをしたらいいかわからない」と悩んでいませんか?
環境に慣れていない内にしつけをするのは早いし、成犬になってからでは遅すぎる…。いつから始めればいいか不安になりますよね。
今回はそんな初心者の方でも分かりやすいように子犬の時期からどのようにしつければいいのか解説していきますのでぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4019835)
犬のしつけとは?
そもそも犬のしつけとはどのようなものなのか?実際に愛犬をしつける前に理解しておくことが大事になってきます。
ただ叱ったり、暴力で分からせるだけでは人間と同様で怯えてしまいます。また、ストレスや不満から問題を起こしてしまうようになるかも知れません。
本当のしつけとは、ルールを守るようにしてできなかったことを叱るのではなくできたことに対して全力で褒めてあげましょう。
褒めてあげる事でご主人様の言う事を聞けばまた褒めてもらえれると理解して徐々にルールを守るようになります。お互いの信頼関係が気づいていけたらしつけもより捗ること間違いなしです。
子犬のしつけいつからはじめる?
子犬のしつけは生後2~3ヵ月後が理想です。生後2~3ヵ月までは社会化期と言われる時期で脳が未発達の状態の為しつけをしても仔犬が理解できません。この理由から生後2~3ヵ月後からしつけを行うのがいいです。
また、生後2~3ヵ月までは愛犬にたくさんの愛情を注いであげるとともに、人や物、日常の音にも慣れさせていき1つでも多くの恐怖心などをなくせていければ2~3ヵ月後からのしつけもスムーズにいくと思います。
子犬を向かい入れすぐに教えたいしつけ
子犬を向かい入れるにあたりまず、次の3つをはじめに教えてあげてください。
- 名前を覚えさせる
- トイレの場所を覚えさせる
- 環境に慣れさせる
この3つを覚えさせるのに繰り返し教える事になるので精一杯頑張って教えてあげてください。
また、子犬がいつ来てもいい様にゲージの場所、トイレの場所、など事前に確認してYouTubeや実際に飼われている方に聞いてアドバイスをもらうのも愛犬の為にいいと思います。
名前を覚えさせる
名前を呼ぶ際は、1つの呼び方で呼び仔犬が混乱しないようにしましょう。
もし名前を覚えてもらえないときは、おやつをあげたり、名前を呼んで反応した際は褒めてあげてください。
トイレの場所を覚えさせる
仔犬にトイレを覚えさせるのは難しそうに見えますが、犬の習慣を理解して環境を整えれば覚えてくれる事間違いなしです。
初めは1か所にだけに設置せずに何箇所かに設置してあげてください。そして、シートで排泄させてください。臭いで覚えさせることで成功しやすくなります。
環境に慣れさせる
生活を共にしていく中で色々な音であったり、人に触れられることなど様々な環境が予想されます。また、4か月を過ぎると警戒心が強くなるためその前に慣れさせるのがいいと思います。
長時間しつけを行うと仔犬も疲れてしまうので、短時間で何度も繰り返ししつけを行うことがポイントです。
子犬のしつけ訓練はいつから?
ある程度しつけに慣れてきたらしつけ訓練を行います。ここで言うしつけ訓練とは、飼い主が犬に出す指示を指します。
犬の安全や他人に迷惑を掛けないようにするために必要な訓練です。少しずつゆっくりでいいので確実に覚えさせましょう。
しつけ訓練で覚えさせたい例としては、(お座り、待て、おいで、GO、NO)などです。教える時は名前のときと同じで統一して教えてあげてください。犬は言葉の意味ではなく音で覚えています。
そのため、しつけする際は名前と一緒に呼ばない様に注意してください。叱るときは叱る内容だけです。
子犬のしつけに役立つ物はいつから使う?
子犬をしつけする時に必要な物や使うタイミングを紹介したいと思います。しつけときに役立つ物があれば楽しくもなり時間も短い時間でお互い幸せに過ごしていけると思います。
子犬をしつけして褒めるとき
2~3ヵ月を過ぎた頃からおやつをすぐに溶けるおやつをあげましょう。消化不良防止のためです。
子犬のしつけをしていて飼い主さんの指示通りできたときにたくさん褒めて、ご褒美としておやつをあげると子犬は褒められたと理解してくれます。
子犬のしつけ訓練のときに指示通りできたときなどおやつをあげると効果的です。ただし、しつけの際のおやつはあくまで子犬が覚えるためのきっかけと言う事は飼い主さんが理解してください。
最終的にはおやつを与えることなく言葉だけで落ち着くように頑張りましょう。
子犬と遊ぶとき
2~3ヵ月のときから遊ぶのがいいと思います。子犬と遊ぶときは必ずおもちゃを使って遊んであげてください。なぜかと言うと、人間の手や足、衣服をおもちゃと認識してしまうのを防止するためです。
主導権は必ず飼い主さんが握ってください。そして始まりと終わりの合図、遊びのルールを教えてあげましょう。
子犬のお散歩はいつから?
お散歩デビューは、獣医師に子犬の健康面なども相談して決める事をオススメします。生後3ヶ月までに行い、子犬の社会性を高めることが大切です。4ヵ月になると恐怖心が芽生えるからです。
最後のワクチン接種から2週間以降までは免疫が低いため直接地面を歩かせることは避け、抱っこして外に連れ出してあげましょう。
また、お散歩に行けない期間は首輪やリードに慣らすなど、自宅でできることをしてあげてください。
子犬しつけ時の注意点
子犬のしつけ時の注意点3つ紹介します。これらの事に注意してしつけしてください。
- トレーニング時間は短く
- 失敗して当たり前
- 言うことを聞いた方が良いことがあると認識させる
トレーニング時間は短く
1回のトレーニングは数分で終わらせ、回数は愛犬の様子を見ながら決めましょう。
「根気強く頑張る」というのは、1日に何時間も続けるということではなく、何日も繰り返すということです。
特に子犬は集中力が長く続かないため、トレーニングは反復練習が必要です。
失敗して当たり前
個体差はありますが、しつけは何度も繰り返し教える必要があり、すぐに上手くいかないものであることを前提としてください。
失敗が続くと残念に感じるかもしれませんが、間違っても強く怒ったり、名前を呼んで文句を言ったりせず、愛犬と一緒に楽しみながら続けましょう。
どうしてもしつけが上手くいかない時は、専門家であるドッグトレーナーに依頼するというのも、ひとつの方法です。
言うことを聞いた方が良いことがあると認識させる
犬のしつけでは、「言うことを聞かないと怒られる」ではなく、「指示通りにすると良いことがある」と思わせることが大切です。
犬の好きなことと、指示が結びつくように工夫をすることが重要です。色々なシーンでも同じことがいえます。
例えば、ハウストレーニングでは、ケージの中は安心できる場所、お散歩では飼い主について歩くことが最も安全で楽しいなど、環境や指示に対していいイメージを持たせてあげるようにしましょう。
犬のしつけはいつから?まとめ
飼い主さんや犬にとっても初めてのことばかりで不安になると思います。しかし、犬との生活を快適に過ごすためには、様々なしつけが欠かせません。
犬を飼ったからには最後まで面倒を見て、根気強く気長に取り組んでください。しつけで辛くなったときは出会った頃を思い出してください。
愛情を一杯注いであげてください。飼い主さんにも犬にもいい思い出ができるようにポイントを押さえたしつけをし、愛犬との絆をより深めておきましょう。