不動産投資とは何?と興味を持っていても、「不動産投資は儲からない」「不動産投資はリスクが高い」などのイメージがあって、手は出せないという方も多いでしょう。
そこで今回は、不動産投資に興味はあるけどよくわからないという初心者向けに、不動産投資とは何か、メリットやデメリットについて紹介していきます。
不動産投資について初歩的な情報を詰め込んでいますので、ぜひ最後まで読み進めてください。
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不動産投資とは大家さんになること
不動産投資とは、文字通り不動産に投資することです。具体的にはアパートやマンションなどの物件を買い、人に貸し出したり、買った物件を売却したりして利益を得る行為を指します。
つまり、「不動産投資をすること=大家さんになる」ということです。
不動産投資にもいろいろな種類があってマンションやアパートの一棟を扱う場合もあれば、一部屋だけ投資するものもあります。不動産投資は主に3つの種類に分けられます。それぞれ紹介していきますね。
- 区分マンション投資
- 一棟投資
- 戸建て投資
不動産投資の種類①区分マンション投資とは
区分マンション投資は、マンションの一室だけを買って部屋を貸し出したり、買った部屋を売却したりすることで利益を得る投資です。
マンションやアパートをまるまる一棟買うわけではないので、維持費も安くなり比較的少額で始めることができて初心者にもおすすめです。
また、部屋を売りたい時も、買い手が多いため売却しやすいという利点もあります。
ただ、少額で始められる分収入も安くなり、空室になった場合は収入がなくなってしまうリスクもあります。一棟買う時と違い、土地代が収入に入らないことにも注意しましょう。
不動産投資の種類②一棟投資とは
一棟投資は、アパートやマンションを一棟購入して、部屋を貸すことで利益を得る投資です。
一棟なのでその分購入に必要な資金は高額になりますが収入も大きく、複数の入居者に部屋を貸し出せるので空室のリスクも分散できます。
ただ、利益が大きい分失敗するリスクも大きく、手間も区分マンション投資より多くなります。また、買い手が少ないため売却しにくいのも特徴です。
不動産投資に対するある程度の知識と経験を得てからやってみることをおすすめします。
不動産投資の種類③戸建て投資とは
戸建て投資は一軒家を購入し、入居者に貸し出すことで利益を得る投資です。一度入居者が出ると長く住んでくれることが多いので、長期間収入を得ることができます。
新築か中古かによって購入時の金額は変わってきますが、少額で購入して自分でリフォームすることで費用を抑えられるのも特徴です。
ただ、貸し出せる物件は一つだけなので空室のリスクも高く、他の不動産投資よりいい物件をみつけるのに時間がかかるというデメリットもあります。
不動産投資のメリット
不動産投資はそのリスクの高さから始めるのに躊躇する方も多いですが、もちろんメリットもあります。それは主に次の3つです。
- 現金がなくても投資できる
- 長期の安定収入になる
- 他の投資に比べて時間と手間がかからない
現金がなくても投資できる
不動産投資をするには高額な資金が必要です。ですが不動産投資の種類によっては、すべてを現金で購入せず、ローンを使うことができるものもあります。
そのため少額の資金しかない場合も、購入物件の一割だけ現金で支払い、あとはローンで購入するといったことができるのです。
しかし、全額ローンで支払うことはできないので、まとまった資金を用意することを推奨します。
長期の安定収入になる
一度物件を購入してしまえば、入居者がいる間はずっと収入を得ることができます。人気のある物件を購入できれば入居者がいなくなることも減るので、安定した収入が見込めるでしょう。
そのため、突然職を失ったとしても、不動産投資の収入が入ってくるので働かずに生活することができます。
他の投資に比べて時間と手間がかからない
物件選びや購入時の手続きの手間があるだけで、そのあとの物件のメンテナンスや家賃の回収などは専門会社に任せることができます。
株式やFXと違って、定期的に相場を確認する必要もないので本業の仕事を妨げる心配もありません。
最初の手間を乗り越えれば、あとはほとんど時間を割かずに済むので、仕事が忙しい方でも安心して投資することができます。
不動産投資のデメリット
不動産投資と聞いて、やはり最初に思い浮かんでくるものは高いリスクですよね。不動産投資には3つの主なデメリットがあります。
- 100万程度の資金がいる
- リスクが高い
- 価格変動に左右される
100万程度の資金がいる
「よし、不動産投資をやってみよう」と思って実際に不動産のサイトを見てみると、100万~1,000万の世界が広がっていることでしょう。
不動産投資は物件を買うのですから、まとまった資金が必要になってきます。ローンが使えるものでも、少なくとも一割は現金で支払わなければならないことが多いです。
しかし、最近は10万やそれ以下の資金からでも始められる不動産投資も出てきています。どんな不動産投資を始めるにせよ、ある程度の資金を用意しておくと安心ですね。
リスクが高い
不動産投資はリスクが高いと聞いたことがある人がほとんどだと思います。実際、物件を購入しても空室で収入がないかもしれないというリスクや、入居者がお金を払ってくれないリスクもあります。
ですが、物件購入前に自分が買おうとしている物件は入居者が出るのか、しっかりと調査しておけば、ある程度空室のリスクは避けられるでしょう。
また、家賃の滞納者が出ても、専門会社に委託しておけば対応してもらえます。リスクを避けるためにも、しっかり前準備をしておくことが大切です。
価格変動に左右される
購入した物件に入居者が入らず売る場合に、売却価格が購入額より安くなることがあります。
なかなか入居者が入らなかったり、建物が老朽化していたりして相場が安くなってしまうことが原因です。
物件を購入するときは入居者が出るかしっかり調査し、購入した後のメンテナンスも専門会社に委託するなどして対応しましょう。
不動産投資はすぐには儲からない
「ぶっちゃけ不動産投資は儲かるの?」という疑問を持つ方も多いと思います。結論から言うと、不動産投資はすぐには儲かりません。
不動産投資の収入が得られるのは早くて一か月後です。それも購入した物件に入居者がいないと収入は発生しません。そのため、今すぐお金が欲しい方にとっては利益の発生が遅すぎると思われるでしょう。
ですが、一度軌道に乗れば大きな災害などに見舞われない限り、長期間で収入を得ることができます。そのため、長い目で見ると不動産投資は儲かると言えるのです。
不動産投資をはじめるにはまず情報収集が大事
不動産投資について紹介してきました。不動産投資は10万で始められるものも増えたとはいえ、だいたい100万、高額なものになると1,000万以上かかります。
高いお金をかけるのですから、できるだけ失敗はしたくないですよね。
失敗しないためにも、まずは知識を深めましょう。不動産会社選びも大切になってきますから、実際にサイトを見たりセミナーに参加したりして情報を集めましょう。
また、不動産投資の種類によっては初心者でも始めやすいものがあります。不動産投資の種類で紹介した区分マンション投資もその一つです。しっかり情報を集めて自分に合った不動産投資をみつけてみてください。