大切な家族の1員でもある愛犬の食欲が減ったり、ドッグフードを食べない日が続くと心配ですよね。もちろん病気など体調を崩している可能性もありますが、決めつけるのは早いかもしれません。
この記事では犬がドッグフードを食べない時の原因や対処法などについてご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。アイキャッチ参照:https://pixabay.com/ja/photos/%E5%AD%90%E7%8A%AC-%E7%8A%AC-%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88-%E8%A5%9F-1903313/
2日程度ならフードを食べないでも大丈夫
犬は本来狩りをして生きてきた動物なので、もちろん犬種にもよりますが、老犬や子犬は1日、成犬は2日程度であればフードを食べていなくても死にはしません。
なので食欲が無いからといって、すぐに病気や怪我かもしれないと心配する必要はありません。ですが水を全く飲んでいない場合などは注意が必要です。
水すらも飲めないほど体調を崩している可能性がありますし、脱水症状を起こすと命の危険が早急に迫って来ます。そこまで酷い状況の場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってあげましょう。
愛犬がフードを食べない4つの理由
愛犬がフードを食べない理由、食欲が出ない理由というのは主に4つの理由が考えられます。次からは詳しく説明していきます。これらの理由に心当たりがあったら、ぜひ読み進めてみてくださいね。
- 環境、季節の変化
- わがまま
- ストレス
- 病気
わがままくらいだったら気長に待てば良いのですが、病気の場合は1刻を争いますし、ストレスも溜まれば病気になります。少しでも異常を感じたら躊躇なく病院に連れて行きましょう。
愛犬がフードを食べない理由『環境、季節の変化』
まずは環境や季節の変化による影響です。たとえば冬は沢山ドッグフードを食べていたのに、暖かくなってきた途端、食事量が減ってしまったということはありませんか。
これは犬など外で暮らしている動物は、体温を維持するためのエネルギーを得るために冬場は食事量が増える傾向があります。つまり夏場が減るのではなくて、その逆で冬場が増えているのです。
食事量が減っているのに、健康面に影響が無い場合は季節の変化が理由かもしれません。
愛犬がフードを食べない理由『わがまま』
おやつなど嗜好性の高い食べ物ばかりあげていると、ドッグフードなどの主食を食べなくなってしまう場合があります。おやつは食べるのに、ドッグフードを食べない時はわがままになっている可能性があります。
このわがままへの最善の対処法は、フード以外を与えないことです。いつも通りフードを出し2、30分して食べていない場合は下げてしまいましょう。
この時重要なのは、次の食事の時間まで絶対におやつを与えないことです。長期戦になるかもしれませんが、心を鬼にして根気よくフードを出し続けましょう。すると元の食生活に戻る可能性が高いです。
愛犬がフードを食べない理由『ストレス』
食事量が減っているのと同時に、吠えたり唸ったりするなど問題行動が多い場合は犬にストレスが溜まっている可能性があります。犬がストレスを貯めやすい原因は主に以下の理由です。
- 飼い主とのスキンシップ不足
- 引っ越しなど環境の変化
- 散歩など運動不足
犬がストレスを貯めていそうな感じだったら、コミュニケーションを増やしたり散歩の回数を増やしたりと、ストレスの根本的な理由を取り除いてあげましょう。あえて様子を見るのも手ですよ。
愛犬がフードを食べない理由『病気』
食事量が減っただけでなく水も飲まない場合、食欲はあるのに食べにくそうにしている場合、下痢気味や嘔吐をしている場合は病気の可能性があります。
さらに夏場は熱中症の可能性もあります。犬は体調の変化が分かりづらいので、普段からよく観察しておくのが大切です。
どの症例にしろ早期発見、早期治療が出来れば一大事にはならないことが多いです。犬は体調変化が分かりづらいので、少しでも異常を感じたら、すぐに動物病院を受診しましょう。
『対策①』フードの温度や出し方を変える
ここからはフードを食べない時の具体的な対処法をご紹介していきます。まずはフードの温度や出し方を変えてやることです。犬は嗅覚が敏感なので、フードを温めて香りを出してやることで食欲が増える場合があります。
他にカリカリ食感のフードをお湯でふやかしてやるという手もあります。ふやかすことで香りも立ちますし、食感の変化で食べやすくもなります。
簡単でなおかつ大きな効果を得られる可能性が高いので、1手目としてとりあえずこの方法を試してみるのがおススメです。
『対策②』フードをガラリと変更してやる
ずっと同じフードを出していると、味に飽きてしまったり加齢で味覚が変わったりする影響で食いつきが悪くなったりします。そんな時は思い切ってフードを変更してやるのが良いでしょう。
これまでチキン風味を出していたら魚風味に変更してみたり、缶詰などの半生のフードをトッピングしてみたり、あとは成長によって年齢に合ったフードに変えてやるという手もあります。
フードを変えても食欲が変わらないときは、新しいフードを警戒している場合があります。そんな時は前のフードとブレンドして出してやり、少しずつ新しいフードに慣らしていきましょう。
『対策③』運動量を増やす
シンプルな方法ですが、運動不足で消費エネルギーが少ないので食欲が減っている場合があります。そんな時は散歩の回数や運動時間を増やしたりしてやるのがおススメです。
梅雨時や真冬など悪天候の影響で中々外には出られない時も多いでしょう。そんな時のために室内遊びのレパートリーを増やしておくのが大事です。
元気な成犬にはあまり関係無いことかもしれませんが、老犬や室内犬を飼っている人は運動不足になりやすいのでぜひこの点を意識してみてくださいね。
『まとめ』愛犬の食欲が戻らない時には迷わず動物病院へ
どれだけ対策しても食欲が戻らない場合は、動物病院へ相談しに行きましょう。ただのわがままの場合もありますが、1見元気そうでも、病気の可能性ももちろんあります。
病気だった場合は早期発見、早期治療が出来れば大事に至る前に解決することが出来るかもしれません。犬は体調不良を隠すので、少しでも気がかりなことがあれば、迷わず動物病院へ行きましょう。
犬の健康のため、そして飼い主であるあなたの健康のためにも少しでも心配なら動物病院へ相談しにいきましょう。