不動産投資とは何か説明できますか?不動産投資と聞くと「不労所得」「大家さん」「借金」「危ない」というワードをよく見るかもしれません。
成功すれば楽な生活を送れて、失敗すると人生が終わる、と思う方もいるかもしれません。
この記事では、「不動産投資とは何か」「メリット・デメリット」「一般の人でもできるのか」という点について不動産投資初心者の方向けに解説しています。
後半では気を付ける点や勉強方法も解説してますので、どうぞ最後までお読みくださると幸いです。
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%81%8A%E9%87%91-%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0-%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3-%E6%8A%95%E8%B3%87-2724235/)
不動産投資とは?
不動産投資とは以下のとおり大きく2つの方法に分けられています。
- キャピタルゲイン:不動産を購入し売却することで益を得る投資方法
- インカムゲイン :不動産を購入し運用(誰かに住んでもらう)し益を得る投資方法
不動産の売却で益を得るのは初心者には難易度が高いので、後者の運用して家賃収入を得る方法をおすすめします。
不動産投資は不動産を購入する必要があるので多くの資金が必要になります。ではそんな不動産投資にはどんなメリット・デメリットがあるか解説していきます。
不動産投資のメリットとは?
不動産投資のメリットは多くありますが、主だったもの3つをご紹介します。
- 銀行等の金融機関からお金を借りられる
- 安定した資産運用と自由な時間を両立できる
- 経費が使える
銀行等の金融機関からお金を借りられる
不動産投資の一番のメリットはこれでしょう。株式投資等のほかの資産運用にはありません。
自分の持っている以上のお金を資産運用に使うことができるので、多額のお金がなくても収入を得ることができます。
安定した資産運用と自由な時間を両立できる
不動産投資は入居してもらうことで一定の収入を得ることができます。また、災害等に被災しても保険である程度カバーできるので安定しているといえます。
また会社に勤めて稼ぐ方法とは違い、自分の時間が多くあるので自由な時間を確保できます。
経費が使える
株式投資等の資産運用とは違い、経費を使うことができます。もちろん使った経費分は税金がかからない点がメリットとなります。
不動産投資のデメリットとは?
では、次に不動産投資のデメリットについても3つご紹介します。
- 売りにくい
- 購入資金がかかる
- 空室の可能性
売りにくい
不動産を売りたくなってもすぐに売ることはできません。買ってくれる相手を探す手間、売買の手続きも手間と時間がかかります。
購入資金がかかる
金融機関から融資してもらえますが、貯金が0円の状態では融資を引くことはできません。頭金としてある程度まとまった金額が必要となります。
空室の可能性
周囲や社会環境の変化で入居者が見つからなかったり、家賃が下がったりする可能性もあげられます。
不動産投資の種類とは?
では次は、不動産投資の基礎知識ということで不動産投資運用の種類について解説していきます。
- 戸建て
- アパート・マンション
- ワンルーム
戸建て
戸建てを購入し入居者から家賃収入を得る方法です。不動産投資初心者の方におすすめしたい方法でもあります。
中古戸建ては不動産投資の中では500万円以下と比較的安価な物件が多くあるので、貯金がある人は銀行等の金融機関から融資を引く必要がありません。
また、ファミリー層に入居してもらえれば長期間家賃収入が得られるのも大きなメリットです。
アパート・マンション
戸建てではなく、アパートやマンションを丸ごと購入し多くの入居者から家賃収入を得る方法です。
購入資金は高く、金融機関から融資を引く方がほとんどです。ですが、複数の入居者から家賃が得られるので収入も多くなります。
また、戸建てとは違い、1つ空室ができても他の部屋に入居者がいれば家賃収入を得ることもできるのでリスク軽減にもなります。
ワンルーム
建物1棟ではなくマンションの1室を購入し、入居者から家賃収入を得る方法となります。
1室のみなので購入資金は低く、管理に手間がかからないことがメリットです。ですが、購入資金が低いので金融機関から融資を引くのは難しいです。
一般の人でも不動産投資はできるのか?
不動産投資は一般の人でも行うことができます。購入資金も高く、金融機関とやりとりすることもあるので、とてもハードルが高く感じてしまいますが資格や肩書などは必要ありません。
近年では一般のサラリーマン層の方々でも不動産投資を始める方が多くいます。
ですが、闇雲に不動産を購入してはいけません。見た目が綺麗だから、という理由だけで購入してもいけません。事前にしっかり勉強が必要です。
どんなことを勉強すればいいか?
不動産投資の勉強方法として、具体的には次の点をしっかり行いましょう。
- 不動産投資の本を読む
- 不動産投資家のブログを読む
- 不動産投資仲間の繋がりを作る
- 実際に気になる物件の内見に行く
まず、本とブログから知識を得ましょう。場所・築年数・物件選びの見方等、知識を得れば得るほどほどリスクは小さくなります。
そして、実際に不動産投資家仲間に会って一緒に内見に行ってみましょう。その地域の特性や物件の見方等を本とは違う視点で学べます。
気を付ける点
不動産投資を始めようと思っている方に注意点をお伝えします。気を付けないと騙されて大きな損害を被るかもしれません。
- 無料セミナー
- 高利回り
- 新築ワンルーム投資
無料セミナー
不動産投資について調べてみると、無料セミナーが開催されているのを目にします。ですが、無料には無料である理由があります。
もちろん無料ですが、人を集めて物件の売り込みをしてくる開催者(不動産業者)もいます。
セミナーに参加したいのなら有料セミナーへの参加がおすすめです。
表面利回り
表面利回りとは「年間の家賃収入」を「物件購入価格」で割った簡単な利回りのことです。高い表面利回りを提示して「お得」と思うかもしれません。
ですが、表面利回りは「常時満室」「金融機関の金利」「諸経費」「家賃の下落」「リフォーム代」等々今後かかる費用を無視して計算しています。
なので利回りを見るときは表面利回りではなく、実質利回り(経費等含んだ利回り)を見るようにしょう。
新築ワンルーム投資
新築ワンルーム投資ではよく「節税になる」「年金になる」と聞いたことがあるかもしれません。税金が減るのは赤字だからです。儲かっていれば税金がかかるのは当たり前です。
年金についても、30年、40年先のことを考えると、その頃はボロボロの中古ワンルームになっています。そんな部屋から家賃収入を得るのは難しく年金代わりにはなりません。
まとめ
以上、不動産投資について初心者の方に向けて解説してきました。
不動産投資は資金面でハードルが高く、勉強することも多い、気を付けないと騙されるかもしれません。ですがしっかり知識武装をし、経験を重ねることであなたも不動産投資家になることはできます。
もし不動産投資で安定した収入を得られるなら毎月不労所得が入ってきます。実績を積めば、金融機関からの融資を引きやすくなり次の物件を購入しやすくなります。大家さん生活も夢じゃありません。