近年ではコロナ禍ということもあり、オンライン会議をする方も増えています。そんな時に必要になってくるのがマイクです。
マイクには相手に声を届けやすい商品だったり、周りに相手の声を漏らさないといった商品があります。オンライン会議を効率よく行うためには必要なものです。
この記事では、マイクを選ぶ際に大切なことやオススメの商品を紹介しています。あなたのオンライン会議が、心地良いものになるよう丁寧に書いていきますのでぜひ最後までご覧ください。
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オンライン会議でのマイク選びのポイント
オンライン会議をする際、相手との会話をスムーズに行いたいですよね。そのためには、マイクの特徴や使い方を知っていなければいけません。マイク選びをする際は、以下の点を把握しながら商品を選びましょう。
- 対応人数と集音範囲
- 接続方法
- ノイズキャンセリング機能などの有無
- マイクの形状
- 指向性
このようにオンライン会議で使用するマイクは、チェックするべきポイントがたくさんあります。それでは何を意識すればいいのかということを、一つずつ紹介していきます。
マイクの対応人数と集音範囲を把握しよう!
オンライン会議用にマイクを選ぶ際には、何人で使用するのか?ということが商品選びをするコツになります。
マイクの中には複数連結することで、大人数に対応できる商品もあります。なので、最初は少人数で会議をする予定だが、後々人数が増えるかもしれないという時には複数連結できる商品を選ぶと良いでしょう。
またマイクは、集音範囲を把握することが大事です。大人数でオンライン会議をする場合、自然とマイクとの距離は離れるので集音範囲の広い商品を選びましょう。
マイクの商品説明に集音範囲が記載されていないときは、「対応人数」が1つの目安になります。逆もまた同じなので、把握しておいてください。商品を選ぶ際は指向性・対応人数・集音範囲を考慮しましょう。
オンライン会議でのマイク接続方法
マイク接続方法には、「有線」と「無線」の2種類があります。それではどのような違いがあるか紹介していきます。
有線の特徴
有線のマイクは、ミニジャックを使って接続するタイプとUSBを使って接続するタイプがあります。
有線マイクが無線マイクより良い点として、音の遅延が少なく会話がしやすいという点が挙げられます。
無線の特徴
無線のマイクは、Bluetoothを使って接続を行います。Bluetoothの接続状態を維持できる範囲であれば、場所を問わず会話することができます。
ただ有線と違い、多少のタイムラグが発生してしまうため会話しづらいということになることがあります。
どちらも良し悪しがあるので、使用する場面に応じて使い分けをするというのも1つの手ではないでしょうか?
オンライン会議でも話しやすい便利機能紹介!
オンライン会議をする際に、会話をスムーズにするためにあると便利な機能を2つ紹介します。
- ノイズキャンセリング機能
- エコーキャンセリング機能
ノイズキャンセリング機能とは、「騒音を打ち消す」という意味があります。その名の通り、外部からの騒音を打ち消し相手の声を聴き取りやすくしてくれます。
エコーキャンセリング機能とは、相手のスピーカー音を拾って音が反響しないようにしてくれる機能のことです。音が反響して聴こえると、「聞こえづらく、喋りづらい」のでとても便利な機能です。
会話をスムーズに行えるかということは、会議の生産性にも大きく影響してきます。そのためこういった機能があるかというのを把握し、商品を選ぶようにしましょう。
エコーとは、反響という意味があります。音波が壁などに衝突し、跳ね返ってくることをいいます。話し相手の声が反響して聴こえないように、ノイズキャンセリング機能があります。
オンライン会議に適したマイクの形状とは
まず、マイクにどのような形状があるのかということについて書いていきます。そしてどのような特徴があるのか見ていきましょう。
- マイク単体の物
- ヘッドセット型
- スピーカーフォン
マイク単体
イヤホンやヘッドセットのように、耳を塞ぐ機器が苦手な方や、あなたの声の通りやすさにこだわりたい方にはオススメです。
単一指向性のマイクがあり、特徴として周囲の音声を拾いにくく、マイクが向いている方向の音を集音できます。そのためハウリングの軽減もしてくれます。
また無指向性や、指向性切替可能なマイクもあるので使用人数に応じて商品を選ぶようにしましょう。指向性については次の見出しで説明してますので、そちらをご覧ください。
マイクなどを使用していると、「キーン」や「ボー」と耳をつんざくような音が発生したという方もいるのではないでしょうか?その音が発生する現象を「ハウリング」と呼びます。
ヘッドセット型
ヘッドセット型はイヤホンもしくは、ヘッドホンとマイクが一体となった形状が特徴です。マイクと口元の距離が近いため、雑音を拾いにくく、クリアな音声を発信することができます。
また音声を耳元に届けるので、周囲への音漏れを気にすることなく使用できます。オンライン会議でのマイクとしては、最も一般的となっています。
スピーカーフォン
複数人が同じ部屋に集まり、外部の方を含めたオンライン会議をする場合にはスピーカーとマイクが一緒になったスピーカーフォンがオススメです。
オンライン会議に接続する端末の内蔵スピーカーより大きな音量を出せるほか、室内で喋っている複数人の音声を拾って、相手に届けられるため効率的に会議ができます。
しかしスピーカーフォンの場合、互いの声が反響することによりハウリングしてしまう恐れがあります。スピーカーフォンを用いる場合は、「エコーキャンセラー機能」を搭載している商品を選びましょう。
Web会議などで発生する音声エコーを除去し、エコーや音切れのない快適な会話をするための機能です。
マイクの指向性とは?
指向性とは、マイクが音を拾うことができる方向や範囲のことです。そしてその指向性は、大きく分けて3つに分類できます。
- 全指向性(無指向性)
- 双指向性
- 単一指向性
全指向性のマイクは、360度の全方向から音を拾うことができます。その為会議参加者が、マイクを囲む場合などに用います。
双指向性のマイクは、マイクの正面と真後ろの音を拾いやすいです。その為会議参加者が、相対して座り会議をする場合に用います。
単一指向性のマイクは、1つの方向からしか音を拾いにくいです。その為会議参加者が、自宅などから1人で参加する場合などに用います。
オンライン会議にオススメのマイク単体
ここでは、オンライン会議にオススメのマイク単体の商品を紹介したいと思います。マイク選びには「指向性」がとても大事になってくるので、確認していない方はもう一度上記の見出しをご覧ください。
マイクの場合、あなたの声の通りやすさが強みになります。あなたの声を「相手にしっかり届けたい」という方には、とてもオススメの物となっています。それではオススメの書品を2つ紹介します。
Razer(レイザー)コンデンサーマイク
コンパクトながら、クリアなサウンドを届けられるUSBマイクです。高精度な声の再現が可能です。
内蔵式のショックマウントを備えており、何かにぶつけたり、マイクを倒したりしても振動を吸収し聞き手に伝わるノイズを軽減します。
また単一指向性のマイクとなっており、周囲の音も拾いにくく音質にこだわりたい方に向けた商品となっています。
スタンドは頑丈な作りになっており、あなたの使い方に合わせてマイクの位置を調節できます。USBポートに繋げることで、すぐに使用可能というのも良い点です。
ファイファイン(FIFINE)コンデンサーマイク
この商品の最大の特徴は、2段式のフレキシブルアームです。あなたが話しやすいと思う場所に、マイクを調整することが可能です。
また約259gという重量感があり、底面には滑り止め加工がされており倒れにくい作りとなっています。指向性タイプは、単一指向性タイプとなっています。
そして本体には、ミュートボタンを搭載しているので急な騒音や雑音が発生した場合にはすぐに対応することができます。
オンライン会議にオススメのヘッドセット型
ヘッドセット型は、あなたの耳元に直接音を届けるので「一緒に暮らしている人に配慮したい方」という方や「会議の際に場所を確保したい」という方にはとてもオススメです。
それではヘッドセット型のオススメ商品を2つ紹介していきます。
ロジクール ZONE WIRED(有線)
この商品はノイズキャンセリング機能がついているので、周囲の音を気にすることなく会話することができます。
作りとしては、長時間の使用を想定して作られているため非常に軽量で1日中お使い頂けます。
またリモコンによる操作が可能で、音量の調節やミュート、通話の応答や終了を指先1つで行えます。とても使いやすいので、初めてのオンライン会議という方にもオススメできる商品となっています。
バッファロー BSHSUH12BK(有線)
低価格で初心者にも扱いやすい商品となっています。マイク部分にはウィンドフィルターを搭載しています。ブレスノイズやウィンドウノイズを軽減し、クリアな音声での通話ができます。
接続はUSBを使用しており、USBポートに接続するだけで使用可能な点も嬉しいですね。
ボリュームコントローラーもついており、マイクミュート・スピーカーミュート・音量調節が手元が簡単に操作できます。
オンライン会議にオススメのスピーカーフォン
スピーカーフォンは、複数人集まって会議をする際に向いている商品です。会社で外部の方と繋がって会議をする場合によく使われます。
もちろん指向性の違いで、1人から複数人まで扱えるのであなたにあった商品を探しましょう。
話すときに機器に近づいたり、声を張り上げる必要がないためリラックスした雰囲気で会議できるのも魅力です。それではスピーカーフォンのオススメ商品を2つ紹介します。
アンカー(ANKER) PowerConf
大容量バッテリーを搭載しており、満充電の状態で24時間使用可能のスピーカーフォンです。付属のUSBケーブルを用い有線接続で使用できるほか、Bluetoothに繋いで使用することもできます。
マイクは全指向性になっており、オートゲインコントロールを搭載しているのも魅力。全方向からの声が、距離関係なく最適化されるという機能です。
その他にノイズリダクション機能(雑音を除去)や、残響抑制・エコーキャンセリングにも対応しています。
マイクに入り込む不要な音や、声を聞き取りにくくする残響音を抑制する機能のことです。
アンカー PowerConf S3 A3302011
スマホアプリから操作できるスピーカーフォンです。全指向性マイク6つを360°に搭載しているため、どこからでも音を拾うことができます。またオートゲインコントロール機能も搭載しています。
専用アプリによって、音量調節やバッテリー残量の確認、モードの切り替えを行うことができます。また満充電で最大24時間の連続使用が可能です。
機能として、エコーキャンセリングやノイズリダクション機能も搭載されています。クリアで自然な音声で通話することが可能です。自宅や会社、様々なオンライン会議でご使用いただけます。
マイク選びのおさらい
マイクを選ぶ際はまず、あなたがどういう状況で使いたいのかということを考える必要があります。コロナ禍という状況もあり、ご自宅でオンライン会議を行うという方も多いと思います。
家族がいる場合、「相手との会話を聞かれたくない」や「できるだけ家族に迷惑かけたくない」と思う方もいると思います。そんな時はヘッドセット型にすることをお勧めします。
また家族と過ごしている場合、周囲の音が入ってしまうことがありますよね?音が入るのをできるだけ抑えたい場合には、単一指向性の商品を選ぶ必要があります。
このようにあなたが「どういう状況でどう使いたいのか」ということが大事になってくるので、マイクを選ぶ際は現状を把握し、この記事で紹介したマイク選びのポイントを考慮してから商品を購入しましょう。